今だ豪雪の残る某山脈で、女性を含む三人のパーティが行方知れずと  
なっている・・・そんなニュースが、ラジオを賑わしていた。麓では、雪崩の  
心配があって捜索隊も出す事が出来ないと大騒ぎしているらしい。  
「なんだか、えらい事になってるね」  
吹雪く風音に身を竦めながら、佐藤奈央は呟いた。  
「そうだな」  
と、答えたのは、山下昇。二人は差し向かいになり、暖炉の前でラジオに  
耳を傾けている。すると、  
「この山小屋に、無線があったらなあ・・・」  
窓の外を見やっている高野俊一が、忌々しげに言った。そう、この三人が  
今、ラジオを賑わしているパーティ一行である。彼らは大学の仲間で、山岳  
同好会に所属する二十歳前後の若者たち。春山となめてかかり、軽装でこの  
山に挑んだのはいいが、天候の急変に見舞われ無人の山小屋へ逃れていた。  
「寒くないか?奈央」  
「うん、平気」  
昇が気遣うと、奈央が目を細めて答える。この二人は付き合い始めたばかり  
の恋人同士で、互いの絆を確かめ合おうとしている段階。そのため、見詰め  
合う視線が熱い。すると、  
「妬けるね、まったく」  
ひとり蚊帳の外にある高野が、二人を冷やかしにかかった。奈央とは高校の  
頃から親交を持ち、同じ大学へ進んだ高野だったが、二人は恋仲に発展する  
事も無く、良き友人としての距離を保っている。その内に、奈央は高野を通じて、  
昇と付き合うようになった。三人の概要をまとめると、一組のカップルとそれを  
取り持った仲人の如きもの・・・と言える。  
 
「二、三日はカンヅメになるかもな」  
高野がウイスキーのビンを開け、昇と奈央に手渡した。  
「飲めよ、体が温まる。体力を温存させて、救助を待とう」  
高野に促されると、昇と奈央はウイスキーを一口ずつ飲む。が、その  
動きがぎこちない。  
「間接キスだね・・・昇」  
「う・・うん」  
昇と奈央の二人が見詰めあい、頬を赤らめた。無論、アルコールのせ  
いではない。ぎこちなさは二人の間に今だ純潔を残している事を示して  
いる。そう、二人はまだ互いの体を求め合ってはいなかった。  
「お前らの純情さには呆れるよ」  
高野はにやついて、まずは昇を笑い、続いて奈央の体をねっとりと観察  
する。  
(いい体してるくせにな)  
防寒具に包まれた奈央の素肌を、高野は高校時代から事ある毎に視姦  
してきた。恋仲にこそ発展しなかったが、高野は奈央を蹂躙したいという  
獣欲を今も持ち越している。ただ、その機会に恵まれなかっただけの話だ。  
同じ大学に入ったのも、奈央が目当てであったがため。しかし、思いは  
果たされること無く、友人の昇にさらわれてしまう。そして、友人たちが睦み  
あう姿を見守る善人を気取ってきたのである。  
(俺だったら、奈央とやりまくるけどな)  
目下で見詰め合う二人を、淫靡な思いで見遣る高野。昇がまだ純潔である  
事は、本人から聞かされて知っている。奈央も高校時代は男を作らなかった  
ので、処女に疑いが無い。  
「ねえ、高野君」  
不意に奈央が口を開いた。  
「あ、ああ・・・なに?」  
高野は淫らな妄想を中断し、奈央へ向き直る。根が小心者なので、まだ  
善人を気取るしかないのだ。  
 
「このまま・・・助けが来ない・・・って事はないよね?」  
不安げな表情で奈央が問う。山小屋の外は吹雪き、外界から遮断  
されたこの場所にあっては、彼女の心配もやむを得ないだろう。  
「大丈夫。ラジオでやってるって事は、俺たちが遭難しているのをちゃん  
と知ってるからさ。まあ、吹雪がおさまるまでは無理かもしれないけれど、  
食料も十日分はあるし。救助は必ず来る。心配するな」  
「そうだね」  
高野がもっともらしく言うと、奈央は安堵する。そこへ、  
「大丈夫。俺が守るよ」  
と、昇が奈央の手を握り、励ました。恋人という立場ゆえの言葉だった。  
「うん。ありがとう、昇」  
守るといわれた奈央の瞳は輝き、これ以上ない希望の焔が宿る。それを  
高野は腹立たしげに見ていた。  
(くだらねえ!)  
顔はにこやかだったが、内心では憎悪に近いものが二人へ注がれる。  
(何が守ってやる、だ。俺だったら、奈央を・・・)  
─奈央を・・・どうする?ここで、高野の思考が暗転した。山小屋に閉じ込め  
られた今、当てになるのは救助のみ。もし、その当てが外れたら、自分を  
含む三人はここで果てる事となる。  
『このまま・・・助けが来ない・・・って事はないよね?』  
先ほど奈央から問われた言葉が、高野の脳裏に甦って来た。  
(もし、助けが来なかったら?)  
自分は美しい奈央の素肌を横目に、この世を去る事となる。冗談じゃない!  
高野の神経が昂ぶった。  
 
(このまま死ねるか・・・くそう・・せめて奈央と・・・)  
昇と見詰め合う奈央を、食い入るように高野は見た。そして、  
(やってやる・・・奈央・・・お前の処女は俺が貰ってやる!)  
くくっと鼻を鳴らし、山小屋に夜が来るのを待った。  
 
夜半。吹雪は更に激しさを増していた。山小屋の屋根が軋み、窓が  
がたがたと鳴っている。  
(そろそろ、頃合かな)  
暖炉のそばで眠る昇と奈央を、高野は闇の中から見詰めていた。  
先ほど薦めたウイスキーが効いたのか、二人とも毛布にくるまって  
すやすやと寝息を立てている。  
(こっちへ来い・・・奈央)  
暖炉のそばまで来た高野が、音も無く奈央の手を引いた。毛布を  
はだけさせ、隣で寝ている昇に気づかれないよう、細心の注意を  
払いながらだ。が、その時─  
「!」  
眠っていたはずの奈央の瞳が、ぱちりと開いた。そして、獣欲に満ち  
た高野の顔に怯え、叫びかける。しかし─  
「声を出すな!」  
と、反射的に高野の手が奈央の口を塞いだ。更に高野は静かに奈央  
を抱き寄せ、暖炉のそばから離れていく。  
「ん〜ッ!んんッ!んんんッ!」  
口を塞がれ、体を引きずられていってはたまらないと、奈央がうめく。  
今だ暖炉のそばで寝息をかいている恋人、昇へ救いの手を伸ばすの  
だが、それは高野の言葉で遮断されてしまう。  
「騒ぐと、素っ裸にして外へ放り出すぜ!」  
 
ひっと小さな悲鳴を上げる奈央。昂ぶった高野の表情を見て、それが今まで  
見知っていた友人としての顔ではない事を悟り、身を縮ませる。  
「手をどけるけど、大声を出したら・・・分かってるな」  
山小屋の端まで引きずられていった時、奈央はそう告げられ、頷いた。たとえ、  
声が出せたとしても、吹雪く音で掻き消されてしまうだろう。奈央はそう考え、  
とりあえずは大人しくしようと決めた。今、暴れたらこの男が何をするかと思うと、  
恐ろしくて仕方が無い。  
「やらせてもらうぜ、奈央」  
高野が柔らかな奈央の乳房を、防寒具の上から触れた。  
「んッ!」  
ボリュームのある双丘が嬲られると、奈央がうめく。まだ、恋人にすら触れさせた  
事の無い純情を、友人と思っていた男に奪われ、悔し涙が溢れてくる。  
「くすん・・・や、やめて・・・高野君」  
「誰がやめるか。ああ・・・奈央」  
拒む奈央に構わず、高野は己の欲望のみを果たそうと決め込んだ。暖炉の温も  
りがあるとはいえ、肌寒い山小屋の中で奈央の衣服を次々に剥き、ついには  
生まれたままの姿にまで貶めていく。  
「高野君・・・これ以上は許して!」  
下着を奪われたとき、奈央は高野にまだ理性が残っている事を信じ、哀願した。  
だが、獣と化した高野に慙愧の念は無く、素肌を晒され羞恥のあまり手で顔を  
覆った奈央の両足を広げ、女性のもっとも見られてはいけない場所を、指で掻き  
ひろげてしまう。  
「おお、これが奈央の・・・」  
薄桃に色づいた奈央の秘部は美しく、無垢な少女そのものだった。ひきつれを  
起こすことなくぴたりと整った女唇と、その上に生い茂る若草が麗しい。それを  
見た高野は狂喜した。今から、この秘苑を犯せるのだと思うと、昂ぶらずには  
いられない。  
 
「お前、昇にやらせてないんだな。オマンコ、メチャクチャ綺麗だぜ。オナニー  
も滅多にしないんだろう?」  
奈央の全てをあからさまにして、調子付いた高野が囁いた。薄い女唇を指で  
なぞり、ぴくぴくと身を慄かせる奈央を見て、したり顔をする。  
「ああ・・・いやッ!」  
醜い欲望を自分の身に突きつけられ、奈央は絶望した。高野の指が女唇を  
割って入ろうとしている。そこを侵されれば、次は男根が捻じ込まれてくるだ  
ろう。まだ、恋人にすら捧げていない操が、暴漢の手によって散らされる。  
そう思うと、悔しくてたまらなかった。  
「ぶち込んでやる」  
高野は何時の間にか、男根を奈央の股間へあてがっていた。男の生肉の  
感触が、奈央を怯えさせる。破瓜を迎える瞬間が近い。その時、  
「高野君・・・こんな事して・・・後の事は考えてるの・・・?」  
感情を抑えた声で、奈央は呟いた。すると、  
「う・・・」  
処女宮まで僅か数センチを残した所で、高野の体が凝固する。今の今までは  
獣欲に流され、思うが侭に振舞った。しかし、奈央の言葉が高野を現実へと引き  
戻す。  
「あたしを犯したとして・・・山を降りた後はどうするの?あたし、絶対許さない  
からね。警察に訴えるわ」  
奈央は気丈にもそう言った。涙で顔を濡らしてはいるが、しっかりとした意思が  
読み取れる。その静かな恫喝に、高野の気勢が衰えた。  
 
「出来るもんか。恥をかくだけだぜ」  
「いいえ。あたし、絶対に訴える。もし、どうしても犯したいんだったら、相当な  
覚悟でやればいいわ。犯したら、あたしを殺すといいわ。さっき言ったみたいに、  
素っ裸にして外へ放り出せばいいのよ」  
高野と奈央の間に、張り詰めた空気が流れる。双方、一歩も引かない構えだ。  
「さあ、やりなさいよ!」  
奈央の語気が強まった。すると、高野の表情から急に険が消えていく。  
「・・・・・」  
体こそ奈央に覆い被さったままだが、高野の獣欲はすでに収束していた。頭が  
冷えれば、自分の取った行為が許されざるものだとも悟れる。  
「・・・ごめん」  
高野がうなだれた。過ちを認めたのである。  
「そう思ったらどいて。それと、服を取って」  
今度は奈央が気勢に乗る番だ。素裸に剥かれ危うく操を失いかけたが、最悪の  
結果だけは免れたので、安堵のため息をつく。そして、手早く服を身に着けると、  
「最低!」  
ぴしゃり!と高野の頬を平手打ち。打たれた高野は、じーんと疼く頬を撫でた後、  
「ごめん!俺が悪かった!」  
そう言って、奈央の前へ土下座した。  
 
暖炉のそばでは、昇が今だ寝息を立てている。そこから少し離れた場所で、奈央は  
高野と向かい合っていた。  
「高野君、どうしてあんな事したの?」  
奈央が聞くと、高野はうなだれたまま、  
「もしかして、このまま救助が来なかったら・・・って思ったら・・その・・奈央の事を」  
と、しどろもどろで高野が答える。言葉を偽る様子も無く、正直に、だ。  
 
「ああ、あたしが言った・・・あの」  
助けが来ないかも、という不安を最初に持ったのは、奈央だ。それが、高野  
を情緒不安定にさせ、凶行に走らせたのか・・・と、彼女は理解した。まだ外は  
吹雪いており、万が一という事が無くも無い。  
(確かに、そうなったら・・・)  
山小屋が軋み、奈央の不安を煽った。暖炉そばの恋人は相変わらず眠ってい  
て、逞しいような頼りないような感じに見える。  
(なんだかなあ・・・)  
恋人と高野の双方を見て、奈央は訝った。この場合、高野の取った行動の方が  
間違ってたとはいえ、よっぽど人間らしい。  
「高野君ってさあ・・・あたしの事、好きだったの?」  
うなだれたままの高野を見下ろしつつ、奈央は聞く。すると、高野はこくりと頭を  
振った。顔は上げない。自分の過ちを恥じて、見せられる顔が無い事を分かって  
いるのだ。その殊勝な態度に、奈央は満足そうに鼻を鳴らす。  
「ふ〜ん・・・そうだったんだあ」  
自分を襲いかけたこの男を、奈央は許してやる気持ちになった。元々、知己で  
善人の高野。自分を慕っていると言われても、それほど嫌な気持ちにはならない。  
「ま・・・悪い気はしないわね」  
ふふんと鼻にかける奈央。そして、うなだれる高野の前でそっと膝を折ると、  
「もし・・・もしよ・・・本当に救助が来なかった時のこと考えたら・・・高野君もあたし  
もここで死んじゃうんだよね。そうなったら・・・」  
そう言って情けをかけていく奈央が、ゆっくりと手を差し伸べ、高野の頬を撫でた。  
「奈央・・・」  
淫靡な艶が浮かぶ奈央の美しい顔に見とれる高野。そして、奈央が言葉を繋ぐ。  
「処女はあげられないけど、おしゃぶりなら・・・してあげてもいいわよ」  
 
吹雪が更に強まった中で、奈央は着ているものを脱ぎ捨て、高野の股間  
に顔を埋めていた。横目で寝入っている恋人を盗み見し、物音を立てない  
ように気を使いながら・・・だ。  
「ああ、奈央・・・」  
高野は山小屋の床へ寝そべり、奈央から捧げられている口唇愛撫の快楽  
に酔っていた。奈央の口中は温かく、絡められる舌の動きが悩ましい。  
「下手っぴで、ごめんね。でも、これが精一杯なの・・・」  
上目遣いに高野を見遣り、奈央は微笑んだ。これが今際という訳ではない  
が、女の本能が目覚めかけているらしく、男根を愛しげに咥えては淫らに  
吸茎の音色を奏でていく。  
「好きな所、触っていいよ」  
寝そべる高野とは正対に馬乗りとなった奈央が尻を振った。今、彼女の体は  
高野の手中にある。しかも、触れる事を許されたのだ。彼にしてみれば、冥利  
に尽きると言わねばなるまい。  
「奈央のアソコ・・・綺麗だよ」  
高野の口が、奈央の女へ吸い付いた。ちゅっと生肉を啜るような音が聞こえた  
時、奈央はぴくんと身を震わせる。高野の指が女唇を割り、女肉へと滑り込む  
と、奈央も負けじと男根を貪った。  
「んッ・・・んッ・・・んッ・・・」  
きゅうと唇をすぼめ、奈央が男根を根元まで吸い付けた時、高野の腰は震え  
絶頂を迎えてしまう。そして、大量の精液が奈央の口中を汚していった。  
「奈央!」  
高野が叫んだ時、奈央は頭を上下させ精液を飲んでいた。そして、目を細め  
初めて知る子種の苦味に顔をしかめている。  
(せ、精液ってねばっこいなあ・・・)  
そう思いながらも、奈央は男液をほとんど飲み干し、高野の男を満足させて  
やった。  
 
「精液って苦いんだね。初めて飲んだよ」  
暁が山に迫ってきた頃、奈央は高野に向かって微笑んでいた。吹雪は少し  
収まっている。窓から見える稜線には、陽の光が僅かにではあるが差しても  
いた。天候は回復に向かっているようだ。  
「奈央・・・俺は」  
高野が恐る恐る奈央の手を取った。彼女へ行った暴力への謝罪と、それを  
許してもらった感謝、それに男根に口唇愛撫を捧げてもらった喜びが、ない  
まぜになった複雑な表情で。  
「ふふ、駄目よ。高野君」  
口ではそう言っているが、奈央は別段拒まない。危ない目にもあったが、高野  
の本心が暴けて、満更でもないという雰囲気である。  
「もし、無事に下山できたら・・・」  
高野が呟きかけると、奈央は笑って手を振った。  
「その先は言っちゃ駄目。まずは、お友達からやり直しましょう。縁があれば、  
きっと・・・」  
ちゅっと唇を鳴らし、奈央はウインクをする。そして、舌をぺろりと出して口元を  
歪めた。先ほど、高野に捧げた口唇愛撫を模しているらしい。  
「奈央」  
高野は取った手に力を込める。奈央を抱きしめるチャンスが生まれたのだと、  
望みが溢れて来たのだ。そして、奈央は・・・  
「しばらくは、これだけの関係だけど・・・ね」  
やはり、唇をちゅちゅっと鳴らし、微笑んだのである・・・・・  
 
 
その翌日の新聞に、  
『不明の男女、山小屋で発見』  
という見出しが躍った。それから、更に半年ほど後のある日・・・  
 
昇に奈央。それと高野が通う大学の構内で、一組の男女が睦み合って  
いた。女は男の股間に顔を埋め、淫らな口唇愛撫に夢中となっている。  
「んッ・・・んッ!」  
女は言うまでも無く、奈央。彼女はすっかり慣れた素振りで、男根を  
根元まで咥え込んでいた。  
「気持ちいいよ、奈央」  
そう言ったのは、高野である。彼は男根を咥えてくれている奈央の尻を  
ゆっくりと撫で、夢見心地を味わっていた。結局、日常に戻った三人は  
それぞれが以前と同じ生活を送っている。奈央は昇と恋仲のままだし、  
高野とは良い友人のまま。ただし、時おり恋人の目を盗んでは、こうや  
って高野の男根を貪ることにしている。  
「昇とはうまくいってるの?」  
「うん。でもね、彼って奥手だから・・・いまだにキスもしてないの」  
高野が聞くと、奈央は不満そうに答えた。純情一途の恋人は今もって  
奈央を求めていないらしい。  
「もったいない話だな。まあ、だからこそこうやって奈央と会えるんだけど」  
人目を避けるようにして、奈央と高野は絡み合っていた。構内にある小  
さな木陰の死角を利用し、親密な様を紡いでいる。  
「高野君と昇・・・二人を足して二で割ると、ちょうどいいんだけどな」  
男根を握り締めながら、奈央は笑った。唾液と先走りが混じった雁首には  
奈央が甘噛みした痕が残り、淫らな匂いが香り立っている。長らく口唇  
愛撫を続けた証であった。  
 
「もう、ずいぶん高野君の精液飲んだけど・・・いまだに処女っていう事が  
信じられないわ。我ながら・・・こんなに、おフェラばっかり上手になっちゃ  
って」  
今の奈央は、高野の男根を僅かな時間で絶頂に導けるほど、舌技に長けて  
いる。舐めては吸い、吸ってはしごくという奈央の口唇愛撫にかかれば、如何  
な性豪とはいえ、たちまち腎水を漏らしてしまうだろう。それだけ、奈央は高野  
の男根をしゃぶり続けてきた。また、高野もよく奈央の絶技に耐え、鍛えられて  
いる。  
「奈央・・・今日も、飲んでくれるんだろう?」  
高野が奈央の尻の割れ目を指でなぞる。このような淫らがましい関係にあって  
も、まだここは無垢のまま。それが、高野にはたまらない。  
「うん。たっぷり出してね。全部飲むから」  
ふふ、と笑って、奈央が再び男根へ食いついていく。そして、すぐさま強烈な  
吸茎が始まった。  
「うう!な、奈央!」  
頭の中でイメージ出来ないほど、奈央の舌技は艶かしい。いくらこらえようと  
しても、男根はすぐに雄たけびを上げてしまうのだ。高野はぴくぴくとこめかみ  
をひきつらせ、腰を浮かせてしまうと、  
「で、出るよ!奈央ッ!」  
男根に目いっぱいの力を込め、強烈な射精を開始した。奈央はそれを待ちかねた  
ようにうっとりと目を細め、放出された男液を飲み干していきながら、思う。  
(美味しい!ああ、精液最高!そして、二人の男を手玉に取るのも・・・)  
舌に感じる苦味を甘露のように味わい、歓喜する奈央の目に淫靡な輝きが浮かぶ。  
そして、叶うのであれば、この関係がいつまでも続くようにと、願わずにはいられない  
奈央であった・・・・  
 
おしまい  
 

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