「いってきまーす」
もちろん返事はない。私は独り暮らしだから当たり前のこと。
いつもの朝の風景。マンションの前でいつも掃除をしてる管理人さんも、私が出勤する時間も、
そして…私の下着の中で、小さなローターが振動していることも。
最初の数分、公園にさしかかるあたりまでは、ちょっとした異物感とくすぐったさを感じる程度。
でもちょうどこのくらいが、小さな子供達が学校に登校してる時間。
それを見ると、なぜかいつも頭に思い浮かんでしまう。
まだ何も知らないような、小学校低学年くらいの子の前で、ゆっくりとスカートを捲り上げる私。
子供達は下着の中に小さな手を潜り込ませて、ローターを取り出そうとする。
いくつもの小さな手で、私のアソコをまさぐって…
別に私はショタコンでも何でもないはずなのだけど、この想像でスイッチが入ってしまう。
そうなってしまうと、ここからは…町中の人全てに視姦されることになる。
いつもみんなで何か話してるおばさん集団。私の荒い息に気付いているのかもしれない。
犬の散歩をしてるお兄さん。短めの私のスカートの奥を、想像してくれてるかしら?
ジョギングですれ違う女の子。「露出狂がいる」なんて友達とメールしてたりするのかも。
見る人見る人全てが、私の服を透視しているような気持ちになる。
固くなってくる乳首。汗ばむ太もも。下着の中で動く小さな物体。
そして汗ではないもので、どんどんと広がっていく下着のシミ…
そんな想像をしながら駅に着く頃には、すっかり下着はグショグショになってしまっている。
階段にさしかかると、中学生くらいの子が後ろにいるのがわかった。
(うふふ…特別サービス、ね)
私は階段を上りながら、スカートを押さえていた手を前に回す。
短いスカートなので、駅の急な階段なら間違いなく見えるだろう。
愛液で濡れた下着が、そして透けた下着を通して小さなローターが…
そこまで考えたとたん、背筋をゾクゾクと快感が走る。ヤバい、これ以上は我慢できなくなる。
腰砕けになりながらも階段を駆け上がり、電車に飛び乗る。
仕事場の最寄り駅までは、ほんの10分ほど。しかしこの満員電車が強烈なのだ。
みんな音楽やラジオを聞いてるから、ローターの音が聞こえることはないけれど
火照りきった身体を、人の身体に、鉄棒に押しつけられる。今日もいつも通りの混み具合だ。
(そこのお姉さん、腕が私の胸に当たってる…う、動かさないでぇ…)
(んんっ!お、お尻のあたりで誰かのバッグが動いて…ストラップみたいなのが…)
(やだ…アソコから…垂れて来ちゃった…)
そろそろもうヤバい、って頃にちょうど駅について、トイレに駆け込んでイクまでしちゃう。
それが私のいつもの出勤風景。今日もいつも通り…そう思った瞬間だった。
降りる駅の直前で電車がガタン、と止まって車内放送が流れる。
「只今線路内に人が立ち入ったため…」
ざわざわと囁き声が聞こえる車内…でも、一番状況がヤバいのは多分私だ。
お姉さんの腕は止まるどころか、心なしか乳首のあたりに集中して動いてる気がするし
携帯を取りだしてるんだかなんだか、後ろではバックをゴソゴソする動きが激しくなる。
下着の中ではローターが大暴れ、垂れ落ちる愛液が太ももを伝って、さらにゾクゾクした快感を追加する。
ハンカチを口に当てて耐えるけど、かなり限界に近い。
このままでは、電車の中で声を上げてイッてしまう。
さすがにそこまでド変態ぶりを周囲にアピールしたくはない…と私の理性が叫んでいた。
しかし、理性とは裏腹に身体はどんどん溶けていく。
「お待たせいたしました、運転を再開いたします。大変ご迷惑を…」
まさに天の声に聞こえた。これで救われる、そう思った瞬間。
急発進した勢いで、私の身体は大きく揺れ…すでに限界だったアソコが鉄の棒にぐりっと押しつけられてしまった。
「んんんふんぁぁああああああっ…」
それから数分間は記憶が曖昧だけど、何とか着替えて、出勤したのは覚えている。
それにしても今朝のは強烈だったな…だいぶ大声上げちゃったみたいだし、床にもかなり垂れてたから
結構バレちゃった人いるんだろうな。明日から乗る電車変えないと。
(バレちゃった…あんなに人が沢山いるところで、声上げてイッちゃった…)
そんな事を考えた瞬間、ぞくっとスイッチが入りかける。
(ダメダメ、今は仕事中だから、また今度…ね?)
自分に言い聞かせ、にっこりと笑顔を作って振り向いた。
「4階、婦人服売り場でございます」