((ヴヴヴヴヴ…))  
「…んっ…あ…ぁあん」  
 
((ヴヴヴヴィーン))  
「…っやぁ…ん……」  
 
真昼間から私は何をやっているんだろう。  
シングルベッドからだらしなく脚をブラリと降ろし、シーツをぎゅっと掴んでいる。  
額には大粒の汗が流れ、脚の付け根からは大量の蜜が溢れシーツを汚していた。  
 
「宅配便でーす!」  
「えっ!?、あっ、い今行きまー…っひゃあぁぁ!?」  
立ち上がろうとした瞬間よろけてしまい、ピンク色のそれがのめり込む形になった。  
躯には電流が走り、思わぬ快感に気を失いそうになる。  
しかし、返事をしてしまったからには出なくては行けない。  
震え続ける玩具を上手く取り出せず、お気に入りのワンピースを身につけ階段を降りる。  
 
((ヴヴヴヴヴ…))  
快感と緊張で頭がおかしくなりそうだったけれど、出来る限りの笑顔で挨拶した。  
「はーい、ご苦労様です…ンッ」  
「?、はい毎度ありがとうございます!」  
…爽やかな笑顔で返され、自分の取り繕った笑顔が恥ずかしくなった。  
サインをし荷物を受け取ると、配達のおじさんは笑顔で「毎度ー!」と言って帰って行った。  
 
力が抜けてへなへなと座り込み、そのまま小さな小包の差出人を確認する。  
山田ユウイチ。私に玩具をくれた彼からだった。  
 
 
((ヴヴヴヴヴ…))  
 
 
おわり  
 

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