「こら〜。こんな所で眠ってしまうと風邪ひくぞ〜」
突然、息苦しくなって目を覚ます。目の前には、僕の鼻を摘まんだアイリスの顔がある。
「ん? え? あ…えっと……?…」
「寝ぼけてるな、まったく……風呂沸いてるから入りなよ」
状況がいまいち飲み込めてない僕を見て、アイリスが呆れ顔で言う。
そうか、夕食を食べてから、そのまま眠ってしまってたのか…。ま、明日も早いし、風呂入って寝ると
するか……。
「あ、ああ。そうするわ」
僕はアイリスに返事をして体を起こし、軽く伸びをしながら風呂場へと歩き出した。
「ふう…。気持ちいい……」
シャワーを浴びながら、思わず独り言をつぶやく。
少しぬるめのお湯が、僕の寝ぼけた頭を目覚めさせていくような気がした。
『お〜い、バスタオル置いとくからな〜』
「ん? ああ、ありがと」
扉の向こう側でアイリスの声がする。僕は頭を洗いながら返事をした。と、カラカラと扉が開いた音がして、
「さて、そういう訳で体洗いに来てやったぞ」
「い、いいっ!?」
さっきよりもはっきりしたアイリスの声が風呂場に響く。
…ちょっと待て。何がそういう訳なんだ?
混乱しきった僕は、思わず叫び声をあげながら、頭を洗い流そうとシャワーを手に取った。
だが、アイリスは僕の疑問に答えようともせず、それどころか、そっと僕からシャワーをとりあげていた。
「たまにはいいだろ。あまり細かいこと気にするな」
アイリスのあっけらかんとした声と同時に、背中に伝わる感触。
どうやら、彼女の手のようで、背中全体を優しく撫で回してくれているみたい…。
「ああ……、気持ちいい…」
「そうか、それはよかった。じゃあ、これならどうだ?」
そのあまりの心地良さに、思わず声が漏れる。すると、アイリスの機嫌の良さそうな声が聞こえた。
かと思うと、胸を擦る感触と同時に、背中に柔らかいものが当たる感触が伝わる。
「ちょ、ちょっとアイリス!? ……あうっ」
「どうした? 体を洗ってるだけなのに、何でそんな声をあげる? もしかして、感じてるのか?」
突然のことに驚き、声をあげてしまう。それだけでは留まらず、乳首からツンツンと刺激を感じ、吐息
がこぼれる。
その吐息を、アイリスが見逃すはずもなく、悪戯っ娘の口調で囁きかけてきた。
「か…感じるもなにも…はあっ」
「くふふっ…ここがダメなのか? それとも…こっちがダメなのかな…?」
背中から感じる、柔らかい感触が上下に動きはじめたかと思うと、アイリスがつぶやく。
同時に片方の乳首を摘ままれ、さらにモノからも軽く握られた感触が伝わる。
シャンプーの泡で目を開けることが出来ない僕は、ただただその刺激に体を震わせるしかなかった。
「あう…はう……」
「あのさ……。それじゃ分からないよ。ちゃんと声を出してくれないと…ね」
体のあちこちから感じる刺激に声を漏らす僕の耳元で、追い討ちをかけるようにアイリスがささやく。
……毎度のことですが、口調が変わっています。何故なのでしょうか?
そんなことを考える、最後の理性を弾き飛ばすような刺激が、菊門から全身に駆け巡る。
「アイ…リス!」
「なあに? やっぱりココが一番良かったの? そうならそうと言ってくれれば、真っ先に相手してあ
げたのに♪」
思わず叫び声をあげてしまう僕に、アイリスが心底嬉しそうな声をあげる。
同時に、菊門の中に何かが入り込んでくる感触。
僕は身をよじろうとして………出来なかった。背後から、がっしりと捕まえられていたから。
「うわあ。こっちもすっかり元気になってきたね。…んっ……ふふっ…」
「あっ! はあっ!」
アイリスがそんなことを言ったかと思うと、モノを握られる力が増し、動きが激しくなってきた。
僕が出来ることと言えば、下腹部から伝わる刺激に合わせ、悲鳴をあげることだけだった。
「えっと……もっとちゃんと磨かないと、ね」
「はあうっ!」
「うふふっ。いい声♪ もっと、もっと聞かせてね♪」
「…あうっ…くううっ……」
モノの先端部分を指でなぞられ、叫び声が漏れ出す。
僕のその声を聞いて嬉しそうにつぶやきながら、親指で先端部分を、人差し指で裏側の筋を擦りはじめる。
さらに菊門から伝わる刺激と相成り、僕は悲鳴にならない悲鳴をあげ続けていた。
「はあ…はあ…あ……ああっ…」
意識がぼうっとしてきて、口からは喘ぎ声が漏れ続ける。
今は、モノと菊門から伝わる刺激を受けることしか考えられなかった。
もし、背後からアイリスが支えていなければ、そのまま床に崩れ落ちていただろう。
「クスクスッ……。おとなしくなっちゃってホント、かっわいいっ。………こっちは元気一杯だけれどねっ♪」
そんな僕を見て、アイリスは楽しそうな声をあげ、上機嫌でモノをしごき続けている。
もはや頭の中は真っ白で、快感に身を委ねることしか考えられなかった。…もう……もう…ダメ…だ
………。が、
「…っと、はい、おしまいっ」
「へえ!?」
アイリスがそう言ったかと思うと突然、モノと菊門から急激に刺激が遠ざかる。
思わず間抜けな声をあげ、後ろを振り向く。…なんで……なんで止めちゃうの……?
「わぷっ」
振り向いた僕の頭に、突然シャワーのお湯が降り注ぐ。不意を突かれた僕は、再び間抜けな声をあげていた。
「なあに勘違いしてるのかなあ? い・ま・は、体を洗いに来たって言ったでしょ♪」
シャンプーを洗い流さんと、僕の頭を撫でながらアイリスが言う。そんな…そんな体の洗い方って……。
「あははっ、情けない顔してる〜。まるでお預けしてる犬みたい〜♪」
視界が蘇った僕の目に飛び込んできたのは、シャワーを持ったまま笑い転げるアイリスの姿だった。
「ア…アイリス〜…」
「ほらほら、怒ったって仕方ないでしょ。こっちもおとなしくしなさいな♪」
「おとなしくしろって……は……あうっ!」
少しだけ理性が戻った僕は、ゆっくりと彼女の名を呼びながら立ち上がる。
だが、アイリスはまるで意に返さず、そそり立ったモノにシャワーのお湯をあてながら微笑んでいる。
呆れた声を出そうとした僕の不意を突いて、彼女の尻尾が僕のモノに巻きつき、軽く締め上げてきた。
それだけで簡単に腰の力が抜け、再び床にへたりこんでしまう。
「さあって……と。これで体も綺麗になったし、これからはお楽しみの時間、ね♪ …ん……んっ…」
シャワーを止めたかと思うと、今度は真正面から僕に抱きつき、くちびるを奪ってきた。
覚悟を決めた僕は、アイリスをぎゅっと抱きしめ、侵入してくる彼女の舌に自らの舌を絡ませていた――
「んん…んっ…ふう…んっ……」
「ふ…んぐ……ん…ふん……っ……」
アイリスは片手を僕の後頭部に回し、残った手で僕のわきの下をそうっとくすぐってくる。
当然、舌の動きはそのままだ。さらに密着したことによって感じる、豊かな胸の感触。
僕は立て続けに感じる、甘い刺激に耐えることができずに、アイリスを抱きしめる腕から力が抜けてしまう。
いつしか舌の動きもとまり、アイリスのなすがままになっていた。
やっぱり…彼女……悪魔だよ…。
頭のどこかでそう思いながら、僕はただ鼻息だけを荒くさせることしかできなかった。
「ふふっ…すっかりおとなしくなっちゃったね……かっわいい…」
ゆっくりと舌を僕の口から抜き、両手で僕の頬を押さえながら、力が抜けている僕をじっと見据える。
虚ろな目でアイリスを見つめ返す僕。いや、果たして「見て」いたのかどうか……。
「ん? こっちは元気だね? それとも元気が全部、ここに集まっちゃったのかな?」
「あう…うっ……」
尻尾で僕のモノをなぞりあげ、戦闘態勢に入っているのを確認したアイリスは、小首を傾げながら問い掛ける。
僕は、モノから感じる優しい刺激に下半身をビクンと震わせ、喘ぐことしかできなかった。
「……んっんっ……。くすっ…ホントかっわいい……。さ、そこに座って」
「う…ん……」
そんな僕を見て、にっこりと笑みを浮かべながら、まるで小鳥がエサをついばむように、
チュッチュッと軽く2、3回くちづけをしてきたアイリスは、僕に湯船のへりに座るように促してくる。
僕はおぼろげな意識の中、ポツリと返事をしながら、操り人形のように彼女の言葉に従って、湯船に腰掛けた。
「さあって……と。両足は開いてね〜♪」
湯船に腰掛けた僕の膝を抱えたアイリスは、まるで小さい子供に語りかけるように、
楽しそうにささやきながら、ゆっくりと僕の両足を広げる。
僕は抵抗するでもなく、ただ彼女のなすがままになっていた。
「…そうそう、素直が一番。ん…しょっと……」
「く……うっ。ア…アイ…リ…ス……」
そんな僕を見て、アイリスは嬉しそうに微笑みながら、足の間に体を潜り込ませてきた。
モノにアイリスの吐息がかかり、その心地良さに思わず震えた声が漏れる。
「くすっ……。声だけじゃなく、こっちも震えてるよ♪」
「あう…っ…は…ああっ…」
当然、そんな僕を見逃すアイリスではなく、楽しそうにモノをちょんちょんと突っつきながら、上目遣
いに見つめてくる。
僕は膝がガクガク震え、上半身を仰け反らせながら、遠い目でつぶやいていた。
「ふふっ……。これなら…どう?」
虚ろな目でアイリスを見つめる僕を、満足そうに見返しながら、アイリスは自らの豊かな胸で、僕のモ
ノを挟み込んだ。
「! ア…イ……リス…く…ううっ…」
「あらあら。随分可愛い声で鳴いてくれるのね、……んっ…」
突然、モノを包み込むような柔らかい刺激に、叫び声をあげてしまう。
一方のアイリスは、満足そうな笑みを浮かべたまま、僕のへそに舌を伸ばす。
それがまた、くすぐったいような、心地良いような微妙な刺激で、僕は思わず身悶えしていた。
「あははっ……かっわいい…ホントに可愛いよ……ご主人サマ…んっ…んんっ……」
一旦舌を離し、僕に向かってささやいたかと思うと再び舌をへそに這わせ、ゆっくりと体を上下に動かし始めた。
僕は、モノとへそから感じる刺激に、無意識のうちに体をビクビク震わせていた。
「うん……はあ…っ……」
「あっ…あああっ…はあっ……はあ………」
アイリスは、モノを挟み込んだままの自らの胸を荒々しく揉みしだき、喘ぎ声をあげる。
同時に、胸の間に埋もれている僕のモノが激しく揺れ動き、痺れるような快感を全身に送り出していた。
あまりの心地良さに、僕の目の前でチカチカと火花が飛んでいる錯覚を覚える。
「……!」
「きゃっ、びっくりした」
アイリスが舌を伸ばして、僕のモノの先端をチロリと舐めまわす。
思わず腰を突き出してしまい、アイリスが驚いた顔をする。
「……でも…ご主人サマ、これが弱いんだ…初めて知った♪ うふふ……」
「あっ! ぐ…ううっ…!」
だが、彼女のそんな表情も一瞬のことで、すぐに悪戯っ娘の目に戻ってモノの先端をチロチロ舐めまわし始めた。
叫び声をあげながら、思わず前のめりになり、アイリスの頭に手を添えてしまう。が、
「………?? でも、随分長持ちするね。…もしかしてご主人サマ…これ、あまりよくないかな?」
急にぱっと両手を離しながら、アイリスがポツリとつぶやく。小首を傾げたその顔は、心なしか寂しそうだ。
僕は首を思い切りブルブル震わせながら、そんなことないと必死にアピールする。
「そう…ありがとう……嬉しいな。でも…その前に…ん……んんっ…」
「あぐうっ…!」
にっこりと微笑んだかと思うと、アイリスは僕のモノを根元まで咥え込みながら、ゆっくりと頭を動かし始める。
胸とはまた違う、温かくて柔らかい刺激に、僕は声を詰まらせながら思わず腰が引けてしまう。
しかし、アイリスはそんな僕の動きを、まるで読んでいたかのように、すでに僕の腰に手を回していた。
思わず僕は下を向いた。そこには、『逃げちゃダメだよ?』と言わんばかりの表情で、
ぞっとするような笑みを浮かべながら、僕を見上げるアイリスの笑顔があった。
「ね…ご主人サマ……このまま…私の胸……揉んで…」
「う…うん……」
モノから口を離し、代わりに軽く胸で挟んだアイリスが、僕に向かって微笑む。
僕はまるで、その視線に操られているかのように、かすれる声で返事をしながら、アイリスの胸を鷲掴みにした。
「あ…あんっ!」
アイリスが悶えながら、僕の手をぎゅっと握り締める。
「あんっ…イイ……イイよ…。気持ち……イイ…はあ…っ…。……あっ…」
僕が夢中になって、アイリスの胸を揉み続けると、彼女の口から次々と甘い声が聞こえてくる。
その声を聞きたくて、また、彼女の胸の動きと連動して伝わるモノからの刺激を味わいたくて、
ひたすらアイリスの胸を揉みしだいていた。
「くうっ……アイリス………アイリ…スゥ……」
上半身を前のめりにさせながら、うわ言のように呟く。あまりの心地良さに涙がこぼれていた。
それでも、手の動きは止まらなかった。いや、正確には止めることは出来なかった、のだが。
「くすっ…かっわいい……んっ…んんっ…。何も…我慢することなんてないのよ……あんっ」
僕の頭をぽんぽんと優しく撫でながら、アイリスが喘ぎ声とともにささやきかけてくる。
彼女のその声を耳にしたとき、モノがビクンと震え、とめどもない快感が溢れ始めてきた。
「イッちゃう…イッちゃうよ……アイリス……」
「キテ…お願い……ご主人サマ………私の胸で…イッちゃってえっ!」
「ああっ…イッちゃう……イッちゃううっ!」
再びうわ言をつぶやく僕に向かって、アイリスが甘えた声で叫ぶ。
その声に、何ともいえない安堵感を覚えた僕は、叫び声をあげながら彼女の顔に向けて精を放っていた――
「んっ……んっ…気持ち…よかった?」
「あ…ああ…。最高だよ……アイリス……」
軽くモノをしごきながら、僕にささやきかけるアイリス。僕は、絶頂の余韻に声を震わせながら答えていた。
「そう……それはよかった……んっ……」
ゆっくりと体を起こすと、満足そうな笑みを浮かべながら、顔に飛び散った僕の精を手で拭うアイリス
の顔があった。
「あ……ご、ゴメ……」
「いいよ…気にしないで……。ご主人サマのモノだから……んんっ…」
僕は慌てて彼女の顔を拭おうとしたが、アイリスは笑顔を浮かべたまま、精にまみれた指を自らの口に含んだ。
指を咥えたアイリスの、その艶やかな表情に思わず僕は、心臓がドキンと大きく鳴り響いた。……が、
「…………薄い」
アイリスがポツリとひとこと。別の意味で心臓がドキンと大きく鳴り響いた。
「……それに、久々の割には量も少なかった、な。まるで2回目のような……」
冷静な声でアイリスが指摘する。身の危険を感じた僕は、ゆっくりと風呂から退避しようとする。
「こら。白状しろ」
ところが、そんな僕を見逃すようなアイリスではなく、僕のモノを尻尾で握り締めながら言った。
その声は相変わらず冷静そのものだ。かえってそれが怖い。
「それが…その……ゴメンなさい! 昼間、同僚に誘われて風俗店に行ってました!!」
下手な言い訳は逆効果と悟った僕は、素直に答えた。
「ふうん。最近私とは、とんと御無沙汰だってのに、そういう場所には足を運ぶんだ……」
「…いえ……あの…その…えっと……あうっ」
あくまで冷静につぶやくアイリスに、何と答えていいのかしどろもどろになるが、
突然モノをキュッと強く締めあげられ悲鳴をあげる。
「……ええっと…。…もしかして、妬いてます………か?」
思わず丁寧語で質問をしてしまい、その直後、しまったと思う。…何だかこの質問、火に油、だよな。
「そうさな……妬いてない、と言えば嘘になる、な」
しかし、アイリスは顔色ひとつ変えずにそう答えた。やはり冷静な声で。
……お願い、何か感情を見せて。…って、妬いてる!? そ、それってまさか…?
「何か勘違いしているな。私は別にオマエの妻でも恋人でもない。だからオマエが誰とどんな関係に
なっても構わないさ。
だがな、他の者を相手にする余裕があるのなら、私の相手をしてくれてもいいのではないか?」
「あ…う……」
一瞬浮かんだ感情が顔に表れたのか、はたまた心を読んだのか、アイリスは言った。
何だか…悪魔の羽と尻尾が生えてきたみたい……って、本当に生えてるし!
「はうぐっ!?」
アイリスは、尻尾からモノを解放したかと思うと、僕の腰に自らの足を絡ませながら抱きついてきた。
さらに逃げ出せないようにか、羽を僕の腰に回してがっしりと固定している。
その姿勢はまるでモノの上にあぐらをかいているようだった。…って、モノが痛いのですが。
「最初は、あれで終わらせようかと思ったけれど、すっかり気が変わったわ。
……今夜は私が満足するまで、付き合ってもらうわよ?」
「ひゃ…あ……」
ゆっくりと腰を動かしながら、アイリスが久々に感情を込めて言った。
悲しいかな、僕のモノはその刺激に抗えずに大きく反応している。
「くすっ…こっちは準備万端みたいね。よろしくね、小さいけれど大きいご主人サマ…うふふっ」
「あう…ゆ…許して……」
再び起き上がったモノの先端を、右手で優しく撫で回しながら満足そうに微笑むアイリス。
僕は再び襲いかかる快感に震えながら、涙声で彼女に懇願した。
「反省してる?」
「は…はい。反省してます…」
じっと僕の顔を見据えながら問い掛けてくるアイリスに、僕はどうにか答えた。
……正確には反省ではなく、後悔、だけれども。
「そうっか…。じゃ、今夜は一回だけで許してあげる♪ ……ん…んんんっ………」
僕の答えに満足そうに頷いたアイリスは、そう答えながら優しくくちづけをしてきた。
くちびるを離しながら、顔を真っ赤に染め上げながら、アイリスは僕に向かってつぶやいた。
「お願い…これからは……毎日…シテ……」
これまでに見せたことがない、儚げな表情にドキリとした僕は、
返事の代わりに、アイリスを思い切り抱きしめながら、そのくちびるを奪っていた――