池田は、藤堂の体が自分の指から逃れようとTシャツの中で身を捩り、筋肉を収縮させ、  
揺れまわり、小鳥のように震えるのを感じていた。藤堂がどれほど力を込め、無理な姿勢を  
自らに強いたところで精々1センチ程度逃げることにしかならず、池田は弱点をぴったり  
追いかけて責め続けるのになんの苦もない。  
藤堂の体は火照って全身真っ赤になっている。心臓がどくどくと凄い早さで跳ねるのを  
指先で感じられるほどだった。流れる汗で素肌がよく滑る。  
池田は、競走馬のようにすらりと引き締まった藤堂の震える太腿から左手を離し、これも  
Tシャツの裾に潜り込ませた。そして弱点を、ちょん、ちょん、とん、と、人差し指、薬指、中指を  
順繰りに使って、面白がるように、おもちゃをいじるように突きだす。  
「はふっ!……んうぅ」  
藤堂の腹筋がびくびくと縮まる動きが池田の指にはっきり伝わってきた。心を直接くすぐられている  
ようなくすぐったさが藤堂を襲う。助けを乞いたい衝動と懸命に戦う。  
自分をもっと激しくくすぐったがらせるため、ただそれだけのために池田の指が服の中で這い回る  
感触。今はその指先を目で追うことさえできず、次にどんな刺激が来るか全く判らない。全ての  
動きが不意打ちとなってもどかしすぎる刺激を脳天に送り込んでくる。体はすでに池田の  
指の奴隷になってしまったように従順に、彼女の意のままにぐねぐねと悶えるのだった。  
クラスメートの、数えるほどしか言葉を交わした事もない、同性の子に、敏感なところを延々と  
嬲られ、のたうち回る。この異常な状況に対し、藤堂が今まで蓄積してきた技術や知識は何の  
役にも立たなかった。何も知らない、くすぐりにとても弱いだけの子供も同然であった。  
体はすでに自分の意志を離れてしまっている。自分にはもう心だけしか残されていない。  
しかし、その心すらもうくすぐったさで訳が分からなかった。  
 
「っ」  
食いしばった歯の隙間から涎が溢れ、顎を一滴滑り落ちる生暖かい感触。それを拭き取る事も  
できないのは耐え難い屈辱感だったが、もはや涎が垂れる感触さえもくすぐったく感じられるほど、  
体はくすぐりに弱っていた。  
池田はそれでもまだ苦しめ足りない。心まで完全に落とさないと勝ったことにならない。  
藤堂は、自分の弱点に集まってつまむような責めを延々続けていた10本の指が、不意に  
ぞわっと蜘蛛の足のように広がったのを感じ、心が崩れそうなくすぐったさを感じた。体でただ  
1カ所だけ自由に動かせる部位である首を、がくんと後ろにのけぞらす。  
藤堂は、自分の目の前に座る池田の、自分の服の中に消えた両手が、今まさに自分に  
最大の苦しみを加えようとしているのを知った。  
池田の中指・薬指・小指が爪を立てて背中側を責め、親指が体の前面をぐりぐりと苛み、  
人差し指が弱点をかりかりと引っ掻いて虐めはじめた。  
「……あ……か……っ!」  
口を限界まで開け、悲鳴を押さえながら酸素を吸い込む。体の動かせる場所を全部動かして、  
少しでもくすぐったさを弱めようと狂いもがく。しかし池田が指をほんの少し動かしただけでその  
必死の努力は泡と消え、信じられないほどのくすぐったさに翻弄されるのだった。  
「は……はぁ! はぁ!……く、くぅぅぅぅ……」  
だが藤堂は、泣き叫び、笑い声をあげ、許しを乞う事だけは、ぎりぎりの限界で耐え続けた。  
もしくすぐる池田の指があと一本でも多かったとしたら、絶対に、一秒も笑いを堪えられなかった  
だろう。それほど限界は迫っていた。  
 
池田は藤堂の激しい、いかにも辛そうな、苦しそうな息を聞きながら考えるのだった。  
(まだ声、我慢してる……)  
藤堂さんはもっともっと、もっと狂わせなくちゃいけないのに。  
どんなに泣き叫び、暴れもがいても絶対にやめてあげない、そのくらいでないとだめなのに。  
なのにまだ彼女は我慢してて、私にはこれ以上くすぐったい責めは思いつかない。  
どうしよう。  
(もうくすぐりは諦めて電気あんまに移ろうかな……)  
そう思った時、閃いた。  
藤堂さんを私の手足でこの世の地獄に突き落とす方法。  
そっか、くすぐりは諦めなくていいんだよね。  
藤堂が両目をぎゅううと閉じて、体の両側を襲う池田の責めに精神力を集中させ、びくんびくんと  
震えながらも必死に耐えていると、突然、体に第三の刺激が走った。  
最初に感じたのは激しい混乱であった。何が起こったのか彼女には判らなかった。  
彼女が目を開けて自分の身に何が起きているかを確認した時、その同じ瞬間、強烈すぎる二度目の  
刺激が、体で最も人に刺激されたくない場所に走って、全身を駆け抜けた。  
藤堂は、眼前の光景を見て、これから自分の身に加えられるだろう拷問を想像すると、がくがく震えだした。  
彼女は池田の右足の親指が自分の秘所を、上から下へ、すっと優しくなぞったのを見たのだ。手では  
弱いところを相変わらずくすぐったままで。  
そして、藤堂の見ている前で、池田の足がまたすうっと、ゆっくり、持ち上がった。彼女を限界に  
突き落とすために。その間にも体の両側では池田の指から激しい、形容しがたい、もどかしい、  
悪魔のような刺激が送られてくる。  
 
「あ……」  
恐怖のために思わず声を漏らした。  
それに構わず池田は足の裏で藤堂の秘所を覆い、くにくにと揉み始めた。  
背筋がぞくぞくとするような快感。藤堂の手足をいましめるロープが激しく軋む。  
藤堂は、池田の足から加えられる刺激を何とか耐えようとして、ぱっくり広げられた脚の間のそこに  
全身で注意を集中した。ぎゅっと両脚に力を込め、刺激を我慢しようと構える。  
その途端。両脇の弱点をコチョコチョと探り回す池田の指先が、急に耐えられないものになった。  
「くあはははっふ……くぅぅっふふぅ!!」  
思わずなりふり構わず笑い出してしまうほどのくすぐったさ。当然である。今までは両脇からの刺激を  
耐えることだけに全意識を集中して、それでやっと声を抑えていたのだ。  
少しでも注意をよそに逸らしてしまっては、我慢などできるわけがない。  
慌てて、再び全意識を両脇に戻す。そうするしかなかった。  
「はあぁっく、くぅ……!」  
すると今度は藤堂の股間をふにふにといじる池田の足を、完全に無防備な心で受けねばならなかった。  
くすぐったさが入り交じった快感。池田の足裏は大きく柔らかく、怜のものとも違っている。藤堂が背中を  
ぐいっとのけぞらせた。両脇のくすぐったさを耐えるのがやっとで、こみあげてくる快感まで同時に抑えることは  
できない。このまま両脇に意識を向けていては絶対に駄目だ。そうすればすぐにもだらしなくオルガスム  
まで追い込まれてしまうだろう。それほどすでに体も心も追い詰められていたのである。  
だからまた股間に注意を向け直し、じっと残酷な快感を耐えようとしなければならなかった。  
「く、……く、くぅあふふ……あはっ、あはははは! あっははは……あああっははははは!!」  
その途端にどうしようもないくすぐったさが両脇を襲ってくる。藤堂の全身ががたがたと振動する。  
池田の両手は、注意をすべて股間のために逸らされフリーになった彼女の両脇をフル回転でくすぐり  
続けた。爆発的なくすぐったさであった。  
 
我慢できるものではなかった。呼吸が出来なくて死にそうになる苦しみだ。  
本能的な反射で、くすぐりを耐えるのに心を集中してしまう。  
「あくう!」  
その途端、藤堂の全身がびんと痙攣する。肉体的にも精神的にもがら空きになった股間への責めが、  
藤堂を快感で貫く。口からは抑えきれない涎がだらだらと零れはじめた。首をがくんと左に倒す。  
まさに快楽地獄の責め苦だった。池田はこの責めをどこまでも続けるつもりである。  
万事休すであった。。強制的に、意識を股間と両脇の間で、疲れ果てるまで何度も何度も往復させられた。  
「ふぅ……はぅ、ふぅぅぅぅぅぅ……くっ!?んあははは……ひいっはあははああ!」  
両脇。股間。両脇。股間。両脇。股間。その二カ所が順番に全身を支配し、藤堂をおかしくする。  
それを繰り返すうちに心は段々と衰弱してくるのだった。あまりに執拗な責めに、ついに、池田の手と足、  
そのどちらか一方の刺激さえ耐えることができないほどに精神力を使い果たしてしまった。最早意志の  
力では、両脇と股間、どちらからの刺激も、押さえつけて我慢することができない。今までは、股間か、  
両脇、我慢できない刺激が送られてくるのはそのどちらかだけだったが、これからは両方だ。  
もう終わりである。ゲームオーバー。  
だが池田はゲームをやめてあげる気など毛頭ない。むしろ池田のゲームはここから始まるのだ。  
体力と防御力がゼロになり、心の鎧と盾をすべて破壊された藤堂を、池田は許さない。  
「あ……あぐ! ぐ!くふ……くは! あくっききききははは、あははぁあはは!! や、やめ……ぐぅぅ!  
うんんん……んんんんん!!あくぅっ!あふっ……あふぅぅははぁぁっ……!」  
繋がれ、一杯に広げられた両手と両脚。無防備な体を今まで支えていたのは、人並み外れた精神力、  
ただそれだけだった。それがなくなった今、池田はやっと何物にも邪魔されず藤堂の体をここぞとばかりに  
いたぶることができる。両脚の間の熱くなり始めた場所。刺激されすぎておかしくなり、どこをどう触られても  
くすぐったいようになってしまった腋の下や脇腹。全部、徹底的に責めてあげられる。  
 
「くううううううぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!あは! はあっ!ひはっはははっ! ぐ!!あは……あはははははは!  
あくぁっははははっは……はぁ!!!待ってよ……ああくふうぅぅっぅぅぅぅあああっ!」  
腋の下をぐにぐにと揉み込むとガクッと背筋で体を持ち上げる藤堂。その弾みに飛んだ汗が池田の顔に  
かかった。池田はその腋の下を追いかけて攻める。足では指先をぐねぐねと動かして秘所をいじる。  
「はっ……はぐっ?!はぐぅ……うっ!……きあっは! や、や……やっ!!ぐ……ぐむぅぅん……!!」  
藤堂の声が潰れ、腹を突き出すように悶える。絶品の顔だ。池田は手を脇腹に移し、こちょこちょと  
手先を素早く動かして揉み込みだした。  
「んううっはははあっっはははははっ! ははぁぁ!! ん! く! く、くすぐった!あ!い……から……!!  
くむ、あはぁああ!あは、き、きひいぃ、かふぅ……! うっ! うんんんん……は、あはぅ! ははははは!  
も、もう……あはっははははははぁっ! あは!うぅ!くぅ!く!んんんんん!!!」  
眉根を寄せ、汗みずくになって、口をぱくぱくと動かす。  
池田はくすぐる手を少し弱めて、藤堂の股間で足をより強く素早く動かしてみた。  
「んふぅぅぅ……ふっ……うんんんん……!?!?!? んんん〜〜〜〜〜っ!!!……んんうぅぅ!!  
〜〜っ、んっ、ん! んく……んんん!? んあ! んぅ……んっ……ぁ……くあぁ……」  
池田の足から我慢しようのない快感が押し寄せてきて逃れられない。  
そのとき、池田は思い出した。  
(そう言えば、さっき平本さんはこうやって……)  
円を描くように足を動かした。  
「ふっ!!」藤堂が鋭く息を吐いた。この動きが彼女は一番弱いのだ。  
 
池田は指をまた藤堂の弱点に移動させ、くにくにと強くくすぐりだした。  
「あふぁあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!?!!」  
藤堂の意識が一瞬はじけた。その隙をついて池田の足がぐにぐにと体に快感を押し込んでくる。  
彼女の心は快感の軍勢に取り囲まれて四方八方から良いように弄ばれるのだった。  
「うくっ、うくっ、うくぅぅぅ……!!」  
彼女は最後の力を振り絞って快感を押しとどめようとした。  
「う、うくくくく、くぅぅ……!!」  
だが止められない。池田の足がぐるぐる円を描いて藤堂を玩弄し、最後の瞬間に向けて  
押し上げる。池田は藤堂が今にも達しそうになっているのを見抜いていた。  
「く! くうぅ! くふうぅぅぅぅ!!や、や!や、く……!!」  
ロープを引きちぎらんばかりに体に力を込めて最後の瞬間を一秒でも引き延ばそうとけなげに  
耐える藤堂の両の乳首を池田が服の中でコリコリといじった。  
「っっっっっっっ〜〜〜〜〜!!!!」  
とうとう藤堂が達した。全身が硬直し、跳ね、ついでがくっと力が抜ける。  
そこを池田がさらに責める。  
「ちょっ、ちょっ!!!待っ……!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!」  
真っ赤な藤堂はただ声なき叫びをあげて無力に暴れ狂うのみである。  
池田は藤堂を自分にできる限界まで気持ちよくしてあげるつもりだった。  
「〜〜〜〜〜!!!くあっははははははは……くすぐったい!!くすぐったい……やめ……!!  
くぅぅ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?んんんんんん〜〜〜〜!!!!」  
池田は耳を貸さずに責め立てる。  
「ぐ! ぐ! ぐ……お願い、お願い……っ、〜〜〜〜〜〜!!!!!!っっっっっっっ」  
 
この姿勢では電気あんまが少しやりにくい事に池田が気づいた。  
もうくすぐりはなしでも悶えさせられるよね、と彼女は思い、体を藤堂から離す。  
そして藤堂の両脚を掴み、股間に押し当てた足を突っ張らせて振動させた。  
「ふぅぅぅぅ……あふっふぅぅぅ……」  
さらに強烈になった秘所への刺激を、少しでも前のめりになって耐えようと藤堂がもがく。  
だがこの時、彼女は致命的なミスを犯した。  
刺激を紛らそうとして、池田に捕まれた足の先で、足首をクイクイと動かしてしまったのだ。  
その動きで池田は、自分の手の届く場所に、お手軽にくすぐれるうってつけの場所があるのに  
気づいてしまった。  
藤堂の右足に手を伸ばし、靴下の上から土踏まずを五本の指でさわさわなぞる。  
「くあっはははははははあははあああああああっ!?」  
目を閉じていた藤堂がいきなりの刺激に、絶叫するように笑う。  
ここもかなり弱いみたいね……と池田は思った。  
そして足を相変わらず振動させながら、左手の指を藤堂の左足に踊らせる。  
「くぅぅっひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!はぁっは……っ!!」  
わけがわからなくなる刺激に、何も考えられず笑い転げるしかなかった。他のどこをくすぐられた  
時とも異なる異質なくすぐったさ。  
左足をくすぐりながら、池田は藤堂の右足で靴下を脱がそうとする。靴下を脱がしてしまえば、  
今よりもさらにすごいくすぐったさを与えられるに違いない。  
「やめて! やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」泣き叫ぶ藤堂に池田は笑みを浮かべ、左足をさらに  
素早く掻き回していたぶり尽くすのだった。  
 
そして靴下を脱がし終え、藤堂の剥き出しの足の裏があらわになる。彼女はそこに五本の爪を立てた。  
池田は小学生の時の事を思いだしていた。彼女はよく友達から遊びで足の裏をくすぐられていじめ  
られていた。いつもは靴下の上からくすぐられるだけで済んだ。それでも我慢なんか絶対できないくらい  
くすぐったかったが、ただ一度だけ靴下まで脱がされてくすぐられたことがあった。時間にすれば30秒  
程度の短いくすぐりだったが、それでも彼女は絶叫して泣き喚き、必死に許しを乞うた。その時の  
くすぐったさを思い出すと今でも身震いがする。  
それと同じ苦しみを藤堂さんには味わってもらおう。  
電気あんまと同時にね。  
さ〜て、どうなっちゃうかな?  
そして池田は藤堂の右足に爪をカリカリと走らせた。  
「きゃああっははははははははははああっっっ!!あはっうぁあはははああ!!あは、あはっくくぅ……!  
やっ、お願いだから……やめ、んふぁは、あぁぁぁぁっはっくぅぅう!!んうぅぅぅあははははあ〜〜〜〜!!!」  
足の裏をくすぐるときは力を入れるよりも爪先だけを素早く動かした方がずっと効くと池田は知っていた。  
そうすると強烈な、逃げ出したくて我慢できない恐ろしいくすぐったさが沸き起こるのだ。  
「あふっ、あふぅぅぅぅぅ……!く、く、く……くぅぅ……あはははははは!やめて……池田さん!あぅはは!  
やめ……あは!!!くぅぅ……も、もう限界だから……!!!!!!!!!!!!!!」  
藤堂が懇願する。  
「ごめんね、藤堂さん」  
池田は言って、左足の靴下を脱がしにかかる。右足をカリカリとくすぐり、股間に激しい振動を送りながら。  
「ああぁぁぁぁ!!やめて……これ以上は……くあぁっははははははは! これ以上は許してぇぇぇぇ!!  
くぅぅぅぅぅ!! あはっ!!もう……くぅぅぅぅぅん!!!!!!」  
「だーめ」  
藤堂の左足があらわになった。池田がそこに指を這わす。  
 
「あはははははははははははははは!!!!!!あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ??!!お願い……くぁあふ!  
お願いします!!!あはっ!あはっきゃあああっはあああああ!」  
藤堂が顔中を笑いと苦しみで溢れさせ、無防備な体を痙攣させて懇願し続ける。  
いかに並外れた能力を持っているとはいえ、彼女はまだ13才である。中学一年生だ。性に足を踏み入れた  
ばかりの、年端もいかぬ少女に、これほどまでの過酷な責めは耐えられるわけがなかった。  
しかし池田は責め続ける。足を再び円を描くように動かしだした。  
「あふぅぅぅぅぅっ……!!助けて……やめて、やめ……くぁぅふふっくくううっっ!!」  
体の奥からまたしも衝動がこみ上げてくる。  
池田が左手で急に藤堂の太腿をこちょこちょとなぞった。  
「ふくっ!!あふっく……!!!」  
急に高まる快感。刻一刻と強くなってくる。  
池田がつま先を藤堂の足の間にぐいぐいと押し込んだ。  
「はぐぅぅぅぅぅぅ……」  
藤堂が絶頂を耐えようと力を込める。  
それをまた両足をくすぐって突き崩す。  
「あはああああああああっっっ!!」  
藤堂がびんと痙攣する。また達した。  
「く……たすけ……たすけえぇぇぇ……」  
藤堂はぐったりとなるがロープのせいで床に横たわることさえできない。  
身を起こしたまま、責めを続行されるのだった。  
「んんんんんんんんんんんんん〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!!!!」  
血も涙もない刺激が体中に沸き起こる。  
 
「もうやめて……もうやめて……もうや! あ! めて……もうや…ぁぐ…や……んううぅぅぅぅ!!」  
快感とくすぐったさが彼女を容赦なくサンドバッグにする。  
「くふ……ぐむううううううううう………………!!!!!!!!」  
両手両足のいましめは無慈悲に藤堂の全身を池田にさらけ出させ続ける。まるで責めて下さいと  
誘っているような格好で。池田は藤堂がどんなに触られたくないと思っているところでも好きなだけ  
いくらでも苛められるのだ。  
「あ! あふ……ふ! ふ! も、もう耐えられ……んんん……!許して……くぅ、……お願い!  
ゆる……くうぅぅぅぅうぅぅぅ!?ぐ、くふぅぅ!!お願、い、だか……ら!ぐぅぅ……あはっははは……!」  
池田は藤堂の両足の弱点もいくつか見つけ出した。それを一度に責める。  
「んあ!……あはははははははは!! もう無理!!……あはは、はああっははははは!  
く、くく……んんんんんあふっふふうぅぅぅかぁははああああああああっっ!!いけ、だ、さ!!ん、ゆ、  
許し……くぁうっふふううううううぅ!!!」  
足に力を込めて股間で思い切り振動させてやる。  
「はぅあぁ?!ぅくぅ〜っ……、はっっ……!くぅぅ……!!ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」  
藤堂が涙を流しながら首をカクカクと揺らす。  
「んんんんん〜〜〜〜〜っ!!ぐぅぅん!!! ん!!!!んんん!!!!ぅ……ぅ!  
んんんぁんはぅっっっっっ!!!!!!むううううんんん!!!!!!!!ぐんんう!!!!」  
池田は藤堂の声をもっと聞きたくてたまらない。彼女は藤堂の全身を支配する喜びを心ゆくまで  
味わうつもりだ。藤堂の体は湯気が立ちそうなほど熱い。  
「ぐぅぅぅぅ……はぁっは……っっっ……!くぅぅぅぅ……んんんんんんぁう!!!!!!」  
藤堂の体がまた激しく痙攣した。  
だが池田はまだ責める。  
「はっ、ん!!!んんっ!! くあぁっ! ふはぁぁ……た、はあっ! がっ、は!ひゃ!!」  
すでにもがく体力すら失ってしまった藤堂を、さらにさらに追い詰めるのだった。  
 
「かはっ……ひぃぃんん!!! きひっひあ……た、助け……はぅ……ふ…………くっ、ふぅぅ……  
ふくっ……!!ぁぁぁ……かふっ! っ! っぅぅぅ!」  
弱々しく身もだえる藤堂に、もう強い責めは必要ないと判断した池田が、また藤堂の体に近づいて、  
両脇の弱点を指の腹でさわさわとくすぐりはじめる。指が走る度に、目もうつろになった藤堂が面白い  
ようにぴくんぴくんと反応する。藤堂の服の襟は流れ落ちる涎でぐしょぐしょに濡れていた。  
「はぁぁ……ぁは……池田さん……は、ま、まだ……はぅ、あは、はん、くぅぅぅ……うぅぅ!」  
もはやいつ気絶するか判らない、意識が朦朧としている藤堂を、失神するかしないかぎりぎりのところで  
さわさわと池田は骨の髄までいじめ尽くすのであった。  
「は、きぃぃ……くふっ、………………っ! っ! もう……っ! ……あく、あは……うぅぅぅ、ふ」  
力尽きた藤堂さんはかわいい、と池田は思った。さらにくすぐり、股間をなぞり続ける。  
「は……はくぅ……は、は……!!!! !!っ!!!っ!!ん!!!っ!! !」  
もはやくすぐることすら必要ないことに池田は気づいた。服に手を差し入れて、素肌を手のひらで  
撫ぜるだけで藤堂はびくびくと悶えてくれる。どうやらさっきから断続的なオルガスムが彼女を襲い  
続けているようだった。  
「あ、あく、あ、あは、あ、ああ、ああああ、ああ……は、ああ、あああ、ああ……!」  
藤堂は、池田の手の平と指の一本一本が、自分の体から染み出す汗に濡れて、蛇のように  
背中を、脇腹を、胸を、体中を這い回るたびに、この世のものとは思えないほどの快感に囚われ  
るのだった。心がおかしくなりそうなほどの快感を池田の手足からあやふやな意識に送り込まれ  
続け、何が何だか分からなくなる。  
「……ぅ……、ぅんっ……んぁぁぁぁ……、っぁ……んぁっ……ん……ぁぁ……」  
うめき声を上げながら、ピクピクと壊れたように全身を震えさせている藤堂を、ゆっくりしたソフトな  
動きで、池田がなおも責め続けていると……  
「時間」  
浅井がストップウォッチのスイッチを切って言った。  
 

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