女の子に、押し倒された。初めての経験。
酔いがまわっていたせいもあり、どうしたらいいのかわからず戸惑っているうちに抵抗の機会を逃してしまったらしい。
「先輩、大好き」
相手はそんなことを言いながら、器用にあたしの両足を絡めとり、内側に手を忍び込ませた。
男の子の指とは違う細くて冷たい感触がくすぐったい。
脚のつけね近くを何度も撫で擦られるうちに、思わず小さな溜め息をこぼしてしまう。
その声を聞いて、私の身体の上で彼女がうれしそうな笑顔を見せた。
彼女は片腕を私の背中にまわし、私の身体をぐっと抱き寄せる。
彼女よりも小柄な私は、彼女の腕と身体にしっかりとはさまれて、身動きがとれない。
そうやって私の身体の自由を奪っておいてから、彼女の指は、私のショーツを器用にずらした。
彼女は掌で私の脚の間に直に触れると、何度もそこをやさしく撫でる。
うっとりと心地のよい感覚が、じわじわと私のなかに拡がりはじめて、私は流れに身をまかせはじめた。
「そういえば…先輩って、処女?」
唐突な質問にいきなり現実に引き戻され、私は思わずバカ正直にこっくりと頷いてしまった。
「それじゃ、こっちはおあずけかぁ…」
残念そうに眉を下げながら彼女は指を私の秘裂の入り口に浅く沈める。
くちゅ、くちゅ、と鈍い音が響く度に私の身体は緊張で強張った。
彼女はそうやってほんの僅かの蜜を掬いとると、私のクリトリスへ下側から指を押しあて、強く擦りあげながら蜜を塗り付けた。
「ぁ、ん…っ…!」
瞬間、私の身体が大きく跳ねる。
彼女は抱き締める腕に力をいれて私を逃すまいとする。
彼女の指は円を描く動きをしながら私のクリトリスを押し潰すように転がす。
声が止まらない。あっという間に追い立てられる。
脚の力が抜け、腰が浮く。
擦られて押し潰されるほどに、クリトリスに熱が集まり、ぷっくりと膨らんで彼女の指を押し返す。
その反応を彼女はおもしろがって、今度は指先で弾くように何度も刺激する。
強すぎる刺激から逃れたくて私は腰を引こうとしたが、彼女の指は執拗に私のクリトリスを追い続けた。