美弥子は、一族の中から神に仕える娘として幼い時から育てられて来た。  
今も、祈りを捧げるため山の中の社に来ている。  
 
静かに祈りを捧げていると突然扉が開く音がした。  
「巫女姫さま、お逃げ下さい!」  
侍女が叫んだときには、既に部屋の中には覆面をした男達。  
「お、おまえ達は一体…!」  
 
 
 
気がつけば、社とは別の場所に連れられて来たようだ。  
美弥子は身体を動かそうとするが、自由が効かない。  
「お目覚めのようだな」  
男の声がして顔をあげた。  
「国を守る巫女姫を手に入れたものがこの国を手にできる…」  
男はそう言うと、美弥子の袴の帯を引いた。  
「なっ!なにを…」  
「巫女として身も心も王に仕えるのが、巫女姫の役目。そして、巫女姫が王を選べる…」  
「お、おまえなど選ぶ訳が…!」  
「選んで頂きますよ。皆の前で…」  
「なっ…」  
板張りの寝台のような物の回りから少し離れた所には、何人もの男達。そこには、美弥子の父…一族のものもいた。  
「お父様…」  
しかし、父は、いや多くの者は答えられない。美弥子を助けてくれるはずの人達は縛られ口も塞がれている。  
 
「では、はじめますか…」  
「な、何を…」  
男は袴の帯を解ききると、袴を剥ぎ取った。  
「いやぁ!」  
人前に立つ事も稀な美弥子が沢山の男達の前で下半身をあらわにされた。  
「ひっ!な、な…にを」  
男は、美弥子の脚を割開き、指を這わせた。  
美弥子の身体がびくっと震える。自分でもきちんと触れたことのない場所を、男は訳知り顔でまさぐり、ひとつの場所にたどり着いた。  
「っ!」  
突然の感覚に、美弥子は目を見開く。  
男はそれを見逃さず、美弥子の身体を後ろから抱きすくめるようにして、その一点への刺激を開始する。  
 
「うっ。いやっ…、な、なに…」  
美弥子は脚を閉じようとするが、男の脚に阻まれかなわない。  
男の指は、包皮の上から円を描くようにして蕾をなでさする。  
「ひっ!ひぁっ…な、なに?はぁっ」  
男の指が触れた場所から、痺れるような快感が沸き起こる。指が蕾をなであげる度に、美弥子の身体は激しくのけ反る。  
「はぁっ!もう!もう、許し…て。はぁあっ」  
気がつけば、男の指が動くたび襞が揺れ、くちゅくちゅという音が溢れ出していた。  
開かれた脚の間から流れ出た愛液が床を濡らす頃、美弥子は初めての絶頂を迎えようとしていた。  
愛液を掬い上げ、蕾に塗り付け二本の指で挟み小刻みに揺らす。  
「はぅ!あ、あああっ!もう!いゃあ、はぁん…」  
美弥子の声に合わせ男の動きも速くなる。  
「あああああぁ!だめぇ!ぁあっ!!」  
美弥子の身体がびくびくと震え、ぐったりと力が抜けていく。  
汗ばんだ素肌が桜色に染まっていた。  
男は美弥子を横たえると、蜜を溢れさせひくつく場所を左右に開き、敏感な蕾に口を這わせた。  
「ひぃっ!」  
息も整わない美弥子は、更なる快感におののいていた。熱く柔らかい舌が敏感な蕾にぴったりとつけられ動かされる。  
「あぁっ!いやっ!そんなぁ、やめて!ふぅっう、はぁっ、あぁん、あっ、えっ?はぅっ」  
男は指先で包皮を押し上げ剥き出しにし、舌先で丹念に蕾をなぞっていた。  
「あ…あぅぅ…あ」  
敏感な部分を直になぶられ、舌がうごめく度にそこから全身に痺れるような快感が起こる。  
「やっ!また…、な…にこれ…はぁあっ」  
高まっていたものが弾け、美弥子の身体が弛緩する。  
しかし、男は行為をやめる気配はない。  
ぺちゃくちゅ…ちゅる…  
舌は膨らみきった蕾を揺らし、なめあげ、こねていく。  
「はぅ、あっ、また…はぁっ!」  
 
絶頂に何度達しても、男は動きをやめない。  
ちゅぷちゅる、ちゅう!  
「はぁああ!」  
男が軽く蕾を吸い上げると、美弥子は身体をのけ反らせ目を見開いた。  
ちゅうう…  
「ひぃあ…やめ…て」  
ちゅぶう…  
「あぅ!お、願い…もう、も…あぁぁ」  
男が蕾を吸い上げる度に、軽い絶頂が訪れ快感が全身を駆け巡る。  
すでに美弥子は、抵抗などできるはずもなく、だらしなく身体を開き蜜を溢れさせていた。  
 
男は美弥子の戒めを解き、耳元に口を寄せた。指は、美弥子の蕾を撫で上げている。  
絶え間無い快感で、美弥子の身体はびくん、びくんと震えている。  
「巫女姫、私を選ぶか…?」  
男の指が蕾を摘み上げる。  
「くぅっ!…は…い…」  
朦朧とした頭で美弥子は答える。  
「では、皆の前で証を」  
「あ…かし…?」  
「純潔と服従の証を」  
男は既に熱くたぎっている自身の上に美弥子を跨がらせる。そして、美弥子の入口に自身をあてがった。  
「さあ、腰を落として」  
「は…い…、あっ!うあっ!」  
腰を落とした事で激痛が走り、美弥子の意識が一瞬クリアになった。しかし、男は美弥子の腰をぐっと掴むと美弥子の中へ深く突き上げた。  
「ぅぁあ!いやぁぁあ!!」  
男は後ろから抱きすくめた美弥子の脚を開き、周囲のものたちに美弥子の純潔の証とそこに突き立てた自身をしっかりと誇示した。  
「やめてぇ、みないで!はぁうっ!」  
男は突き上げながら蕾をひねる。その度に美弥子の中はびくびくとうごめき、男を刺激した。  
「ぁあ、痛いぃ…はうっ、いや…また…」  
男の突き上げによる痛みと蕾への刺激からの快感。結合部からはぐちゅっずぶっ…と絶え間無い音がもれていた。  
 
 
 
end  
 

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