東京六本木のビルの一室
超大手の高級総合エステサロン:エクスト・クリスト。
私、芹沢ゆう子はその日面接を受けていた。
研修を終え、希望部署の適性試験、何人かだけしかいないという倍率の高いセレブ専門部署の「クリサロン」担当のだ。
書類も受かり最終の実技・個人面接だ。
今一般人の間にも最近流行りだした「クリサロン」だが、まだ認知度は高いが敷居も高いというのが、私の印象だった。
私は目の前にいる細身の面接官兼オーナーを見ていた。
背は高く無いが、すらりと伸びた手足と色白でややエキゾチックな顔だちが印象的な女性だ。だいぶ若い…30なかば?いや未だ20代と言っても通用するだろう。物凄い美人…じっと見られるとこちらがぽーっとしてしまうくらいだ。社内にオーナーのファンも居るくらいだ。
若くして都心の一等地に、大きな店舗を建て、自社ビル迄持っている…持ち物として。おそらくさまざまな経験と成功を修めた、まさに成功者としてのオーラを放っている。
比べて私はというとまだ20で美容の専門学校を出たばかりの何も知らないヒヨコだ。
胸は大きくないむしろ小さい部類だ。背は高くも無く低くも無い標準、顔だちは一昔前に流行ったロリ顔?な上にその体型だ、学生の頃よく同性から「可愛い」と言って触られる。
(と言っても男なんて滅多に見ない、アキバ特区や政府施設の学校など限られた場所でしかまず遭遇しないし、興味もない。あと金持ちの奴隷として稀に見るくらいか。
男は幾つかの種別に分けられ主に創造、特別労働などに重用され一般人にはまず縁はない。)
同じような現象を他ではあまり見たことが無いので恐らく、私は他人の食指をそそる程度はある容姿なのだろう、たぶん。
2月になるとよく持てないくらいの菓子類を貰う。
(一度だけ電車の中でいきなりキスをされてお金を貰った事がある。気付いたら握らされていたのだけど。)
何度か性経験はあるが特定の恋人は長くいない。
美容の勉強をして、憧れの会社に入り研修を終えていまここにいたる。純粋に誰かが求める美しさに対して手助けしたい、自分も相手も美しくしたい。それが動機だった。
一通りの質問が終わり、肉体適性に移る。
(質問も初めてしたのは何時か、逝ったときは、何度逝ったか、週に何度するか、一人でするか、恋人はいるか、
など恐らく私の動揺とそれに対する順応性を試したのだろう、私は揺るがずに答えた。憧れの会社に入り研修をトップでこなした私はこの位では…。)
場所を移動しクリサロンへ、「では所定の服に着替えて下さい。」凛とした声が響く。はい、と私は着替えた…お客様用?
「どうしました?…実技?まだ未熟な者には期待はしていません、配属になって初めてイチから研くのです。ある程度の素養は必要ですが、それを見るための研修ですよ?今は適性を見るための…試験です!」
ピシャリと言われ竦む私。
「す、すみません…。」
「さぁこの台に乗りなさい、緊張しなくて良いのよ?自分がお客さまにすることを自分の身体が知らなくてどうするの?」
まさにその通りだった…。
「すみませんでした、お願いします!」
「今から私が貴女の専属のエステティシャンです、最初のお客さまへのサービスと同じ事をします。ふふ、緊張しないで…大丈夫痛くないし、癖になっちゃうかもよ?」
気さくに話し掛けウインクする。なにかほっとした気分になり忘れていたことを思い出した。
目の前にいるこの素敵な女性に私はすべてを晒すのだと、そう考えると見つめられるだけで体が熱くなった。
「お客さまへの忠誠心を忘れてはいけませんよ?」
この声を聴いているだけで体がふわふわとしてくる。
心地よい音楽とサロンの広い個室に二人きり、しかも素敵な女性、上司いやそれよりも上の存在にかしづかれるという独特な場面。
さらに香をわずかに匂わせる空気と音楽、私は下半身が熱く濡れると同時に恥ずかしさを覚えた。
ヒャッ…ン
いきなり足を撫でられた、嫌ではなかった。ゾクゾクと登ってくる痺れが脚の付け根にはい上がる。
「きれいな脚ね?もっと…よく見せて?恥ずかしい?」
「は、はぃ…」
声が、震えてしまった。
台の上で足首を取られ器具に乗せられる。分娩台を思わせるが金属の無機質では無く、もっと温かみのあるやわらかな素材でできている台に片足を乗せられる。
内腿を指でさすられ意識が遠くなる、息が荒くなり目を明けてられない。
ンァ、はぁ…口が開いてしまった。このまま…ずっと味わっていたかった。
私はリクライニング付きの歯医者の椅子の様な台に寝かされた。
「さぁ右脚をこちらに。」
右足は器具に乗せられて固定された。
オーナーの丁寧な言葉遣いがむず痒くも心地よかったが、正直一人で何度かこのシュツエーションを思い描いたことも有った。
私はエステ用の股間部分にスリットが入っている紙製の下着に、胸は薄い腹巻のような物で隠しているが、透けているため全裸に近かった。
オーナーは私の左の足元に立ち、もう片方の足首を捕かみ持ち上げる。執拗なまでの愛撫に身体を捩り抵抗していたが、高まっていた躰にそうする力はもう残って無かった。
(はずかしぃ…私かエッチな子だとバレちゃう、、、)
本当は声を出してすぐにでも、いや許されるなら何度でも…。
じっと、舐めるような視線を足の付け根に感じた。
羞恥心で無意識に足を閉じようとするが器具と足首を捕まれて両足の自由が奪われている事にその時にようやく気付く。
「はぁあッ…」
声を上げてしまった、オーナーの指使いと恥ずかしさで躰がまた熱くなる。
固定されてない足をぐいと高く持ち上げられ股間があらわになる。履いている申し訳程度の紙の下着は私の雫で張りついていた。
オーナーの指は足の爪先から触れるか触れないかのタッチでふくらはぎ、膝の裏へとなぞっていく…。
ビクンと体が震える。 自分のお尻がひくひくするのが判る。
「ふふ、かわいいですね…」
指と爪、手のひらと、同じ腕からとは思えない位の刺激が内股から背中を駆け巡る…。
「ンハァ…はぁはぁ、あッ…うぅ゙ん」
(すごい…だめ、何でこんなに…?)
自分の尻に熱い雫が伝わる。
くちゅ…じゅ…クチャ
「〜ッ!」
今までの優しい指使いと違う大胆な指使いで濡れた秘処に侵入してきた。
「どうですか?御気分は、…ゆうこさま?」
不意に自分の名を呼ばれた。
名を呼ばれた事で思考がわずかに戻る。
オーナーの指は入り口をくちゅくちゅと音を立てて丁寧なぞっている。親指が僅かにクリに当たるたびに躰を電気が貫くように走る。
「あああッ!はひ?は、はっ…ひもちいいぃで…す。」
私の答えに呼応するように指の動きが激しくなる
「では…一度イッてしまいましょう、ゆび…奥まで入れますね?」
自分の中に侵入した指に意識を持っていかれそうだった。
私が逝かないようなギリギリの領域で指をうねらせて動かす。まるで私の中の襞の形を調べるような動きで、私がぴくんと反応する部分を重点的に攻めてきた。
「クッッッ……ハァアア…あああっ…ダメッ!ダメッダメぇぇー!」
逝きそうになると止めてしまうようなサディスチックな動きでは無く、徐々に高い快楽の波が迫るような。
逝く直前に波が引き、またすぐに波が押し寄せる。しかしもう…限界だった。こえは先程から出っぱなしだ。
「がまん…しなくても…良いですよ?」
オーナーは掴んでいた私の脚首をぐいと持ち上げ私の足を更に広げる。私の脚を腰に宛てて固定し腿を閉じられないようにする。
私の足を固定していた手が開き、両手で攻めてきた。
「もっと…気持ち良くなりますよ?ゆうこ様ぁ。」
それは比喩ではなく、ほんとに躰がバラバラになる位の快楽だった。
「あ゙ーあー、ハアァァン…ダぁメで…すッ…も、もお…。」
この後は自分がよく知る躰の感覚のはず…だった。突き落とされる様な浮遊感と全身に走る痺れる快楽がこの…あ…とに、く、く…る!
と思った瞬間!ピンと自分の最も敏感な部分が弾かれた!
「あ・ああ…ァ゙……イィッ…ァウぅうーイ゙イ゙!?…ァ゙ァア゙…クッ、ゥ゙」
躰が跳ね上がるが右足が固定され、もう片方もオーナーに押さえられていた為、腰がブリッジする形になりオーナーに局部を見せ付けて震えるような格好になる。
「まぁ…ゆうこ様のオマ〇コが奥までよく…見えますよ?…かわいい。はぁぁもう…がま…できませ…」
という声が聞こえた気がした。
視界からオーナーが消え、押さえられた左脚が解放される。
「はぁぁぁ、は…んあぁ、ハァ…ハァ」
快楽という鎖に体中を縛られ、蹂躙されて消えかけた意識が戻る。フッと股間辺りに暖かい風を感じた。
「ひゃう!」
敏感になっていた躰には辛い刺激だった。脚を閉じようとすると何かを挟む感触
「んん?」
体を起こすとオーナーの顔がそこに見え…。
「ひぃ?あぁ!」
ビクッとまた仰け反ってしまった。
くちゅ…じゅるチュ、ヂユルル
「〜ッ!ん!」
オーナーが私のクリに吸い付いていた、柔らかい感触や固い感触の暖かい物で敏感な部分が擦られる。
(クッ…だめ!またイッちゃう)
先程よりも強く高い快感の波が押し寄せる。その波に躰を預けようとした時、突然波が引いていった…。
「ふぇ?え?あ、あ。」
お預けを食らい間抜けな声を上げてしまったわたし。乳首が固くなって呼吸の度に胸の薄い腹巻から刺激を受けるが、
(でもこれじゃ足りない…。)
オーナーが
「申し訳ありませんゆうこさま…。あまりにも貴女が魅力的なために度を超した事をしてしまいました。
わたしが誠心誠意込めてゆうこさまのクリをおきれいにいたします。」
私の左脚を持ち上げスイッチを押すと機械音とともに寝かされた椅子の股間部辺りに小さな浴槽?が現われる。
「さぁゆうこさま…」
左脚も固定されぐいと両脚が固定され広げられた。
洗面台からぬるま湯を出し腿にあてる。
「熱くはありませんか?」
「は…ひ…。」
声を出すにも力がいる。
オーナーが液体のソープを手で泡立てる。
「躰にやさしいソープなんですよ。」と笑顔で説明をする。
「ッんん!」
いきなりクリにヌルリとした感触…、まだ達していない躰が快楽を思い出し欲する。
ソープを丁寧に塗り付けて
「では、まず…。」
くちゅくちゅと、尿道まわりとクリのさやを洗われる。
「んはぁッぁあ!。」
「もぉ何度逝ってもかまいませんよ?」
「フッ・んん!、あぁ!ああぁ゙…イ……クッ 。」
ビクビクと脚が痙攣し、足りなかった刺激を受けてあっという間に達してしまった。
ぶるぶると震える私をよそにオーナーが私の秘処を洗い始める。
「では…ながしますね。」
ザー、と水の音。
クリを剥かれシャワーが当たる。
鈍く強い刺激が躰を貫く
「カァッ……ハァッ…アン…ぅッぅ」
荒い息使いと喘ぎ声が部屋に響く、薄香の薫りと女の匂い、わずかに石鹸の匂いが交じり合う。
「ハァハァ…ッ…はぁ。」
クリを剥かれたままじっと見つめられる…。
持続していた刺激から解放されて安堵の息を吐く。呼吸が整い始めると自分の格好や状況に改めて気付く。「…………。」
(見られてる?…オーナーが私の……見てる。)
言葉でも指の刺激でもなく視線でクリがなぶられる。自分の部位がヒクヒクと動くのを感じる。
羞恥心が躰を襲う。
(ダメ…みないで恥ずかしい…よぉ…。)
無言のまま外気に晒されるクリを見つめられる…。
何も出来ない…。
「あ、あの…オーナぁー?」
これが適性試験だと言う事はもう忘れていた。
ただ憧れているオーナーが自分に尽くしてくれているその気持ち良さに捕われていた。
「…あっ、申し訳ありませんあまりにも綺麗な色だったので…つい、見とれてしまいました。続けますね。
?…まだ汚れが残ってますので…今、綺麗にします…ね。」
また、ヌルリとした感触。ただ直にクリへ刺激がくる。
「〜ッ、アァッ〜ッ!」
頭を揺さ振られるような痺れるような感じがきた!
躰が跳ねる。…いきなりの刺激に少し…出てしまった。(ばれちゃっ…た?)
「ふふ、強すぎましたか?綺麗にしますので構いませんよ、ゆうこさま。」
恥ずかしさでいっぱいだった。自分の躰だけでなく、喘ぎ声や痴態まで見られ知られてしまっている。
オーナーに自分を…自分がイヤラシイ女だと知られてしまった…。
「うふ、可愛い…ですよ?」
(ほ…ほんと…に?)
思わず聞きそうになる。
「もっと気持ち良くなってください、わたしがずっと見てますから。
でも…あんまり可愛いい声を出すと私の方ががまん出来なくなりそうです…。私は貴女を見るだけ、綺麗になるお手伝いをするだけでなんです。」
にこりと笑顔で答えた。
オーナーの声が私には心強く、そして気恥ずかしく聞こえた。
その笑顔が、オーナーがいつもの凛とした女性ではなく、可愛く甲斐甲斐しく、抱き締めたい衝動に駆られる存在に思えた。
(わ、私は…何を?)
気付くとまた、執拗にクリを洗われる。また、快感がが躰を駆け巡る。
「まずは…これで終わりですよ…。」
きゅっ、と摘ままれ、強い電撃が躰の芯を貫いた。
「イィッ……ンンッ!アァァ゙〜!…ッ」
快感と同時に意識が遠退いていく…快楽でと言うより躰が気持ち良さに耐えられずに防衛本能が働いた、そんな感覚だった。
暗やみの中でゆうこは漠然とオーナーにならもう何をされてもいいと、そんなことを思って眠っていた。
ED1
心地良い音楽、薄い香の匂い。
部屋に音が響く。
かちっ、ばちっ、ぃいいいん。
目の前の少女、とも言える体付きの女性の脚の固定を解く。リクライニングを少女が寝やすい角度に調整する。濡れた脚を広げ丁寧に水を拭き取る。
いま部屋には寝息をたてている少女とオーナーと呼ばれる女性がいた。
その女性は目をつぶり、
(研修はおわりですよ。)と呟く。
『ご苦労さまでしたね。』
(あら?見ていたんですか?)
『いくら貴女に任せたといっても自分の大切な社員を…壊されてはね。』
(ふふ、この子は私にくれるんじゃあ、なかったんですか?)
『…確かにそうだけど、この子はうちでも優秀なのよ?』
(大丈夫、私の…私にこの子の所有権があればいいのそれで。あなたの不利益には為らないわ。)
『確かに、貴女のお陰で今の私がある、貴女が…誰かを欲しがる事はあるけど、所有権までは初めてだから…。』
(確かに…でも一つくらいはいいでしょ?)
『ええ、貴女はそのに権利もあるし私には叶える義務もあるわ。』
(そういう淋しいことは言わないで、わかるでしょ?)
『……。』
(うふ、かわいいぃ。あなたもこの子を可愛がってもいいから、ただ他に虫が付かないようにしてくださいね。)
『はぁ、わかってますよ。』
(よろしぃ、ふふふ。)
『…たのしそう…。』
(何か言いまして?)
『いいえ、ねえさん…。』
(ふふふ。)
エステサロン:エクスト・クリスト。
芹沢ゆう子
クリサロン・適性試験:合格
所有者:オーナー(姉)
おわり
2ヵ月後
エステサロン・個室
何度も逝った私をじっと見つめながら、オーナーの中指はまだ無遠慮に私の中をかき回し、探りつづけている。
時々忘れたかのようにクリをとんとん、と叩く度に自分の躰がビクンビクンと跳ねる。
力が入らない…だけどクリを刺激される度に無理矢理、強制的に躰が動いてしまう。
気持ち…が…良すぎる…しんじ…ゃぅ…しんじゃうぅ!
肺の空気が絞りだされ呼吸も苦しい、肺が空気を欲していた。苦しさのおかげで意識が保てたが、快楽はまだ止まらなかった。
「あら?ゆうこさま…まだ汚れが残ってますね、また綺麗にして差し上げますね…。」
「あ、ああ、あ〜!ダメです!」
景色がブレる色が無くなる…わた・し・が…きえ…る…。
そんな感覚だった。
もぉ…これ以上高い処に…は、、、こんな高いところから落された…ら…。
もうこの後、意識が翔んでいた。
「もぅ…ユル…カァッ…ハァ゙……イク・マタ…イッ…チヤァ…ウ…アァン…ヒャウ……!ァぁあ、ァぁあ…ァぁあア゙ー!」
何度も絶頂に導かれ、最初に我慢していた僅かなプライドも吹き飛んでいた。ゆうこの柔らかな声はもう懇願と絶頂を繰り替えしをオーナーに伝えるだけとなっていた。
「……ッゥ゙…ンフッ、はッ・ハ…ァアア゙ア゙…ハァハァ…」
部屋に響く声がゆうこの喘ぎ声にだけになっていた。
ような喘ぎ声になっていた。
荒い息をしていたゆうこだたっが自分がオーナーの所有物である事を実感でき自分だけを見ている…。この瞬間が堪らなく好きだった。
自分の所有権はオーナーが持っている…。それでいい。
(以前電車の中で見つけた子、がまん出来ずにキスしてしまった子が今、目の前にいる…。
あの時ほど独占欲を掻き毟られた子は居ない。この子は私の物だ。誰にも渡さない…。)
まだ足りない、もっとこの子を…。
〈< Fin >〉