放課後の図書室、カーテン越しに差し込む夕陽が 2人の男女の影を怪しく揺らめかせていた。
貸し出しカウンターの上に座り、床にかしづく男の前でだらしなく足を拡げているのは
阿部真歩という、この高校に司書として赴任してきたばかりの若い女だった。
品良く切り揃えたボブヘアに、シャープなフレームの眼鏡が良く似合う知的な雰囲気と相まって
独特の倒錯した色香を感じさせる。
頬を染めてか細く喘ぐ仕草もまた愛らしく、男の興奮は高まるばかりだ。
「あぁっ…黒崎先生、焦らさないで」
そして黒崎と呼ばれたこの男は、真歩と同じくこの高校で国語を教えている中堅教師である。
歳はそろそろ四十に届こうかという頃だが、職員の中ではまだ若い部類に入る
人当たりも良く、そこそこのルックスで女生徒にも人気がある…が、何故か独身を貫いていた。
それが真歩には不思議でならなかったのだが、ある日 親睦会という名の飲み会の後
流されるまま男と女の関係を持ってしまった事で、その疑問は氷解する事となる。
――黒崎は特殊な性癖の持ち主だったのだ。
女性器の中でも最も敏感な柔肉…クリトリスをひたすらに責めぬく事でしか
欲求を満たす事が出来なかったのである。
「直に触ってもないのに、もうこんなにグチャグチャに濡らしてるの?」
そう言いながら黒崎は真歩の下着を股間に食い込ませる
本来ならそこに息づいている筈の陰毛は全て剃り落とされていた。
行為の邪魔にならぬよう、常に手入れをしておくのが黒崎との間で交わされた約束だからだ。
ふっくらとした肉厚のヒダはまるで赤ん坊のような幼さを纏い
真歩の身体をより淫らに魅せている。
「くッ…ダメ、下着染みになっちゃう…」
愛液をたっぷりと吸い込んだ布越しに、くっきり形を現したクリトリス
そこを優しく爪で掻くと、いやらしく真歩の腰がうねる。
「あ、あぁ…嫌ぁあ、あッ」
「嫌じゃないでしょ?腰浮かせて可愛くおねだりしといてさ」
「意地悪言わないで、お願いだから早く…」
黒崎はニヤリと笑みを浮かべると、真歩から急かされるままに下着を横にずらした。
ジットリと蒸れた牝の香りと共に大粒のクリトリスが顔を出す
これから起こる事に期待してか、そこは既に勃起して健気に黒崎の愛撫を待っていた。
「は…ぁ…」
ひんやりとした外気に晒されてヒクンと震える肉の粒。
それを黒崎はさも いとおしそうに指先でじっくりと練り潰し、愛でる。
「ひっ、あ、あはぁア!」
「エロクリ悪戯されてどんな気分?気持ちいい?」
「あぁ…変な言い方しないでよぉ」
「嘘つきだなぁ真歩は、興奮してパンパンに硬くしまくってるくせに」
黒崎は真歩のクリトリスの弾力を愉しむように太い親指の腹を使ってこね回した。
「い…あぁ、はぅうッ、ああぁあーッ」
時折人差し指とで挟み込み、動きに緩急をつけてやると真歩の口から歓喜の声が上がる
打てば響くとでも言おうか、彼女の感度の良さは黒崎を夢中にさせた。
「ふぁっ!はぁンッ、んンッッ」
「あーあ、穴の方までヒクヒクさせちゃって、スケベな事言われながらいじられるの好きなんだ?」
ピンと立ち上がったそれを意地悪く指で弾きながら
黒崎は教師とは思えぬ下品な物言いで問い掛ける。
「あひッ、あ、あぁッ…そんな事」
「じゃあもう止めようか」
「……ッ」
真歩は小さな子供のようにイヤイヤと首を振って更なる愛撫をねだった。
「それならどうして欲しいかきちんと言わないと」
「はぁ…ぁ…イカせて……」
「はい、0点」
真歩は恨みがましい目で黒崎を見つめた。
「ダメだよ、上手にできるまではおあずけだからね?」
しばしの沈黙の後、真歩は何事か観念したように
自らの手でヒダを左右に押し開いていった。
余程恥ずかしいのだろう、耳たぶまでが朱を刷いたように赤く染まっている。
「……見て」
「見るだけでいいの?」
「バカぁ、ちゃんと最後まで聞いて!」
周囲の肉に引っ張られ、根元まで剥き上がったクリトリスを
黒崎に視姦されるだけで身体の奥から蜜が湧き上がるのを感じる。
吐息混じりの声で真歩は甘く囁いた。
「私の…クリトリスはあなただけの物です…気の済むまで…嬲って下さい」
「ふーん…それだけ?」
「…そ、それだけって…?!」
突き放すような黒崎の反応に真歩はとまどう。
まるで置き去りにされた子供の様に頼りない表情を浮かべ、泣き出す寸前だった。
「もう嫌ぁぁぁ!これ以上我慢できないの、早くクリ犯して!
玩具みたいにしていいからメチャクチャに弄ってイカせてぇえッ!!」
限界を超えた真歩の声が図書室に響き渡る。
「勃起して皮ズル剥けのエロ豆に悪戯されたいんだ?」
「ぁ…うん!エロ豆吸って欲しい、口で犯して…ぇ!!」
髪を振り乱し絶叫する真歩。
それを満足そうに眺めた黒崎は、蜜にまみれドロドロになった
彼女のクリトリスへ深く口付ける。
これが答えの代わりだった――。
(つづく)