手足の長い、スレンダーな体つきの若い女性が、とあるビルの一室へと入っていった。  
ちょっとうつむきかげんに、まるで隠れるように…。  
彼女が入っていったのは、デリケートゾーンのケアを専門とするエステサロンだった。  
「すみません、6時の予約の滝本ですが…」  
「滝本明日香様ですね。お待ちしておりました。私、本日滝本様を担当させていただきますエステティシャンの中村裕子と申します。」  
裕子はそう挨拶すると、ニッコリと微笑みかけた。  
それを見て、明日香も少しホッとしたようだ。  
童顔の裕子のかわいらしい笑顔は、相手を無防備にさせる最高の武器だ。  
「滝本様、デリケートゾーンのお手入れは、本日初めてでいらっしゃいますね?」  
「はい…」  
「でしたら、こちらのビギナーコース60分がお勧めです。普段お手入れの行き届かないデリケートゾーンの汚れを徹底的に取り除き、感度を調節するためのオイルマッサージを施すコースなのですが、いかがでしょうか?」  
「じゃあ、それでお願いします。」  
「それでは滝本様、こちらの注意書きをよくお読みになって、ご同意頂けるようでしたら、こちらにサインをお願いいたします。」  
 
<注意>  
・お客様の安全を守り、質の高いエステをご提供するため、エステ中はエステティシャンの指示に従っていただきます。  
・一度エステが始まったら、いかなる理由によっても中断はいたしません。  
 
特に問題ないと思い、明日香はためらわずにサインした。  
これが快楽地獄への入り口だとは知らずに…。  
「ありがとうございます。それでは滝本様、こちらのバスローブにお着替えください。更衣室はあちらです。中には何も身につけないでくださいね。」  
裕子は一枚のバスローブを明日香に手渡した。  
 
着替えを終えた明日香が更衣室から出てくると、裕子は明日香をエステルームへと案内した。中に入ると、中央にピンク色をした歯医者のイスのようなものが一台あり、その脇に一人の女性が立っていた。  
「彼女は私のアシスタントの飯島です。本日のエステのお手伝いをさせていただきます。では、あちらにおかけになってください。」  
裕子に促され、明日香はおずおずと椅子に上がった。だいぶ緊張しているようだ。  
「楽になさってくださいね。」  
そう言いながら、裕子と飯島は、明日香の体を肘、胸、腰、膝、足首…と手際よくベルトで固定していった。  
 
バスローブは既に膝までまくりあげられている。  
「脚が開きます。力を抜いてください。」  
そう言うと、裕子はイスについているボタンの一つを押した。ウィーンという音を立ててイスが動き出し、膝の部分が持ち上がり、脚が徐々に開かれていった。  
「やっ」  
明日香が小さく悲鳴をあげる。いくら相手が同性であり、エステティシャンであっても、まだ誰の目にも晒したことのない秘所を開くのには抵抗があった。  
しかし、そんな明日香の気持ちにはお構いなく、イスは無情にもゆっくりと動き続け、明日香の両脚は大きくM字に開かれて固定されてしまった。  
「恥ずかしがらなくていいんですよ。美意識の高い女性なら、誰もが経験することです。」  
裕子はそう微笑んで、明日香の脚の間に用意したイスに腰掛けた。  
「それでは、早速拝見いたしますね。」  
裕子がそう言うと、飯島が明日香の秘部を押し開き、裕子に見えやすいようにした。明日香の顔がカアッと赤くなる。そんなことには全くお構いなく、裕子は明日香の秘所を丹念に調べていく。  
「これは…」裕子がつぶやく。  
「なんですか?」明日香は不安になって思わず頭を起こした。  
「大変申し上げにくいのですが、かなり汚れが付着しています。」  
明日香の顔が、恥ずかしさで今にも泣き出しそうになった。  
「大丈夫ですよ。お掃除にはかなり時間がかかりますし、多少苦痛も伴うと思いますが、がんばりましょう。私もやりがいがありますわ。まずはザッと洗浄しますね。飯島さん…」  
「はい」  
飯島が小型のシャワーのようなものを、裕子に手渡した。  
裕子はお湯の温度と水圧を適度に調節すると、明日香の秘所にあてがった。  
「ひっ」明日香が思わず声をあげる。  
「このお部屋は完全な防音設備がついています。声をあげたい時は遠慮なさらず出していただいてかまいませんよ。」  
そう言いながら、裕子はシャワーの角度を細かく微調整して陰核に水流を当てる。  
くすぐったいような、気持ちがいいような、そんな微妙な刺激に明日香は足の指をビクビクさせて耐えている。  
「敏感でいらっしゃるんですね。」  
裕子はシャワーの水を止めると、ポンプ式の容器を数回押して中のドロッとした液体をたっぷりと手にとり、その手をこすり合わせ始めた。すると、みるみる内に細かい泡ができあがる。  
「これは、当店で開発した陰核洗浄専用のソープなんですよ。」  
裕子は泡でいっぱいのその手を明日香の秘部に近づけていった。  
 
「ひぃっ」  
裕子の手が敏感な箇所に触れた瞬間、明日香は思わず悲鳴をあげ、わずかに腰を浮かせた。  
が、ベルトでしっかりとからだを固定されているため、ほんのわずかに腰が浮いただけで、裕子の指から逃れることはできなかった。  
裕子の細い指が、明日香の陰核の根元を挟み込むようにして、スルスルと上下する。  
「んっん~~っ やっ あぁっ…」  
秘所全体がフワフワとした泡の感触に包まれ、その中を裕子の指がぬるぬると生き物のようにはい回る。  
時には素早くリズミカルに、時にはゆっくりじっとりと…。  
明日香も自慰の経験はあったが、他人に触られるのは全く別の話だった。  
プロのエステティシャンの巧みな指が、予想できない動きで明日香を翻弄する。  
「この部分は大変デリケートな場所なので、普通は石鹸をつけて洗うのはあまり良くないのですが…  
当店のオリジナルソープは大変優しく作られていますので、たっぷり使って長時間洗っても何の問題もありませんのよ。どうぞご安心ください。」  
裕子はまるでなんでもないことのようにサラリとと言った。  
いったいいつまで続くのか…いくにいけない微妙な刺激が断続的に続く。  
「飯島さん、ちょっと代わって」  
裕子は飯島に指示を出すと、いったん明日香のそばを離れた。  
何かの準備をしているようだ。  
その間も、明日香は飯島の手によって陰核の根元をこすり続けられている。  
「ああっ」  
飯島の指使いは裕子に比べれば拙かったが、経験の少ない明日香を乱れさせるには十分だった。  
明日香の陰核が徐々にぷっくりと膨らみ、てっぺんにほんのわずかに頭が出てきはじめた頃、裕子は明日香のもとにもどってきた。  
何かの道具を取りにいってきたようだ。  
それを見て明日香は顔をひきつらせたが、裕子は素知らぬ顔でイスに座った。  
その間も飯島は決して手を休めない。  
「では、そろそろ亀頭の洗浄を始めますね。飯島さんはそのまま続けてください。まず指で軽く洗いますね~。」  
裕子は明日香の陰核の先端を押しつぶすようにして、グリグリとこね始めた。  
「いやあ~っ! ああっ ああっ やめて~!」  
明日香はあまりの刺激の強さに叫び声をあげた。  
しかし飯島と裕子の2人はそんなことには全く構わず、容赦なく明日香の陰核をこすり、こねまわす。  
「ちょっと辛いかもしれませんが我慢してくださいね。」  
裕子が明日香に声をかけた。  
しかし明日香の耳には届かぬ様子で、わけのわからぬ叫び声をあげ続けている。  
 
明日香が拘束された不自由な体をよじって暴れるので、イスがきしんでギシギシと音を立てる。  
「滝本さーん、落ち着いてくださーい。」  
ビクン!ビクン!!  
明日香の体が激しく痙攣した。絶頂を迎えたのだろう。  
裕子と飯島の2人は、そこでようやく手を休めた。  
「滝本さん、一度いってしまわれたようですね。  
一旦泡を洗い流して、どのくらいキレイになったか見てみましょう。」  
裕子の指示で、飯島が明日香の秘所をすすぎ始めた。  
ソープ以外のヌメリがべっとりと絡みつき、また次から次へと溢れ出してくるのでなかなかキレイにならない。  
その洗い流す作業さえも今の明日香には辛いらしく、目をギュッとつぶり、唇を噛み締めて耐えている。  
「そろそろいいかしら。」  
裕子が明日香の秘所を押し開く。  
さんざん弄られた後であっても、やはり広げられるのは恥ずかしいらしく、明日香は首をひねって視線をそらした。  
「ああ、だいぶキレイになりましたね。でも…やはりまだ細かい部分が…もう少しがんばりましょうね。」  
裕子は何かの小さな薬瓶を手にとった。  
 
「もうや…やめてください。もういいです…」  
新たな施術を加えようとする裕子を見て、明日香は息も絶え絶えに訴えた。  
「滝本様?エステに入る前に同意書にサインをしていただいたはずです。  
一旦始めた以上、エステティシャンの責任として、途中でお手入れを中止することはできませんわ。  
お辛いかも知れませんが、終わった時には皆さん大変満足されてお帰りになります。  
滝本様も頑張ってくださいね。  
これはしつこくこびりついた汚れを浮き上がらせるオイルです。  
これを陰核に塗って、温めながら音波振動を与えることで汚れを浮き上がらせます。  
ちょっと刺激が強いですが、効果は絶大ですよ。  
飯島さん、包皮をむいて押さえておいて。」  
裕子は明日香の訴えに聞く耳を持たず、テキパキと次の施術に入った。  
小瓶の中の液体を、たっぷりとコットンに含ませる。  
そしてそのコットンで、剥き出しの陰核を包み込むようにして、3本の指でつまむようにして、リズミカルに揉み始めた。  
「いっ いっ ひいぃーっ いやっ いやっ いやぁーっ」  
明日香は頭を激しく左右に振り、狂ったように叫び声をあげた。  
「滝本様、もう少しでお薬が塗り終わりますからね。あと2~3分我慢してください。」  
裕子は明日香の叫びに惑わされることなくプロとしての仕事を続ける。  
「んっ んっ ん~~っ」  
「はい、終わりましたよ。」  
明日香は大きく肩で息をしている。  
裕子はそんな明日香に休憩も与えず、飯島に「振動器の用意を。」と次の指示を出した。  
すると飯島は卵にコードがついたような形の器具を裕子に手渡した。  
「これを陰核に当てて、5分ほど刺激します。痛くはないですから、楽にしていてくださいね。」  
そう言い終えると、裕子は明日香の陰核にその器具を当て、スイッチを入れた。  
ブーーーーーン…  
器械は低い唸りを上げ、明日香の陰核を小刻みに振動させ始めた。同時に器械が徐々に温まってくる。  
「ふっ あっ あっ あぁっ いやっ いやっ いやあーっ だめっ だめぇーっ」  
明日香の目から涙が溢れだす。  
真っ赤に充血し、膨れ上がった陰核に、この刺激はあまりにも強すぎた。  
プシューーッ  
明日香の股間から黄金色の液体が吹き出した。  
あまりの刺激に、明日香は失禁してしまったのだ。  
「飯島さん、気にせずこのまま続けるわよ。」  
裕子は冷静に言った。  
 
感覚の高まりきった明日香の陰核に、容赦のない刺激が加えられる。  
「あー! ああー! あああーっ … 」  
明日香は固定ベルトを引きちぎらんばかりの勢いで暴れるが、しっかりと拘束されているために、体はほとんど動かない。  
完全に自分のキャパシティを越えた刺激に対して、為すすべもなく、ただ受け身で刺激を受け続け、明日香はもう気も狂うわんばかりだ。  
「もうそろそろ汚れが浮き上がってくる頃ですからねー。もう少しの辛抱ですよー。」  
裕子が明日香を励ますが、明日香にはそんな言葉はなんの気休めにもならない。  
どれくらい時が流れただろう。ようやく裕子が振動器のスイッチを止めた。  
明日香にとっては何時間にも感じられたが、初めの裕子の言葉を信じれば、実際にはそれほど時間はたっていないのだろう。  
「はい、滝本様、よく頑張られましたね。それでは、これから浮き上がってきた汚れを綿棒で拭っていきますからね。」  
飯島が、いつの間に取ってきたのか、先が薬液に浸された細い綿棒を10本ほどトレーに載せて持ってきていた。  
この上、まだ何かしようというのか。明日香は恐怖を覚えた。  
「いやっ もうやめて…」懇願する明日香だったが、裕子と飯島の2人はまるで意に介していない様子だ。  
飯島が包皮を引き下ろし、陰核をめいいっぱい露出させる。  
裕子は真剣な目つきで明日香の陰核を見つめ、綿棒の先をゆっくりと慎重にそこへあてがった。  
このためにわざわざ開発された、極細で先の柔らかい綿棒である。  
真ん中にやや硬い芯があり、こすられると優しい感触の中に時折強い刺激が感じられる。  
「うっ うぅ~っ ん~っ」  
明日香は眉間に深いシワを寄せ、下唇を血が出そうなほどギュッと咬んで耐えている。  
裕子は綿棒を1本、また1本と使い、徹底的に汚れを拭き取っていく。  
綿棒が包皮と陰核の間の溝にさしかかった時、明日香は「くぅ~~~っ」と切ない悲鳴をあげて、自由にならない腰をくねらせた。  
しかし、裕子の手からは逃れることはできず、ただひたすら耐えるしかなかった。  
飯島が、空いている方の手で明日香の秘所から溢れ出る愛液をぬれタオルで拭いとる。  
明日香はエステでこんなにも感じてしまう自分が恥ずかしくなり、頬を紅潮させた。  
「恥ずかしがらなくていいんですよ。」  
裕子に心の中を見透かされ、明日香はますます恥ずかしくなった。  
 
感じていることを悟られないよう、声を上げてはいけない、体を動かしてはいけない…そう思えば思うほど、快感が高まり、喉から声が漏れ、体がヒクヒクとひくついてしまう。  
「だめっ だめっ だめぇ~っ…」  
明日香の体が、大きくビクンとしなり、爪先がピンと伸びた。  
 
「滝本様、これで陰核のお掃除は終わりです。とってもキレイになりましたよ。」  
朦朧としている明日香に対し、裕子が上から声をかけた。  
飯島がシャワーを使い、明日香の股間のヌメリを洗い流していく。  
「ほら、こんなにキレイになりましたよ。」  
ツヤツヤとしたキレイなピンク色の陰核を鏡で見せられ、明日香はちょっと誇らしい気持ちになった。  
これで私も大人の女…くすぐったいような満足感。  
 
「最後にローションでクールダウンして、オイルマッサージをして、本日のエステは終わりになります。」  
ローションに浸したコットンを、明日香の陰核にあてながら、裕子が言った。  
ミントの刺激で、火照った陰核が冷まされていく。  
「はあ~っ」  
明日香は深いため息をついた。  
何十分かぶりに、ほっとできた。  
しかし、それも束の間。  
「ちょっとヒヤッとしますよ…」  
トロリとした冷たいオイルが明日香の陰核に垂らされた。  
これまで味わったことのない感覚に、明日香が身震いする。  
「大丈夫ですか?」  
尋ねながら、裕子は明日香の陰核をこねるようにしてマッサージし始める。  
「んんっ」  
一度クールダウンしたはずの陰核が、すぐに熱をおびはじめる。  
「滝本様、本日のエステはいかがでしたか?」  
「ちょっと辛かったけど…すごく…気持ち良かったです。」  
「そうですか。是非またいらしてください。」  
裕子は明日香の陰核をキュッとつまみあげ、明日香を今日最後の絶頂に押し上げた。  
 
「飯島さん、後はよろしく…」  
裕子は明日香に向かって軽く会釈すると、スッと部屋を後にした。  
 
<完>  
 
 

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