俺の名は一色 中(いっしき あたる)、16歳高校1年生。  
隣のソファーに横になりながらテレビの映画を見てるのは1つ上の姉、一色 發(はつ)。  
ちなみに飼い犬の名はシロだ。  
現在両親とも夫婦水入らずで欧州へバカンスの真っ最中。  
家の中にいるのはシロ、發、中の二人+一匹だけだ。  
テレビでは大勢のゾンビが逃げ遅れた間抜けな男に群がっている。  
シロはびびって庭へ出て行ってしまったようだ。  
「あのさあ、中・・・」  
「なんだよ、發姉」  
「精子の出るとこ見せてくんない?」  
 
(ハァ?)  
俺は飲んでいたコーヒーを噴きそうになる。  
ちなみにテレビではゾンビどもが男のはらわたを貪り食っているが、そんなことはどうでもいい。  
「なんで俺がそんなもん見せなきゃいけねーんだよ!!」  
「いいじゃない、減るもんじゃなし。」  
「減るよ・・・というか何故に精子?何故に俺なわけ?」  
「だってこんなこと同級生の男友達に頼んだら私が変態みたいじゃん?」  
「弟に頼むのも充分変態だよ・・・」  
「あのさあ、私は純粋な学術的探究心から頼んでんのよ?  
1年中セックスで頭がいっぱいのあんたと一緒にしないでよね。」  
(なんでバレてんだろ?)  
まあ俺は健康な男子高校生でコチコチの童貞なんだからそれも当然だが。  
 
發姉のこの「学術的探究心」とやらは今に始まったことじゃない。  
ガキの頃は銭湯の男湯で周りの男どものモノをしげしげと観察しては、  
「パパ、どうしてあの人大人なのに中みたいにおちんちん皮かぶってるのー?」  
などとぬかしては親父を慌てさせていた。  
ちなみに俺は今はかぶってはいない・・・ほとんどは。  
發姉が水泳部に入ったのもその「学術的探究心」が目的なんじゃないかと思ったくらいだ。  
ところが今100M、200M自由形女子の県最高記録保持者は發姉だったりする。  
ちなみに俺はサッカー部の3番目のアタッカー(要するに補欠)だったりする。  
發姉にとってはエロやセックス抜きで、男のナニの外観、機能が純粋に不思議でならないらしいのだ。  
特に性教育で知ってからは射精というメカニズムに興味が尽きないらしい。  
 
「さっさと彼氏でもつくってそいつのを好きなように弄ればいいじゃねーか。」  
「だって赤の他人のアレってさあ、なんかグロテスクで気持ち悪いじゃない?  
お父さんとあんたのやつなら見慣れてるしさ。」  
(おいおい、お父さんってのはまずいだろうよ・・・)  
それに家族でいっしょに風呂に入ってたのは小学校低学年くらいまでだ。  
別に俺だってしょっちゅう見せびらかしてるわけじゃないし。  
「ね、いいでしょ?どうせあんたのなんかしばらく使う予定もないんだし。」  
(予定がなくて悪かったな・・・)  
年齢=彼女いない暦の俺だった。  
 
「んー・・・そうだな・・・じゃあ發姉のその胸をもませてくれたら射精の瞬間見せてやってもいいよ。」  
俺はかなりのオッパイ星人だ。  
發姉の胸はといえば、競泳の選手にしてはなかなかのモノで、  
俺の友人には熱烈なファンも結構いたりする。  
が、さすがの俺も実の姉に萌えるほど鬼畜ではない。  
「ええぇーーー・・・・・・・・・・」  
露骨にいやな顔をする發姉。あたりまえだ。  
これでこのバカ話もおしまい・・・と思ったら・・・  
「うーん・・・じゃあ10秒間だけもませてやるからきっちり射精するところ見せてよね。  
それじゃ中は先にお風呂入ってアソコきれいに洗っといて。あたしは後から行くから。」  
 
今、俺は風呂で体を洗い終え、浴槽につかっている。  
(えらいことになってしまった・・・)  
「お待たせー♪」  
ドタバタと發姉が入ってくる。Tシャツにショートパンツ姿だ。  
「えー・・・俺は裸で發姉は服着てるわけ?そりゃないんじゃないの?  
やっぱこの話はなかったことに・・・・・」  
「なによ・・・いいわよ・・・脱げばいいんでしょ、脱げば。」  
なんだか自分で自分の退路を断ってゆくバカ姉弟。  
脱衣所で服を脱いだ發姉は、さすがにちょっと頬を赤らめながらショートカットの頭だけひょいと扉から出して言う。  
「あんたもさっさと浴槽から出なさいよね。」  
俺も観念して浴槽から立ち上がる。  
發姉も風呂場へ入ってきた。  
 
狭い風呂場で突っ立ったまま見つめあう素っ裸の二人。  
發姉の裸なんて小学生のとき以来だが、今は正直見惚れてしまっている。  
水泳で鍛えた体はやせているというよりは健康的で引き締まっているという感じだ。  
ハイレグの水着の形の日焼けの跡のまたそそりやがること・・・  
その白い部分には豊かに成長した胸も・・・  
上を向いた形のいい胸に小さめの桃色の乳首・・・  
(こ、これをもみしだいていいのか・・・)  
そしてほどよくくびれたウェスト、臍・・・その下の黒い茂み・・・  
(や、やっぱり手入れしてたりすんのかな?)  
「なんか大きくなってきた・・・」  
「え?」  
「これ」  
發姉の指差す先には俺のナニがすでに半立ちになっていた。  
 
「ちょっと触っていい?」  
しゃがんだ發姉の人差し指の先でちょんちょんと小突かれる。  
(うっ・・・)  
「大きくなるってことは興奮してるってことなんだよね?」  
正直、興奮してますです、はい。  
ますます猛り狂う俺の愚息。完全に上を向いてしまっている。  
「こうして握ってさ、上下に動かすんだよね?」  
發姉のやわらかい手が俺のモノを包む。  
(た、たまらん・・・)  
そしてほどよい強さで握り締めたままシゴきたてる。  
 
「うっ・・・」  
思わず声が出てしまう。  
「えっ?痛かった?」  
「いや・・・気持ち良かっただけ・・・」  
「そっか・・・中のこれ、すごく固くなってるもんね・・・鉄が入ってるみたい(笑)  
・・・それに・・・なんか熱い・・・」  
女性の手でコかれるのがこんなに気持ちいいとは・・・  
三こすり半で暴発しなかったのが不思議なくらいだ。  
今も絶頂寸前でかろうじて踏みとどまってるのは  
この快感を1秒でも長く味わいたいという執念のなせる技だ。  
「うーん・・・なかなかしぶといわね・・・ちょっと疲れてきちゃった・・・体勢替えるね。」  
 
發姉は立ち上がると俺の背後に回り右手を前にまわして俺のモノを握る。  
俺と發姉の身長はあまり変わらないので發姉は俺の体の後ろ半分に密着することになる。  
(あの、胸が背中に当たっちゃってるんですけど・・・)  
乳首らしきものが背中をこするが發姉はそんなことはかまわず、  
一心不乱に俺のを扱きつづける。  
俺のうなじのあたりにかかる發姉の吐息。甘酸っぱい、女性の匂い。  
(今まで全然意識してなかったけど、發姉も女なんだよな・・・)  
自分のすぐ斜め後ろにある發姉の顔も上気して眼も潤み、なんだか色っぽい。  
気のせいか少し息も乱れているような。  
なんだか急に發姉のことがいとおしくなってくる。  
俺もそろそろ限界のようだ。  
 
「發姉さ・・・俺・・・もう・・・イキそう・・・」  
「う、うん」  
「イキ終わるまで・・・手・・・動かしててくんないかな?・・・」  
「うん・・・いいよ」  
「ありがと・・・發姉・・・すごく・・・気持ちいいよ・・・信じらんないくらい・・・」  
「・・・中・・・」  
發姉の手の動きのピッチが上がり俺を追い詰めてゆく。  
もう耐えられそうにない。  
「うぅ・・・うっ・・・いくっ・・・發姉!」  
頭の中が真っ白になり背骨に電流が走る。  
生まれて最初の射精の時だってこんなに気持ち良くはなかったはずだ。  
發姉の掌の中で俺のモノは激しく脈打ち、盛大に精液を飛沫かせる。  
 
(どくんっ・・・・・・どくっ・・・どくっ・・・どくっ・・・)  
「す・・・すごい・・・何よこれ・・・」  
最初の一撃は天井を叩きそうになる。  
二発目、三発目が扉、壁を汚していくが、  
その間も發姉の手は激しく俺を扱いてその放出を助けてくれる。  
「うっ・・・あっ・・・あぁっ・・・」  
いったい何度放出したのかよく覚えてないが、気の遠くなるような快感の中、  
声を出してしまっていたのは覚えている。  
姉の手の中で自分でも信じられない量の精液を何度も何度も吐き出してゆく。  
(やば・・・気持ちよすぎるって・・・)  
この姉の手に包まれてというのが背徳感というか屈辱感というか、微妙なスパイスになってるような気がする。  
思う存分風呂場中を精液で汚し、ようやく俺の射精もおさまった。  
 
さっきまで散々暴れていた俺の愚息も發姉の手の中で少々大人しくなっている。  
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・」  
目を閉じて息を整える俺。  
俺は背中で發姉の鼓動を感じながらも立っているのがやっとの状態だ。  
發姉が後ろから抱きしめていてくれなかったらへたりこんでいただろう。  
俺の分身は發姉の掌に、俺の体は發姉の体に抱きすくめられ  
なんだか發姉と一体化したような錯覚さえする。  
(ああ・・・なんか気分いいな・・・ずっとこうしていたい・・・)  
發姉の甘い香り漂う中で・・・。  
 
「さっきの中ってさあ、ちょっと素敵だったよ?なんかね・・・  
雄々しいっていうか・・・逞しかったっていうの?」  
俺の耳元で發姉がささやく。  
「喘ぎ声も可愛かったし。」  
しばらくこれでからかわれそうだ。  
それにしても何か忘れてるような・・・まあいいや。  
とにかく今はゆっくり休みたい・・・。  
 

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