ある国に、とても2人の姫がいました。  
姉姫はとても聡明で、慈悲深く、いずれしかるべき婿を迎えて、立派に国を統治するだろうと言われていました。  
反対に、妹姫はとても奔放で、いずれ他国へ嫁ぐのだというのに、すでに何人かの貴族たちと関係を結んでいました。  
姉姫は妹姫を愛していましたが、その性的に奔放であることだけは許しがたく、次第にいずれ婿を取らねばならない己が身の上すらわずらわしく思うようになっていました。  
 
そんなある日、姉姫は読書をするために訪れた、噴水そばの東屋で、一匹のカエルに会いました。  
姉姫の両手を合わせたほども大きくて、けれどエメラルドのように輝く美しいカエルは、森の魔女の使いであると名乗りました。  
カエルは、数日前に、姉姫が風に飛ばしてしまったハンカチを届けにきてくれたのです。  
人のように喋るカエルに、姉姫はとても驚きましたが、そのカエルがとても礼儀正しく、また物をよく知っているので、もっと話し合ってみたいと思うようになりました。  
カエルは正式に城に招かれ、姉姫のよき相談相手となりました。  
 
相手がカエルである気安さも手伝って、姉姫は性的なことに対する嫌悪感が募っていることを正直に述べました。  
同時に、近いうちにそれをせねばならないジレンマも。  
カエルはしばらく考え込んでいましたが、やがて顔を上げて言いました。  
 
「姉姫さまは、それが未知であるがゆえに、恐ろしいのでしょう」  
 
「…そうかしら」  
 
「それは決して、痛いだけのものでも、薄気味悪いだけのものでもありませんよ」  
 
「……とても、そんな風には考えられないわ」  
 
カエルはさらに言葉を重ねて、姉姫を説得しようと努力しました。  
けれど、姉姫の不安は払拭できそうにありません。  
業を煮やしたカエルは、ついにこう提案しました。  
 
「ならば、ほんのさわりだけ、試してみましょう」  
 
姉姫は驚きましたが、その提案はとても魅力的に思えました。  
相手はカエルです。未来の夫に対する不義にはなるまいと考えたのです。  
姉姫は着替えると、カエルが促すままに寝台に横になって、ゆるく足を広げました。  
カエルは姉姫の足の間に移動すると、下着の上をぺたぺたと歩き回ります。  
その冷たい感触をこらえるうちに、姉姫はじくじくとした感覚が下腹に宿るのを感じました。  
カエルは手を伸ばして、何かを探るように下着を強く押し始めました。  
 
「あっ…」  
 
ある一点に触れられたとき、姉姫はびくりと足を震わせました。  
カエルは目的の場所がそこであると悟り、さらに揉むように、さするように手を動かします。  
姉姫は、その穏やかな刺激を快楽に感じて、頬を染めました。恥ずかしくて声も出せません。  
快楽は確かに、姉姫の中に蓄積されていきます。  
やがて、カエルはその手に、はっきりとした膨らみを捕らえました。  
秘芯が大きくなってきたのです。  
しかし、滑らかな絹の下着の上からなので、軽く押さえただけでは、するすると滑ってしまいました。  
 
「んっん…!」  
 
下着の中で、秘芯がこすれる刺激を、姉姫は必死にこらえました。  
少しでも刺激が弱くなればと、腰を引いてみたりもしましたが、カエルが、下着の中で逃げる秘芯を一生懸命に追いかけるので、刺激は弱まるどころか強くなるばかりです。  
絹の下着がうっすらと濡れてきました。  
もっと濡れてきたら、秘芯はすべらなくなるかもしれません。  
そう考えたカエルは、濡れた部分が秘芯に当たるように、ぐいぐいと下着を引っ張りました。  
 
「んあッ!」  
 
姉姫は高い嬌声を上げてしまいました。  
下着を引っ張られたことで、秘芯がこね潰されてしまったのです。  
それは今までとは比べ物にならないくらいの刺激と快感でした。  
その嬌声を悲鳴と思ったカエルは、慌てて下着から手を離しました。  
引っ張り上げられていた下着が元に戻るのに、秘芯を先刻とは逆向きにこすりあげて、姉姫にさらに快楽を与えました。  
 
「姉姫さま。下着を取り去ったほうが、苦しいことにならないと思います」  
 
下着の動きのせいで、姉姫が悲痛な声を上げたと判断したカエルは、そう提案しました。  
ゆるいゆるい刺激に慣れかけたところで、1度2度と強い刺激を受けて自失していた姉姫は、その提案に頷きました。  
秘芯に注意を払ったことのない姉姫は、自分のどの部分が、これほどまでに自分を乱すのか、それを知りたく思ったのです。  
下着を取り去ると、姉姫はカエルの言うままに、少し足を広げました。  
 
「美しいです、姉姫さま」  
 
カエルは感嘆の声を上げました。  
波打つ下草の間から、いくらか膨らんだ秘芯が覗いています。  
皮から少しはみ出た部分は熟れた果実のように瑞々しい紅で、ランプに照らされて妖しく光っていました。  
さすがに果実のように?いで食べようとは思いませんでしたが、カエルは、それを味わってみたいと思いました。  
ぱくりと口を開くと、細く長い舌がひるがえって、ひたりと姉姫の秘芯に貼りつきました。  
 
「ひんッ…!ぁ、な、なに…」  
 
今までとはまるで違う刺激に、姉姫は腰を震わせます。  
カエルは姉姫の足の間にいるので、揺れる腰の動きはそのまま、秘芯に貼りついた舌をずらすことになりました。  
また、鋭くはない、もやもやとした快楽が姉姫の身体に溜まっていきます。  
切ない吐息が空気を震わせるのを、カエルも感じました。  
もっともっと気持ちよくなっていただきたいと、カエルは思いました。  
カエルは、一度舌をしまうと、ぺたぺたと姉姫に近寄り、秘芯に両手をかけました。  
むにゅむにゅと、泥団子をこねるような手つきで秘芯を揉むと、姉姫は今までにない喘ぎ声を出して、激しく腰をうねらせました。  
弾き飛ばされそうになったカエルは、慌てて舌を伸ばし、秘芯に巻きつけました。  
膨れて敏感になった秘芯が、巻きつかれた舌できゅうきゅう締め上げられます。  
おまけに姉姫の腰の動きに合わせて、舌が上下にずれるので、秘芯は容赦なくしごかれているようなものです。  
 
「ぁあーっ!」  
 
姉姫は、ついに溜まった快楽の臨界点を越えてしまい、嬌声と共に気をやりました。  
膣口からしぶきがとんで、カエルに降りかかります。  
カエルの舌が、ちゅるりと秘芯をすべって外れます。  
最後の最後に、秘芯を強くこすり上げられてしまった姉姫は、さらに快楽に突き上げられ、我知らず、腰でカエルを跳ね飛ばしました。  
 
びたん!  
 
カエルは床に叩きつけられてしまいました。  
それと同時に、カエルは不思議な光に包まれました。  
 
「(;゚д゚)ァ.... 」  
 
絶頂から醒めきらないでいた姉姫は、その光景を見て驚きました。  
光の中で、カエルはみるみる大きくなり、やがて人の姿となったのです。  
光が収まって、そこにいたのは、1人の青年でした。とても美しい、エメラルドのような瞳を持つ青年でした。  
 
姉姫は美しい青年となったカエルを婿に迎えて、幸せに暮らしました。  
めでたしめでたし。  
 

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