朝起きると、私の家に兄が居た
1年前から1人暮らしをしているはずなんだが、酒の匂いをさせて玄関に転がって眠っていた。
兄の上には母が掛けたらしき毛布と、兄のことが大好きな愛犬が圧し掛かっており。
兄の周囲には、愛犬の玩具が無数に転がっていて(愛犬がせっせと運んだらしい)
そんな兄と愛犬の姿をデジカメに写そうと、必死になってる父が居た。
とりあえず放置しておいたら、兄は1時間ほどしてから起き上がった。
(・ω・) 「おはよう。ここはどこですか」
私 「おはよう、ここは実家です」
(・ω・) 「オレはどうして実家に居るんですか」
私 「それは私が聞きたいです」
どうやら前日に友人と深酒をして、タクシーで帰って来る際に、
うっかりと実家の住所を言っちゃったらしい。
その後、朝ごはんにホットケーキが食べたいと駄々をこね始めたり、
愛犬と遊んでやるはずが愛犬に遊ばれたりと、
兄は散々実家を満喫して帰っていった。
1年前と何ら変わらないテンションの兄の姿に、私はちょっとほっとした。
マタウッカリ帰ッテ来イヨ、ニーチャン…
朝起きると、私のベットに兄が居た
酒の匂いをさせて私の隣に潜り込んで眠っている。
1人暮らしをしてる兄なんだが、飲んだ週末の深夜に実家へ戻ってくることがある。
しかし以前に家族と愛犬に遊ばれてしまったので、自分の部屋で寝るのであった。
そう、ここは兄の部屋、兄のベット。 広くて大きいからと私が勝手に使用してるのだ。
床の上には兄のカバンが転がっている
服や下着も全部、パンツも脱ぎ散らかしてあった。(母はいつも黙って洗濯してくれる)
そんな兄の寝顔を眺めてから、私も着ていたものを全部脱いで床に置いた。
とりあえず兄の手を私の胸に置いて遊んでたら、数分後に兄は起き上がった。
(・ω・) 「おはよう。ここは俺のベットだよな」
私 「おはよう、今は私のベットです」
(・ω・) 「オレはどうしてオマエの胸を揉んでいるんですか」
私 「それは私の胸が、いまだに小さいからです」
(・ω・) 「そうか、じゃあまず風呂にでもいくか?」
私 「うん……」
以前と何ら変わらない兄の言葉が、私には嬉しかった。
私達兄妹は成人した今でもお風呂に一緒に入る、それは父母も知ってることだ。
二人は悩み事や身体の成長で知らないことは無いし、色々な事も教え合った。
キョウハ安全日ナンダヨ、ニーチャン……