(二週目)  
あー・・・よく寝た。実にさわやかな朝だ。  
長い夢をみたような、すがすがしい朝じゃぁねぇか。  
とまぁ、確認するのもなんだが、もう一度自己紹介しておく。  
 
俺の名は南方裕樹。とある進学校のごく普通高校生。  
剣道部所属で段位は2段。来月剣道のインター杯があるので、今朝朝練があったけど  
サボってしまった・・ってそんな話をしてる場合じゃねぇ!  
時間を見たら明らかに遅刻ペースじゃねぇか!  
俺は遅刻ペース仕様の最高速度で着替えを済ませると、  
二階の自分の部屋から、一階の居間へズカズカと音を立てて降りていく。  
するとそこには・・・  
 
「おはよう、裕ちゃん!駄目ねぇ、今朝も朝練サボったの?」  
「ふふっ。今朝もごちそうさま。早く仕度しないと、先に行っちゃうからねぇ〜♪」  
などと、かってな事を言っているこの女。隣に住んでいる幼馴染の「北畠和菜」  
同じ母子家庭だが、なぜか毎朝、うちで朝食を食べに来る。  
うちも母子家庭だけど、俺の母親はコイツに甘いんだよなぁ・・・実際。  
 
A ・・・っと言っている暇がないので、急いで朝飯食わないと・・・  
B 和菜と少し話しをする。  
C ・・・・・って食っている場合じゃねぇ!急いでうちを出る。  
D・・・・・ってたしか今日は・・・
 
 
 
B 和菜と少し話しをする。  
「お前・・・何のんびり飯食ってんだよ」  
「ん? だっておばさんのご飯美味しいんだもん」  
「理由になってねぇ。ってか、お前今何時かわかってんのか?」  
「何時って・・・」  
 俺の指摘にきょとんと目をしばたかせ、和菜は上目遣いでダイニングの時計を見上げた。  
 一秒停止。  
「な・・・」  
 さっと、和菜の頬から血の気が引く。  
「なんでそれを早く言わないのよおぉぉぉぉぉっ!」  
「言っただろうが今まさに!」  
「もう、遅刻したら裕ちゃんのせいなんだから! 責任とってよね!」  
 言いながら彼女は箸を置き、勢いよく立ち上がって足元の鞄をつかみ上げた。その頃にはすでに、俺は玄関へと足を向けている。  
「お前がちんたら飯食ってんのが悪いんだろ!?」  
「ひっど・・・誰を待ってたと思ってんのよ」  
 ぱたぱたと軽い足音をたてて和菜が駆け寄ってきたことに気づき、俺は不機嫌な目を彼女に向けた。  
「誰が待ってろなんて頼んだよ」  
 とたん、和菜もむっと目を吊り上げた。  
 しばし玄関先で、無言の戦いがくり広げられる。ばちばちと火花が鳴り、冷たい風が二人の間を通り過ぎた。───そこに、  
「あらあらまあまあ」  
 場にそぐわないおっとりした母さんの声が降りかかった。  
「二人とも、仲がいいのは結構だけど、時間はいいの?」  
「「あ」」  
 慌てて腕に巻いた時計に目をおろす。やっべ・・・マジで遅刻寸前だ!  
「急ぐぞ和菜!」  
「あ、待ってよ裕ちゃん!」  
 大慌てで靴を履き玄関を飛び出す。結局俺たちは、二人並んで走り出していた。その結果・・・  
 
A 俺たちはダッシュの甲斐あって、なんとか遅刻は免れた。  
B 俺たちは必死に走ったが、結局二人そろって遅刻してしまった。  
C 途中で和菜を見捨てたせいか、俺だけは遅刻せずに済んだ。  
D 走ってる途中、予想外のトラブルに巻き込まれた。
 
 
 
A 俺たちはダッシュの甲斐あって、なんとか遅刻は免れた。  
 
校舎への入り口の下駄箱で、俺たちはやっと一息をついた  
「何とか間に合ったな」「はぁ、はぁ……そうだね」  
まがりなりにも運動部の俺は、家から学校までのマラソンくらいは楽なモノ。だが、和菜はさすがに息を切らしている。  
「よお、裕樹と北畠。相変わらず仲がいいなぁ」  
軽い口調で話しかけてきたのは、篠山徹。放送局とあだ名されるほど、噂をばらまくのが好きな男だ。  
外見は、けっこうハンサム。口を開かなけれ、もてる部類に入るというのが衆目の一致するところだ。  
ちなみに、周囲からは俺の親友と見られてるらしい。俺としては、悪友とか腐れ縁と言った方がしっくりくる。  
ごく一部、俺とこいつの仲を誤解してるらしい女生徒がいると和菜から聞いたことがあるが……勘弁してくれ。俺にそっちの気はないんだ。  
「そうだ、知ってるか。今日、うちにクラスに教育実習生がくるんだと。」「男の人? 女の人?」「女。けっこう美人らしいぜ」「へえ……」  
篠山は、噂を耳に入れるのも早い。一体どこから、と不思議に思うほど様々な話を仕入れてくる。ただし、言いふらして良いことと悪いことの区別はしっかり分かってるので、口が軽いという悪評は意外と少ない。  
歩きながら雑談をして、3人で教室に入る。  
「おはよう、南方君、篠山君、和菜ちゃん」  
声をかけてきたのは、クラスメイトの雪村綾。なんだか今日は妙に明るい。  
「綾ちゃん、何かいいことあったの?」  
和菜も俺と同じく感じたのか、綾にそう尋ねる。  
「……ん、ちょっとね」「俺の出てくる夢でもみたのか?」「え、ち、違うの、そんな夢なんて……」  
何とはなしに言ったのだが、綾は異様に慌てた。それに、和菜と俺に向ける視線に妙なものを感じるが……  
俺の思考を予鈴が邪魔をした。俺は席に着いた。  
 
A 新しい教育実習生のことを考える  
B 朝の夢を、ふと思い浮かべる。  
C 学園一の美少女、伊集院麗華のことが頭に浮かんだ。  
D 唐突に牝奴隷が欲しい思った(鬼畜ルート?)
 
 
 
A 新しい教育実習生のことを考える  
 
俺はクラスにくるという教育実習生が、どんな人か考えてみた。  
いかにも実習生という感じの、明るく元気で初々しい人……あまりにマトモすぎるかな?  
ここはかなり偏差値の高い学校だから、いかにも才媛といった眼鏡をかけた知的な美人という線もあるな。  
そういえば、この学校って変わった先生も多いよな。そうすると、無表情な不思議な雰囲気の人とか。俗にいうアヤ○ミ系ってタイプ。  
ああ、校長が英語教育にも力をいれたいとか昨日の朝礼で言ってたなぁ。外人とかハーフとかいう線もあるよな。金髪でスタイル抜群は外せないよな。  
個人の想像力には、限界もある。全部を外すということもありうるが。  
 
教室の引き戸が開き、担任の先生ともう一人……  
 
A 明るく元気で初々しい人(真田凛)  
B 眼鏡をかけた才媛。  
C ア○ナミ系の無表情なタイプ。  
D 外人かハーフの金髪でナイスバディ。  
E それ以外
 
 
 
A 明るく元気で初々しい人(真田凛)  
 
明るく元気で初々しそうな人が入ってきた。女子大生のようだ。  
もしかして・・・教育実習生ってやつか? 俺がそんなことを考えている間に、教室がにわかにざわめきだす。  
 
「はい、みんな。静かにしてくれる?」  
パンパン、と軽くてをたたきながら担任の 日守静江(ひのかみしずえ) 先生がクラス全体に声をかける。  
 
うちの担任は古文担当。3年前にこの学校に赴任して、うちのクラスが初担任。  
まぁ、外見は眼鏡を掛けていて才媛って感じ。性格も明るく教育熱心だ.  
女子には憧れの女性らしく、けっこう本人あてのラブレターも多いらしい。本当かどうか知らないが・・・・  
俺ら男どもにも人気がある。他のクラスの野郎どもからはうらやましがられているのはけっこう嬉しい。  
 
日守先生の一声で、教室のざわめきは少しずつ落ち着きはじめた所で、話しが始まった。  
「えーと、前から言っていたことですが今日からこのクラスに教育実習生がくることになりました。  
いろいろ不慣れな点もあるかと思いますので、その点はみんな進んで協力してあげるように。  
では、真田さん。自己紹介を」 教育実習生は日守先生にはい、と返事を返すと一歩前へ出る。  
 
セミロングでストレートの髪にきっちりしたスーツが、教育実習生の初々しさを感じさせて  
いる。形の整った顔。まつ毛も長く、スカートから出る脚も細い。外見から想像すれば  
かなりのスタイルと想像できる。だが何と言っても・・・胸がデカイ!!  
教室に入ってきたときから、気にはなったが胸元が目立つ。スーツをキッチリ着ているとは  
いえ、明らかに外見から巨乳とわかる。クラスの野郎どもも明らかに胸元を見ている感じだ。  
 
「皆さん、はじめまして。真田凜(さなだ りん)です。 日本史を担当します。  
一ヶ月という短い間ですがどうぞよろしくお願いします」  
そして、軽く自己紹介をした後お辞儀をした。  
クラスの男たちがひゅー!ひゅー!とはやしたてる。・・・ちょっと古いんじゃないの、おまえら。  
「真田先生!スリーサイズは幾つですかぁ?」  
早くも篠山徹が質問してきた。さすが放送局。クラスの野郎どももどよめきが上がる。  
それに対して真田先生は・・・  
 
A:はずかしながらスリーサイズを話し始めて・・・・  
B:「そういう話題はここでは駄目ですよぉ〜♪」っと言って話を打ち切った。  
C:真っ赤になってその場にうずくまったって・・・  
D:何も言わなかった(冷たい感じの視線で)
 
 
 
「………ぇ、そ、それは……その……」  
こういう話題にはほとんど免疫がないのか、ごにょごにょと聞こえないような小さな声で呟いた。  
顔はと言えば、もうこれ以上ないほど真っ赤である。  
男子生徒が更に追い討ちをかけるように質問を繰り返した。  
「……ぇぇ、だから、そ、の、……ぇと…」と、先生も顔を熟したリンゴの如く顔を赤くしていくのだから生徒は更に面白がった。  
恥らう女性、というのがこれほど似合うのは―少なくとも俺から見て―意外と少ないのじゃないだろうか。  
麗華様は実は天然なところがあるからな。……恥らう姿など想像できない。それに笑顔を絶やさない人だ。  
……結局、スリーサイズは残念ながら分からなかったが、これはこれで良しとしよう。  
本当に残念だが。となると大体予測でしかない。  
B89………とは俺の予測だが、直接したことはもちろん、スーツの上なので実際は分からん。  
つまりは当てにならん、ということだ。  
「祐ちゃんのえっち」  
隣の席から不機嫌な声があがった。俺の席は廊下側。つまり、隣は一つしかない。  
「男なんだよ、俺だって。和菜から見ても美人だろ?」  
そう、隣の席は和菜だということだ。……絶対に何かの作為を感じる。  
しかし、これだけ美人の多い学園だ。「アイドル校」と呼ばれるだけのことはある。  
 
そうなるとどうしても皆のスタイルを見比べてしまう。  
もちろん、一番胸がでかいのは真田先生だな。アレはでかい。B89の予想はもしかしたら妥当じゃないだろうか。  
次にでかいのは……麗華様だな。B87という予想はどうなんだろう。こちらは水着姿を見ているので先生よりは正確だ。  
ただデータが数ヶ月ほど古いので、成長してる可能性も否定できない。  
あとは………ああ、麗華様の自称ライバルという"あいつ"がいたな。  
親は金持ちで権力もある、スタイル抜群、現在生徒会長の学年主席。  
これだけ聞けば最高だろうさ。でもな、"あいつ"はまったくと言っていいほど注目されない。  
俺だって"あいつ"のことを思考するのも避けたいくらいだ。心読まれそうだし。  
だが、思い切って(心の中で)愚痴ってみる。  
"あの凶暴さはなんだ。麗華様の1000分の1でいいから性格を見習ってくれ"  
"あいつ"は世間一般で言う不良だ。親が権力をもったどうしようもない、な。  
天才肌でスタイルもいい美人だから、最初は皆騙されるんだ……俺のように。  
 
A:"あいつ"についての過去を思い出す。  
B:次の授業は体育だ。  
C:次の授業って日本史か?  
D:授業なんてだるい。昼まで寝るぞ
 
 
 
A:"あいつ"についての過去を思い出す。  
 
 この学校に入ったばかりの頃、俺はものの見事に校内で迷ったことがある。  
 その日はたまたま弁当がなくて、はじめて食堂を使ったんだ。  
 ところがこの食堂ってのがえらく入り組んだところにあって、俺は自分の教室に戻るに戻れず、  
絶望にかられながら五時限目開始のチャイムを聞くことになった。  
 その時だ。はじめて"あいつ"を目の前にしたのは。  
「───あら、どうしたの?」  
 授業が始まり人気がなくなった中庭で、あの涼やかな声を聞いた時は心底驚いた。  
 まさか人に会うなんて思ってなかったし、会ったとしても教師や事務員のおっさんくらいが関の山で、  
それが入学式に新入生代表として挨拶をした、ひそかに皆が(無論、俺もだ)憧れていた美少女に  
声をかけられるとは思ってもなかったから。  
 大きな瞳や小さな口元は愛らしさを残しているのに、表情はいつも涼やかで大人びた印象だった。  
 肩で綺麗にそろえられた黒髪は清潔で、日の光をうけると天使の輪のようなつやができる。  
 それほど身長が高いわけでもないのに小さく見えないのは、しゃんと伸びたきれいな背中のせいだろうか。  
 ともかく、"あいつ"はそういう微妙なバランスの元に成り立つ美少女だった。  
「? ・・・どうしたの、ボーっとして。なにかあった?」  
「あ・・・っ! いやいや、なんでもないっ!」  
 不思議そうに小首をかしげられて、初めて俺は自分を取り戻した。  
 思わず素で見とれてたなんて言えるわけもなく、手を振ってごまかすのが精一杯だ。  
 "あいつ"は軽い調子で「そうなの?」なんて笑って流して、そして当たり前みたいに俺の横に並んだ。  
 ───思えば、この時点で気がつくべきだったんだ。  
 昼休みが終わって午後の授業が始まったこの時間に、生徒が一人で中庭にいるなんて奇妙な事態に。  
 
「ところで南方くん、こんな所で何してたの?」  
「ああ、実は俺、道に迷って・・・って」  
「道に迷った? 校内で? ・・・ずいぶん器用なのね、南方くんって」  
「・・・な、なあ」  
「なに?」  
「今・・・俺の苗字呼ばなかったか?」  
「呼んだわよ。それがどうかした?」  
「どうかしたって・・・そんな、クラスも違うのに、なんで知ってるんだよ」  
 俺の問いに、"あいつ"はきょとんと目をしばたかせ・・・それから、楽しそうに口元をゆがめた。  
 それがまた綺麗に見えたりしたもんだから、俺は言葉を詰まらせることになる。  
「・・・さあ、なんでかしらね?」  
「な・・・っ!」  
「あはは、かわいい。そんなに驚くことでもないじゃない。南方くんだって私の名前知ってるでしょ?」  
「そ、それは」  
 確かに知っている。知っているけどそれは、"あいつ"が新入生代表になるほどの秀才で、有名だからで。  
 それでちょっと・・・その、ちょっとばかし憧れていたからであってだな。  
「それと同じよ。不思議なことなんてなにもない」  
 にっこり笑って、"あいつ"は俺の指先に触れた。そのやわらかい感触に、心臓が鳴る。  
 俺の緊張を知ってか知らずか、"あいつ"はそのまま指をつないで俺を見上げる。  
「それじゃ南方くん、行きましょうか」  
「あ・・・って、こ、このまま廊下を歩くのはちょっと・・・」  
 教室まで案内してくれるんだろうけど、この格好で校内を歩くのは恥ずかしい。  
 俺はそう思って手をひこうとしたが、"あいつ"器用に指先だけで俺を絡めとり、動くことを許さなかった。  
「安心して。廊下なんて歩かないから」  
「は?」  
「歩くのは、街中よ」  
「はあぁ!?」  
 言うが早いか、"あいつ"は指先をつないだまま裏門に向かって歩き出した。  
 
「お、おい、授業はどーすんだよ。っていうかなんで俺まで!」  
「一回くらい休んだって成績は変わらないわよ。大丈夫、見つかったって適当に言いぬけられるわよ」  
 入学早々なんつーこと言うんだこいつはっ!  
「そういう問題じゃなくて・・・だから待てって!」  
「待つわけないじゃない。早くしないと誰かに会うわよ」  
「だったら戻ればいいだろうが!」  
「───もう遅いわ」  
「へ?」  
 唐突に立ち止まられて、俺はつんのめりながらなんとか体勢を整える。  
「な、なんだよ急に」  
「だからもう遅いって言ってるの」  
 "あいつ"は妙にニコニコ笑いながら足元を指差した。つられて俺は目線を下ろし・・・凍りつく。  
 俺の脚は、すでに裏門から一歩を踏み出していた。  
 もちろんすぐに校内に戻れば済む話だが、俺はこの時混乱していて正常な思考ができずにいた。  
 だから、  
「これで共犯ね? 南方くん」  
 だから、あんな脅迫めいた一言にすっかり血の気を引かしてしまったんだ。  
「ほら、もうここまで来たら一緒なんだから。あきらめて一緒に来なさい」  
「一緒にって、どこへ・・・」  
「ちょうど男手がほしかったのよね」  
「はあ?」  
 指をつないだまま、俺は有無を言わさず街中を歩かされた。  
 あまりに恥ずかしくて振りほどこうとしたものの、  
その度に「あれ? いいの? ここで大泣きされても? それとも「強姦魔!」とか叫ばれたい?」と脅かされた。  
 ・・・誓ってもいい。あいつは俺がもし振りほどいたら絶対実行する。  
 ともかく、そうやって脅されながら俺が連れて行かれた先は・・・  
 
A 大きな劇場だった。  
B 小さなライブハウスだった。  
C ゴージャスな洋館だった。  
D 町の剣道場だった。
 
 
 
ゴージャスな洋館だった  
「ふふっ、南方くん。ようこそ、私の別邸へ」  
「こ、ここが別邸?・・・・マジかよ?」  
街から離れた小高い丘にある洋館。街を見下ろすような風景が広がる。  
この洋館は以前から、俺らが罵声を兼ねて言っていた・・'小山の大将`と。  
その大将が"あいつ"とは・・・・  
 
"あいつ"・・・・ そう、彼女の名は 神野麗美(じんのれみ)。  
祖父が大手企業の創業者兼会長、父親は国会議員・・・俺のような  
身分では到底かなわない存在だ。しかし、この洋館が別邸とは、  
しかも、高校生が一人で使っているとは・・・金持ちは恐ろしい。  
 
「私ね、ちょうど男手がほしかったって言ったわよね」  
「ああ・・・」  
「だから中に入って手伝ってくれる?」  
「・・・・っておい!」  
強引に俺の腕を引く神野。結局強引に屋敷の中に引き込まれてしまった。  
 
「これは、これは、お嬢様。いけませんよ、また学校を抜け出して」  
「おや?お嬢様、また連れて来たのですか?」  
中に入ると白髪混じりの男が出迎える。どうやら執事らしい。  
だが、この時思った。'また`とは・・・・・一体?  
「いいのよ。退屈していた所だから、抜け出しちゃって来ちゃったわ。あ、あなたに紹介するわね。  
こちらは、南方裕樹くん。私の手伝いに来てくれたの」  
「そうですか。私は、南条隆志(なんじょうたかし)と申しまして、麗美お嬢様の執事をしている者です。  
どうかよろしく」  
丁寧な態度に、俺自身緊張してしまった。  
「南条、あの部屋を用意してある?」  
「もちろんでございます、お嬢様」  
あの部屋とは・・・・・この時、俺は想像も出来なかった。  
 
あの部屋に通された俺。そこで見たものは・・・・  
 
A 金持ちらしく、 スポーツジムになっていた・・・・  
B 汚い部屋・・・まさか、全部片付けるわけ?  
D 見知らぬ男ども・・・・まさか!  
C 怪しげな道具が・・・・これってマジ?
 
 
 
A 金持ちらしく、 スポーツジムになっていた・・・・  
 
広い部屋に、様々なトレーニング機械があった。しかし、何より目を引くのは部屋の中央にあるリング。  
「さあ、こっちよ」  
状況について行けずに呆然とする俺を、リングの中に引っ張り込む神野麗美。  
「い、一体何を……」  
「男手が必要だから、と言ったでしょ。私の格闘技の相手よ」  
「え、格闘って……げぶっ!」  
いきなりの蹴りに、俺はリング上に無様に倒れた。  
「ふふ、同年代の男の子に私の武術がどれくらいのものか、試してみたかったの」  
……それからのしばらくの間、俺は地獄の縁を覗いた。数々の突き、蹴り、投げ技、関節技、絞め技を受け、男としてのプライドも身体もボロボロにされた。  
「……へぇ、思ったよりは頑張るわね。気に入ったわ。時々、私の相手をさせてあげる。光栄の思いなさい」  
リングの上に仰向けに横たわる俺に、神野麗美は朗らかに言葉を浴びせた。そして、俺は意識を失った。  
その後、俺は執事の南条隆志さんに手当を受け、バイト代として分厚い封筒をもらって家に帰った。  
その日から三日間、俺は学校を休んだ。  
 
そして、その後も時折呼ばれて格闘技の相手をさせられた俺は、素手では勝てないとあきらめ、剣道を学ぶことにした。  
今では、あいつも俺と戦うときには胴着を着て、それなりの準備をしてから戦うようになったのだが……だが、今でも俺はあいつに全く勝てた試しがない。  
 
昼休み、購買部でパンを買おうと廊下を歩く俺は、不愉快な過去を思い出しつつ、独り言を呟いた。  
「あいつ、俺をストレス解消道具と思ってるぞ、絶対」  
そういえば、そろそろ「あいつ」の呼び出しがくる頃だなぁ、と思い当たった。  
「今度こそ勝って、泣かせてやる!!」  
いつになることやら、心の中でさえそんな突っ込みが自然に入ってしまい、肩を落とす。  
そんな俺の前に人影が……  
 
A 噂をすれば……神野麗美だ!! 「誰が泣くのかしら?」  
B キョロキョロする人とぶつかる。教育実習生の真田凛さんだ。  
C 「や、裕樹」 和菜だ。  
D 「キャッ!」可愛い悲鳴を上げてぶつかったのは……伊集院麗華さまだ! 
 
 
 
B キョロキョロする人とぶつかる。教育実習生の真田凛さんだ。  
 
「きゃっ」  
俺は誰かにぶつかり、そのまま押し倒された。  
しっかりと受身をとったため、どこにも痛みはない。  
これを”あいつ”のお陰だとは思いたくはない。いや、これは”あいつ”の不意打ちか?  
俺は慌てて起き上がろうとする。  
ぽよん。  
……顔に柔らかい物が当たる。とても良い香りがする。  
「ごめんなさい」  
ぶつかった相手が立ち上がり、顔に当たっていた物がどけられる。  
「真田さん?」  
「南方君?ごめんなさい。私、少しボーとしてた」  
俺はつい、顔に当たっていたらしき物に視線を注いだ。90以上あるかもしれない。  
「……えっち」  
真田さんが顔を赤くして、両腕で胸を隠した。  
「すみません」  
俺は小さく謝りながら立ち上がる。  
「なにしてたんですか?」  
「教材を取りに資料室に行こうとしてたんだけど、場所が分からなくて」  
「そうですか」  
資料室。つまり物置だ。校舎の奥にあってとても分かりづらい。ちなみに怪談話には事欠かない部屋でもある。  
 
俺は  
 
1 真田凛を資料室に案内する。  
2 真田凛と別れてパンを買いに購買に行く。  
3 真田凛をひとけのない場所に案内する。
 
 
 
1 真田凛を資料室に案内する。  
 
俺は真田さんを資料室まで案内した。  
「ありがとう」  
にっこりと爽やかな笑みを見せて、真田さんは礼を言う。  
「おやすいご用ですよ」  
気持ちの良い笑顔に、素敵だなぁ、と胸が温かくなる俺。  
「何かお手伝いするできることありますか?」  
「じゃあ、資料を探すのをてつだってくれるかしら」  
この資料室は結構広い。お昼は食べられないかも、と思ったが、俺にとっては真田さんと仲良くなれる側に天秤は傾いている。一も二もなくOKした。  
資料室は電灯をつけても薄暗く、棚には雑然と教材が置かれていた。  
ちなみにこの資料室、幽霊が出るという噂がある。放課後、資料室に来た女性教員が見たとか、他に誰もいないはずなのにいきなり腕を引かれたとか、そんなたわいもない内容。  
ただし、女生徒という点のみは共通している。昔、ここで自殺した女生徒の幽霊、というのが定説だ。  
「……やだ」  
資料をさがす手伝いがてら、何とはなしに資料室の怪談話を語る俺に、真田さんは薄気味悪そうに当たりを見回す。  
「幽霊とか苦手ですか?」「ええ。そういう話は好きではないわね」「そうなの」「えっ!」「きゃあ!」  
突然かけられた女の声に、真田さんは青くなって俺に抱きついてくる。俺もさすがに慌てて、声の方を見た。  
女生徒がすぐ近くに立っていた。  
 
「ゆ、幽霊?」「ちがいますよぉ」  
髪はちょっと茶色かかったショートヘア。整った顔にはくりくりとした目。  
桃色の唇。スタイルはスレンダーっていった感じ……だが、何か不思議な雰囲気の少女だ。  
「お久しぶりです」「どこかで会ったっけ?」「あ、今度の裕樹さんとは初めてですね」「???」  
どこかつながらない会話。  
「えへ、じゃあ、頑張ってくださいね」「ちょ、ちょっと……」  
その子は出て行った。俺も、俺の腕の中の真田さんも目を丸くして女生徒の出て行った入り口を見ている。え、俺の腕の中――  
俺は真田さんの背中に左手を回し、右手はその豊かな胸を掴んでいた……  
 
1,「す、すみません!」俺は慌てて身を離して謝罪した。  
2,「わざと誘ったんだろ……」押し倒して、欲望を満たす。  
3,思わず揉んでしまった。  
4,「初めてあったときから好きでした!」といきなり告白。
 
 
 
むにゅっ。もにゅもにゅもにゅ。  
俺はほとんど反射的に彼女の乳を鷲掴みにしていた。  
目の前に乳があれば揉む、これ当たり前というかのように。  
『ひゃああぁあぁっ!?なっ、なっ、何してるんですかっ!?』  
『…うーむ。この大きさ、形、感触。どれをとっても実に申し分ない。  
ン〜ッ!…マーヴェラスッ!』  
『人の抗議無視して、評論しないでくださいっ!!』  
何やら苦情が聞こえてきた様な気もするが、あえて聞こえなかった事にする。  
服の上からでもわかる、この見事なバスト。  
大きいだけでなく、張りもあり、全体のバランスも非常によい。  
アイドル校の異名をとるわが校でもここまでの美巨乳にはそうそうお目にかかれまい。  
この機を逸するのは惜しいとばかりに俺はなおも乳房に指を這わす。  
『やっ、もぅさっきから何どさくさに紛れて人のおっぱい触ってるんですかっ!』  
『僕は“巨乳を見ると揉みしだかずにはいられない病”なんです。』  
『そっ、そんな病気あるワケないでしょっ!』  
真田さんは年の割りには可愛らしい顔を真っ赤にして尚も抗議の声を上げる。  
だが、おっぱい星人としてこれ程の好機を逃すワケにはいくまい。俺は食い下がった。  
『本当なんです。揉みしだかないと呼吸および心不全になってしまうんです。  
生徒を助けると思って是非!!』  
スカポンタンな台詞とは裏腹に真剣な表情で俺は頼み込んだ。  
真田さんはふぅ、とため息をつくと諦観の表情で、  
『……しょうがないなぁ…。案内してもらったお礼もあるし…、あ、あんまり乱暴にしないで下さいね?』  
俺は心の中でガッツポーズをとった。  
ムチャクチャな頼みごとにも関わらず、律儀な人だなぁ。情に流されやすいタイプなのかも。  
『ありがとうございます。では早速、お言葉に甘えて…』  
俺は彼女の上着を脱がせ、ブラウスのボタンを外しはじめた。  
 
A 俺はじっくりとその感触を楽しんだ  
B 大胆にもパイズリを迫った  
C いいところで昼休み終了のチャイムが鳴ってしまった
 
 
 
A 俺はじっくりとその感触を楽しんだ  
 
 ひとつ、ふたつ・・・  
 俺はわざとゆっくり彼女のブラウスのボタンを外す。  
 その美しい谷間が序所に現れる様を、俺はじっくりと目で楽しんだ。  
 谷間を包む下着の色は黒。白い肌とのコントラストがまぶしくて、俺は思わず口元を緩めてしまう。  
「南方くん・・・すごい顔になってますよ?」  
 すごい顔ってどんな顔だ。  
 俺は心の中で激しくツッコミながら、だが表面上では完全に無視して、改めて迫力満点の胸へ手を伸ばした。  
「あ・・・」  
 さわさわさわと指を走らせる。つるつるした感触が心地よかった。  
 シルクの手触りだな。いや、ナイロンなのかもしれんが。  
 ちらりと真田さんの顔を見ると、彼女は恥ずかしげに目を伏せて、何かをこらえるように軽く唇をかんでいた。  
 これは・・・気持ちいいってより、恥ずかしいんだろうな。  
 俺は冷静にそう考えつつ、形をなぞるように指を下へおろし、大きな胸を支える硬いワイヤーの下へともぐらせる。  
「えっ?」  
 この期に及んで直接触られるとまでは思ってなかったのか、真田さんはぎょっと目を見開いた。  
「やだ、南方くん。それは・・・」  
「すいません先生。俺、『巨乳を直接触らないと死んでしまう病』なんです」  
「そ、そんな病気あるわけ───やんっ」  
 ないよな、確かに。  
 そう胸のうちでこたえつつ、俺は下着を完全に胸の上へとずり上げ、柔らかな肉に指をめり込ませた。  
 おお・・・予想通り、いや予想以上の柔らかさだ。すっげー気持ちいい・・・  
 俺は・・・  
 
A 思う存分自分勝手にもみもみする  
B 真田さんに気持ちよくなっていただくトライアルに挑戦する  
C ここまで来ればOKだな! 床に引きずり倒す
 
 
 
B 真田さんに気持ちよくなっていただくトライアルに挑戦する  
 
それにしてもすばらしいおっぱいである。大きさといい、形といい、張りといい、  
まさに極上の逸品である。こんなにすばらしいおっぱいに触らせていただいてい  
るのに、何もお礼をしないのは心苦しい。  
「………!」  
ここは真田さんに気持ちよくなっていただくことが、俺に出来る唯一のお礼だ。  
「ちょっと、何するの!」  
俺は雪見大福のような白い乳房の上にある、ちょっと大きめながら淡いピンク色  
の乳首を口に含んだ。  
「触るだけって言ったでしょ」  
身体をよじって逃れようとする真田さんの身体に腕を回すと、俺は乳首を舌で転  
がし、チュウチュウと音を立てて吸ってみた。  
「御願い……もうやめて……」  
口ではそう言っていても身体は正直である。俺の唇がついばんでいる真田さんの  
乳首は固くなり、いつの間にか抵抗することも止めていた。  
「気持ちいいんでしょ、先生?」  
「そ、そんなこと……ない…」  
「へぇ〜」  
困惑した表情浮かべた真田さんの顔を見ながら、俺は唾液でベトベトになった乳首  
を指で摘んでみた。  
「あっ…」  
真田さんの唇から熱い吐息が漏れ、身体がピクっと震えた。いい調子だ。この調  
子で真田さんに気持ちよくなってもらおう。上目遣いで真田さんの顔を見ながら、  
俺は交互に両方の乳首をついばみ、ボリューム感のある揉みしだいた。  
「はぁ……はぁ……」  
学校の中でこんなことをしているという罪悪感があるのだろうか? それとも恥  
ずかしいからなのだろうか? 真田さんは顔を真っ赤にしてうつむき、身体の中  
から溢れ出る声を必死にこらえているようだった。  
 
「先生…」  
「南方くん…」  
潤んだ真田さんの瞳が俺を見つめる。  
俺は  
 
A キスしちゃおうかなぁ?  
B スカートの中に手を入れちゃおうかなぁ?  
C おちんちん触ってもらおうかなぁ?  
D お礼はしたから教室に帰ろうかなぁ?
 
 
 
D お礼はしたから教室に帰ろうかなぁ?  
 
昼休みも残り時間はわずか。  
「真田さん、もうお昼休みが終わりますよ」  
「え……」  
キョトンとした表情をした真田さんだが、俺の言葉に自分の現状を認識したらしく、次の瞬間に慌てて身繕いを始めた。  
「えと、あの、南方くん……今のことは」  
「誰にも言いませんよ」  
「あ、ありがとう」  
胸を弄られた相手にありがとうとは妙な話とは思ったが、少し罪悪感も感じた。調子にのりすぎたかなと反省する。  
謎の少女の唐突な出現で中断した教材探しをやり直した俺たちは、すぐに教材を見つけた。  
女性一人では辛い数のそれを職員室に運ぶのを手伝った後、俺は教室に戻った。  
教室に戻った直後、昼休み終了のチャイムが鳴った。  
 
A 午後の授業は特に何も無し。放課後になった。  
B 5時限目は水泳の合同授業だった。
 
 
 
A 午後の授業は特に何も無し。放課後になった。  
六時間目終了のチャイムが校内に響き渡わたった。  
俺は周囲への挨拶もそこそこに、剣道場へと向かった。  
唯一真剣に、そして強くなるために・・・つうか、あいつに勝つために。  
 
<今日は顧問の先生がお休みです。個人練習に変更になりました。  
各自の練習メニューを終えてから帰宅するように>  
剣道場に行くと入り口の窓ガラスに立てかけてあるボードに書き込まれていた。  
今日は個人練習か・・・ま、いいけど・・・ん?  
よく見たら続きが書かれていた・・・・  
<なお、今朝の朝練を欠席した者は、練習終了後に道場を清掃して帰るように>  
うへ、マジかよ。・・・・トホホ。  
失意の俺は更衣室へと向かった。今日の練習メニューをこなすためと  
後の掃除をするために・・・  
 
「ふーっ、終わった・・・」  
気が付けばあたりは薄暗くなってきていた。  
薄暗い道場に一人で掃除をする俺。結局、今朝の朝練のサボリは俺一人だった。  
「うぉ〜し!帰るか!」  
広い道場を一人で掃除したのはたいしたもんだと、密かに感心する。  
 
更衣室で着替えた後、道場の鍵を掛けた俺。ふと、昼間の事を思い出し、  
資料室へ向かった。  
「あれ?資料室に明かりが・・・・」  
入り口を覗いて見ると・・・・  
 
A 真田先生が資料の整理をしていた・・・・・  
B 怪しい人影・・・もしや!
 
 
 
A 真田先生が資料の整理をしていた・・・・・  
 
資料室は電灯をつけても薄暗い。棚には雑然と教材が置かれていた中を彼女は黙々と整理している。  
「へぇ〜、頑張っているなぁ」  
感心している俺。すぐに彼女の前に出ようとせず、入り口のドアの隙間からのぞいていた。  
校内はもう誰もいない・・・警備のオッサンが見回りに来るのは深夜だし、  
事実上この近辺には誰も居ない。  
ふと昼間の事が、目に浮かぶ・・・・ん?これって・・・・・  
「いや、まてまて。彼女をもっと良く見てみたい」  
込み上げる思いを必死で抑えて、俺は彼女の姿をまじまじと見ていた。  
「こうして一生懸命にやっている真田さんって、かっこいいよなぁ」  
 
セミロングでストレートの髪がうっすらと電灯に照らされる姿は美しい・・  
頬を伝った汗も、よく見えないが光っている。  
下の方に目がいく・・  
薄暗くてよく見えないけど真田さんのスカートは結構短い、屈めば中が見えるんじゃないかと  
思うほど。そこから伸びる脚も妙に艶かしい。  
上着は脱いで近くに立てかけてある。どうやら、上はブラウスだけのようだ。  
「もう、ちょっと近くに来ないかなぁ・・・・あの巨乳を見てみたいし」  
ふと、頭に浮かんだ・・・この資料室、幽霊が出るという噂があるのを。  
つい悪戯心が芽生える。  
 
俺は・・・・・・  
A 外のスイッチを消して部屋を暗くし、そして・・・・・  
B 大声を出して嚇かそうと思い、往き良いよくドアを開け・・・  
C 裏か回って嚇そうかと思ってその場から離れて・・・
 
 
 
C 裏から回って嚇そうかと思ってその場から離れて・・・ 
 
裏から回って嚇そうかと思ってその場から離れて、足音を立てぬようにそっと歩く。  
と、そのとき・・・・  
(ポンッ)  
いきなり肩をたたかれた。  
「!」  
とっさに手を口に当てなんとか叫び声をあげずにすんだものの、まだ心臓がバクバクいってる。  
何事かと振り向くとそこには・・・  
 
A キョトンとした表情の和菜がたっていた。  
B 雪村がめずらしく無表情・・・というか、うつろな感じでたっていた。  
C 真田先生が困惑した・・・いや、顔を赤らめて何かを我慢しているような表情でたっていた  
D ”あいつ”・・・麗美が不機嫌な表情をしてたっていた。  
E あの不思議な少女が妖艶な笑みを浮かべてたっていた。
 
 
 
D "あいつ"・・・麗美が不機嫌な表情をしてたっていた。  
 
「南方くん、ここで何しているの?」  
「あ、嫌、べ、別に・・・何でもねぇよ。ただ、誰か居ないか見回ったら、資料室に明かりがついていたんで中を見ようとしただけだよ!!」  
不味い所に現れたなぁ、この女。あまりに突然現れたので、とっさに思い付いた  
答えを言う俺。ん?そう言えば、なんでコイツ、ここに居るんだ?  
たしか、生徒会の連中はもう帰ったはず。  
「ふうん。私はてっきり、真田さんを脅かすのかと思ったわ」  
うっ・・・鋭い。余りにもズバリ本当の事を言われると答えが出ない。  
「まぁ、仕方がないわね。彼女美人だし、男なら襲いたくなるわね」  
不適な笑みを浮かべつつ・・・・言葉を続ける。  
 
「南方くん。欲求不満でもあるの?もしかして昼間の時ように、真田さんの胸を揉んでみたくなったのかなぁ?・・・ふふふっ♪」  
 
・・・・・ガーーーーーーーーン!!・・・・・・・・・  
 
見られていた!衝撃の事実を突きつけられた俺は、言葉を失った。  
みるみる、顔から血の気が引く。結局、その場に座りこんでしまった。  
 
「その様子では、本当のようね。ふうん、昼間真田さんに会った時、彼女の様子が変だったものねぇ」  
「聞いてみたら、南方くんと資料室で教材を探していたって言っていたけど、ブラウスがちょっと乱れていたから変だと思っていたのよねぇ・・・」  
さすがは、学年首席。見事な観察力である。俺はまんまと、'あいつ`に乗せられてしまった・・・  
「まぁ、いつも私が相手していると、欲求不満が溜まってくるのは仕方ないものねぇ」  
「あ、そうそう。ふふっ・・・・面白い事を考えたわ♪」  
楽しそうに話す神野麗美。俺は背筋に冷たさを感じた・・・  
 
A:「南方くん、真田さんを襲いたい?手伝ってあげても良いわよ」  
  麗美の意外な言葉に驚いた俺は・・・   
B:「このまま、黙ってあげる。その代わり私の・・・・・」  
C:麗美は何も話さず、その場から立ち去った。
 
 
 
A:「南方くん、真田さんを襲いたい?手伝ってあげても良いわよ」  
 
  麗美の意外な言葉に驚いた俺は・・・愕然と、彼女の顔を見返した。  
「あら、意外そうね。私がそんなこと言い出すなんて思いもしなかった?」  
「あ・・・当たり前だろ? 仮にもお前、女の子がそんな、下品な・・・」  
「下品ねぇ。真昼間から人の胸もみしだいてた人からそんなこと言われると思わなかったな」  
「ぐ・・・」  
 俺が息を詰まらせると、麗美は楽しそうに口元を吊りゆがませる。  
 こういう表情がまたすごく可愛かったりするから、余計にこいつはたちが悪いって言うか・・・  
「ね、私はあなたにとってすごくラッキーな提案をしてるのよ? 襲いたかったんでしょ? 真田さんを。  
 無茶苦茶にしてやりたいとか、考えてたんでしょ?」  
「そ、それは・・・」  
 確かにあの巨乳と、それとは相対して真面目そうな印象の美人ってのが乱れるのを見たいとかなんとか、  
そんな邪なことを想像してはいたが───こうも直接的に言われると、だな。  
 俺が返答に困っていると、麗美の細い指が俺の指先を捉えた。  
(あ・・・)  
 軽い接触。  
(・・・くそ。童貞じゃねぇんだから・・・)  
 出会った時と同じ触れ方に、俺はまた緊張してしまう。  
「ほら・・・一緒に来て?」  
 いつの間にか息がかかるほどの距離に、麗美の顔が近づいていた。  
 ほんの少し唇を突き出せば口づけだってできるだろう。けど、それが許されるような状況ではない。  
「気持ちよくなりましょう。・・・真田さんと一緒に、ね?」  
 くい、と軽い力で引っ張られて、俺は思わず───  
 
A 首を縦に振って、導かれるまま資料室へ赴いた。  
B 麗美の手を、思い切り振りほどいた。  
C 逆に彼女を、自分の胸に引き入れた。  
D 空いた手で、彼女の頬を思い切り叩いた。 
 
 
 
A 首を縦に振って、導かれるまま資料室へ赴いた。  
 
「さすが南方くん。男の子ね」  
麗美は微笑みかけた。本性を知らなければ、天使の笑みに見えるだろう。だが、それは哀れな生け贄が魂を差し出したことを喜ぶ悪魔の笑みなのだ。  
「……南方くん。ちょっと待って」  
わずかに扉を開けて資料室をのぞき込んだ麗美が、部屋に入ろうとする俺を小声で止める。  
「そっと中を見てみなさい」  
麗美に言われるままに、中を覗く。  
「……南方君。だめ、だめなの……」  
腰を棚の角に押しつけ、上下に擦っている真田さんの姿があった。左手は棚にかけているが、右手はブラウスの上から豊かなバストを揉み込んでいる。  
年上の美女が俺の名を呼びながらオナニーをしている……股間に一気に血が昇った。  
「違うの、私は淫乱なんかじゃない……ひどい、南方君」  
「教育実習先の生徒をオカズにオナニーする女子大生……まるでイヤラシイ小説ね」  
からかうように麗美が耳元で囁くが、俺は真田さんの痴態を食い入るように見つめた。真田さんの想像の世界では、俺はどんな風に振る舞っているのだろう。  
「あ、あ、イク、イク、イク!!」  
電撃が走ったかのように真田さんは硬直する。直後、床に座り込み、荒い息を吐き始める。  
麗美はいきなりドアを開けた。  
 
扉の開く音に振り返り、俺たちの姿を見た真田さんの顔が凍り付いた。  
「神野麗美さん……み、南方君!」  
「真田さん、随分とご立派なことをなされてましたわね」  
勝ち誇ったような笑みを見せる麗美。絶句する真田さん。麗美は俺を振り返ると、一言。  
「あんなこと見せられたら、やることは一つよね」  
俺は無言で真田さんに近寄っていく。  
「あ、南方君。ち、違うの、違うのよ……」  
何が違うのだろう? 俺は床に座り込んだままで俺を見上げる真田さんに……  
 
A 「俺は想像の中でどんなことをしたんです?」と問う。  
B そのまま覆い被さって、行為に及ぶ。  
C 一応は言い訳を聞く。  
D 「だめだ!」悪魔の誘惑から、己を引きはがした。
 
 
 
C 一応は言い訳を聞く。  
 
「違うって、何が違うんですか?」  
俺は真田さんに問い掛ける。  
床に座り込んだ真田さんのストッキングは、愛液に濡れ膝まで染みが出来ている。  
部屋に篭る匂いがますます、俺の股間をいきり立たせる。  
手を伸ばせばすぐに襲える距離に、真田さんは居る。  
俺は生唾を飲み込む。  
「わ、私は淫乱なんかじゃない・・・・」  
哀願する真田さんの声。  
「南方君っていいながら自分で慰めていたのにィ?」  
麗美が嘲笑う。  
「真田さん・・・・」  
俺はもう堪えきれなくなって、真田さんに手を伸ばす。  
真田さんは・・・・  
 
1 麗美を見て「御主人様」と呟く。  
2 「ずっと前から、南方君のことが好きだったの」と言って俺を受け入れる。  
3 「いやぁ!!」悲鳴を上げて後づさる。
 
 
 
3 「いやぁ!!」悲鳴を上げて後づさる。  
 
真田さんの悲鳴で、一瞬我に帰る俺。伸ばした手が一瞬、止まる。  
・・・こんな事って・・・・・いけない事では?・・・  
心の中で疑問が生まれる。たしかに襲うと思えばすぐにしたい。  
だが、それでは麗美の思う壷では?  
疑問と目の前にある欲望・・・・俺の体は金縛りのように動けなかった。  
だが、そんな様子を見た悪魔は、俺の耳元に甘く囁く・・・・  
 
「やっちゃいなさいよ・・・滅茶苦茶にしたいんでしょう?・・・チャンスじゃない」  
「それとも、そんな勇気もないの?・・・・男のくせに」  
「う、うっさい!・・・お、お前に言われなくても・・・」  
俺の中で葛藤が生まれる。手が震える・・・しかし、動かない。  
真田さんは、そんな俺を見て哀れむような目を向けている。  
だが、そんな様子を見た麗美は・・・・  
「意気地なし!!」  
っと言って・・・・  
 
A:真田さんのブラウスを掴むと、彼女が嫌がるのを無視して破りすて・・・  
B: 俺の頬を思いっきり、ひっぱたいて・・・  
C:その場から立ち去った  
D:自ら、制服を脱ぎ始めた・・・・
 
 
 
D:自ら、制服を脱ぎ始めた・・・・  
 
「な・・・」  
 俺が驚愕に硬直するのを横目に、麗美は躊躇なく制服のボタンを外し、  
その白い肌を露にしていく。  
「・・・う、わ・・・」  
 正直言って、俺はこの時、状況も忘れて見とれてしまっていた。  
 安っぽい蛍光灯の下で次々と服を脱いでいく彼女は、ある程度鍛えられしまった体つきをしているせいか、  
清廉とした印象で、なのにどうしようもなく刺激的で。  
 ブラウスが腕から引き抜かれ、黒のプリーツスカートが重力に従って落ちる。  
 ほんの数秒で、彼女は薄い青のキャミソール姿になった。  
 それだけで俺は眩暈がした。あいつがこうして肌をさらすなんてこと想像したこともなかったから、余計に。  
 だが、あいつがキャミソールの裾に手をかけたところでハッと自分を取り戻す。  
「ちょ・・・お前なにやってんだ、馬鹿!」  
 俺が慌てて止めようと伸ばした腕は簡単に払われてしまった。  
「・・・何もできない意気地なしは、そこで黙って見てればいいわ」  
「何言って・・・っていうか、お前何しようとしてんだ!」  
「見てればわかるわ。・・・さあ、真田さん。お待たせしてごめんなさいね? ───はじめましょうか」  
「ひ・・・っ」  
 真田さんは恐怖に満ちた表情で喉を鳴らし、逃げるように縋るように壁に己の体を擦り付けた。  
 けどそれで、麗美の手から逃げられるはずもない。  
 麗美の細い指が、真田さんの頬を撫でる。  
 俺は・・・  
 
A 俺は、それを見ていることしかできなかった。  
B 彼女の凶行を止めようと、背中から羽交い絞めにした。  
C 真田さんに、こっちに逃げろと声をかけた。  
D 麗美を説得しようと声を張り上げた。
 
 
 
B 彼女の凶行を止めようと、背中から羽交い絞めにした。  
 
「やめろ!」  
真田さんが危ない。そう思った俺はあわてて麗美を後ろから羽交い締めにした。  
だが、不思議なことに麗美はまったく抵抗しようとしない。いや、むしろ自分か  
ら積極的に身体を寄せてきた。  
「うふふふふ」  
「なにがおかしいんだよ」  
声を荒げた俺に向かって麗美は冷静な口調でつぶやいた。  
「硬くなってるね」  
「えっ…」  
真田さんのオナニー、麗美のキャミソール姿、それに俺の身体にぴたりとくっつ  
いている麗美の柔らかな肉体。俺の意思に反してペニスが元気になるのには充分  
すぎるシチュエーションであった。  
「いや…これは…」  
「真田さんとするの? それとも私と? 三人でするのもいいかもね」  
どぎまぎする俺の股間にブルーのショーツに包まれた柔らかなヒップを押し付け  
ながら、普段は決して出すことのない妖艶な声で誘ってくる麗美。その声を聞い  
て、俺の中で戦っていた理性と欲望の勝負に決着がついた。  
「さぁ、どうするの?」  
 
俺は  
A 昼間のあの感触が忘れられない! 真田さんを襲う!  
B こんなチャンスはめったにない! 麗美の胸に手を伸ばして…  
C どちらかを選ぶかなんて俺にはできない! 三人でやろう!
 
 
 
B こんなチャンスはめったにない! 麗美の胸に手を伸ばして…  
 
揉み始めた。  
「ふふっ、やっぱ男の子よね。いいわ、私の体を好きにしなさい」  
甘い言葉に改めて麗美を見る俺。  
肩で綺麗にそろえられた黒髪は蛍光灯の光で天使の輪のようなつやを出していた。  
そして密着した麗美の体からの甘い香り、横顔とはいえ魅力的な大きな瞳や小さな口元、  
・・・・天使ならよかったかもしれない。だが今は、男を弄ぼうとする淫魔の姿だった。  
こうした相反する魅力は、逆に俺の股間をさらに熱くするには十分すぎるものだ。  
 
「ふっふん・・・・はぁはぁ・・・・はぁぁ・・・ぁぁぁ」  
麗美の呼吸が荒くなる。俺はキャミソールの上からでは満足がいかず、  
下から巻く利上げた。  
キャミソールの下は何も付けていない。直接触れる乳房は柔らかい・・・  
「ふん、もう感じてきたのかよ。こんなに乳首を硬くしちゃって」  
「・・・・イヤラシイ女だな。普段は強がりな事ばかり言っているくせによぉ」  
普段のフラストレーションが、ここに来て表面化したのだろうか?それとも女を陵辱できる  
喜びか?息を乱しながら、言葉も荒める俺。  
 
ブルーのショーツにも手が伸びる・・・・俺は躊躇なく中に指を突っ込んだ。  
麗美の秘部は薄い毛に覆われているのは、感触でわかる。そして濡れている事も。  
「ひゃぁ、・・・・はぁぁん・・・ぁぁ・・」  
秘丘をなぞる・・・・途端に麗美の体が震え、声を上げる。  
その様子は俺にとってある種の満足感を与えた。  
そして・・・・  
 
A 後ろから前に回り、 麗美を押し倒し・・・  
B 真田さんをちらっと見て、「こっちに来ないか?」っと言って誘う。  
C 麗美のキャミソールとショーツを脱がし始め・・・・
 
 
 
B 真田さんをちらっと見て、「こっちに来ないか?」っと言って誘う。  
 
その言葉に、俺たちの方をじっと見つめていた真田さんは、顔を背ける。  
「犯してもらえると期待してたのに、そんな言い方されちゃ嫌よね」  
俺の腕の中の麗美が笑う。  
「そ、そんなこと……」  
「口や態度では嫌がってるけど、内心では期待してたくせに……南方くん」  
ん? と頭を下げた俺の耳元で囁いた。  
「先にあの女をやっちゃいましょ。大丈夫、あの女は……マゾよ」  
麗美は人の心を見抜く天性のモノがある。その麗美が自信満々にそう言うのなら、きっとそうなのだろう。  
俺は真田さんの方を見つめた、確かに怯えてる様子ではあるが、その瞳には何かの期待の光があることを俺は認めた。  
俺の名を呼びながらのオナニーという痴態を見せてくれた女性を放置するのも悪い。  
 
「いや、いや……」  
と口では言ったが、抵抗は形だけだった。ブラウスの前を開き、ブラを押し上げる。スカートを下ろす。ショーツに手をかけてずらし始める。  
その時、フラッシュがあった。何かと思って麗美の方を見ると、いつの間に取り出したのか小型のデジカメで真田さんを撮影していた。  
「麗美、なにを……」  
「ねえ、こんな殺風景なところじゃなくて、私のいつもの別宅でやりましょうよ。南方君と一緒に行こうと思って、ちょうど車を用意してあるし」  
そこで、クスリと麗美は笑った。  
「真田さん、途中で逃げようと思わないでね。もしそんなことしたら、この写真をばらまいて、オナニーを生徒に見せつけて誘惑したってばらすわよ」  
「そ、そんな、見せつけたなんて……」  
「あら、結果的にはそうでしょう」  
どうする、南方君? と視線で麗美は尋ねる。  
俺は……  
 
A 麗美の提案に乗った! ここは別宅の一室……  
B 我慢できない。ここでやる。  
C 真田さんの家に行く。「ここが真田さんの家か……」俺たちはズカズカと入り込んだ。  
D 口止め材料もできたし、今日はいったんやめる。
 
 
 
B 我慢できない。ここでやる。  
 
「先生・・・」  
俺は少し間をおいて、  
「先生が誘惑してくるから歩きにくくってしょうがないんだよね・・・。」  
自分の下半身を指差す。真田さんも自然とそちらに注目し、顔を赤らめる。  
「あ・・・」  
「先生の責任なんだから先生に処理して欲しいんだけどなあ」  
「ど・・・どうすれば・・・?」  
「真田さん、ちゃんと考えなさいよ」  
麗美が真田先生の後ろに回ると耳元でささやき始めた。  
「ほら、南方君のアソコが苦しそうよ・・・。楽にしてあげなきゃ・・・」  
麗美が真田先生の右手を俺のベルトへ誘導した。  
「さぁ、それをどうするの・・・?」  
麗美のささやきに真田先生は少しためらいながらも自ら膝立ちになり左手と共にベルトを緩め始めた。  
ベルトの後はホックをはずし、ファスナーを降ろす。そうすると今度はトランクスが勢いよく飛び出してきた。  
 
「脱がせてあげなさい・・・」  
なおも麗美が促す。しかし、さすがに抵抗があるのだろう。真田先生はトランクスにその細い指をかけたまま、しばしためらっている様子だった。  
麗美はそれを見てデジカメを再び持ち出してきた。  
「南方君がそうなっちゃった原因はしっかりデジカメのなかにあるのよ?南方君がかわいそうじゃないの?」  
真田先生は一瞬デジカメを見たがすぐに目を伏せた。そのまま消え入りそうな声で、  
「はい・・・」  
とつぶやくと勢いよくトランクスを引き下げた。俺のアソコが自由になり真田先生の目の前に現れた。  
「ああ・・・!」  
真田先生は小さく叫んだ。恥ずかしながらも俺のアソコを見つめている。  
「さぁ・・・真田さん・・・。これからどうするの?」  
麗美が促すが真田先生は実物を見て呆然としているようだった。そこで俺は・・・  
 
A:「それじゃあ、とりあえずお口で気持ちよくさせてくれない?」  
B:「棚に両手をつけて尻をこちら側に向けてよ?」  
C:「お昼のように胸をもう一度触らせて欲しいな」  
D:「さっきのオナニーをもう一回見せて」
 
 
 
D:「さっきのオナニーをもう一回見せて」  
 
「えっ!」  
俺の言葉に何度が瞬きして、うつむいてしまった。  
「さっきはあんなに気持ちよさそうにやってたじゃないの。今は実物が目の前にいるんだから、やりやすいでしょ」  
麗美は笑ってデジカメを振る。  
「……それに、あなたに拒否権はないの」  
「……はい」  
あきらめたように返事をすると、右手を秘所に這わせ、左手は右胸に当て、ゆっくりと動かし始める。  
「南方君……やめて……」  
目をつぶって自分の世界に入ったのか、真田さんは俺の名を呟き始め、段々と両手の動きがスムーズになっていく。  
その様子に、俺は思わず真田さんに覆い被さりたくなったが、踏みとどまる。麗美に自制のきかない男と思われるのは、さすがに癪だ。  
「あなたの南方君は、どうするの?」  
あざけるように言う麗美だが、興味深げな様子。まあ、俺もたしかに聞きたい。  
「いきなり私を押し倒して、服を破るんです。いやだ、といっても止めてくれなくて……んっ!」  
真田さんの秘所からは愛液が溢れ始め、粘着質な水音が響き始める。濃くなっていく女の臭い。  
「で?」  
「ん……それから、南方君はイヤラシイことを私に聞くんです」  
真田さんの口調は、聞いているだけで男根がうずくような熱く濡れたものを感じさせる。  
 
「どんなことを?」  
「お前は淫乱か、犯されて嬉しいか、毎日オナニーをするんだろ、俺の奴隷になりたいのか……はい以外のことを言うと殴るの。だから、それが怖くて私は、はい、って返事をするの」  
「うそばっかり。全部本当のことなんでしょ。殴られるのが怖いだなんて言い訳して……ああ、マゾだからその方が嬉しいのよね」  
「……」  
麗美のあざけり。だが、真田さんはこの異常な状況から逃れるためか、自分の世界に完全に没入してしまっている。  
「麗美……」  
俺は我慢できずに麗美に言葉をかける。麗美は天使の微笑みを浮かべてうなずいた。美しい悪魔の許可を得て、俺は真田さんに覆い被さった。  
 
A 巨乳を責める。  
B まずは息子を沈める。さっそく突き込む。  
C 言葉攻め。「俺に犯されたかったんだろ」  
D 息子を真田さんの胸に挟んで、擦る。
 
 
 
顔、腰、尻……どこをとっても魅力的な真田さんの肢体。  
だがやはり俺の欲望は、その豊満な乳房という一点に向けられていた。  
ボタンを外す手間さえ惜しんでブラウスを肌蹴させ、ブラに包まれたその巨乳に手を伸ばす。  
 
「あっ……あぁっ……」  
ブラの上からでも、至福とも言うべき感触が俺の手に伝わってくる。  
 
そうやってその胸の感触を楽しんでいると、ふと、これを更に美味しく味わう方法が、頭に浮かんだ。  
ブラを上にずらして胸を露わにし、自分のペニスを真田さんの眼前に突き出して、その方法を口にする。  
「真田さんのこの巨乳……こっちでも楽しませてもらいますね」  
「えっ、ちょっ、それって……」  
混乱している様子の真田さんを尻目に、俺は自分のペニスをその双乳の間に埋めた。  
両端から自分で胸を押さえつけて、前後に腰をグラインドし始める。  
 
「凄いっ……気持ちいいって言うか、心地いいって言うか……ともかく最高ですよ、真田さんの乳房……!」  
「いやぁぁぁ……ダメ…ダメです……こんな、いやらしい事しちゃぁ……」  
「何言ってるんですか、こんないやらしい体しといて……ほら、俺に任せるだけじゃなくって、真田さんも口、使って下さいよ……」  
頬や口唇にグイグイ押し付けるようにペニスを突き出して、口でも奉仕するよう催促する。  
「はい……分かり、ました……」  
 
そう言うと真田さんは、いきなり俺の亀頭を口膣に含んだ。  
最初は恐る恐るだろうと思っていたために、不意を突かれた格好になって、思わず腰がビクッと動く。  
 
「んんっ……!! んっ…んくっ…あむっ…ちゅぅっ……」  
突然の暴走に少し怯みながらも、真田さんは舌で俺のペニスを弄り続ける。  
その刺激に耐えながらも、俺は再びゆっくりと腰を動かし始めた。  
同時に、さっきよりも更に硬くしこっている乳首を、指でクリクリと弄ってやる。  
 
「あんんっっっっ……!! はむっ…んんっ…んっ……んぷっ…ちゅっ…んちゅっ…はぁぁっ……」  
時折、喘ぎ声を漏らしながらも、真田さんは一心不乱にペニスをしゃぶり続ける。  
真田さんの唾液と先走りが混じり合って、クチュクチュと淫らな音も鳴り始めた。  
 
これでは、そう長くは持ちそうもない……そんな事を考えていると、半ば意識から外れかけていた麗美の声が、後ろから聞こえてきた。  
「見てるだけでも結構興奮させられるけど……でも、さすがにちょっと退屈すぎるわね」  
 
退屈、か……さすがに蔑ろにし過ぎたかな……?  
 
A ともかく、まずはこのまま真田さんに一発ぶちまける  
B 麗美と真田さん、二人の口でイカせてもらう  
C 二人を相手にするんだから、前戯でイッたら持たない……このまま本番に突入する  
 
 
C 二人を相手にするんだから、前戯でイッたら持たない……このまま本番に突入する  
 
「じゃあ、もっと激しいのを見せてやるよ」  
俺は麗美にそう言うと、ペニスを胸から抜く。真田さんの両足を両脇に抱えると、ペニスの先端を入り口に押し当てた。  
「み、南方くん……」「処女って訳じゃないんでしょ」  
これからの行為に怯えたような様子の真田さんに、俺は一気にペニスを突き入れた。  
奥まで突き入れる途中、何かを破るような感触があった。  
「い、痛い……」「え!?」  
驚いて結合部を見ると、赤いものが一筋。  
「真田さん、処女だったんだ。処女のくせにあんなことしてたなんて……本当の変態じゃないの」  
麗美は真田さんを嘲る。どこかいらだった声。しかし、俺は麗美の声に反応する余裕は無かった。真田さんが処女だったことに動揺しきっていた。  
思わずペニスを抜こうと腰を引いた。  
「だめ、抜かないで!」  
真田さんは自分から俺の腰に足を絡めてきた。  
「いいの、最期までして」「真田さん……分かった」  
俺はゆっくりと腰を動かし始めた。  
「んん、ふうっ、ああっ、ひんっ!」  
オナニーで身体がほぐれていたのか、すぐに真田さんの出す声に甘い喘ぎが混ざり始める。  
 
真田さんが俺の下で快楽に悶え始めた姿と、麗美の突き刺さるような視線が俺の興奮を煽っていく。  
そのせいか、自分でも予想外の早さで限界が訪れが近づく。  
「南方くん……」  
そのことを真田さんも悟ったのか、懇願するような顔で見つめてくる。  
俺は……  
 
A このまま中で。  
B 寸前で引き抜いて、顔に出す。  
C 寸前で引き抜いて、胸に出す。  
D 真田さんはイかせるが、我慢して出さない。
 
 
 
「ちっ…もう限界かっ……!」  
湧き上がってくる射精感を必死に堪えながら、俺は真田さんの一番奥まで、グリグリと突き続けた。  
 
「あぁぁっ……ダメ、イっちゃっ…………ひあぁぁぁあぁぁぁっっ……!!!」  
「ぐっ……!!!」  
真田さんの体がビクッと大きく震えると、膣壁が精液を搾り取るように締めつけてきた。  
俺はその締め付けに抗って強引にペニスを引き抜くと、真田さんの顔に向かって精液を打ち放った。  
 
「あっ…ひゃぁっ……凄い、一杯……」  
すっかり俺の精液で汚れてしまった、真田さんの綺麗な顔。  
それを見ているだけでも、すぐに復活できそうだったが……。  
 
「んっ……あむっ…ぴちゅっ…んはぁっ…ちゅぷっ……」  
俺が何も言っていないのにも関わらず、真田さんは俺のペニスを手に取ると、精液を欲するかのようにまた口で奉仕し始めた。  
 
「汚れ、ちゃったから……はむっ……ぷはぁっ…んんっ…んちゅっ…」  
数秒間、奉仕を受けている内に、俺のペニスは完全に硬さを取り戻してしまった。  
この調子ならすぐに二発目、いやそれ以上でも行けそうだが……。  
 
A 淫らに精液を舐めている真田さんのために、このまま真田さんに二発目の精液を飲ませてやる  
B このまま一気に真田さんを堕とすべく、もう一度真田さんの膣内に侵入する  
C そろそろ、麗美の方も可愛がってやる  
D 真田さんの奉仕に酔いしれていると、背後から麗美の気配が……。
 
 
 
D 真田さんの奉仕に酔いしれていると、背後から麗美の気配が……。  
 
数度のフラッシュがあった。また麗美がデジカメで真田さんの姿を撮ったのだ。  
「南方くん!」  
その後、麗美は俺を真田さんから引きはがすと、いきなりキスをしてきた。  
「ん……」  
積極的に舌を入れてきた麗美の応え、俺も自分の舌で迎撃する。舌と舌が絡み合い、お互いの唾液をやりとりする。  
「はぁ……」  
唇を離すと、上気した顔で俺を見つめてくる麗美。  
(綺麗だ……)  
この女の恐ろしさを知っていながらも、男の悲しさか心を揺り動かされる自分がいる。  
「ねえ、南方くん――あの女に言ってやって。俺は神野麗美のものだって。言えるわよね?」  
天使の微笑みを浮かべる麗美。  
俺は悟った。この問いにどう応えるかで、未来は決まると。  
こいつの問い通りに応えれば、一生、俺は麗美の下僕だ。理性の問題ではなく、魂がこいつに逆らえない。  
「はい、って言ってくれたら、この女をあなたの奴隷にしてあげる。それに、あなたが欲しい女の子も奴隷にする手伝いをしてあげるわよ」  
ああ、こいつの手を借りれば、そんなことは楽だ。  
俺は……  
 
A 「真田さん、俺は神野麗美のものだ」 真田さんは俺の奴隷。いつか和菜も奴隷に……  
B 「ダメだ麗美。俺は真田さんを愛してしまった」 悪魔の誘惑を拒絶。真田さんとの愛を守る。  
C 「麗美。俺はお前の物ではなく、恋人になりたい」なんだかんだ言って、俺は麗美のことが好き。  
D 「逆だろ。お前が俺の物になるんだ!」真田さんも麗美も俺の奴隷にする。麗美を犯す。
 
 
 
C 「麗美。俺はお前の物ではなく、恋人になりたい」なんだかんだ言って、俺は麗美のことが好き。  
 
「南方くん・・・」  
麗美が驚いたような表情を浮かべる。  
だが、その表情は複雑そうなものへと変わり・・・やがて、切なそうな表情へと変化していった。  
「私も・・・あなたが好き。いいえ、狂おしいほどに・・・愛しているわ」  
今度は俺が驚く番だった。・・・あの麗美が、俺に対してまさかそんな感情を抱いているとは思わなかったのだ。  
何もいうことができない俺をよそに麗美は再び話し始めた。  
「でもね・・・好きな人だからこそ、私はすべてを与えたいの。あなたが望むもの、すべてを」  
「すべて・・・?」  
ようやくそれだけを返す。  
麗美はそう、というつぶやきとともに俺にピタリと体を寄せてきた。  
そして、そのまま上目遣いに俺の目を覗き込んでくる。  
「あなたはすべてに対して素直で、自由であっていいのよ・・・だって私がいるんだもの」  
この目は俺を惑わせる。  
そうわかっていながらも俺は麗美から離れられない。・・・いや離れる気すらおきない。  
「私のすべてはあなたのもの。あなたの望みは私の望みよ・・・さあ」  
何もかも、好きにしていいのよ?  
天使の微笑にその意思を込めながらさらに俺の目を覗き込んでくる麗美。  
俺は・・・  
 
A・俺の望むまま・・・麗美の望むままに真田さんを犯す。  
B・麗美と二人で真田さんを調教する。  
C・麗美と真田さんを同時に相手する  
D・麗美を抱く。(方向性を指定してください。例:鬼畜、純愛等)  
E・麗美が本気でいっているのかだんだん疑わしくなってきた。
 
 
 
C「俺は麗美と真田さんを同時に相手する」  
 
そう思った。その程度のことが出来なければ、  
麗美と恋人になど、なれはしないだろう。  
麗美にふさわしい男とは、そういうものだ。  
 
俺は「真田さん、さっきの続きして」と言った。  
そして、ちょっと驚いて、何かを言おうとした顔の麗美の唇を唇でふさぎながら、  
麗美のキャミソールに手を伸ばした。  
 
そして、よろよろと俺たちのそばに真田さんが近づく間に、  
俺は、麗美のキャミソールを脱がしてしまう。  
 
もう一度、麗美の唇に、そして次に首筋に、それから露わになった乳房に口付ける。  
そのまま下に向かう俺の唇。  
臍の近くにキスをしながら跪をついた俺は、  
麗美のブルーのショーツの微かに染みが広がり始めている場所にキスをした。  
そのショーツは・・・  
 
A 俺が脱がした  
B 麗美が自分で脱いだ  
C 真田さんが脱がした
 
 
 
C 麗美が自分で脱いだ  
 
麗美自身、自ら感じているのだろうか?俺の目の前でショーツを脱いだ。  
 
麗美のアソコは薄い毛で覆われているものの、割れ目は見た目にははっきり  
わかる。割れ目からは俺から見ても愛液で濡れている。  
はじめて見る麗美のアソコ。先ほど抱きついた時は手の感触でしか分からなかった  
が、今俺の目の前にある。俺の気持ちはさらに高ぶってくる。  
 
「南方くん、いいのよ。今のわたしはあなたの物。遠慮はいらないわ」  
見上げれば、麗美は虚ろな表情で俺を見ていた。  
普段は俺を自らの武術の実験台にして弄ぶ女が今、自分の好きに出来る。  
俺は期待と一抹の不安が頭に過る。  
(コイツ、また俺を弄んでいるのか?さっきは感じているくせに演技だった  
みたいだったし。いや、本当はこの女は俺を・・・)  
疑いの目を麗美に向けつつ、心の中で葛藤する俺。あまりにも上手く行き過ぎている  
事が俺のこれ以上の行動を鈍らせた。真田さんもそんな俺の様子を見て、何を思った  
のか立ち止まっていた。  
「南方くん、どうしたの?何を遠慮しているの?・・・・それとも真田さんの事が気になったのかしら」  
天使のような微笑みを俺に浮かべつつ、真田さんには悪魔のような目を向ける麗美。  
ふと、俺に顔を向けると・・・  
 
A 「南方くん、わたしも真田さんと同じで・・・・はじめてなの・・・」  
  衝撃的な事実に驚いた俺は・・・  
B 「南方くん、真田さんが見ているよ。何か言ったら?」  
  勝ち誇る態度に俺は・・・・  
C 何も言わずに、肩を上下していた。
 
 
 
A 「南方くん、わたしも真田さんと同じで・・・・はじめてなの・・・」  
  衝撃的な事実に驚いた俺は・・・  
 
「え?」  
 我ながら間抜けな声をあげた。俺の知らないところで、何人もの男を手玉に取っているのだと思いこんでいた。  
「……私が初めてを与えたいと思ったのは、南方くんだけよ。光栄に思いなさい」  
 右手で髪をかき上げるその動作と言葉は、普段の麗美。それが逆に俺の欲望を燃え上がらせた。  
 例えこれまでことが演技でも構わない。俺が消えない刻印をこの女に押し、本当にするだけだ。  
「じゃあ、俺の寝技でこれまでの借りを返すぜ」  
「できるかしら……」  
 俺は麗美をゆっくりと床に押し倒す。  
「ん……」  
 真田さんで抜いていたからか、妙な焦りはなく、じっくりと麗美のしなやかな肢体に愛撫を加えた。  
「真田さんも手伝って」「は、はい……」  
 これまでの状況で精神的に飽和してるのか、俺の指示に従順に従う真田さん。おそるおそるという手付きではあったが、俺の愛撫に協力し始めてくれた。  
「はぁ、あ、ああ、んっ!」  
 俺たちの愛撫に、麗美の声が快楽の響きを強めていった。  
   
 もういいな、と思った俺は愛撫を止めて身体をずらす。男根を秘所の入り口へと押し当てる。  
「み、南方くん……私の処女は高いわよ」  
 強気そうな言葉の裏に恐れがあることを、俺は気づいていた。やはり麗美も女の子だ。  
「真田さん、もういいよ。ありがとう」「はい……」  
 真田さんも離れた。  
 
 さて……  
 
A 一気に挿入する  
B 麗美の恐れを楽しみたい。ゆっくりと挿入。  
C 何故かコレまでの敗北が頭をよぎり……萎えてしまった。  
D 「お前みたいな女の初体験は、この汚い穴でだよ!」アナルに入れる。
 
 
 
俺はゆっくりと麗美の内側へと男根を進ませていった。  
麗美の感触をじっくりと味わいながら、じりじりと侵攻していく。  
「あ……あ……南方くん……」  
自分の内側に男のペニスを受け入れるという初めての体感に、さすがの麗美も怯えたような表情になる。  
だが、それが俺をより興奮させた。  
あの麗美が俺の身体の下、一糸まとわぬ姿で怯え、処女を散らそうとしている……最高だ。  
と、俺の男根が何かに遮られた感触があった。  
「これ、麗美の処女膜か」「あ、あ……」  
麗美は俺の方を言葉もなく見つめるのみ。俺は麗美を見て、微笑んだ。  
一気に腰を進めた。何かを引き裂いた感触。  
「い、痛い!!」  
麗美は叫ぶと、俺にしがみついてきた。幼子をあやすように麗美を抱きしめ、落ち着くまでじっとしていた。  
「み、南方くん……もう大丈夫だから」  
自分の乱れた姿を見られたのが恥ずかしいのか、俺の目をまっすぐに見られない麗美。  
「だから……動いても……いいわ」  
せっかくの麗美の気遣いを無駄にするのも、かえって悪い。俺は腹を据えると、腰を動かし始めた。  
 
A 最期は中だし。  
B 麗美の身体に出して、俺の精液をすりこんでやる。  
C コレまでの借りを返す。中出しした上で、小便してやる。  
D 絶頂を寸止めさせて、「牝奴隷になります!」と誓わせる。
 
 

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