「金剛」「霧島」  
いずれも帝国海軍の高速戦艦で同型艦。  
殊勲艦として知られ、その名前は海自のイージス護衛艦に継承されている。  
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「山城」「長門」  
同じく帝国海軍の戦艦。  
「長門」は、当時世界にわずか8隻しか就役していなかった16インチ砲搭載艦として  
戦間期の帝国海軍を代表する存在だった。 画像  
 
「赤城」  
帝国海軍の大型航空母艦。  
もとは巡洋戦艦として建造されたが、海軍軍縮条約発効にともない  
空母へと改造された。  
真珠湾からミッドウェー海戦で戦没するまで、空母機動部隊の旗艦をつとめた。  
 
「整列」  
課業終了後、古株の兵隊が新兵を整列させて気合をいれる「私的制裁」。  
陸軍ではビンタやスリッパが一般的だったが、海軍では「バッター」や「海軍精神注入棒」と  
称する棒や結策などが用いられた。  
原則的に兵隊コミュニティの慣行で、一般に士官・下士官が体罰に関係することはほとんどなかった。  
海軍兵学校(海兵)画像  
江田島にあった海軍士官候補生学校。  
海兵出身者は自らをもって海軍士官本流と任じていた。  
 
「ドサまわり」  
見栄えのしない艦艇・陸上部隊への配属が連続すること。  
海兵出身者の世界では、直接戦闘に従事しない後方部隊や  
雑多な小型艦艇への配属が忌み嫌われていた。  
具体的には、工作艦・給油艦のような特務艦や、掃海艇・駆潜艇のような小型艦艇や  
駆潜艇画像)  
根拠地隊や特別陸戦隊のような陸上部隊。  
海軍人事当局が「有望」とみなす海兵出身者を「ドサまわり」させることは、ほとんどなかった。  
また根拠地隊や陸戦隊そして小型艦艇での勤務は、商船学校や一般大学出身の「臨時雇い」  
すなわち予備士官の仕事と、当時は考えられていた。  
 
「海防艦」画像  
対潜用の低速小型艦。  
同時期の英米における、スループ・コルヴェット・フリゲートに相当する。  
主として船団護衛の任にあたる艦種で、戦時中には大量生産された。  
これなしで、海上戦闘を勝ち抜くことは不可能なのだが  
帝国海軍ではなかなかその重要性が理解されなかった。  
艦長には、主として商船学校出身の予備士官があてられていた。  
 
「ハンモックナンバー」  
海軍兵学校における成績順位。  
帝国陸海軍はペーパーテスト偏重の昇進制度をとっていた。  
海兵での成績が悪ければ、海軍士官としての見込みは果てしなく暗くなる。  
成績がよければ本人の希望に応じて、戦艦・重巡洋艦・水雷戦隊(駆逐艦部隊)  
といった「花形」部隊に配属される。  
悪ければ、むろん「ドサまわり」である。  
指揮権継承順位も、同一階級・同一出身期ならば、ハンモックナンバーで決定される場合がある。  
 
「廃艦五分前」  
退役寸前のオンボロ旧式艦の意。  
乗員定数を1/3以下に減らされたうえ  
係留されたまま、ただ退役を待っているだけの場合もある。  
 
「PF(パトロール・フリゲート)」画像  
戦後、米が海上警備隊(海自の前身)に貸与した米海軍「タコマ」級の哨戒フリゲート。  
もちろん新造艦ではなく、大戦中にはソ連海軍にリースされていた中古艦。  
低速で水上戦能力はほとんどなく、おまけに船体はマスプロを意識した商船構造。  
ほとんど対潜護衛専門のフネだった。  
ただし対潜能力と居住性において、日本の海防艦をはるかに凌駕していた。  
 
「LST」画像  
艦首が観音開きになった揚陸艦。大戦中は1千隻以上が建造された。  
 
「海大」  
かつて目黒に設置されていた海軍大学校。  
提督への登竜門で、中尉・大尉時代に受験する。  
海大を卒業すれば、最悪でも海軍大佐で海軍人生を終えることができる。  
また海兵ハンモックナンバーが悪くても、海大での成績によってはイッパツ逆転が可能だった。  
 
「CGS」  
陸自の幹部学校(目黒)で実施される指揮幕僚課程。  
これまた将官への登竜門で、旧陸軍大学校に相当する。  
試験選抜だが、旧陸士(陸軍士官学校)海兵出身者にはやや甘かったとも言われている。  
なお海自の幹部学校(同じく目黒)ではCSと称されている。  
 
航路啓開業務  
終戦直後から開始された機雷掃海作業。  
旧海軍掃海部隊がこれにあたり、現在の海上自衛隊の礎をきづいたのは、有名な話だ。  
当時の日本の近海航路はほとんど全て、B29から投下された機雷で封鎖されていた。  
掃海なしでの戦後復興はありえなかったといっても過言ではない。  
しかし敷設した当の米海軍においてでも、当時は有効な掃海戦術が確立されていなかった。  
そこで掃海部隊は苦闘するところとなり、少なからぬ犠牲者を出した。  
 
「オランダ坂護衛艦」。  
戦後に建造された第一世代護衛艦群で、  
「はるかぜ」級、「あやなみ」級、「むらさめ」級、「あきづき」級の各艦を指す。  
後甲板に「オランダ坂」と称される傾斜部があるのが、特徴。  
戦後生まれのフネであるけれども、ウェポンはやや旧式。  
(「オランダ坂」はこの部分)  
重武装の「あきづき」級は、甲板上に所狭しと砲や爆雷が装備されていたところから  
「中古兵器の見本会場」とも揶揄された。  
指揮管制のシステム化・デジタル化が開始される以前のフネたちである。  
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