森の中の静かな湖畔を見つけたとき、ユリーナはもはや半死半生といった態だった。  
痒みにうずくクリトリスを、自らの指で鎮めることも出来ず、歩くときにわずかに感じる摩擦だけで騙し騙しここまでやってきたのである。  
それでも、最低限、残っていた理性で、湖の中に脅威となりそうな動植物がいないことを確かめて、倒れこむ勢いで湖に下半身を浸した。  
ほってた身体に、冷たい湖水が気持ちいい。冷やされて、クリトリスの痒みも治まった気がする…  
ユリーナは恐る恐る、その部分に指を伸ばした。  
触れてみたが、今までのようなピリッとした痛みはこない。  
クリトリスに近い位置で水をかき回し、水流がそこに当たるようにすると、じんわりとした快感が生まれてきた。  
「んっ…あ…ぁ」  
まだ日は高い。  
鬱蒼とした木々に囲まれていた森と違って、湖の上は青空を遮るものがほとんどないから、開放感と──こんな場所で自慰にも等しい行為をしている背徳感がユリーナを苛む。  
でも、小一時間クリトリスを襲い続けてきた痒みが、少しずつ少しずつ収まってくる気持ちよさは、背徳感と引き換えにしても得たいものだったのだ。  
昨夜の植物のような強引な刺激ではなく、緩やかな、『慰め』の言葉に相応しい愛撫。  
 
 
不意に、目の前を影がよぎった。  
1つだけでなく、いくつも。  
最初は何か分からなかったが、色とりどりのそれがユリーナの目の前で乱舞し始めて、やっとその正体が分かった。  
蝶だ。  
身を守るための毒をもたない蝶で、その代わりに、独特の模様と大群での乱舞で…  
敵を、  
催眠状態にさせ…  
 
(最前までの行為を延々と繰り返させて、蝶から意識を逸らさせる……!!!)  
 
ユリーナは慌てて、クリトリスから指を離そうとして、果たせないことを知った。  
すでに術中に陥れられていたらしい。  
自分の意思から離れた指が、機械的に、ゆるゆるとクリトリスを撫で続ける。  
クリトリスに浸み込んでいるであろう、昨夜の樹液を落とすため、たまに包皮を押さえて、むき出しにして水流を当てる。  
自分の意思でしていたときと、同じ動きなのに、意識1つでまるっきり違う刺激に変わった。  
火照るクリトリスをなだめるはずのゆるやかな愛撫が、まるで他者の指のように感じられる今、それはイきそうでイけない、じらされた快楽になっている。  
「やぁ(;゚д゚)ァ.... ぁ…だめぇ…」  
腰がガクガクと震えて、湖面に波紋を広げた。  
先端に軽く触れ、そのままクリトリスごと円を描くようにやわらかくこねる。  
包皮越しにゆるくつまむ。  
じわっとした痒みがぶり返すタイミングと、機械的に繰り返される、それらの動きが合わなくなってきている。  
指がクリトリスの包皮を引き上げた。  
もう片方の手が、水流を生み出すために大きく動く。  
だが、今までと違って、クリトリスとの距離感が狂っていたのか、水流を作るために強く動かした指が、そのままクリトリスを弾いてしまった!  
 
「…あぁぁぁん!!!」  
 
優しく溜め込まれていた快楽が爆発して、ユリーナは崩れ落ちた。  
その衝撃で、蝶の催眠は解けたようだが…  
クリトリスの痒みが収まったのに、ユリーナは結局、日が傾く頃まで、動けなかった。  
 
終わり。  

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