「お兄、おかえりなさい♪」
既に日常になりつつある美香の出迎え。
「通い妻みたいだね!」
と美香も今の状況を楽しんでいる。
「あ、待って。おかえりなさいのキスがまだだよ?」
ちゅっ、と軽くキスをしてくる。
これも日常になりつつある。
俺の方からキスして以来、美香からのキスは遠慮がなくなった気がする。
とりあえずくつろぐためにベッドに腰をおろす。
美香は洗い物の途中だったらしく、台所で洗い物の続きを始める。
ベッドに座りながら美香を眺めて、かわいいなぁとか思っていた。
最近は俺の方の歯止めも効きにくくなっているため
「美香」
と声をかけながら洗い物をしてる美香を後ろから抱き締める。
「お兄?まだ洗い物の途中だよ♪」
少し洗いにくそうだが、嬉しそうに洗い物を続ける。
「美香、こっち向いて」
「何?んっ…」
振り向くと美香の唇を間髪入れずに奪う。
洗い物そっちのけでキスに夢中になる二人。
「お兄、ちょっと待って」
手を拭き、体ごとこっちに向きなおる。
キスが再開される。
れるんっ、と美香の口の中に舌を侵入させる。
美香もすぐに俺の要求に答えて舌を絡ませてくる。
ちゅっ、じゅる、ちゅっ、ちゅっ…
キスの音だけが響く
ご飯を作らないとと言われ、ようやく美香から離れる。
「それにしてもいきなりだな」
放置されていた洗い物を片付け、夕食の準備にとりかかる美香。
「う〜ん…いきなりってわけでもないよ。お泊まりはずっとしたかったしね」
「じゃ、なんで?」
テキパキと動いていた美香の手が止まる。
「怖かったからかな…お兄に拒まれるのが」
少し美香の背中が小さくなった気がした。
「告白したこともキスしたことも、お兄とっては迷惑なことだったらどうしよう…お兄は優しいから迷惑だって言えないだけで、そう思われてたらどうしようって…」
「………」
「でもお兄からキスされて、さっきみたいな熱いキスまでされるようになって、もっとお兄に近付きたいっていっぱい思うようになっちゃった。怖いって思ってたのが吹き飛ぶくらい…」
止まっていた手が動き出す。
「お兄の心を掴むためならなんだってするよ?まずはお兄の胃袋捕まえて、離れられなくするんだから!」
そんなことを話ながらも料理が進んでいくのはさすがだと思う。
「食べ物の好みはだいぶ把握されてるからなぁ。美香には既に胃袋捕まれてるかも」
「なら料理でもっと虜にしなくちゃ♪」
話してる時には小さかった背中が楽しそうに動き出す。
だんだんと美味しそうないい匂いが漂ってくる。
「お兄の大好きな美香特製カレーだよ♪」
美香のカレーは文句のつけようがなかい。
外で食べたどんなカレーよりも美味い。
大盛りでよそられたのにおかわりしてしまった。
「やっぱり、好きな人がいっぱい食べてくれると嬉しいね♪」
食事が終わるとサッと片付けてお風呂を入れてくれる。
「一休みしたらお風呂いっぱいになるかな。一緒に入ろっか?」
食休みでそのまま横になってた俺にイタズラっぽい笑みを浮かべて聞いてくる。
「バーカ、ちょっと食いすぎたから後でいいよ」
「じゃ、先に入るね。気が変わったら入ってきてね♪」
あっさり断ったことを少し後悔しながらも、とりあえず食休みに専念した。
テレビもつけずに休んでいるため、聞耳をたてるとお風呂の音が聞こえてくる。
シャワーの音がする。
ちょっと想像してしまい、風呂にいきたくなるがなんとか我慢。
テレビをつけてごまかすことにした。
「はぁ、すっきりした♪」
パジャマ姿で少しほてった感じが可愛くて少し目を奪われた。
俺の視線に気づいたらしく
「お兄に見つめられちゃった」
そんなことを言いながらまっすぐ俺のとこにきて、ちゅっと軽くキスをしてきた。
照れた自分をごまかすため
「風呂入ってくるな」
と、とりあえず風呂に逃げ込んだ。
風呂につかりながらも美香のことばかり考えてしまい、適当にすませて風呂を出た。
美香は出るのを待ち構えてたかのように
「お兄、もう寝よ?」
と声をかけてきた。
「まだ早くないか?」
と返しながらもテーブルを片付けて布団を敷く用意をする。
「お兄、今日は布団いらない」
美香が俺の手を掴む。
「一緒に寝るの」
「いや、ベッドシングルだから狭い…」
美香が俺をみつめてくる。
普段とはちょっと違って、みつめてくる目が少しうるんでいる。
「ダメかな…」
「いいよ」
そんな姿が可
理性が壊れていく。
腰の辺りに回した手を美香のお尻にもっていく。
パジャマの上からでも柔らかいとわかるお尻をもっと堪能したいと服の中へ手を入れた。
「ひゃん!」
勢い余って下着の中にまで手が入り、美香がビクッとした。
「お兄、お尻好きなの?いっぱい触っていいからね?」
言われる前から好きなように触っている。
弾力があって柔らかいお尻を好きなように撫で回し、掴んだ。
「パジャマ脱いで」
そんな要求にも素直に答えて、上着のボタンを外していく。
ボタンを外し終わったところで我慢できなくなり、いきなり美香の胸に吸い付いた。
「あっ!」
またビクッとしながらもすぐに頭を抱き抱えてくる。
両方の胸を吸ったら、次は揉みしだく。
美香の胸はものすごく柔らかく、揉んだ手の形の通りに歪んでいくのがたまらなかった。手に力を入れる度に
「あっ、あぁ、んっ!」
声をあげる美香が恐ろしく可愛かった。
それからは美香のことも考えずに好き放題に触りまくった。
太股もお尻も背中もお腹も胸も…ひたすら美香の体を撫で回して、ようやく美香のあそこに触れた。
濡れているのを確認するとすぐに脱がしにかかり、美香を押し倒すような形になった。
理性なんて欠片もなく、自分も脱いですぐに美香の中へ入れようとした。
「あ、ちょっと待ってお兄…」
俺の腕を力いっぱい掴み止めようとした。
「あのね、嫌とかそういうことじゃなくて!」
俺の顔があからさまに不満そうだったのだろう。
焦って拒んでるわけではないと言ってきた。
「初めてだからちょっと怖いんだけど、お兄が好きって言ってくれたら大丈夫だと思うから…」
その言葉を聞いて、ようやく少しだけ理性が戻ってきた。
「美香、大好きだよ。大丈夫、優しくするから」
「うん。いいよ」
美香の承諾を得て美香の中にゆっくりと入る。
いっきに突き入れたい衝動を抑えながらゆっくり、ゆっくりと…
「あっ、あぁ、痛い!」
美香が痛がると止まって、焦らず少しずつ進みようやく美香の奥までたどりつく。
「全部入ったよ。よく頑張ったな、偉いぞ」
美香の頭を撫でる。
「あぁっ!はぁ、はぁ…凄い、お兄が中にいるのがわかるよ。痛いけど頭が焼けちゃいそうなくらい凄い…」
美香の締め付けがキツすぎて、中に入れてるだけで果てそうだった。
美香が落ち着くまで、キスしたり頭を撫でたりしてじっとしていた。
「そろそろ、大丈夫だよ。お兄もいっぱい気持ちよくなって…」
息を切らせながらも少し余裕が出てきた。
こっちも限界が近いので動き出す。
「はぅっ、んっ、あっ!」
動きに合わせて出るあえぎ声に昂奮して、腰の動きが速くなる。
限界が近いのを忘れて動きまくったため、あっさりと限界がきた。
「あっ、あっ…えっ?中に何か入ってくる!」
余裕がなくて中に出してしまった。
「中に出されちゃった♪」
ことが終わって少しして、美香が嬉しそうに言ってきた。
「お兄、ちょっと慌ててる?そんなに気にしなくても大丈夫だよ。今日はそういうことしても平気な日だからね♪」
それを聞いて少しホッとする。
「でもこれで完全に恋人だね!だって、手まで出されちゃったわけだし…」
離さないと言わんばかりに俺の腕にギュッ抱きつく。
「愛してるよ、お兄♪」
頬にちゅっとキスをされた。
終わり(連泊編に続く?)