ピンポーン
チャイムが鳴る。
俺はドアを開けた。
「お兄、メリークリスマス♪ってまだイヴか」
満面の笑みを浮かべて美香が立っていた。
「家で焼いてきたケーキとか、夕飯の材料とかで手が塞がっちゃって…」
とりあえず荷物を受け取り、部屋の中に迎え入れた。
美香は料理の準備をすぐに始めた。
パンにサラダにポタージュスープにチキンのソテーとコース料理のようないつもより豪華な食事を味わう。
美香に気合いが入っていたのか、かなり上手かった。
デザートは美香が自分で焼いた苺のショートケーキ。
買ってきたと言われてたら信じてしまうデキだった。
甘さも適度で美味しかった。
夕飯をたっぷりと楽しんで横になっていると美香が隣にくる。
「お兄と恋人になって初めてのクリスマスだね♪」
一緒に寝転がり、俺の腕に抱きついてくる。
「お兄」
「どうした?」
「呼んだだけ。幸せだね♪」
「そうだな」
食休みなのか、いちゃついてるのかわからなかった。
抱きついてる手をほどき、腕枕に変える。
「お兄が近いね」
今度は体に抱きついてくる。
空気が濃密になっていく。
「美香」
声をかけながら頭を撫でたり、頬を撫でたり、首を撫でたりする。
「お兄、くすぐったいよ♪」
そんなことを言いながらも、嬉しそうにされるがまま撫でられる。
肩まで撫でる手が降りてくると
「お兄のエッチ」
キスをしてくる。
あくまで軽く触れるだけのキス。
何度も何度もあくまで触れるだけのキスをしてくる。
口だけではなく頬や額や鼻や瞼、顔中にキスをしてくる。
だいたい顔中にキスをし終えたら、首や肩にもキスして耳を甘噛みする。
「ひゃっ」
いきなり耳を甘噛みされて声が出てしまう。
「お兄可愛い♪」
声が出たのが嬉しいのか、耳を重点的に責めてくる。
耳の穴まで舐められ、何度も声を出してしまった。
「美香」
「ん?」
こっちを向いたところでキスをする。
今度は深いキス。
美香の口の中に舌を入れて歯茎の表も裏も舐め回し、美香の口の中で舐めてないとこがないくらい舐め回す。
じっくり舐めた後で舌を絡める。
「んん…」
美香も懸命に、好き勝手に動き回る舌に自分の舌を絡めようとしてくる。
キスに没頭している美香の体に手を這わせる。
服の上から胸を触る。
ビクッと美香が反応するが、キスは止まらない。
今度は服の中に手を入れ、直接胸を触る。
「あっ」
いきなり強く触られたため唇が離れる。
「お兄、ちょっと痛いよ…」
それでも抵抗するそぶりもみせないので強く揉み続けた。
美香の反応を楽しみながら今度は下に手を伸ばす。
直接肝心な部分にはふれず、周りだけ触る。
「あっ、あぁ…」
少しもどかしそうに太股を擦り合わせたりしているが、あくまで周りだけを責める。
「お兄…」
訴えるようにみつめてくる。
軽くキスをして、肝心な部分に触れてあげる。
「あぁ!」
豆の部分に触れ、剥いて軽く摘む。
蜜が溢れてくる。
次は中に指を入れて中のヒダヒダの感触を味わう。
「お兄っ」
美香が感極まってくる。
2本指を突き入れて中を擦る。
指を何度もキュッと締め付けてくる。
「あぁっ、いい!イッちゃうよ」
弱い部分を強く擦る。
締め付けの間隔が早くなる。
指を力一杯締め付けて美香がイッた。
「お兄、お兄…」
うわ言みたいに呼ぶ。
「お兄にイかされちゃった」
幸せそうに抱きついてくる。
「お兄、入れたい?」
「そうだね。早く入れたいかな」
「じゃ、1つになろう♪」
起き上がり、美香を手招きする。
「?」
よく分からなさそうにしているから
「美香が上になって」
と言うと少し美香の顔が赤くなった。
「これでいいの?」
対面座位の形になる。
「なんか恥ずかしい」
美香を抱き寄せる。
「あっ」
大きくなったモノが美香に当たる。
「あ、じゃあ入れるね…」
美香がモノを掴み入れようとする。
「あっ、あぁぁ」
ゆっくりとモノが中に入っていく。
中場まで入ったところでもどかしくなり、美香の太股を掴みグッと突き入れた。
「あっ、お兄ったらもう…」
一気に奥まで入る。
「美香、動いて」
「うん」
美香が動き出す。
前後に腰を動かして、中をかきまわす。
「ん、んぅ!これいろんなとこに当たって結構気持ちいい♪」
美香はこの体位を気に入ったみたいだ。
左右にも動かし、腰を回すようにする。
「あっ、あん」
美香はどんどん高ぶっていく。
腰をクネクネと動かしてる姿がなんともいやらしい。
「凄くいい、気持ちいいとこにぃ、いっぱい当たるっよぉ♪」
気持ちいいのだが、もう少し刺激がほしい。
そう思い、こっちからも動き出す。
「あっ、お兄、またいきなりっ!」
何度も突き上げる。
「あっ、すぐイッちゃうよぉ!」
こっちもイクために激しく動く。
「あっ、イクっ、またイッちゃう!」
美香の中が強くキュッと締まる。
締まっている間も突き上げ続ける。
「あっ、イッてる、のに、あっ、そんなに動いたらぁっ、止まらなくなっちゃうよぉ!」
「俺もイキそうだから!」
「だめっ、またイッちゃう!」
イクために更に激しく動く。
「美香出すよ」
「来て、一緒にイこう!」
なるべく奥に突き入れて、奥に出す。
「あっ、あぁぁぁぁ!」
ほとんど二人同時にイク。
美香の中にたっぷりと出してしまった。
「いっぱい出したね♪」
満足そうに言い、チュッとキスをしてくる。
キュッと中で締め付けられ、また大きくなってしまう。
「お兄のエッチ」
言いながらもキュッと締め付けてきたせいで完全に復活してしまった。
一度抜いて体位を変える。
「お兄は後ろからが好きでしょ?」
自分からよつんばいになり、お尻を向けてくる。
「ほら、すぐに入れてっ」
言い終わる前に美香の中に入る。
お尻を揉みながらゆっくりと出し入れする。
「あん、さっきと違う当たり方するね♪」
キュッ、キュッとリズムよく締め付けながら美香が気持ち良さそうに言う。
じっくりゆっくり美香の感触を楽しむ。
抜けそうになるまで抜き、奥まで一気に突き入れる。
何度も何度もそれを繰り返す。
美香の中のヒダヒダも絡み付いてくる。
とても気持ち良かった。
「お兄、気持ちいいね♪」
「そろそろイキたいから激しくするよ」
「うん」
腰を掴んで一気に動きを速める。
「あっ、もっと激しくしていいよっ!」
美香も締め付けを強くしてくる。
美香の言う通りにおもいっきり激しくする。
「あっ、んぁぁ!」
パンパンパンと肉のぶつかる音が響く。
二人とも息を切らせながら獣のようにひたすら没頭していた。
「お兄、好き、大好き、愛してる!」
「美香、好きだよ!」
二人で愛を告白しながらひたすら交わる。
「お兄」
「美香」
お互いを呼び合いながら二人一緒にイッた。
それからもお互いにひたすら求め合い、何度も交わった。
ようやく離れた頃には二人ともヘトヘトに疲れていた。
「今日のお兄は凄かったね。いっぱいイかされちゃった♪」
それでもベットの中で抱き合いながら話す。
「それにいっぱい中に出されちゃった」
「それはまぁ、気持ち良かったし…」
「お兄が満足したなら問題ないんじゃない?」
嬉しそうに美香が答える。
「いっぱいエッチなことしてたらいつの間にか日付変わっちゃったね」
「もうクリスマスだな」
いきなりキスをしてきて
「お兄、メリークリスマス♪」
と美香に言われ、心の底から幸せだと感じていた。
終わり