少し遡って、凛々子がメッツァーの基地で陵辱されている時の事…  
同じく魔法戦士であるスイートキッスこと、柚木香那葉は黄昏れていた。  
「どうして今日は凛々子先輩居ないんだろう…家に行っても居ないみたいだし…」  
と、独り言を呟き、ため息を零す。  
香那葉は、過去に両親を亡くしており、凛々子を実の姉の様に慕っていた。凛々子も、  
それが分かっており、香那葉を実の妹の様に可愛がっていた。だからこそ、今回の様に、  
自分への連絡も無しに居なくなるなどあり得ない事だったからだ。  
「あ…時間が…早く学校に行かなきゃ…」  
もしかしたら一足先に学校へ行ってるかも知れないと願って、学校へと赴く。そして、  
いつものようにオープンカフェでの仕事をするも、凛々子は現れず、香那葉の不安は募る  
ばかり…まさか…と過去の悪夢が一瞬頭を過ぎるも、すぐにそれを振り払う。  
「香那葉ちゃん」  
期待を込め、振り向くも、そこに凛々子の姿はなく、あったのは、同級生の宮守麻由希  
「ちょっと…いいかしら…」  
いつになく真剣な表情の麻由希に気圧されてか、黙ってうなずき、付いていく。そして人気のない所で麻由希は振り返り、語り出す。  
「凛々子先輩が、メッツァーに攫われたわ・・・」  
と、悔しげな表情を見せる麻由希。その言葉を聞いて香那葉は絶句する。まさか、先ほど  
頭を過ぎり、振り払った悪夢が再来するとは思っても見なかったからだ。  
「ごめんなさい。私もその時いたんだけど、他の陽動に手間を取って、凛々子先輩の所へ  
行くのが遅くなってしまって…」  
そう呟き、ますます俯いていく麻由希、一方、香那葉の方は、よほど衝撃を受けているの  
か、両手で口を押さえ、固まったままである。その後、意を決し、麻由希が香那葉の両肩  
に手を掛け、語り出す。  
「お願い!香那葉ちゃん、力を貸して。凛々子先輩を救うには、貴女の力が必要なの!」  
「けど…私…」  
と俯く香那葉、そう、以前、メッツァーに捕まった時、香那葉はメッツァーに様々な陵辱  
を受け、そのショックで変身する事が出来なくなっているのだ  
「貴女が変身出来ない事は知っているわ。それを承知でお願いしているの!お願い香那葉  
ちゃん!」  
これを聞いて益々俯く香那葉。この体勢で固まる2人。その永さは数刻、いや永遠とも  
取れる永さと2人は感じただろう。その後、しびれを切らしたのか、麻由希から手を離す。  
「ごめんね。無理言っちゃって…香那葉ちゃんもあんな酷い目に遭わされたのに…けどね、  
私は1人でも戦うよ。このままメッツァーの思うとおりに行くのも嫌だし、何より、凛々  
子先輩が心配だから。だから私は1人でも戦う。だって、クイーングロリアに選ばれた魔  
法戦士ですもの」  
と言い、香那葉の肩から手を離す麻由希、そして俯いたままの香那葉  
「私はもう行くね。後、私、待ってるから。貴女がまた魔法戦士になって正義の為に戦ってくれるって、だって、貴女もクイーングロリアに選ばれた戦士なんだから」  
とだけ麻由希は言い残し、香那葉に振り返らずに去っていく。そして、1人残された香那  
葉は1人呟く  
「私…どうすれば良いの…凛々子先輩…」  
その言葉は誰の耳に聞こえる事無く宙へ消えていくのであった。  
その後、夜の帳の降りた公園で、魔法戦士を誘い出す為、いつものように破壊活動を行う  
メッツァー達  
「ふははは!下魔共よ!魔法戦士共をおびき出す為、手当たり次第暴れ、破壊し、陵辱を  
行うのだ!」  
「ゲゲゲッ」  
歓喜の声を上げ、破壊活動に望む下魔達。そして各所で上がる悲鳴  
「待ちなさい!メッツァー!」  
と、怒声が響く。その声の主へと振り返るメッツァー達、そして、現れた主に満足し、笑  
みを浮かべるメッツァー  
「ふふ、待ちかねたぞ。宮守麻由希。いや!スイートパッション!」  
「メッツァー、大人しく凛々子先輩を返しなさい!」  
と、怒鳴る麻由希に対し、それを  
「フッ、折角苦労して手に入れたのだ。そう言われて返すバカはおるまい」  
と、涼しげに返すメッツァー。  
「なら、力ずくで聞き出すまでよ!行くわよ!スイートマジカルセンセーション!」  
麻由希の周りを激しくも優しい光が包み込んでいく。これが麻由希と言う1人の女性から  
女神近衛団の戦士に生まれ変わらせる瞬間だ。  
「愛と魔法の戦士!スイートパッション!!!今日こそあんたを倒すわ!」  
スイートパッションは凜とした声でそれを宣言する。  
「ククク、情熱の戦士、スイートパッションよ。登場を待ちわびたぞ。今日も貴様を美し  
く汚してやろう」  
同じくメッツァーも高らかと宣言する。  
「ゆけ!下魔共よ!スイートパッションを倒すのだ!!!」  
その号令と共に下魔数体が奇声を上げながらスイートリップに突進していく  
「はぁ!」  
スイートパッションは襲ってきた下魔達の攻撃をテンポ良くかわしながら、その身に不釣  
り合いな程の大きさの剣を振り回し、下魔達を屠ってゆく。  
「ククッ、流石に下魔では歯が立たんか」  
「ふん、こんな下魔なんか相手にならないわよ!大人しく降参しなさい!」  
 
「フッ、威勢の良いことだ。なら次の相手を用意しよう。ココノ!相手をしてやれ!」  
「はい。メッツァー様」  
と、脇に控えていたココノがパッションへと近づいてゆく  
「ここのちゃん…いや、ココノ・アクア!凛々子先輩を助ける為なら、貴女でも倒します!」  
と、高らかに宣言をし、勇猛に斬りかかっていくパッション  
「ふふっ、熱くなっちゃって。闘いは常に1対1じゃ無いのよ。行きなさい!下魔達!」  
その号令と共に再び掛かってゆく下魔達  
「そんなの、いくら来ても無駄よ!」  
と一閃する麻由希、しかし…  
「え?」  
一瞬拍子抜けした声、そう、下魔が麻由希の攻撃をかわしたのだ、まさか下魔程度にかわされるとは思わなかった麻由希は、下魔に多大な隙を見せる事になった。その隙を見逃さず、下魔は打撃を入れて来る  
「ぐぅっ…このぉ!」  
と、再度剣を振るい、下魔を屠るパッション  
「ふふっ、下魔だからって油断したわね。この下魔達は私が訓練を施した特別種よ。上魔  
には敵わないけど、普通の下魔よりずっと実力は上よ!」  
と言いつつ、矢を放つココノ。それを剣で弾くパッション、しかし、ココノの放つ正確な  
矢と、下魔のコンビネーション攻撃で追いつめられていくパッション  
「くっ、ええぃ!」  
と、最後の下魔を屠るパッション、しかし、疲れが溜まってきたのか、剣の振るいが遅い。  
その隙を見逃さなかったココノはすかさず矢で剣を弾き落とす  
「しまった!」  
と、気付いた時には既に遅かった。ココノ得意の氷魔法で、パッションの足を地面に縫い  
付けた。  
「ふふっ、やっと動きを止めたわ。意外と素早いから苦戦しちゃった」  
と、笑顔で言い放つココノ。その表情にはまだまだ余裕がありそうであった。これが新人  
魔法戦士と、悪に染まったとはいえ、闘いをくぐり抜いてきた戦士との実力差を誇示する  
かのように  
「くっ、こんなもの…」  
と、パッション得意の炎系魔法で溶かそうとするも、いつの間にか張られていた魔封じの結界で、魔法を使えなくなってしまっていた。  
「ふふっ、あがいても無駄よ。結界を張ったわ。これでしばらくこの場で、貴女は魔法を  
使えないわよ。大人しく汚されなさい」  
と言うとともに、召還魔法を唱えるココノそれに応じて出てきたのは緑色をしたゲル状の  
上魔、ゲルセス  
 
「ゲルセス。そこにいる女を好きにして良いわよ」  
「ぶじゅじゅ」  
と、歓喜の声を上げ、パッションににじり寄っていくゲルセス  
「くっ、来ないで!」  
と叫ぶも、そんなことはお構いなしにどんどんパッションを覆っていくゲルセス。闘いで  
火照った身体に、ゲルセスの冷たい感触がパッションの身体に染みこんでゆく。  
「ふふ、そんな表情をして、気持ちいいの?」  
「誰が!こんなの気持ち悪いわよ」  
と反論するパッション。しかし、その顔は火照り始め、目も覇気が無くなってきている  
「ふふ、元気が良いわね。けどね。そのゲルセスは身体に強力は媚薬成分が含まれている  
の。どこまで耐えられるかしらね。ゲルセス。パッションを好きなように嬲りなさい。」  
その命を聞き、パッションの身体中を、衣装ごと嬲り始めるゲルセス。乳房を揉みしだき、  
乳首を攻め、大腿部をなめ回し、腋をはいずり回り、うなじに取り付き、気がつけば、身  
体中がゲルセスに蹂躙される格好になってしまっている。  
「ふうぅ…うう…んん!…くぅ…」  
一切痛みを与えず、快感だけをもたらすゲルセスの愛撫にさすがのパッションも艶やかな  
声を漏らす。  
「ふふっ、やっぱり気持ち良いんだ」  
ココノの問いかけにも反応が遅くなってきており少し間をおいてから  
「誰…が!こんなの…ひゃん!」  
と、反論しようとするが、急な攻めで良い声を漏らすパッション。どうやらゲルセスが、  
クリ○リスやヴァ○ナ、ア○ルを攻め始めたらしい  
「んはぁ!だめぇ!そこは敏感なのぉ!」  
どうやらクリ○リスの感度が良いようだ。それに反応してか、ゲルセスの攻めがクリ○リ  
スへと集中する。  
「くぅぅぅ!はぁ…だめぇ…来ちゃうよお!」  
とうねり来る快感に必死で耐えるパッション。いつの間にか、パッションに近づいたココ  
ノがそっと耳打ちする  
「どうしてそんなに抗うの?」  
「ふう…ん!だって、私は魔…法戦士だから!」  
「ふふっ、気持ちいいことにそんな事は関係ないでしょ。私も一緒だから、一緒に墜ち  
ましょう」  
と語り、自らの手でパッションの秘部を弄り始めるココノ  
「ふああ!ダメぇ!ここのちゃんやめてぇ!んん!」  
と、パッションの唇を奪うココノ  
「んん!ちゅば!じゅる…」  
 
と情熱的に舌を絡め合わせるディープキス。既に快楽に冒されてるのか、パッションの  
方が舌を絡ませていっている。そして離れる唇と唇  
「ふあ…ここのちゃんのお口美味しい…」  
とうっとりした表情で語るパッション。どうやらゲルセスの媚薬効果で意識朦朧としてき  
ているらしい。  
「ふふっ、麻由希さんの唾液も美味しいですよ」  
と言い合い、又、ディープキスへと耽る2人。しかし、今度は舌を絡めつつも、ココノは  
パッションの秘部への攻めを辞めない。どうやらフィニッシュに入った様だ。  
「んん!ちゅば!んふぅ…んん…こくっ…んん!」  
もはや舌を絡ませる事しか出来ないパッションは、積極的に舌を絡ませ合う。秘部を弄る  
卑猥な音と、舌を絡め合わせる音が、場を支配してゆく。  
「んん!ふううん!」  
と、もがくパッション、どうやらゲルセスが乳首を吸い上げ始めたらしい。その衝撃で、  
一気に絶頂へと導かれてゆく  
「んんんん!!ふうううん!!」  
と、身体中をゲルセスに蹂躙され、口内と秘部をココノに攻められながら、絶頂に  
至ったパッション。そして離れる唇  
「ん…はぁ…はぁ…」  
と、少し残念そうな表情を見せるパッション  
「ふふっ、可愛かったですよ。麻由希さん…ほらっ、こんなに」  
と、パッションに手袋を見せつけるココノ。愛液と潮とでぐちょぐちょになっている。  
それを見せられて、顔を赤らめ背けるパッション。  
「大人しく、私たちに付いて来ませんか?いつまでも私と一緒ですよ…」  
と甘く囁くココノ。  
「ダメ…私は魔法戦士…こんな事で挫けない…」  
と、呟くように拒絶するパッション。  
「それでこそ麻由希さんです。だからこそ欲しくなる」  
と返すココノ  
「メッツァー様、パッションをいかがなさいますか?」  
「うむ。まだスイートキッスが復活してない以上。まだ連れ帰る必要は無いだろう。  
パッションは、キッスが復活するまでの呼び水としなければな」  
「では…」  
「うむ。このまま帰るぞ。ではさらばだ、美しきスイートパッション。今日も良い見世物  
であった」  
「まってよ。」  
との声に振り向くメッツァーとココノ  
 
「メデューサ…お前は待機命令をしていた筈だが、何故来た?」  
と、問うメッツァー  
「だってぇ。こんな可愛い子と戦うって言うのに、私をおいてきぼりなんて酷い  
じゃない?私にも可愛がらせてよ。あの子」  
「ふむ…」  
と思案するメッツァー  
「良いだろう。命令無視を今回は不問とする。可愛がってやれ。メデューサ」  
「そうこなくっちゃ♪」  
と聞き、パッションへ近づいてゆくメデューサ  
「ふふ、初めまして。スイートパッション。昨日のリップに続き、貴女も可愛がって  
あげる」  
その言葉を聞き、今まで朦朧としていた目が覇気を取り戻し、力強くメデューサを睨み  
つけるパッション。それを狙っていたのか、その瞬間に魔眼を発動するメデューサ  
「あぁ…」  
魔眼に魅入られたパッションの目から光りが失われてゆく。  
「ふふ、じゃあまずは、私のここを舐めてもらおうかい」  
と、指し示したのは、メデューサの秘部。使い込まれているにもかかわらず、形は整って  
おり、色も綺麗なサーモンピンクである。魔眼に魅入られたパッションはふらふらと  
近づき、メデューサの秘部へとむしゃぶり付く。  
「んん!ふふっ、積極的だねぇ…元々淫乱なのかい?」  
と、直立不動のメデューサはパッションの頭を撫でながら問いかける。  
「ぴちゃ…ふぁい…麻由希は…淫乱な子です…」  
と、魔眼で一時的に洗脳されたパッションは、そう答えつつ、メデューサの尿道、ヴァ○  
ナ、クリ○リスを舌で責め立てる  
「んん!舌使い上手いねぇ…もう…イきそうだよ。ご褒美よ、私の愛液全部お飲み!んん  
んんんんん!」  
メデューサの喘ぎとともに秘部から大量にあふれ出す愛液。それを必死で飲み干すパッション。  
「んん!こくっこくっこくっ…はぁ…はぁ…ありがとうございました。メデューサ様の  
愛液、美味しかったです…」  
「ふふっ、良い子だねぇ。ご褒美に今度は私がお前をイかせてやるよ」  
との宣言とともに、メデューサの髪の触手達がパッションへ絡みつき、中空へと持ち上げ  
てゆく。  
「ふあっ」  
「さて、どうしてやろうかねぇ。ふふ、そうだ、この薬を使おう」  
と、蛇触手で毒を精製しはじめるメデューサ  
 
「ふふ。これからあんたを、一生射乳できる身体に改造してやるよ。うれしいかい?  
射乳はとっても気持ち良いから、くせになっちゃうよ」  
「はい…メデューサ様…」  
と言い、髪に絡みつかれた手を動かし、両乳房を手で持ち上げるパッション。  
「ふふ、素直だねぇ。じゃあ行くよ」  
そのかけ声と共にパッションの乳首を飲み込み、乳房に噛みつく蛇触手達。そして注入  
される毒  
「んはぁ…ふうん…」  
思わず喘ぎ声を上げるパッション  
「ふふ、この毒を注入されているときも、結構な快感があるからねぇ」  
数秒後、乳房から離れていく蛇触手達、どうやら注入が終了したようだ。それからすぐに、  
パッションの乳房に変化があった  
「んん…おっぱい熱い…」  
うなされる様に呟くパッション  
「おや?もう魔眼の効果が切れたのかい?なかなか精神は強いようだねぇ。まあ、手遅れ  
だけどね」  
と、言い、一気にお椀型触手で乳房を扱き上げるメデューサ  
「んん!おっぱいからなにか来ちゃう…んん!」  
その瞬間、射乳と共に絶頂するパッション射乳したミルクは、メデューサに飲まれてゆく  
「ふふ、甘くて美味しいねぇ。イき顔も可愛かったよ」  
「なんで、私のおっぱいからミルクが…」  
途端に青ざめるパッション。  
「ふふ。魔眼に魅入られたから覚えてないのね。私の毒で、貴女の身体を改造したのよ。  
一生射乳できる身体にね。しかもその快感は男性が射精するのと同等の快感よ。」  
「いやぁ…戻して…」  
「ふふ、魔眼に魅入られていた時は、感謝すらしてたのよ。貴女」  
「そんな…」  
絶句するパッション。  
「これからもっとイかせて上げるから覚悟しなさい。」  
と言い放つメデューサ  
「いやあああ!」  
叫び、もがくパッション。そこへ  
ヒュン!  
一陣の風切り音。そして…シュパーン!!!切り落とされる触手。  
「痛っ!」  
ヒュンヒュン…ズバッ、ザシュ!触手を切り裂いた後、地に刺さる  
 
数個の光のダガー  
そして、宙に投げ出されたパッションを回収する一陣の風、そして、優しく  
パッションを降ろす。  
「誰だ!」  
痛みにうめくメデューサをよそに、問うメッツァー  
「貴様に名乗る名など無い…スイートマジカルセンセーション!」  
謎の人物の周りを激しくも優しい光が包み込んでいく。これは正に、女神近衛団  
の戦士へと産まれ変わらせる光だ。  
「光と闇の魔法戦士、スイートシャドウ…闇を切り裂く一陣の光となろう!」  
光に照らされた女は間違いなく魔法戦士だ。髪は肩長程度の碧き髪。目付きは慈愛に満ち、  
締まった身体に美しい乳房の形が、衣装の上からでも分かる。年齢的にはリップ達の2〜3上、20歳を過ぎた辺りであろうか。雰囲気を例えるなら、雌豹がまさに合う女であっ  
た。  
「これはこれは、麗しきスイートシャドウよ。初めてまみえるな。まずは挨拶を」  
と、うやうやしく礼をするメッツァー  
「それで、今頃になって登場か?シャドウよ。今まで我々が戦っていたというのに、  
なぜ姿を現さなかった?」  
「それに答える必要はない」  
と切り捨てるシャドウ。と同時に後ろへ引くシャドウ。その瞬間、シャドウが居た所を、  
魔法が打ち抜く  
「貴様…よくも私の髪を!喰らえ!」  
と、次々と触手を打ち出して来るメデューサ。しかし、怒りにまかせた攻撃からか、あっ  
さりとかわされていく。  
「ふ…ん。単純ね。消えなさい!」  
と共に腰から銃を引き出す。そして躊躇うことなく、光弾を発射してゆく。その正確無比  
な射撃は、次々とメデューサに致命傷を与えていく  
「ぎゃあぁぁぁぁ!」  
「いかん!」  
と言い、メッツァー魔法陣を紡ぐ。強制脱出の法だ。そして、メデューサが強制脱出した  
直後、おそらく、止めになる光弾が筋を描いた。  
「ちっ」  
思わず舌打ちをするシャドウ。  
「フフ、危ない所だった。それがお前の武器か。今までに無いタイプの武器だな」  
「ええ。これで貴方も打ち抜くわ」  
と宣言し、躊躇うことなくトリガーを引く。瞬間、下魔が飛び出し、替わりに絶命する。  
「ふふ、怖い女だ。取りあえず、今日の所はこれでお暇させてもらおう」  
 
と宣言をし、消えてゆくメッツァー達。その後、消えた場所の地に手を当て、魔力を追走  
するシャドウ。  
「ダメ…消えたわ…」  
と呟くシャドウ  
「貴女は一体…」  
胸を苦しげに押さえながら、パッションが問う。  
「私はスイートシャドウ。貴女と同じ魔法戦士よ。所で、苦しそうだけど、どうしたの?」  
「な、なんでもない…んふぅ…」  
ぷちゅう!と音を立て、射乳するパッション  
「な…そんな訳無いでしょう!そんな状態で!何をされたの?」  
と詰め寄るシャドウ。それに俯きながら答えるパッション  
「メデューサに毒を注入されて、一生射乳する身体に改造されちゃったの…」  
と涙ぐむパッション。  
「そんな…酷い。ちょっとまってて、その前に…」  
とパッションと向き合ったまま、後ろへ光弾を放つシャドウ。そして打ち抜かれるコウモリ  
「どうやら使い魔を残していったみたいね。他に魔力は…無いわね。今、解毒魔法を掛け  
るから…ピュリフィケーション」  
詠唱とともにパッションを、優しい光が包み込む。それと共に胸の違和感が消え去る。  
「あ…」  
驚きを隠せないパッション、現状では、回復魔法を使える戦士とは出会ったことが無いだ  
けに、驚きもあるようだ  
「これで大丈夫。しばらくは後遺症が残るかもしれないけど。少し立てば完治するわ」  
「ありがとう…ござい…ま…す…」  
とだけ言い、気を失うパッション、どうやら相当陵辱で体力を消耗した様だ。  
「ちょっと…大丈夫?」  
と、ほおを軽く叩くシャドウ、しかし、パッションは起きる気配を見せない。  
「しょうがないわね…連れて行くしかないか」  
と、パッションをお姫様だっこし、闇へと消えていくシャドウであった。  
 
 
 

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