初めて訪れた婦人科。
診療時間終了間際の診療室には看護師の姿が見えなかった。
初老の医師は目を合わせようとしないまま、「取り敢えず中を診てみましょう」と言った。
下着を脱ぎ、内診台に上る。下半身はカーテンの向こうに隠れている。
カーテンの向こうに、人の気配。医師だ。
思いの外柔らかい掌が、優しく下腹部を押す。
「緊張しないで楽にして下さい。今からちょっと機械が入りますから。冷たいかもしれません」
声が聞こえるのと同時に、細い堅い器具が腟に挿入された。
ゲル状の液体と共に挿入されたそれは、しばらく腟内をうごめいた後に、抜き取られた。
異物感はそれほど無い。
安心して体の力を抜いた。そこに医師の声。
「潤滑液を拭き取りますね」
…と…泌部にざらつくねっとりした物が絡み付いた。
思わず出そうになった声を飲み込む。
まさか。でも。
それはゲル状の液体を舐め取ったばかりか、さらに執拗に泌部を這い回る。
意思に反して立ち上がった蕾を吸い上げ、侵入する。
「…くぅっ…うっ」
いつの間にか、カーテンの向こう側に拡げられた両足は何かで固定されている。
医師の前に晒されている泌部は今や、ゲル状の液体の代わりに、溢れる蜜に満たされている。
快感に意識が朦朧とする中、医師の声が再び聞こえた。
「次に、太い物が入ります」
カーテンの向こうで衣ずれの音がする。
「…い、や…」
言葉とは裏腹に、更に溢れる蜜。
太く熱い『器具』は、繰り返し腟をすべり、すべり、 かき回し、かき回す……