「なぁ。何でお前って瑠璃先輩と付き合ってるんだ?」
「…告白されたから」
僕がお弁当を一人で食べて居ると親友からの質問が飛んできた。
「いやいや、そうじゃなくて…。まぁ、お前は黙ってたら女みたいな容姿だし実際大人しいけどな。しかし目立たんだろ!それなのに何で学園一美人の瑠璃先輩に告られるだよ」
「……偶然?」
僕がそういうと親友はがっくりと肩を落とし、ブツブツと何か言っている。
「何故俺じゃない…何が違うんだ…」
と、そこに
「ご飯食べ終わった?」
僕の頭に乗る二つの重み。柔らかい西瓜が二個ほどあるような存在感。
「…まだ。それに重いよ…瑠璃」
「せ、先輩!お、おはようございます」
瑠璃は僕の親友にもうお昼なのに『朝の挨拶』をされくすくすと笑っている。
「おはよう。え〜と…佐藤君」
「二階堂です…先輩」
そんなやり取りの後、僕と瑠璃は二人でお決まりのある場所に向かう。
二人だけの秘密の場所。
旧校舎の滅多に使われていないトイレへ…
「瑠璃。どうしたの?」
「意地悪…分かってるくせに」
そう瑠璃は呟くと恥ずかしそうにスカートを捲る。下着は履いてない。