触手ふしぎ大自然(タンスイオオダコ)
今日の触手は、淡水にすむというオオダコです。
タコが淡水にすむだけで驚きなのに、なんとこのタコは陸に上りヒトに卵を産んでもらうのです。
さてさてこれはいったいどんなタコなのでしょう?
舞台は亜熱帯の巨大な湖です。今は新月の真夜中、あたりは真っ暗です。おや、何か大きなものが湖から這い上がってきました。
今日の主役のタンスイオオダコです。体表の色を変えて暗闇に溶け込み姿が見えなくなってしまいました。
けどオオダコは何十匹もいるようで、あちこちからヌチャヌチャと音がします。オオダコたちはどこへ向かうのでしょうか?
オオダコの一匹を追いかけてみましょう。(このタコは充分成長しており、体の大きさは1m以上あります。腕の長さは2mになりそうです。)
このオオダコが村はずれの民家にやってきました。吸盤のついた腕を使い2階まで上り、器用に腕で窓を開けて部屋の中に入ります。
(腕の先には吸盤が変化した細かい触手をもち、人の手以上に細やかな動きができます。)
室内に入ったオオダコは一人の女性を見つけました。この地方は暑いためか寝巻きを着ずに寝ています。発達した胸やお尻、ウェーブのかかった金髪と美しい顔がしっかり見えます。
オオダコも気に入ったようです。オオダコは美女の横にゆっくり静かに近づきます。この美女を食べる気でしょうか?
いきなりオオダコが動きました!すばやく腕を伸ばして美女の手足に絡め、腕の先を口に突っ込みます。
女:「?!・・・・ゥン」
もう美女は逃げ出せず助けも呼べません。彼女にオオダコは腕の中に隠れた嘴を開けて・・・・・
『プチプチ』『ニュパッニュパッ』なんとオオダコは、腋毛を食べて脇を吸っています。腕は太ももや乳房を撫で回し、腕先の触手は乳首を摘み舌を犯しています。吸盤は女性の全身にキスしています。どうやらオオダコに彼女を食べる気はなさそうです。
オオダコから新たに2本の腕が出て来ました。ほかの腕より白く細くて毛のような触手が生えています。ヌメヌメとして液体もでています。
1本はクリトリスをそぉっと触り、もう1本は陰唇に張り付いて触手を押し付け液体を塗りこんでいます。さらには美女の尻を撫で回していた腕が伸びて、彼女の肛門に吸盤を吸いつけてきます。吸盤は肛門をほぐすように吸い付き、触手がしわの一つ一つをなぞります。
タコに襲われた美女は、手でオオダコを引き剥がそうそしてますがとても無理でしょう。
女:「あぁ〜、ぁ」
1時間後。美女の口からは明らかに快感からの声が漏れ(すぐに触手にふさがれますが)、腰は妖しく上下するようになりました。
オオダコの粘液ではない液体によって濡れた性器はヒクヒクと動きます。
ついにオオダコは、白い腕の先を膣口にあて、ゆっくりと女性の胎内に沈めて行きます。
残った白腕はクリトリスや陰唇を触手でなぞり、アヌスを責めていた腕も先を直腸に入れていきます。
女:「ちょっと、そんな深く!」
女性は体を痙攣させぐったりしました。それでもオオダコの腕も触手も動きます。下腹部の凸影から膣内で腕が動いているのが分かります。
肛門に先だけ入れていた腕は、変幻自在な軟体である事を活かして細くドリル状になり、さらに直腸に進んで行きます。
肛門が切れないのはタコ独特の柔らかさのおかげでしょう。
乳房を揉んでいた腕は掴むような動きになり、吸盤は美女の腋や背中や尻へ無数のキスマークをつけていきます。
女性は目覚めましたがもう目の焦点が定まっていません。息も獣のように荒くするばかり。
膣に埋まっていた腕が突然細かく震えだしました。それにあわせて彼女も腰を激しく動かし排尿し、またも気を失ってしまいました。
オオダコは少しずつアヌスと膣から腕を抜いていきます。抜いたとき膣からどろりと彼女の愛液が漏れ出します。
きっとオオダコの腕が埋まっている間、漏れることを許されなかったのでしょう。この時、女性の子宮にはオオダコの卵が産みつけられているはずです。
オオダコは、名残惜しそうに美女の顔を白い腕でひとなですると、ゆっくりと離れて来たときと同じように音を立てずに野外へ去りました。
後日、オオダコに襲われた女性にインタヴューしました。
女:「もう、すごかったわ。最初はパニックになっちゃったけど、タコさんの責めに何度もイっちゃった。
だって全身を何十人分もの舌で舐められて吸われた感じだったもの。途中で『早く入れて』って叫びたかったのに口も犯されていて何も言えず困っちゃった。
お尻の初めてがタコさんの軟らかいものでよかった。次の満月が楽しみだわ。」
そういって彼女は妖艶に笑っていました。
<<タンスイオオダコのふしぎ>> その1:なぜ淡水湖にすむのか?
海にいるはずのタコがなぜ巨大な淡水湖に住んでいるのでしょうか?それはこの淡水湖の形成過程に関係があります。
もともと海洋にいたオオダコの祖先は、シャチ・サメ・アザラシといった天敵から逃れるために河の上流まで登ってきたことがあったようです。
しかし河口付近が地殻変動で隆起し、行き場をなくした河の水は巨大な湖となりました。タンスイオオダコはそこに取り残された海洋性オオダコの子孫なのです。
湖から湖へと移動し、母体(主に人の女性)を探したり、餌となる昆虫を捕らえるため陸上に上がる必要性がありました。
そのためタンスイオオダコは陸上でも動き回れる強い筋肉と乾燥に強い皮膚をもったと考えられています。
続いては、オオダコが女性の胎内に産卵した理由について見てみましょう。
私たちは、タンスイオオダコによって子宮に産卵された女性を追跡取材しました。
あの新月の夜から徐々に女性のお腹はすこし膨らんできています。食欲も増えました。女性から栄養をもらい卵が成長している証拠です。
満月の夜、月明かりが写る湖に女性が歩いてきます。周りを見渡せば他に何十人もの女性がいました。
彼女たちはこんな夜中に何をしようというのでしょうか?
彼女たちはゆっくりと湖の中に入り腰を浸けています。亜熱帯のこの地方なら水浴びはよく行われていますが、どうも違うようです。
女性は湖の中で座り足を広げました。
女:「う、這い出てくる。」
おや?女性の性器から何か出て来ました。
女性に近づいて広がった桃色の性器を見てみると、膣口から小指の爪ほどの小ささで青白い半透明の生物が這い出てきました。
タコです。とても小さいけど形はタコと分かります。湖に入った女性たちはタコの赤ちゃんを産みにきたのです。
女:「あー、だめ!中で吸い付いちゃっている。」
産みの母親と離れたくないのでしょうか。産まれた赤ちゃんタコは、女性の花びらやクリトリスに腕を巻きつけて吸い付いています。
膣内でも赤ちゃんタコたちが、肉ひだに腕をもぐりこませ、吸盤でチューチューと吸い付き、愛液を飲んでいるのだと思います。
赤ちゃんタコは一度に300匹前後産まれますから、女性の子宮から膣内までギッシリと蠢いているはずです。
女:「うゎ、そこそんなに吸っちゃ!」
急に女性の声が上擦り、腰をガクガクと振りました。そしてボァっと赤ちゃんタコたちがいっせいに水中へと放出されます。
女性の膣からは水とは違う液体が流れていました。いわゆる「潮吹き」です。赤ちゃんタコたちはこの潮の流れに乗って湖へと泳いで行きました。
女:「またくる」
女性はまたGスポットを責められているようです。赤ちゃんタコはまだ胎内に200匹以上はいるでしょう。
女性は今夜、何度も水の中で産まれたばかりの赤ちゃんタコによって絶頂を迎え、タコを湖へと産み出していくことでしょう。
<<タンスイオオダコのふしぎ>> その2 なぜヒトの女性に卵を産みつけるのか?
なぜタンスイオオダコは女性の子宮へ卵を産みつけるのでしょうか?
それはタンスイオオダコの祖先の性質です。タンスイオオダコの祖先に近い海洋性のオオダコは、マーメイドや魚人(♀)の子宮に卵を産みつけます。
こうする事で母ダコは卵の世話をする必要がなく、また母体の亜人が遠くへ子孫を運んでくれます。
タンスイオオダコも海洋性オオダコと同じ祖先なので、ヒト・亜人の子宮に卵を産みつけるのです。
淡水湖では河童や淡水性マーメイドやリザードマンなどの亜人が生息しており、タンスイオオダコは彼女たちも襲います。
しかしそれだけでは同じ湖の中だけでオオダコの数は増えてしまいます。
そこでタンスイオオダコはわざわざ陸上に上がって人・亜人の女性をも繁殖活動の対象にしたと考えられています。
満月の夜、湖で美女がキラキラひかる赤ちゃんタコを産み出す光景は美しく官能的でした。
私たち取材班は数ヵ月後にこの女性のもとに再び訪れました。
すると、サッカーボール大の1匹のタコを女性は引き連れていました。
女:「この子は最後まで私の子宮にしがみついていたタコなんです。ずっとお腹にいたのだけど、1月前にやっと産まれてくれたの。
名前はアナヴィ。今では害虫を食べてくれるかわいいペットよ。
もっと大きくなったら、きっと野犬や野人も追っ払ってくれるわ。私のお母さんは、タコを8匹も飼っているの。」
オオダコがヒトを襲うのになぜ反撃されないのか分かりました。
オオダコは女性に卵を産みつけ繁殖に使う代わりに、女性のボディーガードとなる我が子を残すのです。実に上手い共生関係です。
またひとつ触手のふしぎがわかりました。(終わり)