突然ですが問題です。俺は今どこに居るでしょう?
わからない?答えは…
「こっちが聞きたい!!」
俺の記憶が確かなら、さっきまで自分の部屋のベッドで寝ていたはずだ
じゃあここは…
「…夢の中?」
辺りを見回しても霧でよく見えない
俺はとりあえず前に進む事にした。
しばらく進むと大きな扉を見つけた
「こんなでかい扉開けられるわけないな、他を探そう」
扉を開けるのを諦めてその場を立ち去ろうとした時、
扉がひとりでに開いた
「うおっ!?…開いた?」
とりあえず中に入ってみる
扉をくぐった先は石造りの開けた部屋だった。
よくみるとカウンターがある
「誰かいますかー?」
返事はない、誰も居ないようだ
とりあえずカウンターの中を物色する俺。
「お?なんか見っけ!…招待状?」
『おめでとうございます!
ただ今から
貴男はお見合いの資格を得ました
奥のドアに入るとお嫁さん候補が待っている102部屋に通じる通路にでます。
そこから先は貴男のご自由に、お好きな部屋へお入りください
なお、結婚できるのは当然お一人までですので、よく考えて選ぶことをお薦めします。
管理人より
幸運な貴男へ』
到底信じられたものではないが、
少しだけ期待してドアを開ける
そしてー
「まっマジだった!」
俺の目の前には果てしない通路と数えきれないほどのドアがあった
「この招待状が本物だとすると102人の候補から選ばないといけないんだったな」
そして俺はー