「もしもし、私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」  
 
 土曜の深夜、翌日のスーパーヒーロータイムに備えて床に就いていた久瀬アキラを起こしたのは、そんな電話だった。  
 うーん、と寝ぼけた胡乱な頭で考える。  
 鹿賀丈史並みに記憶が確かならば、そんな名の知り合いはいない。  
 しかしこのフレーズ、どこかで聞いたような……デジャヴュ。胸の顔は飾りだ。それはデネブ。関係ない。メリーさん。電話。後ろにいるの。  
 ピコーン!(○ームボーイの起動音)  
 そのときアキラに電流走る――。  
 知り合いではないが、たしかにその名を知っている。っていうかこれが知り合いなのは中島らもくらいだろう。  
 アキラが出した答えは、一つ。割れたら二つ。おおガッチャマン。  
 これってあの怪談じゃね?  
 そうと判れば一安心(?) 貴重な怪奇体験を味わいつくすことに決定。  
 声から察するにメリーさんは少女。おにゃのこ。いぢめるしかあるまい。好きな子にいぢわる。これ男子の本懐。  
 可愛い子にはいぢわるをせよ、と昔の人も言ってるし。顔見てないから可愛いかどうか知らんけど。  
 昔の人はそんなこと言ってません。  
 
「お客様がおかけになった電話番号は、現在使われておりません。もう一度番号をお確かめの上、おかけ直しくださいコノヤロー」  
 
 電話の向こうで、ありりとか、おっかしいなぁとか言ってるのが聞こえたかと思うと、電話が切れた。  
 というか最後がおかしかったことに気付け。  
 
 ――数分後、再び電話が鳴った。  
 
「もしもし、私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」  
 
 一回目の電話と同じ内容だ。いきなりバックを取る気マンマンである。マンネリ打破の精神は買うが、この場合は定型やテンプレどおりにやるのが正解だろう。  
 99%の嗜虐心と1%の親切心であげたセカンドチャンスもパァである。  
 
「まだ一回目の電話じゃねーか。ズルしちゃダメ。やり直し」  
 
「え〜、ヤダよぅ。メリー、疲れるのキライだもん」  
 
 ヤダヤダという声とジタバタという音が聞こえる。ンモー、今の子供はすぐ怠けようとするー。  
 寝転がってジタバタするAAがアキラの脳裡をよぎった。  
 別にいいかな、と思うがもう少し会話を楽しみたいし色々と準備もしておきたいので、ここは心を鬼にしてダメと言うことにした。  
 
「駄々こねるんじゃありません。そんなんじゃ立派なメリーさんになれないザマスよ!」  
 
「……はぁーい」  
 
 そう言うと、ちょっと考え込んだ様子だったが素直に返事が返ってきた。  
 いや、素直すぎる。アキラは一応、釘を刺しておくことにした。  
 
「念のため言っとくが、二回目からなら『後ろにいるの』がOKって意味じゃないからな。きちんと順を追ってだんだん近づくように」  
 
「……お兄ちゃんのケチんぼ」  
 
 図星だったらしい。  
 そんな悪いことを考える子には覇王翔吼拳――じゃなくて、お仕置きという名のセクハラせざるをえない。  
 
「毛ちんぼ? 確かに俺のチンチンには毛が生えてますが、それが何か?」  
 
 ボーボーやで。  
 
「あのね、よくわかんないけどケチんぼさんっていうのはチンチンとかいうのと違くって、え〜っとぉ…う〜んとぉ…………  
 
 ………ケチっていう意味なのー!」  
 
 華麗にスルーされたし、それは知ってる。  
 どうやらアキラが言ったことの意味がよくわかってないらしい。  
 性的な方面には疎いというか幼いというか、そういった印象を受ける。もしかするとメリーさんは少女通り越して幼女かもしれない。  
 アキラがしばらく黙っていると、わかった?と可愛らしく尋ねてくる。  
 ええ、わかりました。言われなくても知ってたけど。  
 そう言って茶化すのも楽しそうだが、話が進まないのでアキラはちゃんと答えることにした。  
 
「わかった。でも何と言おうとダメなものはダメだ。ちゃんとしなさい」  
 
「えぇ〜、ヤダよぉ〜」  
 
 ぶーぶー子豚。コマンタレブー。不満垂れぶー。  
 
「ちゃんとしたら、お菓子あげるから」  
 
 基本中の基本。幼児を釣るには菓子で釣れ作戦。  
 お菓子ぃ、とメリーさんは素っ頓狂な声を上げると、  
 
「えっとね、えっとね、メリーね、モンブランが好きなの! あとそれからそれから、プリンとねぇ――まるごとバナナが好き!」  
 
 息せき切って注文しだした。  
 怖いくらいに効果覿面。一生懸命注文したものが全て近所のコンビニで買い揃えられるというのがお手頃というか、庶民的というか……それを死に物狂いに近い声で言うのだから微妙に悲しいものがある。  
 きっと貧しい家庭で食う物にも苦労して育ったに違いない。  
 ウウッ!  
 
「どうしたの、お兄ちゃん。……泣いてるの?」  
 
 すでにアキラの中ではメリーさんは、物乞いのためにこうして電話して回りながらも餓えて死んでいった少女の幽霊ということになっていた。  
 大丈夫だよ、と答えると、食べたいものを確認する。  
 
「モンブランとプリンとまるごとバナナだったな? それくらい安いもんだ。ぅオレにィ! むゎかしとけェい!!」  
 
 気合満タン、アキラは叫ぶ。  
 
『うるせえ! 今何時だと思ってんだ!!』  
 
 隣の人に怒られた。  
 
 
「うー、さぶ」  
 
 最近になって急に冷え込みだしたので、夜風は冷たい。  
 買出しの道中、メリーさんは定型どおりに「今○○にいるの」とアキラに電話で伝えてきた。  
 感心感心。プリンをちょっと奮発して2倍サイズのを買った甲斐がある。  
 そんなことを思いつつアキラが、コンビニから出ようとしたときに何度目かの電話があった。  
 
「もしもし、メリーさん?」  
 
「うん! あのね、今お兄ちゃんのお部屋にいるの。早く帰ってきてね、お兄ちゃん」  
 
 そ、そうきたかぁ〜……。  
 どこまで型を破れば気が済むのか、このメリーさんは。アキラはもう怒る気も失せてしまった。  
 
「うん、ハヤクカエルー!」  
 
 棒読みでそう答える。  
 言い方が可笑しかったらしく、メリーさんは声を上げて笑った。こういうのがツボらしい。  
 ひとしきり笑い転げ、ようやく落ち着いたらしいメリーさんはアキラに別れを告げる。  
 
「ん。俺の帰りを楽しみに待ちまくるがよかろう」  
 
 尊大なようでバカな返事を返して電話を切ると、駆け足で家路を急いだ。  
 
 
「もしもし、お兄ちゃん?」  
 
「もしもし。ぼぉく、アキラえもんです。今自分の部屋の前にいるの」  
 
 玄関前でそう電話すると、なかからパタパタと軽い足音が聞こえてきた。ガチャ、と音がしてドアが開く。  
 ドアはゆっくりと開いていき、それにつれて部屋の中が見えてくる。  
 そう、見えたのは部屋の中だけだ。メリーさんの姿がない。あれと呟き、怪訝に思いながらアキラは部屋に上がる。  
 
「メリーさーん?」  
 
 呼びかけても返事はない。  
 とりあえずリビングへと足を進めようとした時、電話が鳴った。  
 
「もしもし?」  
 
「お兄ちゃん」  
 
 電話口から聞こえたのは、楽しそうな少女の声。  
 
「今、あなたの後ろにいるの」  
 
 電話からではなく、後ろから声が聞こえた。とっさに振り返る。  
 白い影が躍り、アキラは衝撃を受けた。  
 完全に不意をつかれ、想像以上の威力によろめいて後ろに倒れる。  
 
「痛ってぇ……」  
 
 フローリングに強かに後頭部を打ちつけてしまい、かなり頭がクラクラしている。  
 星が飛んでチカチカする目を凝らし、軽いが確かに質量を感じている腹の上を見た。  
 白い。  
 そうとしか言いようがないものがそこにいた。  
 ツバが広い、白い帽子。絹糸のような白銀の髪。日焼けやシミはおろか黒子一つ見当たらない、きめ細かい白皙の肌。  
 そしてヒラヒラとした薄手の白いワンピース。  
 そんな白亜の人型が顔をうずめるように腰に抱きついている。  
 胸の少し下辺りにある頭。腹に当たる小さくとも確かに存在する柔らかいふくらみ。  
 てっきり幼女かと思っていたが、少女といったほうが相応しいようだ。  
 アキラがそんなことを思っていると、ゆっくりと伏せられていた帽子のツバが持ち上がり、彼女の白面が明らかになる。  
 十分白づくめだと思っていたが、彼女の白さはアキラの予想を遥かに超えて徹底的なものだった。  
 目玉の白い部分や冷たい目のことを『白眼』というが、彼女の目は比喩でもなんでもなく、白かった。  
 白目の部分だけでなく、虹彩と瞳孔も薄っすらと青みがかった白なのだ。  
 アキラは白内障患者の写真を見たことがあるが、それとはまた違う白さだ。濁っているのでも曇っているのでもない。  
 最初、アキラは彼女はアルビノなのだと思った。だから白いのだ、と。  
 だが目を見た瞬間、それが間違いであったことを彼は理解した。  
 すなわち、アルビノではなく白い色素を持っているのだ、と。  
 アルビノであるならば、色素欠乏のために網膜の血管が透けて紅く見えるはずなのだ。  
 彼女は、そんなアキラの思考など気づいていないのか――あるいは知っていても気にも留めないのか――にっこりと笑う。  
 
「んむぅっ!?」  
 
 アキラはたまらず、白磁の唇に吸いついていた。  
 頭と腰に手を回し、メリーさんを抱えたまま横向きに寝転がる。  
 ああ、俺は頭打っておかしくなっちゃったんだなと思い、まだそんな考えが出来る自分が可笑しかった。  
 柔らかくも弾力ある唇を、唇で、舌で、歯で、触れ、舐め、噛み、味わう。  
 一分もすると、とりあえず満足したので、いったん唇を離した。  
 
「あ、は――ぁ……」  
 
 悩ましげな溜息をもらすメリーさん。  
 白かった頬には薄っすらと紅を差したような赤みがある。  
 アキラはメリーさんを横抱き――いわゆるお姫様抱っこ――で抱き上げる。  
 帽子が、音もなく床に落ちた。  
 
「あ、う……?」  
 
 メリーさんは不思議そうにアキラを見る。  
 ああ、俺はこの娘を汚してしまいたいのか――何も知らないような無垢な顔が、一度鎮まった欲情の熾き火を焔に変えた。  
 足早に寝室へ向かうと、メリーさんをベッドに寝かせる。  
 なかば放り投げられるようにベッドに乗せられ、メリーさんは、きゃん、と小さく仔犬のような悲鳴を上げた。  
 そんな仕草さえも欲情を煽る。  
 アキラはメリーさんのワンピースを首元までめくり上げた。  
 露わになる肢体。  
 すらりと伸びた脚。清純そうな白いショーツ。きゅっとくびれたウエスト。乳房と呼ぶには小さい、ふくらみかけの双丘。  
 その桜色の頂点に、引き寄せられるように口付ける。  
 
「あは、お兄ちゃん赤ちゃんみたい」  
 
 甘えんぼさんでちゅねぇ。よしよし、良い子良い子。  
 最初はそんなことを言いながら、赤ん坊をあやすようにアキラの頭を撫でていたメリーさんだったが、次第に眉根を寄せ始めた。  
 啜るように、啄ばむように、口中で乳首を弄ばれ、それにつれてじりじりとした感覚が強くなってくる。  
 その感覚は刻一刻と強くなっていくが、メリーさんにはどうしようもない。  
 知らないのだ。この感覚の正体を。ゆえに対処のしようもない。出来ることといえば、なすがままに流されるだけ。  
 アキラの頭を押しのけようとも思ったが、それは出来なかった。この感覚が失われるのが、嫌だったからだ。  
 きゅっと弱々しくアキラの頭を掻き抱く。  
 アキラは、うっすらと浮かび上がった肋骨と太腿に指を這わせた。  
 
「や、ぁ……くすぐったいよぉ……」  
 
 思わず抗議の声を上げる。だがそれも弱々しい。  
 触れるか触れないかという間隔を保ってなぞる指に反応してビクビクと発作的な動きをする小さな身体。  
 そろそろ、かな。  
 アキラは乳首に軽く歯を立て、もう片方は優しく爪で引っ掻いた。  
 
「ぁ、ぁああああっ!?」  
 
 ひときわ強く、ほとんど跳ねるように仰け反ったかと思うと、一気に脱力した。  
 抱きとめる力も失せたのか、アキラはするりとメリーさんの腕から逃れる。滑るように腕が落ち、マットレスで軽くバウンドして広がった。  
 は、は、と断続的に息をしながら、茫然とした目でどこかを見ているメリーさん。  
 白いシルクのショーツを脱がせても、気づいていないのか、それどころじゃないのか、まったく抵抗する素振りはない。  
 少女らしい、つるりとした恥丘と清楚な縦すじが露わになる。  
 太腿から陰部へと、味わうようにゆっくりと舌を這わせる。  
 少女は何をされているのかと思い、初めての快感の余韻に浸っていたところを邪魔されて少し不機嫌になりながら気怠い体を起こして目を向けた。  
 
「…そこ、舐めたら汚いよ……?」  
 
 メリーさんはそう言ったが、そこは一度でも排泄したことがあるのかと思うほど綺麗で、臭いなど微塵もなかった。  
 舌を這わせるのを止め、そっと口付けしてみる。  
 なるほど、確かに『唇』だ――アキラはそう思った。そう思うほどに柔らかかった。  
 今度は舌をねじ込んでみる。きゅぅと吸いついた。  
 
「ぁ……もっとぉ……」  
 
 頭をグイと押さえつけられる。なんとか鼻で呼吸する。  
 自然と激しくなった鼻息が、少女の小さな芽を撫でていく。  
 
「ひぁっ……くすぐったぁ、い…」  
 
 ビクビクと身を震わせる少女。  
 唾液とは違うぬるりとした感触を覚え、舌を離し、頭を上げた。  
 
「は、ぁぁ…ぅ……?」  
 
 どうして止めてしまうのか。メリーさんの瞳はそう言っている。  
 別に止めたわけではない。  
 ここまで来て、これで終わりにする気などアキラにはさらさらなかった。  
 固くいきり立った己自身を露出させ、先端を秘所に押し当てる。  
 何が当てられているのか、何が行なわれているのか、何をされるのか――理解はしていない。ただ、この新しい感覚はイヤじゃなかった。  
 だから、目の前の男に全てを任せる。  
 ゆっくりと、しかし確実に陰唇が押し開かれ、陰茎が挿入されていく。  
 少女の胎内はキツい。だが、それでも入らないわけじゃない。入れた方が驚くほど、スムーズに侵入していく。  
 ――何かに当たったように、一瞬の停滞。  
 ゆっくり慣らそうと思っていたが、今のアキラにそんな余裕はない。  
 メリーさんを絶頂に導いていけばいくほど彼女の肉体もまた本能的にアキラを絶頂に導こうとしているのだ。  
 一気に、貫いた。  
 
「痛ぁ、ぐ…ぅぅぅ……」  
 
 快感ではなく苦悶のために眉が寄った。愛液に混じり、純潔の紅が陰茎を伝う。  
 その苦痛の声すら、欲情を煽った。  
 滅茶苦茶に汚して、壊してやりたい。  
 そう思ったが、なけなしの良心がそれを押し止めた。  
 あまりにも気持ちよいのでピストンは止められなかったが、さすがに動きは遅くなる。  
 
「ゴメンな。痛かったよな? もう、大丈夫だから」  
 
 大丈夫、大丈夫――そう言い聞かせたのは果たしてメリーさんへか。己自身へか。  
 少しでも快感で苦痛を打ち消せるようにと、再び愛撫を開始する。  
 
「っん…く、ぁ…あんっ……」  
 
 舌を絡め、唾液を啜り、手は乳房を揉みしだき、指は乳首を擦り、摘み、撫でる。  
 秘裂の襞を雁首で擦り、突き上げるたびに下腹部を陰核に触れさせる。  
 手が、舌が、指が、唇がナメクジのように緩やかに全身を余すところなく這い回っていく。  
 全身を包む快楽で、苦痛のうめきが艶っぽい喘ぎに変わるのに対して時間は要らなかった。  
 今や頬だけでなく、全身が桜色に上気している。  
 絶頂に向けてピストンを早め、一気にスパートをかける。   
 
「んぁ、はああん! ああ、ああああっ」  
 
 静かな喘ぎは、すでに嬌声へと変化していた。  
 はしたなく声を張り上げ、四肢をわななかせ、快楽を全身で表現する。  
 
「くっ、そろそろ……!」  
 
 放出に向け、いっそう力強く突き上げる。  
 ――それが、とどめ。  
 瞬間、メリーさんの頭が白く染まった。  
 
「ぁ、ぁあああああ――――っ!!」  
 
 目の前がチカチカして何も考えられなくなり、ただ無心にアキラに抱きついた。  
 さすがに中出しは止めようと思っていたのだが腰をがっちりと脚でホールドされ、外に出せない。  
 
「うぁ……っ!?」  
 
 絶頂に窄まった秘裂は、陰茎を優しく包み込んでいた柔らかな襞を押し付ける。  
 たまらず、射精した。  
 
「ぁ……あつ、い……」  
 
 絶頂の余韻に震える肢体に、吐き出される白い欲望。  
 精液を吐き出して陰茎が脈動するたびに、たまらない快感が全身を突き抜ける。  
 昇天するような絶頂感は、ゆるやかに落下するような浮遊感に変わり、そのままメリーさんは夢の中へと落ちていった。  
 
「……ふぅっ」  
 
 それを見届けて、アキラはメリーさんの胎内から己自身を抜き出す。   
 粘っこい水音を立てて引き抜かれる陰茎。ゴポ、と精液があふれ出した。  
 ようやく欲望が充足され、落ち着きを取り戻した。  
 そして今日起こった出来事を回想する。  
 メリーさんから電話があって。キスして。押し倒して。犯した。  
 一目惚れ? 俺ってロリコン? これが恋?  
 それにしたって――  
 
「始まりはいつも突然、かぁ……」  
 
 まったくその通りだと嘆息し、彼女の寝顔を見る。  
 
「ん…ぅ……」  
 
 髪を梳き、頬を指の背で撫でる。  
 あどけなく屈託なく、幸せそうな寝顔だ。  
 朝一で風呂入って、シーツ洗って、それから買出しして――  
 添い寝して明日の予定を思い描きながら心地好い疲労感に身を任せ、アキラも眠りに落ちていった。  
 
 
 
 オワリ  
 

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