おぎゃあおぎゃあと泣き止まない赤ん坊を抱き抱え中年の男が道を歩いている。
男は足を止め赤ん坊を腕を揺らしてあやすとふうっと大きな溜め息を吐いた。
そして再び歩き出し数日前に同じ道を歩いて家に帰り着いた事を思い返し
ていた。
男はいつものように売り物の炭を山へ取りに行きいったん家へ帰ってきた。
「今帰ったぞ」
声を掛け戸を開ける。
すると中にいた婆さんが悲鳴をあげ怯えた目で座り込んでいる。
「どうした、ワシじゃ」
「ワシと言われても……炭を担いでいるが…あんたは…」
婆さんは男の顔を凝視した。
「あんたは、ワシが嫁いだ頃の爺さんの姿にそっーくりじゃ」
婆さんに言われて男は水を張った桶をのぞき込む
と、老人ではない若者の姿が映っていた。
「すると爺さんは山の奥の湧き水を飲んだのかい?」
婆さんは爺さんの頬に手を伸ばした。
しわくちゃの肌はみずみずしく張りが戻っていた。
「そうじゃ。近頃、腰も肩も首もあちこちくたびれて炭売りもつらかった
んじゃ。
しかし今日は帰り道の足腰が軽くて軽くて。
おかしな日じゃとは思っとんだがの。」
爺さんが山奥の湧き水を飲んだ夜、寝床に着いた
あと婆さんはしきりに羨ましい羨ましいと呟いた。
爺さんは山奥の道筋を教えると行ってみるがええと言って眠った。
翌朝爺さんが起きると婆さんの姿が見えない。
どうしたもんかと土間へ向かうと入り口の戸が開いた。
戸を開けたのは若い大人の女だった。
「爺さん、ワシいてもたってもいられなくて、日が上る前に起きて飲んで
きた」
戸を閉めて家の中に入ってきた女は艶々した長い黒髪に輝くばかりの白い
肌だった。
「はぁー。
美しすぎて見とれてしまったが若い頃の婆さんだ」
「爺さん、ワシは美しいか?若くなったか?」
若返った婆さんは爺さんの鼻先までぐいぐい近づいてきた。
「婆さん、綺麗じゃ」
爺さんは低い声でそう言うと婆さんの着物の袖を手繰り寄せた。
「きゃっ」
よろけた婆さんは高い声で小さな悲鳴を上げ家の床に転がってしまった。
仰向けになり立ち上がろうと見上げると爺さんが覆い被さってきた。
「な、なにをっ!」
爺さんは婆さんの首筋に荒々しく唇を押し付け鼻息まじりに喋った。
「年寄りになってからは若くて綺麗な女を見ても何も反応せん。
でもな、婆さんはワシの理想の女じゃ。
ワシも若返ったせいか体が言うこときかんのじゃ」
「爺さん…」
爺さんは婆さんの白く細い足に自分の足を絡ませ腰を押し付けてくる。
確かに股間にあるモノはすっかり大きく硬くなっている。
爺さんは痣になるぐらい婆さんの首筋を吸うと唇を胸元へ移動させる。
乱暴に着物を剥き、ふっくらとした大きな乳房をがっしりした手で掴み上げ口に含む。
「あっああっ!」
夢中で体に食らいついてくる夫の姿に婆さんは驚いたが、次第に満足げな
感情に変わった。
(嬉しい…こんなに夢中になって。
今まで忘れていた感覚が戻ってくるよう…)
乳房を揉まれ吸われる内に婆さんも体が反応してきたようだ。
婆さんは体の力を抜きすっかりされるがままに乳房を鷲づかみにされている。
乳首の色もすっかり桜色に戻り、乳房全体が大きいので頬の部分のような
張りはないが、膨らみは重くすべすべとした手触りだった。
やがて爺さんは婆さんの腰の帯をとり着物すべてを剥ぎ取った。
すると腰の細い見事な裸体が表れた。
「婆さん、綺麗じゃ」
爺さんは婆さんの内股に手を掛け足を開かせると秘部に顔を突っ込んだ。
「ああっ!!」
「おや、もう潤っとる」
婆さんも体の反応が若返り、そこはすっかりトロリとした蜜を滴らせていた。
それを爺さんが、ズルズル、ピチャピチャと下品な音を立て舌で舐めとる。
「あっ…熱い…熱い息が掛かってくる…」
「ワシの息だけで、ツユが溢れてくるぞ」
爺さんは意地悪をして舌を中に決して入れずにツンツンと周辺をつつき指
でなぞる。
「お願いします、爺さん、入れてください」
とうとう我慢出来ずに婆さんが懇願する。
爺さんは待っていたとばかりに、起き上がると帯
を解き、自分のモノを出してきた。
「っ!いやだ、大きい!」
思わず婆さんが口にするほど爺さんのモノはすっかり反り返り先端はヌメ
ヌメと光っていた。
爺さんはすぐに婆さんの秘部にあてがうと一気に挿入した。
「ひっ…あん!!」
婆さんが顔を歪め叫び声を上げる。
「こんだけ湿ってれば平気じゃ、すぐに良くなる」
爺さんは構わずに腰を一気に動かした。
ズチュズチュ、クチャクチャとかき回され歪んだ婆さんの顔はやがて恍惚
の表情になった。
「ああ、婆さん、ぐちゃぐちゃして気持ちええ。
肉と汁が絡みついてくるぞ。」
爺さんの腰が打ち付けられる度に豊満な乳房はらさらさと揺れ、婆さんの
頬は赤くなり汗が伝う。
爺さんは腰を振りながら婆さんの両足を持ち上げ、自分の肩に乗せた。
「それにしてもすっかり若返ったな。
足もすべすべとして真っ直ぐじゃ」
さらに爺さんは横を向くと爪先を舐めた。
「あっ」
声を我慢していた婆さんが声を漏らしてしまう。
だんだんと昔の感度が蘇ってくるようで体のどこもかしこも気持ちよかった。
爺さんと目を合わせるのが恥ずかしく婆さんは瞼を伏せ首を横へ向けた。
すると爺さんの腰の動きが早まりやがて、低く呻いた。
(あっ…熱い、熱いものが流れ込んでくる…)
婆さんはアソコをひくつかせ、一滴残らず受け入れた。
その日から二人は快楽に溺れ、爺さんは婆さんのそばを離れる事は無かった。
抱いていない時も婆さんの胸元に手を入れ乳房をもて遊んだり柔らかな二の腕を優しくつまむ。
(すっかり若返った体に溺れている…)
婆さんはまんざらではなかった。
しかしある夜婆さんはまた老婆に戻る夢を見てしまった。
飛び起きて、両手を開き触り感触を確かめる。
「ああ、怖かった」
婆さんは寝汗を拭い考えこむと、日が登らない内に再び家を出た。
そうして次に戻ってきた婆さんはさらに若返っていたのだった。
爺さんは驚いた。
「どうしたんじゃあ」
「悪い夢を見たんじゃ、ワシは年を取るのが恐ろしい」
戻ってきた婆さんは少女の姿で戻ってきた。
背は以前より低くなり、胸はわずかな膨らみしかなく、尻の形も肉付きが薄い。
「なぁ爺さん、ワシは美しいか?」
声も少し高くなりあどけない瞳の少女が顔をのぞき込んでる。
「綺麗じゃ、どんな姿ではワシは婆さんがええ」
そういうと爺さんは腕を枕に寝転んだ。
婆さんは爺さんに近づき足をまたぎ上体を起こしたまま乗っかった。
「婆さん、どうした」
「なぁ、抱いてはくれんのか」
「婆さん、体が縮んだが大丈夫か?」
「大丈夫じゃ、こんぐらいの時すでに月のもんは来ていた」
婆さんはそういうと自分から着物を脱いだ。
小ぶりな胸とまだくびれがはっきりしない腰があらわになる。
婆さんは爺さんの着物をめくり、大きくなりかけたソレを舐め始めた。
「んっ、んんっ…」
小さな口で少しずつ含み赤い舌を這わせる。
一生懸命口を動かすさまを見て爺さんもだんだん興奮してきた。
モノが口に入りきらないので根元を自分の手で
こすり、先っぽを舐めることに専念させる。
「はぁ、そろそろ我慢できん」
爺さんがそういうと目を見開いて婆さんが口を離した。
「駄目じゃ、駄目。ワシの中で…」
「婆さんの体では無理じゃろう」
すると婆さんの方から足を開き爺さんのモノに被さってきた。
少しずつ腰を落とすがとてもキツそうだ。
「くっ…!」
中は潤っていたため何とか全て入れ終える。
爺さんが婆さんの腰を掴み密着するように押さえつける。
「ひゃあ!」
「すごい締め付けじゃ…」
ゆっくり入れたまま腰を動かす。
「あ…ああ…」
少しずつ体の力を抜く少女。
よくみると小さな乳首はピンと立ち、股からはくちゅくちゅと水の擦れる
音がする。
少女の秘部は毛がうっすらとしていて割れているのがはっきりと見えた。
だんだん爺さんが興奮し容赦なく少女を下から突き上げる。
少女は逃げ場が無いまま体を揺らし喘いだ。
(爺さん…出会った頃のたくましい体…。
けむくじゃらの足に腹。
強い力で求めてくる…
なんて気持ちいい…)
やがて爺さんが体をこわばらせ、少女の中に精液を吐き出した。
「締め付けられて辛抱できん…」
その後爺さんはますます婆さんに夢中になっていった。
大人の女の熟れた体よりも張りのある少女の体に魅了されたのだろう。
少女もまた日に日に妖艶な視線を身につけていった。
しかしそんな日々に終わりは突然やって来た。
ある朝爺さんが目覚めると婆さんがいない。
しばらくしたら戻るだろうと待っていたが日はてっぺん高く上ってしまった。
慌てて湧き水の場所へ向かうと婆さんの着物の中で赤ん坊が泣いていたのだった……。