雉姐を一行に加えてから十日後。  
桃太郎達は都へと足を踏み入れました。  
雉姐がどうしても都でお洒落な着物を買いたいと言うし  
桃太郎も猿も田舎者で都には興味がありましたから  
異論を唱えるものもなくこうしてやってきたのでした。  
ところがどうも想像したのと様子が違います。  
都、と言う割にどうにも冴えない街でした。  
「なんかしけてない?」  
猿の言葉には誰も返しませんでしたがそれは反論も無いという事に他なりません。  
「あれは家か?」  
桃太郎が指差したのは隙間もないほど密集した建物です。  
桃太郎が知っている家というともう少し大きく一軒一軒が離れて建っているものだったので  
姿形が家のようでも本当に家なのか疑わしく思えたのです。  
「まあ、家なんじゃないの?」  
「ふうむ、都の家は変わっているのう。  
 火がつけばよく燃えそうだ」  
桃太郎がそう言うと猿の顔ににやついた笑みが浮かびました。  
「何を笑っている」  
「いや、都を見て最初に思うのが、よく燃えそうだなんて  
 桃太郎さんは火付け盗賊の見本みたいな人だなとおもって」  
どこか甘えた響きを残して猿は軽口を叩きます。  
「誰が火付け盗賊だ!」  
「あたっ!」  
ペシっと軽く叩かれて猿がお尻を押さえました。  
「ねえねえ、そんなことよりも着物ってどこで売ってるんですの?」  
雉姐が少し不安げな声を出しました。  
「まさかここには無いなんて事は・・」  
「そりゃさすがに無いんじゃないの?  
 みんな暗いけど人はいっぱいいるみたいだしさ」  
猿が適当な慰めの言葉を出しているとガラの悪い男達が近寄ってきました。  
 
「おう兄ちゃん!  
 いい女連れてるじゃねえか」  
「へへ、おいら達にもちっと分けてくれねえか」  
雰囲気が暗いこの都にはお似合いといった風情の輩が桃太郎にすごんできました。  
「はぁ・・・」  
やれやれまたか、と猿は嘆息を漏らしました。  
彼女達にはいつもの事です。  
女三人に男一人という組み合わせは相当やっかみをかうようで  
この旅で出会った男達は大抵このような行動に出てくるのです。  
それも仕方無いといえば仕方無いのかもしれません。  
犬姫の見目麗しさと言ったら夢物語のようで  
雉姐は豊満な胸を半ば露出して見事な肢体を見せびらかしていますし  
猿は少年の格好をしていながら紛れも無く可愛らしい少女で倒錯的な色気を放っています。  
その上、唯一の男の桃太郎は見た目だけでは少々大きめなだけの優男です。  
まさか、犬姫の手を掴もうとしただけの理由で殴りつけるような男には見えません。  
「て、てめえ、俺の連れに何しやがる!」  
猿は地面に突っ伏した男を見て  
(ああ、桃太郎さんは俺を殴った時一応は手加減してたんだな)  
と思いました。  
何故なら倒れた男は血と一緒に歯を吹きだしていたからです。  
「私の連れにちょっかいをかけておいて何をするだと・・・・?  
 それは私が言うべき事ではないか!」  
続けざまに桃太郎は男の仲間を殴り失神させました。  
多分、失神です。  
鼻が曲がり血が溢れ白目を向いてぴくりとも動かなくなりました。  
「ひっ・・ひィ〜!」  
倒れた二人の連れは何か恐ろしい者でも見たかのように逃げていきました。  
「おっ、こいつらちんぴらのくせに金持ってるよ」  
地面に倒れている男二人の懐から小さな袋を獲って猿が立ち上がりました。  
この方式で桃太郎達は旅の間荒稼ぎして大分貯め込んでいたのでした。  
 
「全く都というのも物騒なものだな」  
「ほんとほんと」  
「ボク怖かったぁ、ももたろさん抱っこして」  
桃太郎は薄く微笑んで犬姫の肩に手を置きました。  
「猿ちゃんどうしたの?  
 なんか楽しそうね」  
「い、いや、なんでもないよ」  
「そう?」  
雉姐が不思議そうな顔しつつもまた着物屋を探してキョロキョロしだすと  
猿は桃太郎の後姿を見てまたにやにやし始めました。  
猿が笑っているのは桃太郎が刀を抜かなかったからでした。  
猿は桃太郎に相手が無法者でも無闇に殺さないようにと言った事があるのです。  
痛めつけるだけなら旅のものをわざわざ追いかける者も少ないですが  
殺してしまうと仇討ちとして地の果てまでも追いかけてくる者もいます。  
それを心配して言ったのを聞き入れてくれた事に喜んでいたのでした。  
「そろそろ行こうぜ。  
 こいつらの仲間が来たら面倒だし、歩きながらの方がお店も見つけやすいよ」  
「そうだな」  
桃太郎がそう言って歩き出すと遠巻きに見ていた町人達が一斉に顔を反らしました。  
しかし、桃太郎達が通り過ぎるとその後ろ姿を食い入るように見ています。  
「あ、あれ、着物売ってる店じゃない?  
 いきましょうよ!」  
雉姐が元雉らしい視力で目ざとく店を見つけると犬姫がお腹を押さえました。  
「えー!? ご飯食べてからにしない? ボクお腹空いたよー」  
振り向いて見てみると桃太郎が見るからに困っていたので猿は口を開きました。  
「いや、先に着る物買いに行こうよ。  
 雉姐に普通の格好して貰わないとまた絡まれるしさ」  
「そうよねえ、猿ちゃんだって女の子だもん。  
 お洒落な着物着たいよねえ」  
「お、俺は別にっ・・」  
猿の反論は声にもならず押し付けられた雉姐の胸の谷間に消えていきました。  
 
結局、桃太郎達は猿の言葉に従って先に反物屋に入る事にしました。  
犬姫は面白く無さそうですがこの中では猿が一番世慣れているので意見も重用されるのです。  
犬姫はいつも桃太郎の事か飯の事しか言いませんし  
雉姐は人間の事をよく見てきて詳しいなんて言う割りに詳しいのは色事ばかりです。  
桃太郎は仲間には優しいのですが他人の事をほとんど考えてません。  
鄙びた山で育ったはぐれ山賊である猿でも、この中では常識人なのです。  
「わぁ〜!」  
色鮮やかな反物を見て顔を輝かせている雉姐に続いて桃太郎達も店に入りました。  
雉姐が反物を見るような目で店の中にいた娘達も店主らしき旦那も桃太郎達を見ています。  
「店主、この娘達に着物を見繕ってくれ」  
「はっ、はい只今!」  
ぽかーんと口を開けて見ていた店主の親父と店員の娘が慌てて走ってきました。  
「大体一つ作るのにいくらぐらい?」  
唯一、金の価値を知っている猿が店主に尋ねます。  
その間にもう雉姐は早速店の奥まで行って着物や反物を見てはしゃいでいます。  
「それはもうピンからキリまでですが  
 お嬢様がたのような美人さんに釣り合う良い物ですとこれぐらいは・・・」  
そういって店主がそろばんをはじきます。  
「うーん・・・、桃太郎さんどれくらいこの都にいる?  
 ここじゃ野宿ってわけにもいかないだろうし・・・」  
「足りんのか?」  
手持ちがいくらかも把握していない桃太郎が猿の頭越しに巾着袋を覗き込みました。  
「どのくらいここにいるかだけど・・宿賃がそんなに余裕無い感じ」  
「それなら心配しなくても良い。  
 どうにかしよう」  
(どうにかって、どうせまた物騒な事考えてるんだろうな・・・)  
これまで金を稼いできたのも色香に惑わされた男達から暴力で巻き上げてきたのです。  
 
「まあいいや、雉姐二つまでにしといてよ。  
 ・・・ほら、犬姫も行って来いよ」  
「んー・・ボクよくわかんないから・・」  
猿が桃太郎にぶら下がっている犬姫に声をかけると雉姐も声をかけてきました。  
「あら、いいの?  
 綺麗な服着てた方が可愛がってもらえるのに」  
「そうなの? 」  
犬姫は店主や娘達の目も気にせず桃太郎を見上げます。  
「・・そうだな」  
「じゃあ、ボクも欲しい!」  
「ほら、あんたも来なさいよ」  
元気に走っていく犬姫を見ていた所を雉姐に誘われ猿は困惑しました。  
「い、いや、俺はいいよ。  
 よくわかんねーし、この格好のが気楽でいい」  
「いいから来なさいって」  
「いいよ、いらないって。  
 俺は二人みたいに似あわねえし着飾る趣味もねえの」  
あくまで断る猿の肩に桃太郎の手がぽんと置かれました。  
「いいじゃないか。  
 私はちゃんと可愛い着物を纏ったお前も見てみたい」  
思いっきり顔を赤く染めて桃太郎が囁きました。  
それで桃太郎がどれだけ恥ずかしさを堪えていったのか気付き、猿は仕方なく頷きました。  
「まーたもう。  
 桃太郎さんが言ったら聞くんだから」  
「ち、違うって!  
 そういうんじゃないよ!」  
「いーのよ照れなくったって、助平猿」  
「そうだそうだ、助平猿」  
猿が顔を真っ赤にして反論しつつもちゃんと反物を選びに行くと  
桃太郎はふぅと息を吐きました。  
必要にせまられてではありますが、最近では桃太郎も気を使う事があるのです。  
 
桃太郎達が旅籠に入った頃もう日も暮れかけていました。  
それは着物を買うのにたっぷりと時間をかけたせいでもありましたが  
それ以上に旅籠が見つからなかったからです。  
それなりに大きな都であるにも関わらず何故だか旅籠が他に見当たらなかったのです。  
まあ、それでもなんとか旅籠を見つけると、桃太郎達は手厚い歓迎を受けました。  
どうやら他に客がいないらしく四人では広すぎるほどの二階部屋に通され、  
泳げるほど大きな風呂は貸切で、運ばれてきた夕餉は大変なご馳走でした。  
「自分で作らないで済むのって楽でいいな」  
膳が並べられた時、猿はそう言いました。  
犬姫はお腹が減りすぎて半泣きだったものですから早々にかきこんでいます。  
雉姐は憧れだった着物を買えたことがよほど嬉しかったらしく  
まだうっとりとしていて箸がすすんでいません。  
そして桃太郎はというと窓際に座り外を見下ろしています。  
「もし、ちょっと訊きたい事があるのだが」  
「はっ、はい!」  
桃太郎が声をかけると夕餉を運んできた若い女中が顔を輝かせて駆け寄ってきます。  
「あれは一体なんだ? あの大きな水溜り・・・海では無さそうだが」  
「あれは・・・」  
桃太郎が指差した先を見ると女中は顔を曇らせました。  
「・・・どうしたのだ」  
女中は部屋をきょろきょろと見渡しお盆を抱くと畳に座って桃太郎ににじり寄りました。  
「これ、うちから聞いたって言わんとって下さいね」  
桃太郎がうなずくと女中は耳にかじりつかんばかりに顔を近づけて囁き始めます。  
「あれ、鬼ヶ島言うてこの街の長が住んでる所なんです。  
 お堀が広すぎて真中にあるお館が湖に浮かぶ島に見えるから鬼ヶ島って・・」  
「鬼ヶ島・・・」  
桃太郎は女中の発した言葉を繰ると体を女中の方へと向きなおしました。  
「その話、もう少し詳しく話して貰おうか」  
 
「何を見てらっしゃるのです?」  
雉姐は窓に肘をついて飽くことなく外を眺めている桃太郎の傍へ歩み寄りました。  
「うむ・・見てみろ」  
そう言うと桃太郎は雉姐の腕を引っ張り、小さな悲鳴を上げた主を胡座の上に抱え込みました。  
風呂上がりの上気した肌はつやつやと、桃太郎の鼻腔をくすぐる匂いを漂わせています。  
「あそこに大きな水溜りがあるだろう?」  
桃太郎に言われて雉も窓の外を見ました。  
「海・・・ですか?」  
「海では無い。  
 海というのは潮というのがある」  
そう言いながら桃太郎は雉姐の懐に手を差し入れました。  
「あっ・・・」  
雉姐の体から力が抜け桃太郎へしなだれかかります。  
「あれは鬼ヶ島というものだそうだ。  
 この都の長が住んでいるらしい・・・」  
「お、おに・・がしま・・?」  
桃太郎がいつになく激しく乳房を揉みさするので雉姐の息が荒くはずんでいます。  
「そう・・鬼が住んでいる島。  
 そう言う意味だそうだ」  
「ぁふぅっ・・」  
桃太郎と雉姐の会話が聞こえると布団に包まりゴロゴロ転がって遊んでいた犬姫と猿が顔を向けました。  
「おにって・・・・・鬼!?  
 桃太郎さんが探してた!?」  
「・・・私が探していた鬼かはわからないがな」  
思わず立ち上がった猿は桃太郎の態度に首を傾げました。  
今まで手がかりすら無かった鬼の情報を手に入れたのに全く嬉しそうではないのです。  
「どうか・・したの?」  
「・・いや、なんでもない。  
 酒を頼んでくれ、祝杯をあげよう」  
そう言った桃太郎がいつもの能天気な笑顔を見せたので猿は少し不思議に思いながらも頷きました。  
 
「ぁうっ・・ん・・・」  
油明りだけの薄暗い部屋に雉姐のせつなげな声が響きわたります。  
桃太郎は酒を飲み始めてからも雉姐を解放せず、ずっと乳房を弄りまわしていました。  
「ぁっ・・」  
桃太郎は酒をあおると酒の肴に雉姐の乳房に吸い付きます。  
既に雉姐の体には浴衣は帯びの周りにくしゃくしゃと纏められていてほとんど裸を曝け出していました。  
「あぁぁぁ・・・」  
柔らかな丘をべろべろと舐めまわし酒気を乳首にすり込むとまた酒を飲む。  
それの繰り返しです。  
そのせいで一滴も口にしていないにも関わらず雉姐の体は白い肌をほんのりと朱に染めています。  
「ももたろさぁん・・・ボクも・・・」  
指を咥えて見ていた犬姫が遂に我慢できなくなって甘えた声を出しました。  
「ほれ」  
すると桃太郎はそう言って肴として出てきた炙り烏賊を犬姫の前に突き出しました。  
犬姫は目の前に差し出された烏賊をぱくりと頬張り、すぐに「しまった」と思いました。  
口の中に烏賊を入れられては上手く文句も言えません。  
それに気付いて犬姫が憮然とした顔で烏賊を噛み始めると桃太郎は愉快そうに笑いました。  
「むー・・・」  
犬姫がふくれてるいると雉姐が体を預けながら桃太郎の口に唇をつけました。  
「抱いて・・もっと強く・・・もっと・・・」  
雉姐は苦しそうに声を出すととろんとした目つきで桃太郎の唇に吸い付きました。  
柔らかな体を押し付けながら雉姐は桃太郎の口の中を舐めまわしました。  
「む・・ん・・・どうした?  
 今日はまた随分と激しい・・・」  
桃太郎がまだ言葉を言い切らないうちに雉姐は堪えきれないと言った様子で唇を押し付けました。  
むちゅむちゅと唾液と空気を絡ませる音を部屋に響かせると雉姐は桃太郎を抱きしめました。  
「桃太郎さん・・今度はわたくしの番ですわよね・・・」  
乱れた息を桃太郎の首にかけると雉姐はしなやかな指をふんどしの盛り上がった部分へ絡めました。  
桃太郎がぴくんと反応したのにうっすらと笑みを浮べ、筋肉ではちきれそうな胸板へ唇を押し当てます。  
革をなめしたような桃太郎の腹を口で撫でまわすと雉姐はふんどしを解いてしまいました。  
 
そして、緩んだふんどしから顔を覗かせる半勃ちの竿を指でからめとると摩り始めました。  
「う・・むう・・・」  
そして桃太郎の顔をちらりと一瞥するとゆっくりと顔を沈め  
猛った逸物を口の中へと頬張ってしまいました。  
「・・・・!?」  
「きっ、雉姐ェ!?」  
「うそ・・・・」  
桃太郎だけでなく大人しく順番を待っていた犬姫と猿も雉姐のとった行動に驚き絶句しました。  
「これ・・お嫌い・・?」  
先端に唇をつけたまま雉姐が囁きました。  
「い、いや、驚いてな・・」  
「んふふ・・・前に何度かこうしてた男女を見た事あるんです・・  
 その時は汚いなんて思ったけど・・・でも・・桃太郎さまのものなら・・・」  
そう言うと雉姐はまた桃太郎のものを口に収めてしまいました。  
そして今度はそれだけに止まらずじゅるじゅると音をたてて舐め始めます。  
猛ったものを喉の奥でしごき、溢れ出る透明な汁を吸い、  
舌は絡みつくように桃太郎をねぶりあげます。  
「ももたろさん・・・き、気持ち良いの?」  
目を丸くしていた犬姫と猿もいつのまにか近くに寄ってきています。  
「あっ、ああ・・・」  
桃太郎の顔を見てなんとなく察すると二人は雉姐の口を凝視しています。  
「くぅっ・・」  
思いもよらなかった責めに桃太郎はすぐに出してしまいました。  
しかし雉姐は口を離しません。  
精液を飲み干してしまうと蕎麦をすするように吸い付きます。  
頬の内側の粘膜を先端にこすりつけ精液を搾り出しゆっくりと口を離しました。  
 
「お汁は・・・?」  
不思議そうに見つめる犬姫と猿に雉姐はにこっと微笑みました。  
「まさか・・の、飲んだの?」  
雉姐がうなずくと犬姫は目を見開き猿は唾をごくんと飲み込みました。  
「せっかくのお座敷を汚すわけにはいかないでしょ?」  
雉姐は桃太郎の方へと向き直ると力なく横たわる逸物を手にとりました。  
そして、また屈んで顔を沈めようとすると  
「あーっ! ずるい! 次はボクだよ!」  
と言って犬姫が割り込んできて桃太郎の逸物に手を伸ばしました。  
しかし、先に掴んでいた雉姐も離そうとはしません。  
「今日はわたしに頂戴!  
 いつも譲ってあげてるんだから!」  
雉姐が大きな声をあげると犬姫は目を大きく開きました。  
「ど、どうしたの?」  
犬姫の代わりに猿が問い掛けると雉姐は呆けた顔をして中空を見上げました。  
「・・あんな綺麗な着物に囲まれてどれを着るか選んでいいなんて・・  
 ・・思い出すだけで胸がきゅんとなる・・・わたし今日ほど生まれてきて良かったと思ったことない。  
 それもこれも全部桃太郎さんのおかげなのよ・・・  
 そう思うともう・・桃太郎さんが欲しくてたまらなくなって・・」  
「う・・く・・そ、そう思うなら・・は、離してくれ」  
顔を歪めた桃太郎が悲痛な声を上げると雉姐は慌てて握り締めていた逸物を離しました。  
「あ、あら・・ごめんなさい・・」  
そう言うとそ〜っと桃太郎の顔を見上げました。  
「あ、あの・・」  
「・・ふふ・・いいよ、来い。  
 その代わり自分で挿れるんだ」  
「はいっ!」  
雉姐は顔を輝かせると桃太郎に抱きつき腰を浮かせました。  
 
豊かな乳房を桃太郎の顔に押し付けるようにゆさゆさと揺らし場所を探ります。  
「やんっ・・あっ・・」  
桃太郎が逸物を手で動かすと挿れそこなった雉姐から艶やかな声があがります。  
「もうっ・・いじわるしないでく・・ぁんっ!」  
ようやく探り当てた途端、突き上げられた雉姐が小刻みに震えます。  
「くふぅ・・・」  
深々とつき立てられた異物が雉姐から息を吐かせます。  
ふうふうと荒い息が整ってくると汗ばんだ肌が薄暗い部屋で揺らめき始めました。  
「んくっ・・くぅっ・・・・」  
ぐいぐいと腰を押し付け回す雉姐の動きにある法則を見つけると桃太郎は微笑みました。  
「ひゃんっ!」  
目の前で踊る乳房を鷲掴みにすると浮き出た鎖骨に唇をつけ雉姐の動きを止めてしまいました。  
そして、そのまま背中に手をまわして雉姐を押し倒しました  
「ひゃっ・・!」  
驚く雉姐を見下ろし桃太郎は囁きました。  
「ここか?」  
その言葉が吐かれると同時に肉棒が雉姐の胎を抉り始めました。  
「くあっ・・!」  
弱い部分を悟られてしまった雉姐はもはや声を上げる事もままなりません。  
ただ、背を反らし悶えて桃太郎の動きを受け入れるしかありませんでした。  
その様子に満足した桃太郎はさらに激しさを増して雉姐の胎を責め立てました。  
「あ・・・あ・・・あ・・・」  
雉姐の口から千切れた悲鳴が上がり、同時に動きが止まってしまいました。  
その瞳からは光が消え口は涎と小さな音を垂れ流すばかりです。  
「うっ・・」  
遅れて桃太郎も果てましたが雉姐はそれすらも気付かない様子です。  
 
「ん・・終わった?」  
猿と接吻したり乳房を弄りあったりして待っていた犬姫が顔を向けました。  
「はぁ・・・はぁ・・・まだ・・だめ・・・」  
顔を向けずに雉姐が呟きました。  
「桃太郎さん・・まだ抜かないでください・・・」  
かすれ声でそう言うと雉姐は犬姫達の方へ顔を向けました。  
「ねえ、桃太郎さんがわたしから抜いたら・・・舐めとってくれる?」  
「舐めとるって・・・何を?」  
本当にわからなくて猿は聞き返しました。  
「わたしのあそこ・・つまり・・あそこと・・桃太郎さんのあれよ・・  
 この部屋汚すわけにいかないでしょ?」  
「え・・・!?」  
ようやく何を言っているのか悟り猿の顔が驚きで染まりました。  
「じゃあ・・」  
返事も待たずに桃太郎は雉姐から引き抜いてしまいました。  
すると犬姫は躊躇なく桃太郎の逸物を口に咥えてしまいました。  
「うわっ・・・!」  
「猿ちゃん驚いてないでわたしのを・・」  
そう言われて猿は雉姐の足元へおずおずと近づいていきました。  
「うっ・・」  
惜しげもなく開かれた秘部は赤く光る肉まで晒し白い汁が溢れ出ています。  
小便を出す場所に、交わる場所に、あれが出入りする場所に口をつける。  
その事に抵抗と、妙な背徳感を覚えつつ猿は顔を近づけました。  
むわっとした匂いのある熱気が猿の顔を包みます。  
(仕方なく・・仕方なくなんだ・・・これは・・)  
そう自分に言い聞かせると猿はゆっくりと雉姐のそこへと口をつけました。  
「ぁ・・」  
そこはびっしょりと濡れていて妙に熱く、まろやかに酸い匂いがしました。  
その上、溢れ出てくる液体は生臭くねばねばと猿の舌を困らせます。  
(ここに桃太郎さんのが出入りしてたんだ・・・)  
そう思いながらずるずると精をすすると猿の胸に吐き気と妙な熱が溢れてくるのでした。  
「うぇ〜っ・・くっせー・・・」  
吸い出したものを出す場所もなく、仕方なく飲み込んだ猿が顔をしかめました。  
「お前平気なのかよ?」  
猿と同じように精を飲んだはずの犬姫は平然としています。  
「うん、桃太郎さんのだもんっ」  
(・・・直接飲むと違うのかな・・・)  
不思議に思いながらも猿は部屋を見渡しました。  
「桃太郎さん、貰っていい?」  
「あ、ああ。  
 だが、お前飲んだこと・・・」  
喉にひっかかる精を流し込む為、猿は徳利を煽りました。  
飲んだ事も無い酒が入っている事も忘れて。  
「@%#$&・・・・!」  
猿の手から離れた徳利が畳みの上に落ち、ころころと転がっていきます。  
「さ、猿!?」  
「猿ちゃん!?」  
三人の声を遠くに聞きながら猿は意識を手放しました。  
 

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