「うーん、どうするかなぁ」  
「む〜……」  
「うーん…」  
「むむぅ……」  
 微かに赤く染まった顔で、宮がじっと熱っぽい視線を送った。  
 シンプルなダブルベッドの上、正座で口にたくし上げたキャミソールの裾を加え、胸をさらけ出して  
いる宮。その前で両乳房を手のひらに乗せながら、ぽよぽよと弄びつつ薫が考え込んでいる。  
 一点のくすみも何もない、弾けるような美乳である。先程からこうして優しく触れられているせいか、  
桃色に近い乳首は硬くしこり、彼女の表情は既にせつないものとなっている。  
「あのー……」  
 ついに困った顔で、宮が切り出した。  
「これ、いつまでこうしてればいいすかねぇ」  
「え? うん、とりあえずさ、乳首を開発していこうかと思って色々考えてんだけど」  
「か、開発」  
「ずっと乳首への刺激を続けていくとさ、すげー敏感になるらしいんだ。それこそ、そのキャミがちょっと  
すれるだけで感じちゃうみたいな」  
「はー、そうなんですか」  
「ネット(2ちゃん)情報だから、本当かどうか知らんけど」  
 へー、と、宮が普通に感心した顔になる。律儀に自分の言いつけを守り、両手でキャミソールをたくしあ  
げて乳房を隠そうともしない姿に、薫は可愛らしさではなくますますいたずら心をそそられるような気に  
なった。  
 あのオタクな少女が、まるでAVグラビアのような姿を見せつけているこの奇妙な光景。  
「じゃ、せっかくホテル来たんだし……これ使うか」  
「おー、生ローションきたー」  
 興味があるのか、宮は目を輝かせて言った。電車内での大人しそうな印象とは違い、こうして薫と2人に  
なっている時の彼女は、いくらか自分の欲望に開放的になるらしい。  
 仲間内や得意ジャンルでは微妙なハイテンションを見せる、オタク特有の一風変わったノリである。  
「よし、じゃ俺にまたがって」  
「り、了解っす」  
「それで、こいつを……」  
 胸を見せたまま、宮が薫と後座位の格好となった。そして目の前にぷるんと揺れる乳房に、薫がローシ  
ョンを垂らしていく。  
 ひやりとした感覚に、ふるっと揺れる乳房。  
「これを優しく、優しくと」  
「これ、んっ……! か、かなりく、くるです……んん……」  
 ゆっくり、乳輪のあたりに塗り込むようにして愛撫していく。初めて味わうぬるぬるとした感覚に、宮の  
体が大きく反応した。  
「へー、そうなんだ……とここで耳にふぅ〜〜」  
「んんっ…!? ふ、ふぅ〜〜ってそういう襲撃は…… あっ、これ、い、いっ♪」  
 乳首を強めに転がしてやると、上半身を仰け反らせ、アニメ声の喘ぎが漏れた。  
 ショーツに触れてみると、すぐわかる程に濡れている。  
「一応、これをしばらくしてくから」  
「こ、これはちょっと……」  
「でも、結構良さそうな顔してるよね」  
「ふぇ?」  
 うっとりとした顔で、宮が首をかしげる。   
「んっ、ん、あ、あ、あ、はぅ〜…… はぁぁ……」  
 そのまま上を向き、半目で乳首責めを受け入れ始めた。早い指の動きで乳首を弾かれ続ける快感に身をよ  
じらせながら、小声で喘ぎ続ける。  
「……」  
 眼鏡は鼻の辺りにずり落ち、化粧っ気の無い顔に黒髪がぱらぱらと乱れている。間の抜けたような顔だが、  
それでも美しさが揺るがないこの少女は、ここで熱っぽい視線を再び薫へ向けた。  
「……何、ここであれか、キスしてって感じ?」  
「は、あ、はぃぃ〜…… は、初めてなんでお、おてやらかに」  
「じゃあ、ちょっと口開けて。……そりゃ開けすぎだって」  
「は……はむぅ〜」  
 唇というより口が重なり、ゆっくりと舌を絡め始めた。  
 
 互いの瞳を見つめ合ったまま唾液が混じり合い、宮は夢中で薫の舌に吸い付く。いつの間にか首に腕を回し、  
初めてのキスに夢中になっていく。  
 と、  
「んむっ!? ん、んっ、ん〜〜〜」  
 固く立った乳首を、薫が摘み上げた。そのままくりくりと転がし、刺激を加速させていく。  
 ずり落ちた眼鏡もそのままに、宮は薫の足をギュッと掴み、体を震わせた。ローションのせいで荒々しい  
指使いでも、それが全て快感に変わっている。  
「んくっ……! ん、んん……ふぅぁぁ……んあっ♪」  
 そのまま長めのスカートをたくし上げ、子供っぽい横縞のショーツに手を入れクリトリスへ刺激を加える。  
「〜〜〜っ」  
 間もなく体全体に緊張が走り、手の平に愛液が吹き出す感覚。絶頂に達したらしい。  
(……と、いかんいかん、この子はここを開発しないと)  
「ん……あぅ、ま、またちく……あっ」  
 再び責めを再開し、それが20分ほどが続いた。  
「あっ、の、あのぉ〜……」  
「? ん?」  
 両の乳房と乳首を揉みしだかれながら、すっかり裏返った声で、宮が問いかけた。  
 その間の抜けた声に、薫は思わず吹き出してしまう。  
「な、名前は、何て呼べばいいですかね?」  
「あー、そういや呼び方が決まってなかったなぁ」  
 名前は聞いたが、まだ宮のことをきちんと呼んでいない。  
 少し考え、薫はこう答えた。  
「じゃあ、俺のことは"師匠"って呼んで」  
「は、はぁ……師匠」  
 名前で呼び合う仲というのは、ある意味対等な関係である。  
 これから宮をオモチャにしていこうとするからには、上下関係を作った方が良い。  
「これからまあ、色々と教えてやろうって思ってるからさ。それで」  
「了解っす。じゃ、じゃあうちのことは?」  
「えー……宮っち」  
「……はぁ」  
 言ってから、恥ずかしさで薫は真っ赤になってしまった。我ながら、何を口走ってしまったのか。  
 それをごまかすかのように、ここで薫はそのばに立ち上がった。  
「じゃ、じゃあ宮っち、そろそろ師匠にするこ……っておい」  
「へっ?」  
 言うより先に、既に宮がトランクスまで下ろしていた。  
「いや、この体勢ですることって言ったら、フェラしかないかと」  
「へへって、抵抗とかないの?」  
「あー……以外となさげで……はむっ」  
 途中で薫のそれを口に含むと、喉の奥まで飲み込んでいった。  
 そのままゆっくりと戻し、前後に動かして口でしごき始める。その思わぬ激しい奉仕に、薫は腰がくだけ  
そうになった。  
「み、宮っちおま、慣れてんだろ」  
「へういはええはえんえお? ちゅるるっ」  
「な、何言ってるかわかんねえよ」  
「一応、イメトレはずっとしてたんで……」  
「……」  
 どこか、親近感を覚えた薫であった。  
 

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