「間に合ったー」
テニス部の朝練に参加していた葵が元気よく教室に飛び込んできた。HRが始まる1分前、美人というよりは可愛くて明るい葵はクラスの女子の中心的な存在だ。
葵は元気よくスカートまくって笑顔で挨拶をした。
「おはよー」
「「「おはよー、葵」」」
テニス部の葵は運動で鍛えられたカモシカのような太ももと真っ白なアンスコを見せて女子たちに見せている。ほかの女子たちも葵の挨拶に応えてスカートを捲り上げて色とりどりなショーツを見せ合う。
「近野さん、練習も結構ですけどアンダースコートはいけないわ」
「ごめ、ぎりぎりまで朝練してたから」
「服装の乱れは生活の乱れに繋がりますから」
小うるさい優等生タイプの委員長の小言にひょっとしたらアンスコを脱ぐかと期待したのだが、無情にもHR開始のチャイムが鳴った。
「みなさん、おはようございます」
「「「せんせー、おはようございます」」」
担任の高橋先生は行儀がいい、タイトスカートのホックをはずして流れるような動作で捲り上げてベージュのショーツに包まれた大きな下半身を生徒たちに見せつけた。
女子たちは軽くスカートを捲り上げるだけの者がほとんどだが、俺の前の席の委員長はスカートを大きく捲り上げて深々と頭を下げている。
俺の目の前に委員長の以外に肉付きのよいヒップが突き出された。葵に文句をつけるだけあって無地の木綿のショーツだ。
ショーツがずり上がって尻たぶについたゴムの跡がくっきりと見えた。
高橋先生は流れるような動作でスカートを下げ、ホックを留めると伝達事項を手短に話して教室を出た。
1限は英語だ。留学経験のある英語教師は英会話を重視しているが、幼少のころ海外で育った俺は英会話が得意なのでありがたい。
常識を書き換える能力を持った俺も知識は書き換えられないから勉強は人並みなのだ。
「Good morning everybody!」
英語教師らしくフランクに話しながら教室に入ってくる黒川碧先生。若くて美人なのだがテニス部の顧問をしているから普段はジャージ姿だ。
ジャージの下を膝まで下ろしながら器用に教壇に上った。すらっとした脚が長く、際どいラインを描くハイレグショーツが素敵だが、ジャージの下に着込んだTシャツのせいでよく見えない。チラチラと見えるのも悪くはないが、教師らしくびしっとしてもらいたいものだ。
「来月から留学生が来ますから挨拶の練習をしましょう」
「Hello」
「「「はろー」」」」
「How are you ?」
「「「はわーゆー」」」
黒川先生はジャージを下げながら英語で挨拶し、生徒たちが復唱する。
「高橋君、ちょっと手伝って」
「はーい」
俺は黒川先生に呼ばれて教壇に立つ。
「ちょっとみんな固いなー、もっとフランクにフレンドリーに」
黒川先生と俺が向かい合い挨拶の見本をすることになった。
「Hello,Middie」
「Hello,Ken」
黒川先生はウインクしながらジャージを下ろす。
「How are you」
「I'm fine,and you ?」
サムアップした黒川先生はリズミカルに腰を振りながらハイレグショーツを膝まで下ろした。
「Sure ! look me」
英語教師にしては随分フランクな英語だ。そして挨拶もフランクだ。
ジャージの上を少し捲り上げて腰骨まで露出させてハイレグショーツの全容をしっかりと見せ、ローヒールの爪先で教壇を軽く蹴るようにしてターンした。
安産型のヒップにはハイレグは似合わない、ターンしながらポテっとした尻たぶにハイレグショーツが食い込んでTバックになってきた。
「はーい、それでは女子は高橋君と、男子は私と順番に練習しましょう」
教壇の左に黒川先生、右に俺が立ち、順番に生徒がやってきてロールプレイが始まった。
女子の最初は相沢愛、背も一番低いしあいうえお順でも一番最初、お約束のように中学生のように小さくて可愛らしい。
「Hello,Ai」
「はろー、けん」
はにかみながらスカートを捲り上げる愛ちゃん、細いけどぷにぷにしてそうな太もも、そしてショーツでもパンティでもない、これはパンツだ!
「あー、駄目だよ。黒川先生を見本にして」
「うん」」
またぐりの大きいパンツを「んしょっんしょっ」と言いながら引き上げる。尻たぶを覆う布の面積が多いのでTバックにするのに難儀している。
優しく見守る俺の視線に気づいた愛ちゃんの頬が染まり、ぎゅうぎゅうと布をお尻の割れ目に押し込む姿が可愛い。
俺と愛ちゃんの視線が絡み合った。今まさにお互いに恋に落ちたのかもしれない。