気が付くと弥生は、両手を束ねられ、爪先がギリギリ床につく高さまで天井から吊るされていた。足は開いた状態で床に固定されて、人の字に拘束されている。
目隠しをされていて、周りの様子を伺うことはできない。
と、前方から足音が聞こえてくる。身をすくませていると、弥生のすぐそばで立ち止まる気配がした。
「だ、だれ…?」
足音の犯人は答えない。なにやらガチャガチャと荷物を漁っている。
もう一度、弥生が声をかけようとした瞬間だった。
「ひっ!」
ぬるりとした指が、突然弥生の芽に触れたのだ。そのままゆるゆると指の腹で弥生の芽を撫でる。
「いやあぁああ!」
体を揺すっても指からは逃れられない。もどかしい快感が徐々に熱を帯び、弥生は顔を赤らめた。
ふと離れていく指。
安堵した弥生だったが、それは甘かった。
ビィィィーーーン…
「ひっ、あぁあああああ!」
弥生の股間を直撃したのは、電気マッサージ機だった。体を貫く激しすぎる快感に、弥生は身悶えする。
「いやっ、いやっ、やめて!あぁあっ、ああああ!」
びくびくとけいれんしている太ももには、たらりと愛液がつたっている。
「あぁっ、イク!!イッちゃう!!」
弥生はそう叫んだ瞬間、大きく背をのけぞらせて達した。
「(゚Д゚;)ア…」
弥生がイッたあとも電気責めは続く。
「やめてぇええ!!ああぅっ」
口からはよだれが垂れ、流れ出た涙が目隠しの色を変えた。
イッたばかりの敏感な、しかも快感を感じるためだけの部分を執拗に責められ、抵抗は無意味だとわかっていても暴れてしまう。
「おねがいっ、ああ!やめて、死んじゃう…あああっ」
弥生が悲鳴をあげると、突然電気がやんだ。荒い呼吸を整えながら、安堵する。しかしそれもつかの間だった。
「ひああああああぁ!!」
じゅるっ、
音を立てて、なまあたたかいものが痺れている芽に吸い付いた。
人間の唇。舌。
そう判断するのに時間はかからなかった。
「いやぁあー!ああ、ああー!」
きゅっときつく吸われ絶頂に達し、歯で優しく撫でられ絶頂に達し、舌で愛液をなめとられ絶頂に達し、弥生は下りてこられなくなった。
そしてこの責めに芽が痺れるころには、また新たな責めが始められることを弥生はまだ知らない。
「もういやあぁ!ああああ!」
叫び声が枯れても、クリ責めによるイキ地獄は終わらない。
END