昔々の大昔、人の願いが何でも叶っていたころ、一人の王様がおりました。
そのお王様には大変お美しい姫様がおりました。
そのお姫様のなによりの楽しみは、宝物の黄金の鞠で鞠つきをすることでした。
お姫様はいつもの様に金の鞠をついて散歩をしていると、いつの間にか森の奥の泉のほとりにまで来てしまい、大事な金の鞠を泉に落としてしまいました。
お姫様は泣きました。
大きな声で泣きました。そこへ、
「どうなさいましたお姫様?」
と、何処からか声をかけるものがありました。
その声がどこから来るのかと見回すと、ボテボテといやらしい頭を水の中から出している蛙でした。
「なんだおまえだったの、私の大事な金の鞠を泉に落としてしまったから泣いているのよ」
「お姫様ともあろう方がそんなにお泣きになるものじゃございません。
わたくしならばなんとかなると思いますが、もしお姫様の金の鞠を拾い上げてきたら、
お姫様は私に何をしてくださいますか?」
「お前の欲しいものなら何でもあげるわ、私の服でも、宝石でも、金の冠でも」
「私がそんなものを貰っても仕方がありません。
もしお姫様が私のお友達になってくださるのなら、
お姫様と同じテーブルで、お姫様の食器で食べさせ、飲ませてくださるのなら、
お姫様のお床で寝かせてくださると約束してくださるのなら、
お姫様の金の鞠を拾ってきてさしあげましょう」
「ああいいわよ、鞠を取ってきてくれればお前の望みは何でも約束してあげるわよ」
蛙はお姫様が確かに請け負った事を聞くと泉に潜り、何度も息継ぎをしながらついに金の鞠をくわえて出てきました。
お姫様の喜びようは例えようがありません、蛙から金の鞠を奪うとすっ飛んでお城へと帰っていきました。すると蛙は、
「待って待って! 置いてかないで! お姫様みたいに駆けられないんだよ」
と必死に呼びかけ追いかけました。
お姫様がそんなことがあったことをすっかりと忘れたある日、具体的に言えば翌日、
王様とお姫様が食事をしていると、
「王様のお姫様、ここを開けてぇ」
と大声で呼び立てる者がありました。
お姫様は誰が呼んでいるのか見るために扉を開けました。
閉めました。
「どうしたんだい? 怖い大入道でも居て、姫を連れて行こうとしているのかい?」
「ううん、そうじゃなんじゃない、汚らしい蛙よ」
「何でそんなものが姫を呼んでいるんだい?」
「昨日宝物の金の鞠を森の泉に落しちゃて、それを拾ってきたらお友達になってあげて、同じテーブルでご飯を食べさせて、おなじお床で寝かせてあげる、て約束しちゃったの」
その間もずっと蛙は扉の向こうで呼びかけています。
「それはいけない、約束をした以上その通りにしないといけないよ、さ、中に入れておやんなさい」
お姫様は渋々と蛙を迎え入れ、仕方無しに自分のとなりに座らせ、蛙に自分の金の匙で食べさせ、自分の銀の杯で飲ませました。
「はーお腹一杯に頂いて、すっかり眠くなりました、お姫様のお部屋に行って、絹のおふとんで一緒に眠るといたしましょう」
お姫様は涙目です。
しかし、した約束には責任を取れ、と言う王様の言葉には逆らえません。
お姫様は体中を羽を抜かれた鶏の様にしながら一緒にお床に就きました。
お姫様も眠気には勝てずうつらうつらしていたが、ペタリと体に触れる湿った感触に飛び起きる。
「な! 何をするの!!?」
いつの間にか蛙が寝巻きの内側に入り込み、お姫様の肌を直接触れ這いずっていました。
「ひや、やめなさい! ぶれいもの!!」
そんなお姫様の叫びにこたえず、蛙はぬるぬるした体をこすり付けるようにしながら、胸元からお腹へ、お腹から更に下へと這って行きます。
「だぁっだめぇぇ、そんなぁ約束、し、してないんだからぁ・・・お父様に、言いつけてやる、あんななんか、お尻から空気入れて破裂させてやるんだからぁぁあああ!」
最初は怖気が走るだけの不快感が、段々と甘いものが混じり、それにともない悲鳴もはしたないものへと変わっていきました。
ついに蛙は下穿きの中へと入りこみ、その大きなみっともない口をあけ、お姫様の秘められた場所をふくみ、ぬめぬめとべとつく舌でベチャリベチャリと嘗め回し、突起に巻きつけたりしました。
「ぁあ! あああぁぁ!!」
お姫様は悶えながら寝巻きの上から蛙をつかみます。
可憐でか弱いお姫様とは言え人間と蛙。
本気になれば引き剥がすのなど訳もないはずなのに、その手には力がこもらず、むしろ自分の中心へと押し付けるような動きをしていました。
蛙は自分の唾液と姫様の蜜とが交じり合った粘液でドロドロになったのを見計らうと、小さな手でお姫様の花びらを広げ、中心の穴へと頭を突っ込み始めました。
「!! 駄目! だっ駄目! それは駄目ェ!!」
布団を跳ね上げ脚をばたつかせますが、もはやそれは蛙の侵入を助ける行為でしかありません。
お姫様の蜜と、蛙が体から出す粘液とで滑るように、意外なほどあっさりとお姫様の胎内へと入ってしまいました。
蛙はそれだけでは飽き足らず、更に奥へと進みます。
「ひぃ! あ あああ!」
乙女の証が破かれ鋭い痛みが走ったのは一瞬、ガマの油により直ぐにその痛みはなくなりました。
蛙の目玉が、背中のイボイボがお姫様の内壁をこすります。
親指の爪ほどとは言え掌がお姫様の内側のひだを掴みます。
お姫様はそのたびにのけぞり、悶え、いつの間にか下穿きも脱げ、寝巻きもまくれ上がり、異物が入りこみ不自然に膨らんだ白い下腹部があらわになっていました。
蛙はついにお姫様の奥の奥、秘密の部屋の扉へとたどり着き、その門へキスをしました。
「!!!!」
お姫様は激しく痙攣し、その勢いで蛙を排出しました。
まるで可愛らしいお姫様が醜い蛙を産み落としたようでした。
全身から力が抜けたお姫様は、まるで栓も抜けたように粗相をし、それが様々な体液でドロドロに濡れた青白い腹を見せている蛙へそそがれました。
するとどうでしょう。
蛙は瞬く間に美しい目をした王子様へと姿を変えました。
この王子様は悪い魔女に魔法で蛙にされていた事。
元に戻るにはお姫様の中で生まれ変わる必要があることを告白し、お姫様をお嫁に貰い国へ帰ることを王様に了解を貰いました。
あくる朝、お日様が二人を起こす頃、八頭だちの馬車が一台お城へやってきました。
その馬車は王子様のご家来が立ちのりしていました。彼は忠臣ハインリヒです。
彼は王子様が蛙にされてしまったことに嘆き悲しみ、王子様が元に戻る願掛けに童貞を守ると鉄の貞操帯をつけていました。
この馬車は王子様とそのお妃様を国へお連れもうすための馬車で、忠臣ハインリヒは二人を乗せると飛ぶように駆け出しました。
いくらか走ると バチーン と何かが弾ける音がし、王子様は馬車が壊れたのではないかと振り返ると、王子様が助け出された嬉しさからハインリヒから貞操帯が弾け飛ぶおとでした。
おしまい