いらっしゃいませ、山本様。
あら、この香りは、柚子湯ですか?今日は冬至ですものね。
え、私も…?嬉しいです、是非、ご相伴させてください。
……わあ、たくさん用意されたのですね!
柚子を入れたお湯って、なんだか柔らかいし、本当にお肌がつるつるになりそうです。
あ、肌に直接こすりつけるんですね。
いえ、山本様にしていただくわけには。困ります、本当に…
きゃ!や、山本様!
足、足から手を離してください、ダメですってば。
そんな、は、恥ずかしいです、こんな格好…。
あんっ、広げないで、み、み、見ないでくださいっ
そんな、そんなところにこすり付けないで…ひぅっ、あ、当たって、んんっ!
いえ決して感じてるわけでは、ただ、あの、本当にもう、あ、そこはっ!
ああ…柚子のでこぼこが、んっ、あっ、そんな2つも!
あ、(;゚д゚)ァ....コリコリしてるっ、ダメ、押し付けないでくだ、さいっ 。
ふ、ぅうん、ぐりぐりしちゃいやぁ、あ、剥けてる、剥けちゃってます、あ、皮に戻さないでっ、強いですってばあ!
私、ああ、柚子が柔らかくて、あう、も、もう駄目…
………!!
山本様、申し訳ありません、私、気絶していたのですね。
お手数をおかけしまして…あの、なにか着るものを…って、どうして私、テーブルの上に?
え、ええっ!?小豆粥ですか、ええ、冬至粥のことですよね。
やだ、山本様、ダメです、違います、これは小豆なんかじゃありません!
いやあん、箸でつつかないでぇ…!!