『ん…あぁぁ〜!』  
翌日、背伸びをしながら欠伸をする少年、田口圭悟はベッドから起き上がると懐中時計に目を通す。  
『…夢じゃないようだな』  
昨日の出来事。  
圭悟には非現実の様でまだ信じられずにいたが。  
『…………』  
早速ボタンを押して、朝食が出来てるだろう、母親の居るキッチンへと向う。  
『やはり……な』  
夢では無かった。  
母親の姿が止まり、ニュースの映像まで見事に止まっていた。  
さりげなくボタンを押すと、母親はいつの間にか居る圭悟に驚く。  
『早く朝食済ませなさい、学校でしょ?』  
『あぁ…』  
トーストを二枚完食すると二階に戻り、制服を着用する。  
『良し♪』  
一階の玄関先の窓で身だしなみを整え、懐中時計をポケットに納めると学校へと出発する。  
『お〜っす!』  
『おぅ!』  
下駄箱にて圭悟は親友の野崎と出会う。  
小学校からの縁で、互いに信頼しあっている。  
『なぁ知ってるか?』  
『ん…何をだ?』  
野崎が小声で囁く。  
『山崎ってあのド変態体育教師、また授業中に女子生徒にセクハラ紛いな事をしてるらしい』  
またあの男か。  
圭悟は学園一の変態教師、山崎の存在に頭を悩ませていた。  
体育の授業中に稼動する山崎というセクハラマシーン。  
圭悟はその時、山崎に対する制裁を考案する。  
(俺にはこの、相棒がある…!)  
そして休み時間、退屈そうに圭悟は窓から風景を眺めていた。  
『圭悟君〜〜!』  
その時、圭悟の知り合いとも言える、女子の美希が体操袋を手にこちらへ走って来た。  
圭悟は美希の足を守る黒タイツに息を呑む。  
『私ねぇ、次山崎の授業なんだ…ハァ』  
美希は他の女子と違い、自分に慎みを持ち、清楚な雰囲気を漂わせる、圭悟が見込んだ、曰く大和撫子だった。  
溜め息を吐く美希の気を紛らわそうと圭悟は肩を軽く叩く。  
『美希に悪戯する野郎は、俺がぶっ飛ばしてやるよ』  
圭悟の言葉に美希の頬が紅く染め、下に俯かせる。  
『あ…有難う』  
こういった美希の仕草に益々圭悟の熱は加速していた。  
(えぇい…!美希の仕草は…バケモノか!?)  
と、互いに青春を交えていた、その時だった。  
『さっさと教室に戻れぃ!授業始まるぞ〜!』  
ボーイッシュな女教師、田崎の大声が廊下中に轟く。  
『あ…!それじゃ圭悟君、またね!』  
『あぁ、気を付けろよ?』  
圭悟の忠告に美希は笑顔で返事し、美希の次の授業であろう、体育に不安を抱きながら教室に戻る。  
 
授業が、始まった。  
しかし、圭悟はその時間仮病を次いで授業を休んだ。  
別に必修科目でも無い授業など圭悟にとっては眼中に無い。  
保健室のベッドに潜み、睡眠を妨げぬよう退室する田崎を見計らうと圭悟は意を決した様にベッドから起き上がった。  
『行くぞ…!』  
全ては美希を守る為。  
懐中時計がある今、山崎を教師の座から降ろせるのは学園長か、もしくは圭悟だけだった。  
保健室を出ると同時に懐中時計で時を停止させる。  
そして体育が行われているグラウンド場に、山崎と女子の姿は有った。  
茂みに隠れ、懐中時計を再び作動させると山崎のセクハラの動きが始まった。  
『もっと腰を上げろ!もっとこう!』  
何とブルマ越しに背筋を触り、その匂いを楽しんでいた。  
『どうした、ちゃんとせんか!』  
圭悟は衝撃を覚える。  
『す…すみません!』  
何と美希の尻に手を添えながら叱咤していたのだ。  
(誰の彼女にセクハラしてんだ、山崎ィ!)  
圭悟の中で怒りが爆発し、美希から離れ、女子生徒の中心でブリッジの体勢で見本を見せる山崎に殺意を飛ばす。  
圭悟は懐中時計で時を停止させ、ブリッジの体勢の山崎に近付き、ジャージの下半身を嫌々ながら脱がせ、勃起した肉棒が天に露出し、見事にセクハラの形となった。  
(き、気持ち悪…!)  
圭悟は勝利を確信し、時を停止したまま保健室へと戻った。  
(山崎……これでお前はジ・エンドだ…)  
別に思い出など無い山崎の顔を思い浮かべながら圭悟は時を動かした。  
一斉に学園中に響き渡る悲鳴。  
窓から何事かと顔を覗かせる教師達と生徒達。  
山崎のセクハラ青春は幕を閉じた。  
『貴方に体育教師を任命したのが間違いでしたわ、山崎先生?』  
『……………』  
自分ですら何が起こったのか分からず、ただただ頭を下げる山崎。  
これを期に体育教師は保健の女教師である田崎へと任命される。  
そして放課後、圭悟は美希と二人誰も居ない教室で愛し合っていた。  
『圭悟…君…ッ!』  
『美希……ッ!』  
圭悟は美希の尻に手を伸ばし、撫で回す。  
『山崎にやられたろ、大丈夫か?』  
『うん…大丈夫』  
圭悟は美希の上着からシャツを脱がし、発育の調った乳を揉み始め、乳首を舌先で堪能する。  
『んっ…あぁ…け、圭悟君…』  
『美希は俺の彼女だ…誰にもヤラせはしないよ』  
美希の目尻から微かな涙が零れ、舌で掬うと乳首を咥え、吸う事で味を堪能する。  
『圭悟君…まるで赤ちゃんみたい』  
『し、仕方ないだろ…』  
 
圭悟の仕草にクスッと微笑む美希。  
ある程度乳を堪能すると、圭悟は美希の股をタイツ越しに顔を埋めた。  
『すぅ…はぁ…!』  
匂いを嗅ぎ、堪能する圭悟の脳は興奮状態にあり、肉棒も我慢を迎えている。  
『圭悟君…私のタイツ好きだよね』  
因みに初めては中学二年の頃だった。  
放課後に一人教室の窓締めを確認する美希に圭悟がプロポーズしたのだ。  
その時も圭悟は初々初々しく股にタイツ越しに顔を埋めていた。  
『み…美希…!』  
『んっ…んふ…はむぅ……』  
ジッパーを下ろし、圭悟の肉棒を味わう美希。  
中学二年からの付き合いにもなるのか、こんな秘め事に徐々にテクが身に着いていた。  
カリの裏筋を舌先で集中的に舐め回し、尿道を丁寧に舐め回す。  
『くっ…!美希ィ!』  
より肉棒に力を込め、勢い良く射精した精液は美希の口内を満たし、美希は舌の上に溜まった精液を見せつける。  
『こんなに出すなんて……余程溜まってたんだね』  
『美希の所為でこうなってるんだ、ホラ、腰を上げろ』  
美希は言われるがままに腰を上げ、バックの体勢で待構え、コンドームを装着する圭悟はタイツに肉棒を擦り付ける。  
『破って良いよ、召し上がれ♪』  
『み…美希…』  
圭悟は秘所の部分だけに沿ってタイツを破り、愛液に塗れた秘部を明かす。  
『挿れるぞ…!』  
美希の唾液に光る肉棒を挿入し、優しく前後に腰を動かし、美希も自ら腰を動かし始めた。  
『イィ…圭悟君のアソコ…気持ち良いよ……イッちゃうぅ!』  
『美希…ッ!』  
締まりの良い秘所に圭悟は射精し、激しく動かしていた腰を止め、精液が溜まったコンドームを机の上に置き、美希の後始末が施される。  
『サンキュ、美希』  
『圭悟君のなら、何時でもイケるよ♪』  
美希の唾液で浄化された肉棒を納め、同時にイキ果てた美希にパンツを穿き直させ、黒タイツを被せるとシャツのボタンを手掛け上着を着用させた。  
『帰るか、美希』  
『うん……!』  
圭悟の腕に自らの腕で抱き付き、夕焼けに染まる学校を後にする。  
『じゃあ、私…此処でね』  
『あ…美希…』  
二つの道で別れようとする美希の唇を軽く塞ぎ、圭悟は見送る。  
『ま、また明日ね〜!』  
『あぁ、また明日!』  
帰宅し、圭悟は風呂上がりに自分の携帯の秘蔵のデータフォルダを眺める。  
黒タイツでバックの体勢の画像写ったり、フェラチオする場面やら喘ぐ表情の画像が有った。  
携帯を整え、謝罪会見する学園長のニュースを横目に夕食を堪能した。  
 
【続く?】  
 

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