今、私は初めてクリストリスという存在を知った。
「んっ、何か変」
私のクリトリスを触っている彼氏にそう抗議をする。
「そのうちめっちゃ気持ちよくなるって!! っていうか、今までの男はここいじってくんなかったの?」
彼氏の問いかけに私は小さく頷いた。
今までの彼氏は胸をいじってあとは、オマンコをほぐして挿入することがSEXだと思っているような奴ばかりだった。
だから、もちろんそんなSEXに私は感じたことがなかった。
「そうかぁ。じゃあ、俺が開発してやるよ」
彼氏はそう言うと、チュッと私のクリトリスにキスをする。
その瞬間、ビクンっと体に電流が走る。
「にしても、お前のクリ小さくて可愛いなぁ」
――チュル、ジュル、ピチャ――
「うっ、んん……」
最初は吸い付かれたかと思うと、今度は優しく舐められる。
その度に、下半身がズクンとうずき、体全体が熱をもったように熱くなる。
「ほら、気持ちいいだろ?」
そんな声に彼氏の方を見てみれば、彼氏の指には私の愛液がべったりと付着していた。
「そんなの、見せないでよっ!!」
「何だよ。折角人が気持ちよくしてやってるのにさぁ。じゃあ、いいよ。もうしねえ」
「え?」
「もう、やめんの」
彼氏の言葉に、下半身がうずくのがわかる。こんあ中途半端で放り出されたら……。
思わず足をすり合わせてしまう。
「ねえ……」
「俺はもうやんないから、やりたいんなら自分でやれよっ!!」
彼氏はそう言うとベッドからおり、近くにあった椅子に座り私を見つめている。
いや、正確には私のオマンコを……。
『ああ、私のやらしいところ見られてる……』
――ズクンッ――
また、下半身がうずく。このうずきをどうにかしたい。
ただその一心で、私はそろそろと指を伸ばす。
「あっ」
指がクリトリスに触れた。その瞬間またあの変な感覚がやってくる。
それでも、その変な感覚をもう一度味わいたくて、指を伸ばす。
「〜〜〜〜っ」
出そうになる声を抑えると、クリトリスの上を何度も指で往復する。
その度に、体に電流が走る。
『あっ、濡れてる……。愛液溢れてる……』
トロォと、愛液が伝うのがわかる。
「なあ、さっきからオマンコがパクパク動いてるけど、イキたいの?」
「…………」
イキたい、なんて言えるはずない。
それでも、自分のつたない動きじゃ絶頂など程遠いこともわかっている。
それに、初めて絶頂を味わえるかもしれないチャンスなのだ。
だから……。
「イキたい……イカせて」
「何? 俺にクリトリス開発して欲しいの?」
「開発してぇ」
私の言葉に彼氏はニヤニヤと笑うと、椅子から立ち上がり、ベッドに戻ってくる。
「じゃあ、お望み通り開発してやるよ」
そう言った瞬間、クリトリスを親指と人差し指でキュッとつままれる。
「んあっ」
思わず声を出したしまった私を見て、気をよくしたのか、今度はその指を小刻みに動かす。
「アアッ、んやっ……あっ、あっ」
先ほどから声が止まらない。
今までのSEXのように演技で出した声じゃなくて、こうなんていうのだろう。
ノドから勝手に出てしまう、自分でも疑うぐらいの甘い声……。
「だいぶ勃起してきたなぁ。じゃあ次はまた舐めてやるよ」
――クチュッ――
先ほどと同じ、やわらかいものがクリトリスを刺激する。
それでも、先ほどよりもすごく気持ちよくて。
「ひゃっうぅぅ……ハァ……ん」
――ジュッ、ジュルルゥ――
「あふぅ……もうダメ、ダメェェ」
クリトリスを思い切り吸われて、今までに感じたことのないような、何かがきてて、それが怖くて、思わず彼氏の顔を離そうとしたのだけど、彼氏の頭は私の股間から離れない。
「イケよ」
彼氏はそう言って、クリトリスに舌を絡めると、そのまま私のクリトリスを甘噛みする。
「んっ、ああぁあぁぁぁぁあ」
ビクンビクンと、体がはねたと思うと、そのまま頭が真っ白になった。
それが、私の初めて感じた絶頂だった。
END