元旦  
オレ、加賀 正彦 は、クラスの仲間5人と初詣に来ていた。  
いつも顔を合わせているメンバーだが、気の合う連中なので、つるむのは楽しい。だから冬休み中もこうして、正月から集まって初詣に来ている。  
 
 
パンパン  
柏手を打ってお参りする。  
今年も良い年でありますよいに。  
 
 
「おい、何お願いしたんだ?」  
 
と尋ねられたので、ありのままを答える。  
 
「まあ普通に、良い年でありますようにだな。」  
「オレはやっぱ彼女だな、今年こそ彼女! そうだ、絵馬も書くか。」  
 
まあ、元旦から男ばかり集っている5人だからな、彼女欲しいは全員の悲願だ。  
「巨乳の彼女ができますように、っと。」  
 
やけに生々しい願いに、一同笑ってしまう。  
 
「ならオレは、金髪美女とキスしたい。」  
 
みんな好き勝手な願いを書きだす。オレも調子に乗って、マニアックな願いを絵馬に書き込む。  
 
「ならオレは、『キスもしたかことのない口でフェラされたい』だな。」  
 
すると、スパンッと後頭部を叩かれる。  
 
「お前ら、正月から調子に乗り過ぎ。」  
 
矢の様なツッコミ。  
まあ、確かに正月から悪乗りし過ぎか。というか、正月だから浮かれて悪乗りしてしまった。  
少し反省。  
 
三日  
またいつものメンバーでスケート場に来ている。  
自分を含め、全員部活もバイトもしてないとは言え、正月から一人も欠けずに全員揃うとは、本当に暇な連中だ。  
スケート靴を借りて、さっそくリンクに入るが、初めてなので、なかなか上手く滑れない。  
 
「何だよ、そのへっぴり腰は。」  
「お前だって、立ってるのが精一杯じゃないか。」  
 
クラスメイトとコントの様なやり取りが続くが、周りで滑っている人は上手い人も多い。特に一人、氷上を自由自在に滑る女の子がいる。  
黒のハイネック、黒のズボンに赤のチェックのミニスカートを重ね穿きしている。学校の制服で、スカートにジャージ重ね穿きとかは、かなり萎えるのだが。この子の着こなしは、センスが良くて可愛い。  
ふと、その少女と目があった。  
 
同じクラスの、新宮 明美 だ。  
 
向こうも気付いて、こっちに手を振っている。  
 
「加賀くんも来てたんだ、私はクラスの子と一緒にきてるの。 」  
「オレも、いつもの5人で来てる。」  
 
良く見れば、クラスの女子も何人かいる。男連中は、いつ見てもいつものままだが。女子は私服でメイクしていると、いつもと違う雰囲気に感じられた。  
 
「おい加賀、クラスの女子も来てるぜ。しかも丁度5対5だ。正月早々ラッキーだな。」  
 
確かにラッキーだ。しかしオレは、はっきり言って他の女子にはあまり興味が無い。気になるのは、新宮だけだ。  
フェミニンなショートカットに、今日はうっすらメイクをしている。  
服装は、体にフィットする黒のハイネックで、胸のラインはふっくらとまるい曲線を描いている。決して大きくは無いものの、女性的な優しい曲線をしている。  
ボトムスは、赤系のチェックのミニスカートを、黒のぴったりとしたズボンに重ね穿きして、いわゆるパンツ オン スカートにしている。  
上下ともぴったりした服で合わせ、収縮色の黒で統一することでシャープな印象を与えている。全体として地味な印象も、ワンポイントで採用したチェックのミニで、明るく軽やかな印象に仕上げている。センスの良さが光るコーディネートだ。  
他の着膨れした客の中で、新宮の切れのあるスケーティングは、鮮やかで華がある。スケートを意識したファッションからも、彼女は相当上級者であることは一目瞭然。思わず見惚れてしまう。  
 
ゆるりと弧を描き、新宮がこっちへ滑ってくる。  
「加賀くん、一緒に滑ろう。 加賀くんはスケート初めて?」  
 
外周につかまったまま、離れられないオレを見れば、初心者なのは一目瞭然。だが、いつまでもつかまりっぱなしでもしょうがない。新宮も見てることだし、思い切って手を離す。  
開発途中のロボットのような足取りで、滑るのではなく、ガッガッと氷りを削りながら、歩いてリンクの内側に進む。  
 
「怖がって前屈みになると滑らないよ。背筋を伸ばして、踵で滑る感じ。」  
 
今にも倒れそうなオレの手を、新宮の手が掴む。  
ごく自然、ごくごく自然に手を繋いでいる。  
こいつは正月早々ついてる! ああ、初詣行ったかいが有った。  
 
「そうそう上手上手、うまいよ加賀くん。」  
 
うわっヤバい! 間近で見る新宮超かわいい!!  
スケート場の寒さも忘れるほどドキドキしてきた。  
 
どうもオレは昔から、こう楽しくなると、ついつい調子に乗り過ぎてしまう悪い癖がある。  
コツが掴めたので、新宮にカッコイイとこを見せようと、一人で滑ろうとした瞬間。  
 
 
 
天地は逆転し星が瞬き、視界が真っ暗になった。  
後頭部に走る激痛で、オレは派手に転んで頭を打ったのだと分かった。  
 
ようやく視界が回復したオレは、新宮も横で倒れていることに気付いた。  
 
「大丈夫か新宮?」  
 
だが彼女は、苦しそうに足を押さえている。  
 
「痛っ、足捻っちゃったみたい。」  
 
駆け付けたクラスメイトたちに手伝ってもらい、新宮をリンクの外へ運び出す。  
スケート靴を脱がすと、既にかなり腫れている。  
 
「これは医者に見せた方が良いな。ごめん新宮。」  
「うん、大丈夫だよ加賀くん、大したことないから、心配しないで。みんなも、せっかくスケートに来たんだから、どんどん滑ってよ。」  
 
新宮は明るく笑顔を作ってみせる。が、無理をしているのは誰が見ても明らかだ。  
 
「う〜ん、まあ明美がそいいうんじゃ、私達は滑ろっか。加賀、お前が悪いんだから責任持って医者に連れて行け。」  
「おう、任せておけ。新宮はオレが責任持って医者に連れて行くから。」  
 
と言いつつも、あまりに薄情なクラスメイトたちに、かなり憤慨する。  
まだ三賀日で医者は休みだが、不幸中の幸い。受付のお姉さんの話では、すぐそこの病院が丁度当番医らしい。早速新宮を連れて医者に向かう。  
 
「しかし、みんな冷たいよな。」  
「いいよ、多分ただの捻挫だし、10人でぞろぞろ行くほどの怪我じゃないよ。加賀くんが付き添ってくれたら十分だから。」  
 
足を負傷して、一人では歩けない新宮は、しっかりオレと腕を組んで、ゆっくり一歩ずつ歩いている。  
 
密着。しかも、ちょっと胸が当たってる。  
不謹慎かもしれないが、最高に幸せだぁ〜。  
薄情なクラスメイトたちよ、二人っきりにしてくれて、ありがとう。  
 
 
病院は本当にすぐ近くに在った。とはいえ、片足を怪我した新宮には遠く感じられただろう。  
診断はやはり捻挫。骨に異常は無いそうなので、取りあえず一安心した。  
 
「・・・うん。オレ新宮を送って先に帰るから。じゃあな。」  
 
院外に出て、携帯で仲間に先に帰ることを告げる。  
それから精算を済ませ、新宮の所に戻る。  
 
「ごめんね、治療費まで立て替えてもらって。」  
「お年玉全部財布に入れて来て良かったよ。保健証持ってくれば、差額は戻ってくるそうだし。  
じゃ、タクシー呼んで来るから。」  
「ちょっと、大げさだな。タクシーなんてもったいないよ。私の家駅から近いし、電車で帰ろ。」  
 
確かに、いくらお年玉で懐が暖かいとはいえ、あまり出費がかさむのは正直痛い。  
結局電車で帰ることになったが、出費が云々よりも、新宮と密着していられる方が嬉しい。  
新宮も痛み止めが利いてきたのか、明るく話かけてきて、ちょっとしたデート気分。後であの神社にお礼参りに行かなければ。  
 
 
新宮の家は、駅に面した住宅地に在った。まだ新築らしいきれいな家だ。  
 
「ただいまー。・・・  
あれ? 誰もいない???  
まあ上がってよ加賀くん。」  
 
家まで無事に送り届け、オレの役目も終わったかと思ったが、思いがけず家に上がることになってしまった。  
本当に新年早々ラッキーだが、女子の家に上がるのは少し緊張する。しかも二人っきりとなると、かなりドキドキしてしまう。  
 
「なんか、みんな親戚の家行っちゃって、夜まで帰って来ないみたい。加賀くんゆっくりしてってね。」  
 
それから、二階にある彼女の部屋に行った。女の子の部屋に入るのは、かなり緊張したが、彼女の部屋は思ったほどは女の子っぽく無かった。  
ぬいぐるみとか、そういった女子っぽいアイテムは無く、カーテンと枕だけはピンクなのが、飾らない彼女らしいといえば彼女らしいと思った。  
 
取りあえず、新宮を奥のベッドまで連れていく。やっぱり女子の部屋で二人っきりというのは、妙にそわそわして落ち着かない。  
 
「冬休みは何してたの? 紅白とか見た?」  
「冬休みも、いつもの5人で遊んでたよ。オレは格闘技見てたから、紅白は見てないな。」  
 
新宮は、いつもと同じ自然体。とは言え、やはり男のオレを部屋に入れるのは、もちろんその気が有るからだろう。と思うがもしかしたら、家まで送ってくれたから部屋に入れただけかもしれない。  
一体どっちなんだ???  
 
「私も最近は洋楽ばっかり聴いてるから、日本の新しい曲あんま分かんないんだけどね。」  
「そうなんだ。オレもロックしか聴かないから、洋楽ばっかりだな。」  
「ロック好きなんだ。私もガンズ・アンド・ローゼズとか持ってるよ。」  
「ガンズか!? 新宮メタルなんか聴くのか、意外だな。」  
 
予想外の共通項を発見して、なんか嬉しくなってしまった。新宮とは同じクラスで、けっこう話もしていたけれど、ロックを聴く人だとは、今まで全然気付かなかった。  
 
「私はクラシックとかジャズにロック、自分が気に入ったのは、ジャンル関係無しで何でもかな。それじゃ、ガンズのCDかけようか?」  
 
新宮が立ち上がろうとしたので、オレも慌てて立ち上がる。  
 
「いいよオレがやるから。新宮は怪我してるんだから座ってな。」  
 
と言った矢先、新宮はバランスを崩して倒れる。支えようとしたオレも一緒に、体ごとベッドに倒れ込む。  
 
「ごめん加賀くん、大丈夫?」  
「うん平気、何とも無いよ。」  
 
大丈夫なのだが、胸が!胸が当たってる!!  
オレが受け止めようとして、大勢を崩してベッドに倒れ込んだので。新宮が上になり、おっぱいがオレの胸に当たっている。や、柔らかい。  
 
「加賀くんて、優しいよね。ねえ、しばらくこうしててもいい?」  
 
新宮は体をオレに預けて、ピッタリ体を密着させてくる。  
おっぱいが! おっぱいが気持ちいい!!  
 
「文化祭の時も、加賀くん手伝ってくれたよね。あの時は嬉しかったな。  
加賀くん、いつも私のことフォローしてくれて、優しいよね。こうしてると、とっても安心する。」  
 
こ、これは。  
やっぱり、新宮はオレに気が有るのか?  
今まで、全然ん気付かなかった。新宮は前からオレのこと好きだったのか?  
 
「新宮、オレも新宮のこと好きだ。」  
 
両腕で新宮を抱き締める。  
細い体。おっぱいは大きい方では無いが、柔らかくて気持ちいい。  
夢中で新宮の体を抱き締めて、おっぱいをグイグイ押し付ける。  
 
「か、加賀くん。あ、当たってる。」  
 
オレは夢中で抱き締めた。  
当たってる。新宮のおっぱいが当たって気持ちいい・・・。  
 
と、そこでようやく気が付いた。新宮が当たってるといったのは、おっぱいのことでは無く、勃起したオレのチンポのことだ。  
おっぱいの気持ち良さに興奮したオレは、勃起して、チンポをグイグイ新宮に押し付けていた。  
 
不味い、ここで嫌われてしまったら元も子も無い。オレは慌てて両手を放した。  
 
「あ、ごめん。あのこれは、体の生理的な反応で、意思とは無関係に勃ってしまうもので・・・。」  
 
「いいよ。男子がエッチなのは普通だから。  
 
 
ねぇ、フェラチオしてあげようか?」  
 
思いがけない新宮の申し出に、オレは目を円くする。  
 
「勘違いしないでね。誰にでも簡単にする訳じゃないから。  
私、ファーストキスだってまだなんだから。  
でも、加賀くんにだったらフェラしてもいいよ。」  
 
こ、これは!  
 
これはまさか、あの絵馬のご利益なのか?!  
キスもしたこともない女の子がフェラしてくれるなんて、そんな夢のような話、そうとしか思えない。  
 
「ほ、本当にいいのか?」「いいよ。ズボン脱いで。」  
 
新宮は体を起こして離れると、ベッドサイドで待機する。  
 
新宮のフェラチオなんて、本当に夢のようだ。  
オレは立ち上がり、ベルトを外そうとするが、焦ってなかなか外れない。  
やっとの想いでベルトを外し。急いでズボンを脱ぎ、一気にパンツも脱ぎ捨て、股を開いてベッドに腰かける。  
新宮は、驚いて目を円くしている。  
 
「勃起したのは凄いな。  
弟の勃ってないのなら見たこと有たけど。」  
 
新宮が徐々チンポに近付く。  
チンポのすぐそばまで顔を寄せ、右手の指先でチンポを触り、竿を軽く持ってみる。  
そのままチンポに顔を寄せて、亀頭へ、唇を近付ける。  
 
「ああ、やっぱ緊張するな。加賀くん、私、頑張るからね。」  
 
再びチンポと向かい合い、新宮の口が、チンポへと近付いてゆく。  
段々と近付いていき、チンポの手前まで口を寄せると。静かに目を閉じて、唇をわずかに突き出す。  
そしてそのまま、ゆっくりと、唇をチンポにつけた。  
 
新宮明美のフェラチオ。  
まだキスもしたことの無いその口を、オレのチンポへくっつけている。  
新宮明美は、ファーストキスをするよりも先に、オレのチンポにファーストフェラをしている。  
新宮の唇に最初に触れたのは、他の誰の唇でも無く、このオレのチンポだ。  
ああ、なんて感動的なんだ。オレは最高の幸せ者だ。  
 
新宮は、目を閉じたまま。ディープキスでもするように、チンポの先に唇を押し付けている。そして唇で揉むように、もぞもぞとその唇を動かしている。  
敏感な先っぽでうごめく、柔らかな唇。その感触は、快楽に変わる。  
休むこと無く、新宮の唇は動き続け、オレのチンポを愛撫している。  
ああ、堪らない。新宮は目を閉じたまま、オレのチンポとディープキスを交わしている。  
最初に唇をチンポに着けたまま、うごめく唇を強く押し付けて、絶え間なく、熱烈な愛撫が続いている。  
チンポと密着した唇は、未だにチンポとディープキスを交わしたままだ。  
唇でチンポを揉むような、唇だけをもぞもぞ動かす、唇だけのフェラチオ。  
堪らない。チンポも悦んでいる。  
柔らかな唇が、チンポを愛撫し続ける。  
新宮はまだチンポとディープキスを交している  
ああ、堪らなく気持ちいい。  
 
「こんな感じでいいの?  
フェラチオって、どうやればいいのか、よく分からないんだけど。」  
 
ようやくチンポから離れた唇から、彼女の声が聞こえて来る。  
 
「ああ、凄く良かったよ新宮。ファーストキスよりも先にファーストフェラ。最高だよ、感動した。」  
 
「そんな、感動なんて大げさだな。でも、喜んでもらえたなら嬉しいな。加賀くん、私、頑張るからね。」  
再び新宮は、チンポに唇を着ける。  
しかし今度はすぐに離し、舌の先でチンポを舐め始めた。  
 
舌の先が、チンポの先や裏筋を舐める。  
大きく舌を突き出して、舌の動きでチンポを刺激する。  
今度は目を開けて、右手の指先で竿を押さえながら、舌の先で繰り返しチンポを舐める。  
ああ、なんてエッチな光景だろう。新宮のかわいい舌が、オレのチンポを舐めている。  
完全に勃起しきった、反り返るオレのチンポを、新宮明美は舐める。  
モザイクなど当然ない。新宮の顔も、勃起したチンポも、当然くっきりとみえる。ああ本当にエッチな光景だ、改めて新宮明美にフェラチオされているのだと、感動がこみ上げてくる。  
 
「どう加賀くん? 気持ちいい?」  
 
チンポ持ったまま、新宮はオレに問いかける。  
 
「凄くいいよ。新宮はフェラチオ上手だね。」  
 
「ちょっと、誤解しないでね。本当に私、初めてなんだから。」  
 
「分かってるよ、なんか慣れて無い感じのフェラだもん。でもスッゴい気持ちいい。」  
 
慌てる新宮。ぎこちないフェラは、どう見ても初心者。初めてなのは疑うまでもないが、むきになって否定する新宮が可愛い。  
 
「どうすればいいの? やり方分からないから、どうすれば気持ちいいのか教えて。」  
 
新宮は、本当に一生懸命フェラしてくれる、本気で感動してしまう。これまででも凄く気持ち良かったのだが、少し刺激が足りないのも事実だ。  
新宮にもっとずっぽりチンポをくわえてほしい。  
新宮の口にチンポを突っ込んで、柔らかな唇でチンポしゃぶってもらって、たっぷり口内発射してみたい。  
それが、オレの本音だ。  
 
 
「チンポをくわえてみて。  
チンポくわえたまましゃぶってみてよ。」  
 
「分かった、くわえればいいのね。」  
 
 
新宮の開いた口が、オレのチンポにしゃぶりつく。  
ずっぽりと、新宮の口が、亀頭をすっぽり飲み込んでいる。  
 
「そう、そうやってチンポをくわえたまま、唇をチンポに吸い付けてしゃぶってみて。」  
 
新宮の口の中の空気は吸い込まれ、唇がチンポにぴったりと貼り付く。  
口をすぼめて、唇をチンポに吸い付けながら、新宮はくわえたまま、ゆっくりチンポしゃぶっていく。  
 
「そう、その調子。そのまま動かして、ずっぽりチンポをしゃぶって。」  
 
柔らかな唇は、亀頭に密着し。新宮の唾液で濡れた唇は、表面を滑るようにオレの亀頭をしゃぶっていく。  
ゆっくりと、吸い付きながら、亀頭の表面に唇をスライドさせて、亀頭全体を愛撫する。  
静かに頭を動かし、その動きに合わせて、新宮の唇はオレのチンポを舐めていく。  
 
ああ、何て気持ちいいんだ。新宮はずっぽりチンポくわえて、フェラチオしている。濡れた唇が亀頭を滑ると、そこからチンポに快楽が広がる。わずかに頭を動かして、亀頭全体を愛撫している。  
揉むような唇の動きは健在で、新宮は口でチンポ含みながら、亀頭と熱烈なディープキスを交している。  
堪らない、新宮の口が、オレのチンポとセックスしている。堪らない、快感と射精感が次第に込み上げてくる。  
 
「ああ、気持ちいいイキそうだよ。もうちょっと早くしゃぶってみて。」  
 
すると新宮は、口をチンポから離して、オレの顔を見上げる。  
 
「イキそうになったら、そのまま口の中に出していいからね。」  
「マジで口に出していいの!? 感動だなぁ。」  
「フェラチオなんてできるの、加賀くんのこと好きだからなんだよ。  
いいよ、口に出しても。私、頑張るから。」  
 
新宮が、再びチンポに口を付ける。そしてまた、亀頭を揉むように唇をうごめかせ、チンポと熱いディープキスを交わす。  
そのまま、唇を密着させたままチンポを口の中に含んでいき、またチンポの先まで戻していく。  
先っぽからカリまでを、柔らかな唇が往復する。  
さっきよりも大胆に、大きな動きでチンポをしゃぶっている。  
キスもしてない新宮の唇が、こんなにも一生懸命フェラチオしている。ああ、堪らなく気持ちいい。  
 
唇の動きが加速していく。  
より大胆にチンポにしゃぶりつき、チュプ、チュプと、湿った音をわずかに立てながら。新宮明美は、オレのチンポを情熱的に愛撫する。  
 
ああ、堪らない。気持ちいい。  
こみ上げてくる射精感に耐えてきたが、そろそろ限界だ。  
 
「新宮、口の中に出すぞ。」  
 
新宮はチンポをくわえたまま、オレの顔を見上げてうなずく。より激しく吸い付き、スピードは加速する。  
うごめく唇が、チンポを熱烈に愛撫する。  
 
 
ああ堪らない。新宮の唇、最高に気持ちいい。  
オレは新宮明美の口の中に射精する。  
 
ドピューッドピューッドピューッドピューッ  
 
繰り返し何度も射精する感覚。おそらく新宮の口の中には、大量のザーメンが出たことだろう。  
 
新宮は口をすぼめたまま、チンポから口を離す。  
 
「大丈夫か新宮?」  
 
新宮は縦に首を振ってうなずく。  
 
「ちゃんと精子飲んだよ。」  
 
「精液、飲んでくれたのか?」  
 
「うん、加賀くんの精子だから。」  
 
まさかごっくんまでしてくれるとは、本当に感動した。  
もちろん、オレは新宮明美と付き合うことになった。  
オレも真剣に新宮のことが好きにってしまい、熱烈交際が始まった。  
 
 
それにしても、あの絵馬、本当に利いんだな。  
キスもしたことの無い口でフェラされるだけでなく、彼女までできたのだから、ご利益有り過ぎだ。  
これからは、足を向けて眠れない。毎年お参りに行かねば。  
 
一年後  
オレは明美と二人で、またあの神社に初詣に来た。  
二人の交際が順調なのも、すべてこの神社のお陰だ。  
 
「しかし、明美も大胆だよな、キスもしたこと無かったのに、いきなりフェラチオだもん。あの場合、普通キスをしてからフェラチオなのに、フェラから始めるなんて、本当に大胆だよなぁ。」  
 
「あれは、だって、正彦が絵馬に、キスもしたこと無い口でフェラされたい、て書いてたからだよ。正彦はそうゆうの好きだと思って、頑張ったんだから。」  
 
「え! お前あの絵馬見たのか!?」  
 
「見たよ、私は加賀くんとラブラブに成りたいって絵馬に書いたんだけど。他の人はどんな願いを書いるのか見てみたら、正彦の絵馬を見つけちゃった。これは絶対に神様の御導きだと確信したよ。うん、絶対にそう。」  
 
 
なんだ、そうだったのか。  
まあ、キスもして無い女の子が、いきなりフェラチオなんて言い出す筈が無い。明美があの絵馬を見ていたのなら、納得はいく。  
 
でも、結局はあの絵馬がきっかけになった訳で。それを偶然オレに惚れてた新宮が見つけ、偶然スケート場で会って、偶然怪我をして、偶然が重なって付き合うことになった。  
 
やっぱり、あの絵馬のご利益なのかもしれない。  
 

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