サバンナパーク。それが、市立第三小学校六年三組に称された別名  
である。その理由は、おおよそ躾のなっていないガキん子どもが教室  
内を闊歩し、獣の如き振る舞いをするからに他ならない。そんな六年  
三組は今、何やら不穏な空気に包まれていた。何故ならば、給食の  
時間であるにもかかわらず、クラスを代表するお調子者、新庄幸太郎  
が気心の知れた仲間を幾人か従え、一人の少女を囲んでいたからで  
ある。だが、少女は囲まれながらも何ら臆することなく、涼やかな佇ま  
いを見せていた。  
「時に素子さん」  
幸太郎が少女に向かって話し掛けると、素子と呼ばれた少女は、  
「なんぞね」  
と腕組みをしつつ答える。この少女の名は、山下素子。黒髪を腰まで  
下ろし、すらりと伸びやかな肢体を持つ美少女であった。差し向かう幸  
太郎とは旧知で、互いの家が隣り合っているために気心も知れている。  
「ひとつお尋ねいたしますが・・・あなたは、もしやダイレクト中・・・?」  
幸太郎が、配膳された素子の給食用トレイに残されたバナナを指差し  
て尋ね聞いた。パンやおかずの類はすべて食されているので、残った  
バナナの行く末が気になるらしい。  
 
「ダイレクト・・・って、もしかして、ダイエット中って言いたいの?」  
幸太郎を呆れ顔で見る素子。それと同時に、彼らは残ったバナナ  
を欲しているんだな、という見当もつけた。食べ盛りの男子たちが、  
スタイルを気にして給食を残す女子から、おこぼれをあずかろうと  
するのは、何も珍しい事では無い。  
「細かい事はいい。要は、素子がバナナを残すかどうかという事。  
もし、食べないんだったら俺たちが頂こうと・・・」  
間違いを省みる事もなく、結論を急ぐ幸太郎。彼の後ろには幾人  
かの男子が控えており、素子がバナナを譲れば見苦しい争奪戦  
が展開される事は間違い無さそうだ。何しろ、ここはサバンナパーク  
と揶揄される六年三組である。もっとも、素子はそう呼ばれるのが  
嫌で、常日頃から野獣の如き男子たちを諌める役割を果たしていた。  
手っ取り早く言うと、同学年におけるちょっとおませなお姉さん役。  
「あげるのはいいんだけど・・」  
バナナを手に取り、居並ぶ男子の前でぶらぶらと振る素子。呉れて  
やるのはいいが、ただで・・・というのがしゃくに触る。それと、起こる  
であろう争奪劇に巻きもまれるのも、ご免こうむりたい。  
 
「結論プリーズ!俺たちは早くバナナの行く末を決めて貰って、  
外に遊びに行きたいんだ!」  
幸太郎が身勝手な理由と共に、素子へ詰め寄った。男子たちは、  
バナナの事も気になるが、食後の余暇も楽しみたいと言う。それ  
を聞いた素子の眉間に皺が寄った。彼らの言い分があまりにも  
自侭だったからだ。しかし・・・  
「素子、俺にバナナをくれ。幼馴染だろう」  
幸太郎のこの一言が、他の男子を焚きつけてしまったので、話は  
いよいよ混沌としてきた。幼馴染という立場を前面に押し出し、幸  
太郎が一歩抜きん出ようとすると、  
「そうはいくか!俺は去年、素子と学級委員を務めた仲だぞ!」  
「俺なんか、素子と同じ班だ」  
と、他の男子も負けじと色めきたった。誰もが己の優位を信じ、一  
本のバナナを巡って、どうでもいいような争いを始めてしまったの  
である。そして、素子の呆れ顔──  
「バナナ一本で大げさな」  
欠食している訳でもあるまいし、何故こうまで争うのかが理解出来  
ない素子。だが、実際男子たちは今にも互いに掴みかからんと、  
殺気立っている。まして、ここはサバンナパークと呼ばれている、  
六年三組。  
 
(このまま放っておけば、死人が出るかも)  
素子の脳裏に、明日の朝刊の三面記事が浮かんだ。男子小学生  
数人が、一本のバナナを巡って乱闘──死傷者が出た模様──  
そんな書き文字が躍り、ワイドショーのレポーターが大挙して学校へ  
押し寄せてくるシーンも沸いてくる。  
(冗談じゃない!)  
多少突飛ではあるが、素子の想像は案外的外れなものでは無かった。  
実際、目の前では幸太郎を含む男子たちが、罵り合いながら胸倉を  
掴み合っている。今は、すでに爆弾の導火線に火種が落とされた状態  
なのだ。それと見た素子は──  
「みんな、こっち見て」  
言うなり手早くバナナの皮を剥き、口へ持っていった。争いの元を無くし、  
男子たちの戦意を削ごうと決めたのである。すると──  
「ああ!バナナが!」  
幸太郎を始めとする男子たちは争いをやめ、力なくその場へへたり込  
んだ。重複するが、彼らは欠食している訳では無く、きちんと給食を  
たいらげている。それなのに、この落ち込み様。  
 
「もぐもぐ・・・ああ、美味しかった」  
さくさくとバナナを食し、指をひと舐めする素子。その様を、男子  
は口惜しやとばかりに、見詰めていた。勿論、それは幸太郎も  
同様。  
「なんて奴だ!素子、お前って女は!」  
「へへーんだ。だって、あたしもバナナは好きなんですもの」  
男子たちと素子の間に、不穏な空気が漂い始める。てっきり自分  
たちに下されると思っていた甘露が姿を消し、跡形も無くなった今、  
男子たちの不満はすべて素子へと注がれていた。素子にしてみれ  
ば、争いを止める為に図った事なのだが、お預けを食らわされた  
男子たちは、納得がいかない。  
「この、バナナ好き女め!」  
まず、幸太郎が素子に噛み付いた。バナナ好き女とは、全く以って  
ひねりの無い侮言だったが、ほとばしる彼の怒りを表してはいる。  
「いや、マニアだ!バナナマニアだ!」  
今度は他の男子が追従した。マニアという言葉を使い、一応は差  
別化を試みてはいたが、ボキャブラリーの貧しさは幸太郎といい  
勝負。もっとも、小学六年生の語録であれば、それも頷ける。  
 
「何よ、バナナ、バナナって!あんたたち男子は、バナナみたいな  
物持ってるくせに!キーキー言うんじゃ無いわよ!」  
寄せる雑言の荒波を押し分け、素子が反撃に出た。真正面にいる  
幸太郎の股間を指差し、バナナに似た『それ』の存在を嘲笑う。  
「何てことを言うんだ、素子!お前はそれでも女か!」  
指差された股間を手で押さえつつ、幸太郎は怒鳴った。小学六年生  
という若年ではあったが、異性にそこを認められる事は恥ずかしい。  
「まあ、あんたたちのは全部、モンキーバナナなんでしょうけどね。  
おほほほ!おサルさんだから、キーキー言ってるのかしらね?ほら、  
そこも、そこも、モンキーバナナのくせに、威張ってるんじゃないわよ」  
男子たちの股間を次々と指差し、嘲笑う素子。すると、誰もが股間を  
さっと隠し、素子へ縋るような視線を送った。いや、モンキーじゃあり  
ませんよ、とでも言いたげに──  
「く、悔しい!」  
幸太郎が天を仰いだ。反論出来そうな言葉が浮かばず、素子の弁舌  
に翻弄される自分の無学さを恨んでいる。だが、この時──  
「そんなにバナナが好きなら、素子。お前に、俺たちのバナナを見舞っ  
てやるぜ!おい、お前らも出せ!」  
幸太郎の後ろにいた男子がそう言うや否や、ズボンのジッパーを  
素早く下ろし、他の者にも追従を促したのである。  
 
「おう、そうだな!バナナ好き女に、目に物言わせてくれん!」  
一人が続くと、幸太郎を除く全員がジッパーを下ろし、モンキー  
バナナをそれぞれ取り出して素子へと剥きつけた。大小の差は  
あれど、どの一物もそれなりに育っている。すると・・・  
「キャーッ!な、何をする気?」  
バカの勝利・・・とでも言おうか、素子は向けられた男根から顔を  
背け、叫んだ。それに乗じ、男子たちは素子を囲む輪を狭め、獲  
物を追い詰める猟師のように迫る。無論、手には猟銃代わりの  
男根をつまみつつ。  
「イヤーッ・・・やめて・・」  
包囲の輪が身に迫り、教室の隅へ追いやられる素子。そして、  
そのまま体を壁に預け、ずるずると座り込んでしまった。  
「ほら、お前の好きなバナナだ」  
「食えよ、遠慮するな」  
男子たちが男根で素子の顔を突付き始めた。力なく座り込んだ  
事が災いして、ちょうど彼らの股間部分が顔の前へ来ている。  
「く、臭い・・・やめて・・」  
頬や鼻っ面。更には唇にまでも男根は突きつけられていた。当然、  
素子は男の薄汚い性臭を、こんな無様な形で知らされる事になる。  
 
「口開けて味わえよ、素子」  
一番初めにズボンのジッパーを下ろした男子が、素子の髪を引っ掴  
んで、男根を味わえと言った。僅かだが、彼のものの男根は力が漲り、  
赤黒い本身を包皮から覗かせている。  
「い、いや・・・だ・・許して」  
ぽろぽろと涙をこぼし、許しを乞う素子。唇をきゅっと結び、生臭い男根  
の侵入を拒もうと、懸命に抗っていた。だが、その間にも剥きつけられた  
男根は増え、都合五本の欲望が一人の少女へ向けられている。すでに  
昼放課に入った今、教室内には教師もおらず、他の女子は後難を恐れ  
て遠巻きに見ているだけである。故に、この暴虐を止める事は誰にも出  
来ないかと思われた──が、しかし、  
「やめろ!」  
素子の口に男根を押し付けている男子の肩を突き飛ばし、居並ぶ男子の  
前に立ちはだかる者が現れた。それは、言うまでも無く幸太郎である。  
「いくらなんでも・・・やり過ぎだ!」  
群がった男子を次々に突き飛ばし、素子を庇うように立つ幸太郎。その  
気迫に押されたのか、男子たちは露出していたモンキーバナナをしまい  
込み、すごすごと教室から立ち去っていった。  
 
「大丈夫か?素子」  
「うん・・ぐすん」  
泣き崩れる素子へ、幸太郎が手を差し伸べる。幼馴染という間柄に  
あってか、二人は阿吽の呼吸で互いの手を取った。  
「ごめんな・・・俺が、バナナにこだわったせいで」  
「ううん・・・幸太郎のせいじゃないよ」  
いまだ震える素子の小さな肩を、幸太郎がなだめるように抱える。  
見ると、素子の顔には男根から放たれたと思しき粘液が付着して  
おり、腐臭に似た性臭も伴っていた。  
「顔、洗った方がいいな。保健室にいくか」  
「うん・・・ついてきてくれる?幸太郎」  
「ああ」  
肩を抱いたまま、幸太郎は素子を教室から連れ出した。そして、  
階下にある保健室へと足を向けていく。  
 
「保健の先生、いないみたいだな」  
保健室には、養護教諭の不在を示すプレートがかけてあった。  
しかし、今の場合それがかえって好都合であると幸太郎は思う。  
素子が泣いている訳を聞かれれば、面倒な事になるからだ。  
 
「タオル濡らしてくるから、待ってろ」  
「うん」  
幸太郎が素子をベッドへ腰掛けさせ、自らはタオルを手に洗面所  
へと向かう。素子は、その間しきりにそわそわと身をもじらせてい  
た。顔についた粘液が乾いた事で、腐臭を強く感じているらしい。  
「俺が拭いてやる」  
「ありがとう」  
濡れタオルで、そっと素子の顔を拭う幸太郎。頬に残った幾筋もの  
涙の跡が、少年に罪悪感を背負わせる。事の発端が自分にある事  
を自覚しているからだ。  
「きれいになった?」  
濡れタオルが顔の上を滑った時、素子は不意に幸太郎の目を見据  
えた。少し、甘え混じりの上ずった声で。  
「ああ、もう大丈夫だ」  
使い終えたタオルをたたんで、素子を見据え返す幸太郎。大きく開  
いた黒目がちな瞳が潤んでいる。すると──  
「幸太郎」  
素子は音もなくすっと体を寄せ、ベッドに横並びしている幸太郎の  
腰へ手を回した。そして、そのままシーツの波へ共に身を投げ出し  
ていく。  
 
「素子・・・何を」  
押し倒された幸太郎が何か言おうとした瞬間、素子はその口を  
自分の唇で塞いでしまった。更に、体をゆっくりと重ね、するする  
と木に巻きつく草花の蔓の如く、手足を絡ませていく。  
「やっぱり、あたしの味方は幸太郎だけ・・・」  
素子は手をもどかしげに蠢かせ、幸太郎の存在を全身で感じよう  
とした。先ほど窮地を救われた事で、幼馴染という関係だけでは  
ない、何かを得たかの如く──  
「素子、どうしたんだよ?」  
「別に・・・ちょっと、意地悪したいだけ」  
素子の手が幸太郎の股間へ伸びた。ただ伸びただけでは無く、  
そこにある物の体温を感じ取ろうとする動きと共に。  
「や、やめろよ・・・」  
「あら・・さっきは、バナナ好き女って言ったくせに」  
「あ、あれは・・・言葉のあやで」  
「いいのよ。だって、あたし本当にバナナ好きなんだもの」  
ズボンのジッパーを侵し、素子の指が幸太郎の股間を狙う。そして、  
そこにある温かな膨らみを手にし、ゆるゆると手中に収めていった。  
 
「わあ、熱い!」  
ジッパーから飛び出た男根を手に取った素子は驚嘆した。幸太郎  
のそれはまだ半剥けで、本身は隠れていたが中々に育っている。  
「素子・・・触ったら・・駄目だ。汚いぜ、俺の・・・そ、それは・・」  
「大丈夫。確かこの皮ってバナナと一緒で、剥かなきゃ食べられ  
ないんだよね?うふふ・・あたし、剥いてあげるよ」  
合わせた両手の間に男根を挟み、本身を覆い隠す包皮を剥きつけ  
にいく素子。指を使い、先端に近い場所から皮を下ろそうとするの  
だが・・・  
「いてて!素子、やめろって!」  
「もうちょっと辛抱して。クラスの女の子から聞いたんだけど、この  
皮めくらないと、大人になってから大変らしいよ」  
「そうなのか?でも、もう少し丁寧に頼むよ」  
「分かった」  
包皮が中々剥ける気配を見せないと見た素子は、戦法を少し変えて  
みた。ソーセージの出来そこないのような包皮の先を、舌でくるりと  
なぞってやろうと考えたのである。  
 
「つばをつけてみるね」  
舌に唾液を集め、男根の先へ垂らす素子。その後、尖らせた舌先  
で包皮をねぶり、顔で円を描くように動いてみる。  
「ねえ、幸太郎・・・こんな時にあれなんだけど」  
「なんだ?」  
男根へ舌を這わせる折、上目遣いで問い掛ける素子。濡れた瞳で  
誘う、妖しい笑顔をまとっている。  
「あたしの事・・・好きだよね?」  
「なんだよ、急に」  
「別に・・・聞いてみただけ」  
問い掛けた素子の手は、幸太郎の男根から放たれた粘液でぬめっ  
ていた。半剥けだった男根も、今や八割方本身を表し、男への進化  
を始めている。  
「好きに決まってるよ」  
ぷいっと横を向きながら、幸太郎は答えた。股間が痺れるような感覚  
で満たされてはいたが、素子を思う理性だけは残っている。すると、  
「はい。よく出来ました」  
素子はにっこりと笑い、自身のスカートの中へ手を突っ込んだ。そして、  
幸太郎に馬乗りになったままで、白い下着を静かに下ろしていく。  
 
「あたしも、好きだよ」  
幸太郎の男根が見事脱皮を果たし、完全に本身を露呈させた時、  
素子はそう言って頬を染めた。そして、まだ花咲いていない自身の  
秘所へと男根を導いていく。  
「ねえ、知ってる?幸太郎のこれ・・・あたしのここに入れると、赤ちゃ  
んが出来るって」  
男根を跨ぎながら、恥丘の真ん中辺りへいざなった素子が問う。  
「い、いや・・・知らない」  
「セックス・・・っていうらしいよ。聞いた話じゃ、すごく気持ち良いって」  
「そ、それって・・・やばいんじゃ」  
「愛し合ってれば、してもいいんだって。ねえ、してみようよ」  
恥肉を掻き分け、幸太郎の男根がきゅっと鳴いた。素子が腰を少し  
ずつ下ろしている。  
「ああ・・・素子・・やめろ・・」  
「嫌よ。ふふ・・・何せ、あたしはバナナ大好き女なんだから」  
「ああ・・・入っていく・・素子の中に・・だ、駄目だ」  
膝を使って、素子はゆっくりと腰を静めていった。そしてその直後、  
キーンという金属音が、二人の頭の中で鳴った──  
 
 
それから半月ほど経った、ある日の給食中の事──  
「素子さん・・・もしや、そのバナナは・・・」  
素子と机を向かい合わせながら、昼食を共に摂っていた幸太郎が、  
対面の給食トレイの上に残されたバナナを見て、問い掛けた。見る  
と、パンやおかずの類は消え、バナナだけが残されている。  
「残すと思う?」  
ふふ、と微笑みつつ、素子はバナナを手にした。そして、ゆっくりと  
皮を剥いて、真っ白い身を両手で持つと、  
「あたしは、バナナ大好き女よ」  
幸太郎から横を向き、剥いたバナナを口中へ迎え入れる素子。だが、  
そのまま食す事はせず、バナナの先を甘噛みし、唇をすぼめて出し  
入れを始めた。  
「あ・・ああ・・も、素子・・・」  
素子がバナナを男根に見立て、口唇愛撫をしている──その意味が  
分かるのは、幸太郎ただ一人であった。バナナが唾液でぬめり、淫ら  
なきらめきを見せ始めると、幸太郎は反射的に足をもじもじとさせる。  
「うふふ・・・ああ、美味しい。いっぺんに食べちゃうのは、勿体無いわ」  
ちゅばっと唇を鳴らしたかと思うと、今度は舌を絡めて見せる。素子は  
そうやって、自身の舌技を幸太郎に見せつけた。  
 
「んふん・・・ちゅっ・・・ちゅうっ・・・」  
鼻を鳴らし、吸引音を小さく響かせる素子。時折、流し目で幸太郎  
を見据える様が、どうにも悩ましい。  
「素子・・・やめろってば・・」  
「うふふ・・・やめなーい」  
あの日から──いや、二人が結ばれてからというものの、素子は  
貪欲に幸太郎との恋路を愉しむようになった。特に、バナナ好きを  
自称するだけはあって、口唇愛撫には念を入れている。互いの家が  
隣接しているのをいい事に、夜な夜な二人は逢瀬を重ねてもいた。  
「素子・・・うッ!や、やめろよ・・・まずいよ・・家に帰ってから・・」  
向かい合わせた机の下を素子の足が伸び、幸太郎の股間を弄んで  
いる。サンダルを脱いだ素足の親指と人差し指の間で、女を知った  
男根をくりくりと悪戯しているのだ。そして、眉を少し吊り上げて、素子  
は囁いた。  
「夜まで待てないわ」  
更に、  
「何せ、あたしはバナナ大好き女・・・だからね」  
くくく・・・と含み笑いを見せた後、素子はようやくバナナを食し始め、  
戸惑う幸太郎の様に頬を歪めて見せたのであった・・・・・  
 
おしまい  
 

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