朝起きたら、超能力が仕えるようになっていたんだよね。
よく言うじゃない?
夢を見ていたら超能力が授かる話。
それが、私こと、菊地恵の元にも訪れたのよ。
なんでも、前世で他の人と間違えて、赤ん坊の時に死なせたお詫びに
本来の時間を返す手段として、時を止める能力をくれるんだって。
鎌を担いだ死神が土下座するところって、思ったよりかわいかったよ。
私には前世なんて関係ないし、便利な能力をもらったて思うだけだよね。
早速、どんなことが出来るか試してみる。
言われたように、何分と定めて時間をとめる。
あ、今思い出したけど、この能力は、事前に止める時間を決めないといけないんだってさ。
限度は、本来生きるはずだった101年だっていうから、気にすることはないね。
今回は5分間とめてみよう。
うわ、確かに時計の針もとまってるよ。
どうなってるか見るために、隣の部屋の妹の真美を訪ねてみる。
おお、寝ぼけ眼で起きようとしている姿勢でとまってるよ。
これはこれでシュールだね。
そうだ、ちょっといたずらしちゃおうっと。
ただ服を脱がせたところでつまらないし・・・・そうだ。
確か、この引き出しにあったよね・・・・真美が普段使ってるバイブ。
そう、真美は、中学生のくせにバイブでオナニーする生意気な奴なんだよね。
高校生の私ですら、道具は枕でしかやったことないのに。
コホン、バイブを真美の股間にセットして、電源を入れてみよう。
・・・動きはしないのか。
でも、時間が終われば面白いことになりそうね。
おっと、そろそろ5分なるから、部屋の外に一時避難しようっと。
扉を閉めたと同時に、時間が動き出す
部屋の中からは、バイブの動き出す音と何が起きたかわからない真美の叫び声が。
叫び声に驚いたふりをして、ドアを開けてなだれ込む。
「真美、朝からバイブ使ってオナニーとはいい身分ね」
と、何も知らないかのようにいってやる。
真美は始めて、バイブが股間にある事を認識できたようだ。
「え?これは違う、お姉ちゃん、誤解よ、アン、アン、アー」
腰をよがらせて誤解も何もないものよね。
仕掛けたのは私だけど。
「いい加減にしなさい」
と言って、無理やりバイブをとめて、引き出しに戻す。
まだ達するには足りずに物欲しげそうな表情の真美に、
「さっさと着替える。遅刻するよ!」
遅刻の一言が聞いたのだろう。
名残惜しそうにしながらも着替え始める真美を見ながらひそかに笑う私だった。
さて、次は、どんな事をしようかな。