ケース2 三津谷冴子の場合  
 
とあるビルの化粧室で青ざめた顔をした一人の女性がいる。  
彼女は1週間前WSCの扉を開けた三津谷冴子である。  
予てから排便困難症で相談がてら受診したものの  
問診中に触診や浣腸等の説明を受け、耐えがたくなり診察を拒んだ。  
その日は整腸剤のみを処方されて飲んでみたものの彼女の便は  
処方された薬だけでは排泄されない固まりになっていた。  
彼女は個室の中で、どうしようもない不安と戦っていた。  
この腹痛の波が去ったらもう一度受診しようと心に決めた。  
そして彼女は肛門に異物感を抱きながらも個室を出て  
再び診察時間外のWSCの扉を開ける。  
受付の相沢は快く冴子を受け入れ1週間前の問診票を見ながら  
その後の症状を軽く問いだたす。  
症状:排便困難症(便秘症)  
問診票を相沢に渡し冴子は肛門に異物感を感じながらもこの前と同じよう  
にトイレに行こうとする。すると中からナースの吉田が冴子を呼びに来る。  
『三津谷さん、三津谷冴子さーん 中へどうぞ…』  
冴子は戸惑いながらも吉田の元へ向かう。  
「あのぉ…まだトイレに行ってないのですが…」  
吉田は冴子の言葉を遮るように『どうせ出ないでしょ?』と冷たく言う。  
そして診察室に冴子を入れた。診察室には若い医師が冴子を迎える。  
『三津谷さん、この前の整腸剤ではなかなか排便できなかったですか?』  
なんの躊躇いもなく恥ずかしがる冴子に問う。  
冴子は赤い顔をして医師の問いにコクリと頷く。  
医師は吉田に冴子をベットに仰向けに寝せるように指示して  
カルテをトントンと揃える。その音が妙に大きく感じた。  
冴子は診察室のベットに足を三角に立てながら医師の診察を待つ。  
とても恥ずかしそうに…苦しそうに……  
『排便はいつからないの?』「もう1週間くらい…」  
『野菜とか食物繊維摂ってる?』「いいえ、元々嫌いだし今は苦しくて」  
そんなやり取りを吉田は奥の薬室で聞いている。  
医師は少しスカートのウエストを緩め、ソケイ部ギリギリまで下着ごと下げる。  
冴子は軽く身を捩るも医師はお構いなしに腸に沿って腹部を押す。  
一瞬冴子は身震いするくらいの激痛に襲われた。もう冴子は診察や治療を  
拒否する事ができない事に気付いている。  
『直腸を触診して中を見てみましょう…』恐怖の言葉が医師の口から発せられた。  
それは自分の異物感がある肛門を若い医師にさらけ出し  
更に指を挿入されることを意味する。  
吉田がカートに薬や金属の器具を乗せて冴子の元にやってきた。  
『先週、素直にこうしてればこんなに痛くならなかったのよ…』  
冴子は涙目になりながら吉田の言うとおり壁を向いて横向きになった。  
吉田は恥ずかしがる冴子のスカートを捲り上げ下着を膝まで下ろし  
足を軽く曲げさせる。冴子は寝ながらも軽く眩暈がした。  
その様子を見て医師はゴム手袋をはめ冴子のたわわな臀部に近づく。  
『三津谷さん、これから指を入れますよ…声を出してもいいから力抜いて下さい』  
 
吉田は医師の手袋にグリセリンを塗り冴子の臀部の割れ目を大きく開く。  
「あつぅ…」冴子は今まで感じることがなかった空気の感触に声を出す。  
『じゃあ入れるよぉ』医師は冴子に最終確認をし大きく膨らんだ襞の蕾に  
自分の中指をあてがい、ゆっくりと回しながら挿入する。  
吉田は力を抜くように何度も冴子に言うが冴子は奥までなかなか受け入れない。  
医師は軽くため息をつき『こんなんじゃ触診できないね、あっちでやろう』と  
内診台を指差す。吉田は冴子の元を離れ指示通りに内診台の準備をする。  
服を直しながら振り向くとそこにはカーテンで仕切られていた内診台が姿を現す。  
冴子はその場から逃げたくなっていた。しかしもう、逃れられない。  
『三津谷さん下着を脱いでこちらに乗って下さい』吉田が冴子を迎える。  
冴子は仕切りの中で下着を脱ぎ内診台に上がる。腰に枕をあてがわれ  
性器全てをさらけだし脚を固定された。  
恥ずかしい気持ちがそうさせたのか。冴子は既に濡れていた。  
医師は冴子の脚の中に座りなにやら困ったように冴子に告ぐ。  
『三津谷さん、本当は最初に浣腸できれいにしたいのですが指も入らないほどの  
固まりが貴女の肛門を圧迫しています。コレをまず取り除かなければいけません。  
少し痛いでしょうが摘便しますので我慢してください。』  
本来ならグリセリンで塗らした指で摘便するが、冴子の膣口付近の潤滑液を  
指で拭き取る。冴子はビクンと体を揺らした。「先生ソコは…」  
そんな冴子の甘い声を確認し吉田は『こんな格好でお尻に指入っちゃうのね』と  
優しく赤い冴子の顔を覗く。するとどうしようもない腹痛の波が再び冴子を襲った。  
冴子は必死で絶える。しかしその姿を見ながらも医師は開ききった臀部の奥の  
赤い窪みに指を滑らす。そして腹痛で上半身に力が入った冴子の少し緩くなった  
肛門に指の付け根まで飲み込ませていた。指先には彼女を苦しめている固まりがある。  
そして直腸内をマッサージしながら肛門付近まで固まりを移動させた。  
指をもう1本増やし大きく回しながら肛門を緩め冴子の中に冷たい金属を入れる。  
「ひゃぁぁぁぁっ」冴子は力を入れ異物を拒否する。すると吉田は開ききった  
臀部をさらに広げ冴子の拒否を遮る。金属は固まりをとらえ排出する。  
診察台付近には異様な臭いが漂っていた。  
 
『コレが出たらあとは洗い出せるね』医師がそういうと吉田はノズルが長い  
ディスポタイプの浣腸を用意する。冴子は自分の発した臭いに吐き気を感じながら  
浣腸をみて恐怖に怯える。  
「先生、固まりでたらもう自分で出せますから…」訴えるものの医師は容赦ない。  
そしてノズルを冴子の奥に挿入してきた。先ほどの指に比べると異物感は感じない。  
冴子は不安を抑えながら自分の内臓に感じる生ぬるい感触を受け入れる。  
そしてもう1本…彼女の肛門からは透明な液体が既に漏れていた。  
2本挿入され脚を開いた状態で我慢はできない。吉田は脱脂綿をガーゼに包み  
肛門を抑えてくれた。とても優しい母親のように…  
何分かすると今までにない壮絶な痛みが冴子を襲う。しかし脚は固定され  
冴子は痛みを受け入れるしかないのだ。医師は服を捲り冴子の腹を触診する。  
『もう少しだね、ようやく腸が動いてきたから…あと2分くらいかな』  
それを聞いて冴子は絶句する。この痛みをまだ我慢しなければいけないのか?  
「いたぃ いたぃ もう 出ちゃいます あぁぁ でるぅ…」  
もう静かに我慢することは出来ない。固定されている脚を力いっぱい動かし  
静かな診察室に響き渡るような声で痛みや苦しみを和らげる努力をする。  
吉田は医師の顔を見るが医師は顔を横に振る。『また始まった…』吉田は  
照れたように医師の命令に従う。そして震える冴子を見下ろして恐怖の言葉を発した。  
『もうトイレにいく時間ないからここでスッキリしましょうね』  
冴子は苦痛や恐怖には耐えてきたが、まさかここで排泄させられるという  
屈辱感に耐えられる自信はなかった。「ヤダヤダヤダァ…」子供のように  
冴子は泣き始める。しかし正直なところ吉田に手を離されたらもう噴出してしまう  
恐怖感は最初からあった。『便の様子も見たいから差込便器でね』医師が言う。  
すると内診台の下に置かれていた透明の差込便器を吉田は手際よく冴子の臀部に  
挟め性器との間を上手にペーパータオルで埋めた。  
『じゃぁ離すわよ。少ーしずつ力んでね』吉田は一瞬にして肛門から手を離す。  
すると肛門まで下りてきた冴子の排泄物が浣腸液に溶け出しズピズピビュビュビュと  
恥ずかしい音とともに便器の中に噴出された。  
冴子は自分の力で排泄を止めることが出来ない。もうなすがままだった。  
便器を持つ吉田の手に冴子の生暖かい体温を感じる。  
医師は腹部のマッサージをずっと続け排泄を促していた。  
冴子は連続してくる腹痛と、排泄に伴う快感を内診台で感じていた。  
 
どれ位の排泄時間が流れているのか冴子にはわからなかった。  
むしろ考えたくなかった。この内診台で大きく脚を開き医師や吉田に  
眺められながら、恥ずかしい音や臭いとともに自分の排泄物をさらけ出す。  
もう言葉にはできない。そして最後の波かと思われる腹痛を耐え  
冴子は不意に力を抜く。すると生暖かい液体が冴子の臀部を伝った。  
冴子は自分の失態に気付き慌てて体を起こすが強く医師に戻される。  
『もう痛みは治まりましたか?心配ないですよ。診察前にトイレに  
いけませんでしたからね。こういうことは良くあります。排便とともに  
排尿をすることは連鎖反応のようなものですから』医師は冴子に言う。  
冴子はあまりの恥ずかしさにもう言葉は出ない。吉田は冴子の臀部から  
便器を外し医師に排泄物をみせる。『やっぱり食物繊維をとらないから  
便が固まってしまうんだね。これからはサプリをうまく利用して改善していきましょう』  
と告げ便器を持って診察室を出た。  
冴子は脚を開いたまま吉田に陰部を清拭去れる。長時間排泄していた肛門部は  
先ほどよりも赤くただれてる様にも見えた。最後に熱いタオルで拭かれ  
しみる自分の肛門を心配してると吉田は優しく薬を塗った。  
『はい、今日はこれでおしまい。どうせ食生活は簡単に治らないから  
また苦しくなったら診察しにおいで。今度はちゃんと予約とってね』  
そういいながら固定していたベルトを外し冴子の診察を終えた。  
 
冴子は恥ずかしながらも、久しぶりに感じた排泄の爽快感を思い出し  
待合室に戻った。  
吉田はその顔をみて、冴子は必ず再診に来ると確信した。  
 
   −−−三津谷冴子 終了−−−  
 
 

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