「まずはお前のアソコを見せてもらおうか」  
汚らわしいモノを出したボスは、ナイフを私の股間に近づける。  
「動くなよ、動けばお前のマンコが斬れるからな」  
ビィイイー!  
ボスはレオタード部分をまくりあげ、股間部分のボディスーツを手にしたナイフで切り裂いた。  
「ああ…」  
「ヒヒヒ、なかなか綺麗な色をしているではないか。どれ、中の具合はどうかな…」  
チュク…  
むき出しになった私の性器に、ボスは容赦なく指を突っ込んだ。  
「ヒャウッ!」  
股間から湧き上がる快楽に、自分の意思に反して私は身体を浮かせてしまう。  
クチュクチュ…  
ボスが膣内をまさぐる度にいやらしい音が響き渡る。  
屈辱だった。当然だろう、スパイとして厳しい訓練をしてきた自分が、薬を打たれただけで憎き敵の愛撫に感じる淫乱にされてしまったのだから―。  
ネチャアッ  
いやらしい音を立てながら、ボスの指が私の膣内から引き抜かれる。  
「ほぉら、これはなんだぁ?んん?」  
ボスが粘ついた指を私に見せる。  
「お前のきたならしい本気汁だぁ。ほれ、たっぷりと味わえ」  
言うやボスは粘液を私の顔に塗りたくる。  
「やっ、やめなさい…!」  
「何故だ?元はといえばお前の身体から出た物ではないか、ん?ほれ、遠慮するな」  
顔を動かし懸命に抵抗するが、所詮無駄なあがきだった。私の顔は自分の股間から分泌された粘液でベトベトにされてしまう。  
「ははは、どうやら気に入ってくれたみたいだな」  
ボスは再び私の股間に手を伸ばす。牢獄に、あのいやらしい音と私のあえぎ声が再び響き渡った。  
「ん?」  
私の股間をいじくっていたボスが不意に素っ頓狂な声を上げる。  
「…?」  
一瞬、何が起こったのか解らない私はきょとんとした目でボスを見る。と、急にボスの顔が凶悪なモノに変わる。  
「お前、処女だな?」  
 
「…ッ!」  
私の顔が硬くなる、処女であることがばれたからではない。それはいずれ知られる事だ。  
女である私が敵の手に落ちればどうなるか―、そんな事は解りきっている。相手は法を無視する犯罪者だ。  
辱めを受けることは彼らに捕えられた時、いや、スパイになった時からすでに覚悟していた。  
問題はボスの表情だった。歓喜と狂気の入り混じった顔、大きく開けた口から涎すらたらすこの男にもはや理性はかけらも見当たらなかった。  
「そうかぁああ、お前は処女か処女か処女か処女か処女だったのかぁあああああああああああ!!いいぞぉお!いいぞいいぞ処女だ処女だ処女だ処女だぁあああああああああ!!」  
けだもの―  
私は思った。彼は凶暴な肉食獣、そして自分は獲物となるネズミなのだ。  
凶暴な肉食獣に殺される獲物の気持ちが今わかったような気がした。  
「ヒャハハハハハハ!犯す犯す犯す犯すゥウウウウウウーーーー!!!!!」  
ボスのペニスがすさまじい勢いで勃起した。  
「ヒャハハハハ!いくぞぉおおーーー!!!」  
ズンッ!  
バナナ程になったそれを、ボスは私の膣内に容赦なく突き刺した。  
「アァアーー!!」  
牢獄に私の絶叫が響き渡る、それは私の純潔が最も忌まわしい方法で奪われた証であった…。  
 
「どうだ?どうだぁあ!気持ち言いだろォーー!!!」  
「ああ、イヤァーーー!!!」  
ボスの容赦の無い挿入で私の処女はあっけなく奪われた。  
愛液が十分に分泌されていたおかげで巨大なペニスは驚くほどスムーズに私の膣内に侵入してきた。だが―。  
「クゥ…、い、痛い…」  
破瓜の痛みはそれでも止められなかった。そして私は痛みを訴えていた…、自分でも驚くほど弱々しい声で―。  
「イイゾイイゾォオオオーー!!オマエモカンジロォオオオオ!!」  
ズンズン!  
今や完全にケダモノと化したボスが荒々しく腰を振る。  
「ウァア…、アンアー!」  
後ろ手に縛られ、薬で動くことすらままならない私に出来ることは、ただ弱々しく頭をふるだけであった。  
ズンズン!ズブズブ  
膣とペニスがこすれあう音が湿った感じに変わっていく。  
―そんな…、私、感じてる…?―  
信じられない。いや、信じたくない。だが、こんなケダモノに陵辱されている私の身体は、いつの間にか痛みではなく快楽を感じ取っていたのだ。  
 
ズンズン!  
「ファアーー!!」  
ボスの突き上げに私は堪らず嬌声を上げてしまう。  
「ヒヒヒ、ドウヤラオマエモカンジテイルヨウダナァ。コノケダモノガ!」  
「う、嘘だ…、私は感じてなんか…」  
首をふりつつ必死にボスの言葉を否定する私。  
そんな私をボスはあざ笑う。  
「マダソンナコトヲイッテイルヨウダナ!コレデモソンナクチガキケルカ!」  
ズンッ!  
「ヒィイーーー!!!」  
ボスの一突きに、私の理性はあっけなく吹っ飛んでしまう。もはや、はしたない声を上げることしか私には出来なかった。  
「あっ、はっ、う、うぁあ…」  
私のうめき声が、ボスの動きに合わせて出てくる。  
もはや抵抗は無意味だった。私に出来ることは、ボスと共に頂点に達することのみだったのだ。  
「ウッ!ソロソロイキソウダ!オマエモトモニイクガヨイ!」  
ズンズン!!  
ボスの腰が激しく振られる。  
「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ」  
私の声もだんだん上がってくる。  
「ウォオオオ!イクゾ!オモエノナカニダスゾォオオオ!」  
「えっ?い、いやぁ!それだけはやめてぇ!」  
ボスの先刻に一瞬、私は我に帰る。だが、とめどなくあふれる快楽にはもはや逆らうことは出来なかった。  
「ウォオオオオオオオ!」  
「うぁあああーーー!!!イクイクイクゥーーーー!!!!!」  
膣内に熱いものが入ってくるのを感じながら、私の頭は真っ白になっていった―  
 
「ふぅ、いいかんじだったぞ」  
私の膣に射精してようやく正気になったボスが満足げな声を出す。  
「…」  
それに対して私は無言を貫く。いや、何も言うことが出来なかった。  
私の胸にあるのは敗北感、ただそれだけだ。  
そう、私は負けたのだ。この男に、薬に、快楽に―  
「私のもてなしはいかがだったかな?そろそろ話してくれてもいいと思うのだがね?君もそろそろ素直になった方がいいぞ」  
「…。お断りよ…」  
私はあくまで拒否の姿勢を崩さなかった。まだ、私の気持ちは折れてはいないのだ。  
「なんだと?」  
「いったはずよ…。たとえ貴方が私の身体を汚そうとも、心まで汚すことは出来ない、と」  
この言葉を期待していたのだろう、私の言葉にボスは嬉しそうな顔になった。  
「やれやれ、君は本当に馬鹿だな。よかろう、そこまで苦しみたいのなら望みどおり君が満足するまで犯し、拷問にかけてあげよう。せいぜいやせ我慢することだな…。ハァーハッハッハ!!」  
私を見下ろし、ボスは高笑いを上げる。  
私は両手に加え、両足をもがんじがらめに縛られる。  
芋虫のようになった私をあざ笑いながら、ボスと手下共は牢獄から出て行った。  
ガチャン  
牢獄に鍵がかけられ、静寂があたりを覆う。  
ようやくひと時の休息が得られた。だが、これが地獄の始まりだということも解っている。  
希望の無い日々が始まろうとしていた、既に覚悟は出来ている、私は残り少ない人生をここで苦しみながら過ごすのだ―  
 

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