「諸君、これは”不幸の鏡”と呼ばれる我が秘蔵のアーティファクトの一つであるッ!」  
オカルト研究部部長、伊藤戸野夫(イトウ トノオ)がさぞ偉そうに言った。  
目の前には猿轡を噛まされ、目隠しをされた同級生の女子が手足を鉄のベッドに固定されたまま寝かされている。確か、この子はバレー部の部員だったはずだ。  
俺――喜多初郎(キタ ウイロウ、通称キタロウ)はオカルト研究部の数少ない部員の中の一名である。ちなみに部員は部長1名俺1名、幽霊部員3名の計5名である。  
「本日は特別にお前たちの目にかからせてやろうと思い持って来てやった!感謝するがいい!」  
秘蔵とか言っていたが、この部長、同じような物は数知れず持っている。  
普通の人なら、こういう奴が振り回すのはインチキアイテムだろうと思うかもしれない・・・が。  
この部長殿が持っているアイテムは全て本物――いわゆる”当たりの品”なのである。  
噂で聞いた話によると、どうやら霊能力やら魔力やらが強い血筋を引くらしいが、関係あるのか無いのか。  
 
まあ、それはともかく、部長殿が今の状況を説明してくれるようだ。  
「まずはこの鏡について説明しよう! この鏡は、見る者に今からもたらされる不幸を映し出し、  
 しかもその不幸は回避できないと言われている。それはなぜか!  
 
 答えは簡単!この鏡は正面に映した者の恐怖を読み取って、それを鮮明に映し出すとともに、  
 簡単な暗示をかけているのだ!そこを詳しく説明すると、映した恐怖が現実で起こりえる可能性のある、またはそれを起こせる場合は、  
 その不幸が起こりうるように暗示または催眠をかけ、実行不可能な恐怖の場合は、眠らせた上で催眠により悪夢を見せる、という仕組みなのだ!」  
ちょっと複雑ではあるけれども、鏡の仕組みは一応分かった。んで、この女子は一体・・・  
「こちらに居られるご婦人だが、心配することはない!ご本人の了承を得た上でこの披露会の被験者となってもらっている!」  
その割には、随分と暴れているし、縛る必要は無いと思うんだが・・・  
 
「さて、早速披露開始と行こうではないか!キタロウくん、悪いが目隠しをはずしてあげてくれたまえ!」  
どうやら始めるようだ。  
 
暴れる女子からなんとか目隠しを取ると同時に、部長が鏡を女子の目の前へと高々と?突き出す。  
その鏡を見てしまった女子は、突然ビクッと鏡を凝視し始めた。  
「キタロウくん、恐怖の対象となる者以外は見ても暗示にかからない。安心して見ても大丈夫だ。」  
とのことなので、俺は鏡を覗き込んでみる。  
 
するとそこにはどうだろうか、裸にひん剥かれて男に犯される女子の姿が映っているではないか。「・・・・・・」  
「さて、そろそろ暗示が効いているはずだ。キタロウくん、何度もすまないが、今度は彼女を解放してあげてくれ。」  
俺は言われたとおりに拘束を外す。  
するとどうであろうか、彼女の股の間から雫がこぼれ出てくるではないか。  
「ふうむ、どうやらこの子は健全なちょっと危ない子のようだな。」その言葉、意味分からん。  
「さて・・・この子が可愛そうだ。少し慰めてあげることにしよう。」  
と言って部長は何やら竹筒を取り出した。  
「これは俗に言う”使い魔”を入れてある。」  
竹筒の蓋をあけると、白煙とともにへんなのが出てくる。  
そしてそのへんなのは女子の太ももの間、秘所の間へと入り・・・  
「ッ!!ッ、ンッンッ、ングッ!!」  
「ちなみに別名、管狐とも言う。」  
へんなのもとい管狐は尻尾だけを外にだして中で暴れまわっているようだ。しかも、微妙に焦らしている様に見える。テクニシャンだ。  
管狐が入って数十秒たち、女子が少し慣れたのか興奮が収まりつつあるところ、  
「さて・・・そろそろフィニッシュだッ!!」  
部長は管狐にフィニッシュだとか命令すると、管狐はいきなりひときわ大きく暴れだす。  
女子は、いきなりの大きな感覚に、耐え切れずイッた。  
「ン、ンンンンッーッ!!」  
 

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