黒のワンピースは大胆にたくしあげられ、薄暗い部屋の中で私の太股がいやらしくもぼんやりと白く浮かび上がっています。  
 
「はぁっ……あっ……あっん」  
 
どうしよう…。  
してはいけないとわかっているのに、指がとまりません。  
 
「だ…だめ…。神様がみていらっしゃるわ…」  
 
防音加工の施された部屋に水音が響きわたる度に、私の信仰心と欲望とが激しく揺れ動きました。  
懺悔室でこんなことをしてはいけないのは、もちろん分かっています。  
でも長い時間一人きりになれるのは、一日のうちでここにいるときだけ。  
そう考えると私の指はどんどん激しくなっていくのです。  
今日がお祭りで朝から誰もこないとはいえ、いつ、この壁の向こう側に迷える子羊が入ってくるかわかりません。  
それ故に私の耳は更に物音に敏感になってしまい、  
ぴちゃぴちゃという卑猥な音が耳に届く度に、心臓がぞくぞくと震えてしまうのでした。  
 
「あぁ!んんっ…あっあっあっ、しゅ、主よ!…ど、うか、…ふあっ、…お、お許し下さい!」  
 
沸き上がる快感に喘ぎながら、懺悔を聞く立場である私はそう口走ってました。  
でもその実、口では許しを乞いながらも、私の下着は淫らな汁でぐっしょり濡れ、右手は尖った乳首をこねくりまわし、  
左手では「豆」と人々が隠喩する場所をすりあげるという何とも浅ましい姿を晒していたのです。  
まだ処女であり、しかも修道女の身でありながら…、なんと破廉恥な女なのでしょうか。  
とても許されることではありません。  
それでも欲望は止まりませんでした。  
 
「…あぁん、きもちいい…、ふあっ、いいっ!いいのぉ……」  
 
より早く快感に達する為に、私は人指し指と中指でクリトリスを擦りあげる様にして快楽に没頭しました。  
 
「あっ、あっ…ん!いっ、いく!いっちゃう!ぅ……んっ!!!」  
 
 
 
ああ…、達してしまいました…。  
 
最高の快感に身体中がこわばり、一瞬頭が真っ白になって……、  
そして、今は、心地よい疲労感に「おまんこ」がひくひくと動いています。  
私はいつからこんなに不誠実な人間になってしまったのでしょうか。  
達したのにも関わらず、私の心はまだまだ快感を欲しているのです。  
 
「いけないわ…、これで終りよ…。これで終りにしなきゃ…」  
 
私は立ち上がり、靴を脱ぐと、足元まで下ろしていたタイツを脱ぎました。  
それから愛液で汚れた純白の布を脱がします。  
割れ目を包む箇所は濡れてしまっていますが、  
それ以外の部分は被害は受けていないので、その部分で椅子や「おまんこ」を拭きました。  
昨日から始まった、一週間の懺悔室勤め。  
昨日も今日もこんな調子では、神に会わせる顔がありません。  
ここで悪い流れは断ち切らねば。  
 
濡れたパンツをポケットにしまい、私はタイツを膝まで上げました。  
靴をはき、タイツの皺をのばして、そして、一気に伸ばします。  
下着をはかないままタイツをはくなんて考えてみれば初めてのこと。  
落ち着きません。通気性が良すぎるというか…、すーすーするといった方がいいかも知れません。  
 
「だめ、何考えてるの?絶対だめ。人が来ちゃうかもしれないでしょ!」  
 
落ち着かない下半身にいい聞かせるように、呟きました。  
下着のことなんか気にしないようにしよう……でも、そう考えれば考えるほど気になります。  
暇だからいけないのです。  
祭りの日くらいは懺悔室を閉めればいいのに……  
朝から誰一人訪れない部屋で、じっと懺悔を待つ身にもなってほしいものです。  
これではあまりにも暇すぎていけません。  
いつの間にかに、私はポケットのものを握りしめていました。  
 
「だ、だめだってば…。こんな…、シスターがこんなことしちゃ…だめよ」  
 
私の手の平にあるのは、熱い棒……ではありません。  
当たり前です。修道院内部は男子禁制ですもの。  
今朝、丁寧に洗って聖水を注いだ瓶。  
それは丁度太めのキュウリくらいの大きさで、硝子で出来ています。  
そのひんやりした感触は私の高ぶりとは対照的で、まるで私のいやらしい思考を咎めているようでした。  
 
 
「ダメっ…こんなこと、考えたら……ぬ、濡れてきちゃう…」  
 
聖水の瓶に欲情してしまっているだなんて…。  
 
「…主よ、淫らな私を……どうか、お許し下さい…」  
 
半年前までオナニーさえ知らなかったのに…今では、  
指だけでは飽きたらずに更なる快感を求めて瓶を入れようとしている、  
そんな自分の淫乱さを思うとまた欲望が滴り落ちてきました。  
 
二十歳になって初めて懺悔室の係についてからもう半年がたちます。  
二十歳以上でないとここには入れません。ちなみに、もちろん懺悔する側には年齢制限はありません。  
そして、持ち込まれる相談事の中にはやっぱり色事もあります。  
 
 実の弟と関係を持った…  
 「オナニー」がやめられない…  
 夫との「セックス」は感じない…  
 十四歳で妊娠してしまった…  
 「おまんこ」にできものが出来てしまった…  
 
 
それらは初めて耳にするような事柄でした。  
修道女になってから、殿方と関わりはほとんどありません。言うまでもなく、これから先もです。  
それでも、一度そういうことを耳にしてしまうと、私は男女の秘め事を体験してみたくて堪らなくなりました。  
でも、それは土台無理な話です。  
他のシスターたちはそんなことを思っているような素振りは一切ありません。  
私は自分の淫らな考えについて恥ずかしくなりました。  
 
そんな風に考えていた私は、ある日、私よりも二つ年上のシスターが、  
納屋で人目を忍んで男の人と愛し合っている場面に遭遇してしまいました。  
修道女にあるまじき行いです。  
彼女がそんなことを隠れてしているから、シスター全員がそんなことをしていいというわけじゃないのです。  
でも、分かっていても、  
私の頭はそのことで一杯になり、遂には、ほとんど毎日自慰に耽るようになってしまいました。  
最近では男の人から見られているだけでも、いけない妄想であそこが濡れてきてしまうのです。  
 
「やだぁ。タイツが……」  
 
思い返しているうちに、また私から淫らな液体が溢れ出てきていました。  
タイツはすでに染みが出来ています。  
私はポケットの瓶を握りしめました。私の汗で、それはもうベタベタです。  
この先、「セックス」は出来ない事は分かっています。  
半分は興味。半分は、相談してくる人の気持ちを分かってあげたいという思い。  
その2つの思いが、最終的に私を突き動かしました。  
 
「これなら…、中でイケるよね」  
 
私は、ただ、中で気持ちよくなるということを体験してみたかったのです。  
セックスできないなら、それだけでも知っておきたかった…  
似た行為を愛する人にしてもらうということを念頭に置けば、大体の感覚は掴めるでしょう。  
 
びりっ  
 
爪先を使って、白のタイツの、私のはしたない泉源の上を控え目に裂きました。  
それからペニスにみたてて瓶を舐めまわします。  
本物ではなくても、その雰囲気だけで十分私は興奮しました。  
 
「あふっ……確か、こんなふうにしてあげるんだっけ……んっ!」  
 
 
私は「フェラチオ」という行為のマネをしてみました。  
ちゅっちゅっと愛しい人のモノを口に出し入れします。  
 
「…んっ、んっ、んっ」  
 
舌を丹念に絡めて、これ以上顎を唾で濡らさないように、  
モノについた唾液を拾いあげるように、折りをみて空気を吸い込みながら励みました。  
じゅぷじゅぷ、ジュルルっという音が響きます。  
 
「そろそろいいかな…」  
 
タイツの裂目に指をのばし、指を飲みこむ場所を探します。  
そこはもう、今までにないほどとろけていて、受け入れ口は容易に見つけきれました。  
私の冷たい指を優しくいやらしく、熱い肉襞が包みます。  
 
「…はぁあん、す、すごぉい。三本も入る…」  
 
いつもは二本までなのに…。  
ご褒美に、私はぐちゅぐちゅ膣を掻き回してあげました。  
 
「ふああっ!あっ!すごぉい、……すごい…気持ちい…………ンんっ!」  
 
我を忘れて夢中で掻き回していました。  
声ももう、呟くとは言えないくらいの大きさです。  
激しくなる指の動きにタイツの裂目がどんどん広がり、薄い茂みからお尻の穴まで全部丸見えになってます。  
 
「はぁはぁ、はぁ、ぅん…、そろそろ入れなきゃ……」  
 
指が疲れてしまったので、はじめの目的を思い出しました。  
一度、唾を飲みこみ、息を整えます。  
そして、私の唾液で濡れたアレをアソコにあてがいました。  
 
恐怖がありますが、ここまで来てしまえば、先を確認したい気持ちの方が勝っていました。  
 
 
「あんっ、…はぁはぁ、かたいぃ……」  
 
自分の指以外がここに入るのは、初めてです。  
初めて指を入れたときは痛かったけど、毎日オナニーに耽っているおかげか、今回は痛みはありませんでした。  
慎重に奥まで進めます。  
 
冷たくて、硬くて…気持ちいい。  
 
瓶は、私の膣の温かさを徐々に反映していき、冷たさを失っていきました。  
それと同時に私も瓶を挿れているという気持ちは薄らいでいきました。  
 
――ぷちっ  
処女膜? 何か手応えがあったものの、痛みはありません。  
そういえば人によっては痛くないと、以前聞いたことがあります。  
少しすると、ごく僅かの血が混じった愛液が瓶をつたってきました。  
痛みを覚悟していた私の肩の力は、一気に抜け落ち、まるで神からの許しを得たような安らぎで心がいっぱいです。  
それでも、不意の痛みに備えて、私は恐る恐る、更に、奥へ、挿入していきました。  
 
「くっ!ん!…こ、ここが奥…?」  
 
突き当たりです。  
 
「はぁはぁ、…奥にあたるって…こういう…ことなんだ…」  
 
 
夫のセックスでは満足出来なくて不倫をしているという女の人のことが頭に浮かびました。  
 
『では、あなたは、なぜ、夫ではダメだと思いますか?』  
『だってあの人、奥に届かないんだもの』  
 
そのときはまだ知識がなくて、よく分からなかったけど…。  
 
今、私はあのご婦人のおっしゃられていた奥を突かれているのです。  
 
私は背もたれに体を預け、椅子の上でMの字を描くように脚を思いきり開き、靴を壁に当てました。  
なんて淫らな下半身なのでしょう。いいえ、上半身も十分卑猥です。  
ぴったりとした黒服から突き出た女性の象徴、  
いやらしいほどに大きくて私のコンプレックスでもあるおっぱいの上には、十字架が乗っていました。  
私のおまんこから、瓶が6センチほど飛び出ているこの猥褻な光景を、神様は見ていらっしゃるのでしょうか。  
 
「ああっ…、か、神よ、……ひとときだけ…ゆ、ゆるしてください…」  
 
最奥を突かれて、もっと気持ちよくなりたいという欲望が体中を駆け巡り、もうどうすることも出来なかったのです。  
 
「んんっ!」  
 
そう思った次の瞬間、もう私の左手は素早く動いていました。  
何も考えられず、ただ左手だけが快感を得るために上下に揺れるだけです。  
 
「やぁああ……、あっ!あっ!あっ!」  
 
 
一際淫らな嬌声。  
ジュプジュプという愛液の音。  
ズコっと奥にあたる感覚。  
瓶の中でたぷたぷと動いている聖水。  
 
「んんっ!くっ!やぁ!…お、おかしくなっちゃうよぉ…」  
 
 
そんなものは全て何となく、意識の奥に流れているだけで、私は激しい快楽の波にのまれていました。  
 
 
「奥!おくっ!…いいのっ!いいっ……あっ!あっ!ああっ!」  
 
震える脚を強く壁に押し当てて体重をかけ、体の奥から揺さぶられるような快感に、  
椅子から落ちてしまわない様に私は必死でした。  
しかし、勃起した乳首がブラジャーに擦られる時の快感を得るために、  
無意識の内に上半身をくねらるということもしていました。  
 
 
「だ、だめぇ!わ、わたし…もうっ…、もうっ…!ああぁっ!あっ!あっ!あ!……………」  
 
 
大きく体をのけ反らせて、イキました。  
 
感想は、すごく気持ち良かったとしか言いようがありません。  
 
私は達した後も、そのまどろみから数分間は抜け出せませんでした。  
その後、現実に引き戻された私は、いそいそと証拠を隠滅しにかかりました。  
瓶についた蜜を舐めとり、おまんこの蜜も指ですくえる分は舐めとって、  
それでも拭いきれない分はスカートの裏で拭き取りました。  
 
「愛する人とこんな気持ちいいことができるなんて、みんなが羨ましいわ…」  
 
なんだか虚しい…。  
 
私は溜め息をつきました。  
聖水をポケットにいれるとき、ふと、これよりも太い瓶はあったかしらと考えた自分に気付きました。  
 
「あぁ、なんて私は淫乱なの…。こんなこと、もう、しちゃいけないんだから…」  
 
声に出して叱責すると、静まった火照りがまた蘇ってきてしまいます。  
私は、もうこれ以上考えるのは止めようと決意しましたが、  
濡れたスカートやタイツが脚にまとわりつく度に、先程の行為に心が乱れるのです。  
 
私は、今日は人も少ないだろうから、一番にシャワーを浴びに行こう、  
と、そのことばかりを考えるようにしていました。  
 
――コンコン。  
 
そのとき、聞き間違いでしょうか? 悪魔がノックする音が聞こえた気がしたのです。  
 
 
 

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