────あのな、宗教なんてもう流行らねーし、誰も引っ掛からねーよ。  
 
──そんな風に思っていた時期もありました。  
今はもう宗教無しでは生きられません。  
 
「おーい。今日も布教するよー」  
馬鹿な幼馴染みがやってきた。  
巫女装束を着た馬鹿女。自分が神の生まれ変わりだと信じきっている。  
──俺はチャックを下げて、ちんちんを取り出す。これから始まることへの期待感で、やや勃起している。  
 
「わかった。じゃあ、教祖さま、まずフェラしてくれ」  
「……なんで、かな?」  
「俺はフェラしてほしくて困っている。困っている人を助けるのが宗教」  
「……ち、ちがうと思うけど……」  
 
とは言いながら、おそるおそるちんちんに手を伸ばし、ゆっくりと皮を剥く教祖さま。  
俺は教祖さまの頭をなでなでする。  
ちゅくり…、と性器が生暖かい感触に包まれる。  
ああ、宗教って気持いい。  
教祖さまのさらさらな髪の毛を指に絡ませて、俺はゆっくりと腰を振り始める。  
どうせフェラの仕方を知らないへたれ教祖さまなんだから、多少イマラチオになっても仕方あるまい。  
 
ちぐっ、ちぐゅっ  
ぢぐ、ちゅくっ  
 
「んっ、んくぁ…」  
 
苦しそうな声を上げてるけど無視。  
「あっ、教祖さま、気持いいよ、あ、あっ」  
「んっ、んん」  
「出るよ、教祖さま! 出るよ! あっ!! 出るよ!!」  
 
うそだけど。  
そんな面白セリフ言いながら射精するやつはテレビの中にしかいない。  
俺は射精すると思い込んでいる教祖さまの口から腰を引き、  
勃起しまくっているちんちんをしまってチャックを上げる。  
 
「……え?」  
「教祖さま、じゃあ、布教に行こうか」  
「……たっくんは、今ので、……いいの?」  
「教祖さまレベルの女に飲ませる精液など一滴もない」  
 
そう言って俺はジャケットをはおった、というかどう見てもただの教祖さまいぢめ小説です。  
本当にありがとうございました。  
 

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