――とあるネット掲示板での書き込み――  
 
 
>今朝のアキちゃん見た!?  
 
>見た見た、チクビたってた  
 
>どーせガセだろww  
>いやいや、画像upしたから見てみろって  
 
 
―カチッ  
 
画面上のリンクをクリックしてみると、そこには一人の若い女性が写っていた―。  
 
 
《プロローグ》  
 
 
水川秋穂(みながわあきほ)―――  
――今、日本でこの娘の顔を見たことがないものはほとんどいないだろう。  
彼女は現在朝に放映されている情報番組『おめざめヴィジョン』で、  
昨年の中頃からお天気キャスターを務めていた。  
その愛くるしい笑顔とおっとりとした性格で、レギュラーになった早い時期から  
老若男女問わず幅広い層に支持され、『アキちゃん』の愛称で親しまれている。  
 
さて、今私が見ている画像は、そんな彼女の今朝の一幕。  
ピンクのかわいらしい衣装に身を包み、いつものように笑顔で天気予報を伝えている姿だった。  
ただひとつだけ、いつもと違うのは…  
彼女の衣装の胸の先端が、豆つぶほどに盛りあがっているところだった――。  
 
ある者は話題作りのために、またある者は妬み、あるいは単におもしろがって  
こういう“お宝画像”をネット上に貼り付け、騒ぎ立てる。  
べつに私は彼らを責めているわけではない。人間というやつは、噂話が大好きな生き物なのだ。  
 
「はっ、この画像は作り物だ。ニセモンだよ」  
 
一目見ただけで、それがよくできたコラだとわかった私はイスから立ち上がると、  
背後にあるベッドに向かいながら小さくつぶやいた―  
 
――“そいつ”は、な  
 
 
「…はぁっ…はっ、ん…」  
 
そこには、先客がいた。  
先ほどの私との行為によって呼吸を荒げ、糸の切れたマリオネットのように横たわる裸の少女。  
いや…性格には少女と呼ぶべき年齢ではないのだが、その成熟しきった肢体と  
大人というには幼すぎる顔立ちはひどく不釣り合いで、危うく感じられるものだった。  
しかしそこにいる『少女』の姿の、さっきの画像なんかよりもなんと美しく、淫らなことか―。  
 
「…おまえ、今日"も"ブラしてなかったのか?アキ」  
 
それまでピクリとも動かなかったアキは、私の質問を聞くとあわてて身体を起こして  
 
「いっ、いいえ!ご主人様の言いつけがなかったものですから、  
け、今朝"は"つけさせていただけました…」  
 
と、顔を赤らめながら返事をした。  
もし第三者がきけば理解できない内容かもしれないが、これが私と彼女の『普通』の会話。  
ここまで予想通りの反応をされるとかえって気持ちがいい。  
 
「ふふっ…まぁ、そんなことはどうでもいい」  
 
携帯電話の機能すらまともに使いこなせない重度の天然のコイツには、  
今ネットで自分がちょっとしたウワサになってることなど  
知る由もないだろう。そんなことより――  
 
「ひゃあっ!?ご・ご主人様!!?」  
 
そんなことより、掲示板を見ているうちに再び燃え上がって来た己の欲望を満たすほうが先決だ。  
 
まだ力の入らないアキを無理やり俯せにし、もう準備万端のソレを彼女の秘裂に押し当てる。  
 
「ま・待ってくださぃ!わたしさっきイッたばっかりで…も、もう少し時間を  
「五月蠅い」  
 
言葉をさえぎるようにずんっ、と後ろから一気に奥まで貫くと、彼女は悲鳴をあげた。  
といっても、声にはなっていないのだが。どうやら今のでまた軽く達してしまったらしい。  
目から涙を、口からは涎を垂れ流しながらびくびくと痙攣を繰り返している。  
 
 
―コイツはオレのモノだ―  
 
―本当の意味でコイツを苛められるのは、オレだけだ―  
 
“おまえら”じゃない、とパソコンのディスプレイにちらっと目を向ける。  
机を離れてまだ数十秒しかたっていないのだが、どうやらまた書き込みの数が増えたようだ。  
 
 
「…まだまだ時間はある。たっぷり楽しませてもらうよ」  
 
今度は返事はなかった。もうアキには何も聞こえていないようだった。  
私はにやりと顔を歪めると、ゆっくりと腰を動かし始めた…  
 
さぁ、明日はどんな風にコイツを壊してやろうか―?  
 
 
《プロローグ―完》  
 
 
 

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