ある日の朝、市内の中学校で数学教師を務める野田美和子は、自宅の  
パソコンへ送られてきた一通のメールに驚愕し、顔を青ざめさせていた。  
「これは・・どう・・して?」  
メールの中身にはいくつかの画像ファイルが添えられており、その全ては  
男女の淫らな睦み事を映すいかがわしいシーンばかり。どうやら隠し撮り  
された物らしく、交わっている男女は誰憚る事無く恥知らずな行為に身を沈め、  
愉悦の表情を隠そうともしていない。  
「何て事!何て事かしら・・・ああ・・」  
モニタの前で、美和子は頭を抱えた。画像は、老醜の域に入った男性と、  
妙齢の美女が生々しく絡み合い、痴態を繰り広げている様子を映し出して  
いる。それも、女性の方はセーラー服やら体操服などを着込み、散々に  
嬲られては体を弾ませていた。勿論、これが悪戯メールの類であれば、何の  
問題も無い。しかし・・・  
「いったい、誰があたしと校長先生の・・・」  
美和子はそう言いつつ、モニタ内の画像を残らず消去した。そう、送られてきた  
画像の中で体を重ね合う男女は、他ならぬ美和子自身と、彼女が勤める中学校  
の校長だったのだ。  
「多分、ホテルで盗撮されたんだわ・・・ああ、どうしたらいいの・・・」  
美和子は、今年三十歳を迎える妙齢の淑女。すでに結婚もしており、夫のある  
身だった。当然、校長との関係は秘匿されなければならない事である。  
 
勤務先の学校へ向かう、美和子の足取りは重かった。今朝届いたあの  
メールが、何を意図しているかを考えると、気が気ではない。  
(同僚の先生の誰か・・・もしかしたら、生徒・・・?)  
自分のメールアドレスを知っている人間といえば、かなり限定されてくる。  
そう考えた美和子は、校内における人間関係を整理してみた。まず、同僚  
から恨みを買う覚えなどは無い。と、なれば、残りは生徒たちが怪しくなっ  
てくる。  
(でも・・・ホテルの隠し撮りなんて・・・子供に出来るのかしら?)  
美和子が教鞭を取る場所は、中学校である。普通に考えれば、十四、五歳  
の子供が、ホテル内へ入る事はきわめて難しいと思える。そうやって、ひとつ  
ひとつ推理を組み立て上げ、メールの送り主に近づこうとしていた美和子の  
携帯電話が、不意にメールの着信を知らせる音楽を鳴らした。  
「誰かしら・・・はっ!」  
液晶画面に映し出されたメッセージを見て、身を竦める美和子。  
 
『放課後。音楽準備室で待ってます。制服とブルマーを持参の事』  
 
メールは無機質な感じで、それだけ記されている。慌てて発信先を確かめ  
ると、そこには昨年美和子が担任を務めた、ある生徒の電話番号が写し出さ  
れていた。  
 
「品田・・・靖治・・あ、あの子が・・」  
なんと、脅迫まがいのメールの送り主は、かつて美和子が担任した生徒  
だった。  
「まさか」  
と、美和子は携帯電話を見つめ、わが目を疑っている。品田という生徒を、  
彼女はしっかりと覚えていた。人となりは、大人しくて目立たない可愛い少年  
であり、素行にも問題は無く、むしろ優等生としての印象が深い。  
「あの子・・・が・・・」  
品田が自分を呼ぶ時の、先生──という笑顔だって、忘れてはいない。  
美和子は何度も発信履歴を見て、それが間違いでは無い事を確かめた。  
「悪戯・・・かしら?」  
メールの送り主が品田だと分かり、これが他愛の無い悪戯である事を願う  
美和子。相手が生徒、しかも自分と知己であれば、真意は図りやすいと  
言える。  
「制服とブルマー・・・を持参って事は・・・やっぱり」  
先ほど受けたメールから察するに、品田は自分をからかおうとしている  
のかもしれない・・・美和子はそう思った。と、なれば、彼女の気も軽くなる。  
「盗撮はやりすぎだけど、少しくらいなら遊んであげてもいいわね」  
美和子は携帯電話をバッグへしまい込み、意気揚々と学校へと向かった。  
今朝方、自分の肝を冷やさせたメールは、かつての教え子の悪戯と思い  
込んで、悩みはすでに解決したと思っている。しかし、その日の放課後、  
美和子は自分の考えが甘かった事を嘆き、悔やむ事となる・・・・・  
 
今日という日ほど、放課後が待ち遠しいとは思わなかった美和子。今、  
彼女は職員用のロッカーに隠してあった、セーラー服とブルマーなどが  
詰まった紙袋を抱え、品田から指定された音楽準備室へと向かっていた。  
「確かに、あそこは人気がないわね」  
普段から授業数が少ない音楽。そのための準備室となれば、人気は皆無  
といって良かった。品田はそれを知り、自分をいざなったのであろうと、美和  
子は推察する。十畳ほどの小部屋だが、防音が効いており小窓も無い。  
まさに、密会にはもってこいだった。  
 
音楽室を抜け、美和子はその奥にある準備室へと向かう。当然の如く、辺り  
に人気は無く、校庭で部活動に打ち込む生徒たちの声も響かない。  
「入るわよ・・・あら?」  
少し厚めの扉を開け、美和子は準備室へと入った。すると、真正面から品田  
が満面の笑顔を見せ、快く女教師を出迎える。  
「先生、来てくれたんだね」  
「ええ」  
にっこりと微笑む品田を見て、美和子は相好を崩した。少年の笑顔が、自分  
の知る可愛い生徒の物だったからだ。  
「あんな事して、ごめんなさい・・・でも、僕・・・先生とお話がしたかったから」  
そう言って、ぺこりと頭を下げる品田を見て、美和子は安堵した。彼は、自分  
と恋慕にも似た情を交わしたがっているらしい・・・と、考えたからだ。  
 
(子供の悪戯ね・・・この子、あたしが好きなのかしら?)  
これまでにも、美和子は生徒から好意を持たれた事がある。思春期を  
迎えた少年が、身近な年上の女性に恋焦がれるという、ごく普通の出来  
事。それくらい、彼女だって知り得ている。多少いびつな形で表現されは  
したが、品田の心境は手に取るように分かる。と、なれば話は簡単だ。  
「品田クンは・・・先生を困らせたい訳?」  
美和子はちょっぴり憂いがちに言う。これは、誘い文句だった。  
「そんな!違うよ・・・」  
品田が慌てて否定する。その様がいかにも純情で、美和子を更に勢い  
付けた。今度は、メールを送りつけてきた真意を問う。  
「じゃあ・・・どうして、あんな写真を・・・」  
「・・・僕・・先生の事が・・好きなんです・・だから、校長先生とあんな事・・  
して欲しくなくて・・・ごめんなさい」  
弁明めいた品田の言葉に、美和子はひそかにほくそ笑む。予想通りの  
展開になってきたと、三十路を間近にした女教師は、いよいよ気勢に  
乗った。  
「だったら、写真を返してちょうだい・・・ね?」  
甘えるように、優しく囁く美和子。もはや、少年は自分の手中にある事を  
確信し、盗撮された痴情の証拠隠滅を計るつもりなのだ。人妻である  
自分と、校長が睦み合う姿が記録された物が残っては、まずいからだ。  
 
「・・・返しても、先生・・・僕を嫌わない?」  
「約束するわ」  
約定が交わされた後、品田はデジカメをそっと取り出し、美和子へ  
手渡した。スイッチを入れると、今朝、自分を脅かした映像が液晶  
画面を淫らに照らし、女教師の頬を赤らめさせる。  
「良く撮れてるけど・・・これ、どうやって撮ったの?」  
「・・・先生たちが入ったホテル・・僕の叔父さんが経営してて・・・僕、  
たまに遊びに行ってたんです。ああ言う所は、結構隠しカメラとかが  
仕掛けられてて・・・それを・・・」  
「品田クンが仕掛けたの?」  
「違います!たぶん、盗撮マニアの人が・・」  
美和子に問い詰められ、品田は経緯を語った。彼の話はおそらく真実  
だろうと美和子は確信している。そうなれば、画像の流出を危惧する必要  
は無くなった訳だ。  
「消去させて貰うわね」  
記憶媒体のフォーマットをして、美和子はほっとため息をつく。これで、  
懸念は全て去った・・・そう思った。そして、これほどまでに自分を窮さ  
せた生徒を、許してはおけないという憤怒も。  
「品田クン」  
「はい?」  
美和子の表情がが急変した刹那、ぴしゃり──と、平手打ちが品田の  
頬を張る。  
 
「バカな子ね。写真さえ消えてなくなれば、あんたなんてただの子供よ。  
さよなら」  
それだけ言って、美和子は踵を返した。これで、抱えているセーラー服  
やブルマーの出番も無くなったと、にやついて音楽準備室を出ようとする。  
と、その時、  
「バカは、あんただよ・・・ああ、いてえ・・この、ヤリマン教師が・・」  
張られた頬をさすりながら、品田は声を低くして美和子へ毒づいた。目に  
は先ほどの愛らしさは消え、明らかな敵意を持っている。  
「虚勢はやめた方がいいわよ」  
ぴたりと足を止める美和子。振り向きもせず、品田へ高貴な威厳を見せた  
つもりだったが、語尾が僅かに震えている。  
「あんた、写真があれだけと思ったのか?」  
更に声を低くして、品田は美和子の背へ迫った。それを聞いた時、女教師  
は、しまった!とでも言いたげに顔を歪める。写真は、さっき見た物が全部  
では無かったのだ。  
「おめでたい頭してるな。まあ、そうじゃなければ、校長のジジイに抱かれて  
ひいひい言ったりしないよな。ははは、あんた、相当な好き者だぜ」  
そう言って、品田は美和子の脇をすり抜けていく。その時、一瞥もくれなか  
った。美和子がここへ入ってきた時に見せた、恋慕の情のような物は霧散  
したかのように。  
 
「あんたも、校長もおしまいだ」  
音楽室から出ようとした品田が、今際の言葉をつく。そして、それが何を  
意味するかは、美和子にも理解出来た。  
「ま、待って!待ってちょうだい!ごめんなさい、謝るわ」  
品田の背に追い縋り、美和子は詫びた。品田は、あの写真──自分と  
校長が交じり合う痴態が映った写真を、公表するつもりなのだ。  
「放せよ、お色気ババアが!」  
縋る美和子を振り払うように、品田が体を揺すった。少年の顔は、もはや  
女教師を汚らしい物でも見るかの様。  
「何でもします!だから、お願い・・・許して・・」  
涙ながらに懇願する美和子。破滅が目前に迫っている事を悟り、なりふ  
り構ってはいられないのだ。だから、一回り以上年齢の違う少年に対して、  
物乞いのごとく憐れみを誘う。  
「お願いします・・・」  
うう、と涙を零し、なんとか翻意を乞う美和子の姿に、教師の威厳など消え  
ていた。ただ、この悪化した状況をリカバーし、自分の保全を計る浅ましい  
女でしかない。  
「最低の女だな、あんた」  
力なくへたり込む美和子を見た品田が、この時、自分が持ってこさせた  
セーラー服とブルマーが、女教師の手を離れ、音楽準備室の床へと投げ  
出されているのを見て、失笑した。  
 
「こんな物着て、校長にやられてるんだもんな。そんな女を尊敬して  
た俺もいい加減、最低だな」  
品田は、床に落ちたブルマーを手に取る。映像に収めた痴態の淫臭が  
残っていそうなナイロン地の手触りが、少年を自責させ、嘲笑っているか  
のようだった。  
「・・・・・」  
この間、美和子は一言もしゃべらなかった。言葉を発しても、弁明以外の  
物は出てきそうも無く、また、どんな侘びを述べても品田の心は手中に  
戻っては来ないように思える。女教師は、絶体絶命の立場にあった。  
「先生」  
「な、なあに・・・?」  
品田が口火を切ってくれた事が、美和子に僅かな希望を与える。少なくとも  
これで、謝意を表す事が出来ると、希望めいたものも芽生えてきた。しかし、  
その思いは、品田から発せられた一言で、絶望へと変わってしまう。  
「これを着て、オナニーしてみせろ。セーラー服もな」  
 
日が傾き、校舎にも夜の帳が下りてきた頃、美和子は体操服にブルマー、  
そして、その上にセーラー服を身に着けた姿で、自慰を強要されていた。  
「ふっ・・・ふうっ・・あ、ああん」  
音楽準備室に置いてある机の上で、美和子はセーラー服のスカートを  
太ももの付け根まで捲り上げ、低いため息を漏らしている。  
 
「いい格好だぜ」  
三十路を間近に控えた女が、うら若き乙女が身に着ける制服姿で自慰  
に耽る様は、奇妙でありながらも艶かしい。美和子はブルマーの股布を  
横にずらし、そこに出来た隙間から指を差込み、急所をなぞっていた。  
「う、ふうんッ・・・あ、ああうッ・・・」  
品田から、本気で自慰をやれと命じられている美和子は、自らの恥ずか  
しい一人遊びを披露する羽目となっている。腰を前後させ、クリトリスを  
少し乱暴に啄ばむやり方が、この女教師の自慰スタイルであった。  
「校長とは、もう長いのかよ?先生」  
不意に品田が寂しそうな目をして、美和子を見る。どことなく哀れむような、  
慕うような複雑な眼差しで。  
「ふ、赴任してから・・・すぐ・・・だから、もう・・六年になるの・・」  
目を半開きにして、美和子も視線を返した。頬は羞恥に染まり、今にも泣き  
出しそうな顔をしている。  
「先生は、よっぽどセックスが好きなんだね。あんなジジイのチンポ舐めれ  
るんだから。普通、やらないだろう、あんなジジイと」  
と、せせら笑う品田の表情から険が取れ、僅かにではあるが少年の顔つき  
に戻った。まだ、この女教師を慕っていた時の様に。  
「こ、校長先生は・・・いい人よ・・・尊敬できる方だわ」  
人差し指と中指でクリトリスを挟み、小刻みに振動させつつ、美和子は微笑  
んだ。まるで、駄々をこねる子供を、優しくあやす慈母の如く。  
 
「黙れ!ちくしょう!」  
美和子の言葉が気に入らなかったのか、品田が態度を急変させ、  
椅子を蹴った。そして、そのまま公開自慰中の女教師へ覆い被さ  
っていく。  
「ああ、品田クン!やめて!」  
「そんな事言える立場か、あんた!黙って、足を開けよ!」  
ブルマーと恥肉の間に出来た隙間に、品田の男根を感じ取った美和  
子は、抗いを無駄と悟り観念した。言われたままに足を開き、その間  
へ生徒が割り込んでくる事も、拒もうとはしていない。それに対し、少年  
は攻撃的だった。  
「あ、あれ・・入らない・・くそッ!」  
品田は、男根を入れる場所が見つからないようで、鈴口を恥穴付近  
で行ったり来たりさせていた。おそらく純潔なのであろう、額には冷や  
汗を掻き、焦る様子が見て取れる。すると、美和子はそっと男根へ手を  
添え、  
「ここよ・・・」  
と、強要された自慰により、すっかりとほぐされた恥ずかしい女穴へ、  
生徒の男をいざなってやった。女唇が押し分けられ、ぐぐっと張った雁首  
の感触も、手の取るように分かる。その直後、  
「あーッ・・・」  
がくんと背を反らし、両足を左右に掻き開いた美和子。男根が膣口を通過  
するあの瞬間が、女教師の腰骨を抜けていったのである。  
 
「は、入った!先生の中に!」  
品田は無我夢中で腰を送り、男根を深々と女教師の中へ捻じ込ん  
でいく。湿り気を帯び、すでに男を知っている柔らかな女肉は、無垢  
だった少年の男根を易々と飲み込んだ。  
「ふうッ・・・」  
と、僅かに眉間に皺を寄せ、打ち込まれた若い肉筒がため息をつかせ  
た事に美和子は打ち震える。女教師──そして、人の妻である自分が  
夫以外の、それも生徒の男根を受け入れてしまった事が、どうにもやる  
瀬ない。しかし、それ以上に彼女を悩ませたのは、若い牡茎の逞しさで  
あった。  
「ああ・・・うう・・」  
顔を横に向け、美和子は喘いだ。言葉は途切れ途切れとなり、もはや  
うわ言にしかならない。品田の男根が、自分の胎内に嵌っている。それは  
理解出来るのだが、肉筒が膣内を押し広げているような感覚が、どうにも  
たまらないと、美和子の女が叫んでいるのだ。  
「う、動くぜ、先生!」  
「だ、駄目よ、駄目・・・ああ!」  
机の上で押さえ込まれている美和子に、身を滑らせる余裕など無い。  
だから、送り込まれてくる男根の存在──それが、全てだった。  
 
三十歳の女教師が、セーラー服にブルマー姿のまま、人気の無い音楽  
準備室で生徒に圧し掛かられていた。二人が一つになった結合部からは、  
男女問わずの淫液がほとばしり、饐えたような性臭が漂う。  
「ううッ・・・くゥッ・・・ひィッ・・・ああ、ふ、深いッ・・・」  
品田の男根は、美和子の奥深い場所で停滞していた。無垢だったために、  
女犯の作法を知らないのである。だから、男根を根元まで捻じ込んだまま、  
情けなく腰を振るうだけの、惨めな状態だった。しかし、それは美奈子を責  
めるには、好機ともなる。事実、突き上げられるような品田の無作法で、  
美和子はひいひいと泣き叫んでいるのだ。無論、それは快楽ではない。  
「品田クン・・・ちょっと、抜いて・・・少し腰を引くの・・」  
美和子が腰を浮かし、膣内で男根を拒むような動きを見せた。このままでは、  
自分の女が壊されてしまうと、危惧したからだ。  
「こ、こうかよ・・・先生」  
「そうよ・・・ああ・・そ、それで・・・浅く入れたり、出したりしてちょうだい・・・深く  
入れるのは、たまにでいいの・・・」  
女教師に導かれ、品田は少しずつ女犯のコツを掴んでいく。荒々しく捻じ込ん  
でいた男根を優しい動きに変え、女教師の恥穴をやんわりと辱める。  
「はうッ・・・」  
品田の動きが柔らかくなると、途端に美和子が甘い声で呻いた。それが、恥か  
しいとでも言うように、憂いを秘めた目を前髪で隠す。  
 
「こんな事しておいてなんだけど・・・俺、先生の事好きだったんだ・・  
だから、校長との事を・・・許せなかった」  
「もう・・いいわ・・」  
品田に腰を突き上げられた美和子の女体は弾み、セーラー服の上  
からでもはっきりと分かるほどに、豊かな乳房も揺れる。女教師の  
体はただ淫らなだけではなく、時に優しく、また時に愛らしく変貌した。  
「セーラー服とブルマー姿の先生・・・可愛いよ。俺、やっぱり先生が・・」  
「やめて」  
品田が美和子に顔を近づけ、囁いた。下手をすれば、親子ほども年の  
違う自分たちの間で、愛など語りたくは無い。だから、美和子は頬を  
羞恥で赤く染め、品田の言葉を拒んだ。  
「早く終わらせて、現実に帰りましょう・・・品田クン」  
美和子はそう言って、そっと品田の頭を抱き寄せる。たゆむ自分の乳房  
の中で、少年を優しく包んでやりたかったのである。  
「ごめんなさい、先生・・・写真は返すよ、絶対・・・」  
「そう・・・でも、なんか・・・どうでも・・良く・・なってきたわ・・・ああ・・」  
品田が美和子の体にへばりつきながら、射精を開始した。ゼリー状の、  
粘っこい少年の精液が放たれた時、女教師も意に達し戦慄く。そして、  
最上の快楽が、波のように襲ってきた。  
「イクッ!」  
美和子は女穴を淫液で泡立たせ、むせび泣く。その声は反響し、音楽準備  
室の中を、際限なく響かせたのであった・・・・。  
 
おしまい  
 

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