私立J学院は某県の山奥に位置し、その学風を質実剛健で知られている。学生は
すべて男子のみで全寮制。休日以外は帰宅する事も許されず、少年たちは日々、
文武に打ち込むだけの青春を送っていた。が、しかし、そんな彼らを見守る教師も
また、共に生活を送っている。手早く言うと、このJ学院では教職にある人間も、寮生
活を強いられるのである。それは勿論、女教師とて例外ではない。
J学院内に夜の帳がおりている。周りを山々に囲まれているので、その静寂さは並
の物ではなく、あまりの静かさで耳鳴りがしそうなほどである。今は午後十一時を
少し回った所で、寮内はしんと静まり返っていた。
「・・・・・」
一年生が住む寮内を、英語教師の椎名友里が無言で歩いている。廊下を壁伝いに
行き、部屋をいくつかやり過ごした所で、不意に彼女の足が止まった。
「先生よ。入るわね」
友里は小声でそう言うと、ドアノブを静かに回した。ここは、寮生ニ十人が一度に入れ
る大浴場である。
「皆、待ってるみたいね」
脱衣場には生徒たちの衣服がきちんと棚に並べられていた。その数から推察すると、
人数は十五人前後と思われる。当寮の寮生、ほぼ全員が浴室の中にいるのだ。
「急がなきゃ」
友里はそそくさと着ている物を脱ぎ始める。元々薄着で、トレーナーにハーフパンツ
のラフな格好なので、素肌をさらすのには、さほど時間はかからない。友里はものの
十秒ほどで、生まれたままの姿となった。
「椎名友里、入りまーす」
髪をピンでまとめながら、友里は浴室の扉を開けた。身を隠すものは何も無く、白い肌
に形の良い乳房、それに恥丘に生い茂る若草だってさらけ出したまま、十五人の生徒
たちが待つ欲室内へ、躊躇無く入っていったのだ。
「ああーん!」
そんな友里の目に最初に飛び込んできたのは、同僚教師の林奈津美が複数の少年た
ちに犯されているシーンだった。彼女はJ学院で体育を教える二十八歳の熱血女教師
で、学内の風紀を正す生活指導員の役目も負っている。去年、ここへ赴任してきた友里
からみれば、先輩にあたる人物だった。
「ああんッ!す、すご過ぎよ・・・おッ・・・」
奈津美は湯船の端に手を預け、バックスタイルで犯されている。全身にローションのよう
な物を塗られて、鍛えあがった体が艶かしくきらめいていた。
「椎名先生、遅いよ。もう始まってるよ」
「ごめんね。テストの採点に手間取っちゃって」
友里の姿を見た生徒が、奈津美の方を指差しながら笑う。もう、何度犯されたのだろうか、
奈津美の女穴からは濁った体液が溢れかえっていた。いや、よく見るとアヌスまでもが
少年たちの欲望の的となったらしく、小さなすぼまりからは女穴と同じ体液が滴っている。
「何人いる?あたしと、林先生は除いて」
「十五人かな。寮生のほとんどが来てるよ」
友里も奈津美と同じく、すでに前後左右を素っ裸の生徒たちに囲まれていた。それも、
例外なく誰もが股間をいきり勃たせた青き性獣どもである。しかし、友里は別段おびえ
も見せずに、自ら少年たちの輪の中へ進み出た。
「誰か、アソコにローション塗ってよ」
友里が微笑みながら言うと、生徒の一人が手早くローションを持ってきた。すると、
奈津美に群がる者を除いて全員が、一斉に友里の体へむしゃぶりついていく。
「あはは。あんまり時間が無いから、早い者勝ちよ」
両の手足を生徒たちに取られ、友里は囚われの身同然となった。背後から伸びて
きた手が乳房をわし掴み、左右から腰を這って来た指が若草を毟らんとばかりに蠢
く。しかし、友里はまだ余裕すら見せている。
「全員でチンポ突っ込むから、すべりを良くしておかないとね」
ローションが生徒の手によって、友里の股間へ塗り込まれた。指を二本束ね、女
穴のその奥まで、妖しいぬめりを見せる粘液を送り込むつもりで、懸命に撫でつけ
ている。
「ケツの穴にも塗っとけよ。俺、こっちが好きだから」
「やり過ぎるなよ。先生も困ってたぞ、オマエがアナルセックス好きで」
「だって、先生ここでも感じてたぜ」
友里の背後を取った生徒が、桃尻を両手で掻き分けながら言った。恥丘には見事
な翳りがあったが、このすぼまり周辺にはうぶ毛一本も生えていない。ただ、生徒
が言うように荒淫の名残が、どことなく形に表れている。今までにも激しい肛姦があ
ったようだ。
「あはッ・・・き、効くわァ・・・」
友里のアヌスに指が挿入されている。ローションの助けもあってか、彼女のすぼま
りは瞬く間に、指を一本、二本と飲み込んでいった。
「四つん這いにしよう。俺、一番乗りだ」
生徒の一人が友里を抱きすくめるように床へ転がし、騎乗位のスタイルで早々と
貫いた。アヌスに入れられている指はそのままで、友里は二つの穴を同時に犯され
る事となる。
「い、いいッ!もっと突いてッ!」
湯船近くでは、奈津美が二人がかりで責められていた。女穴とアヌス──その両方が、
当たり前のように犯され──いや、『使われて』いた。
「あッ!あッ!あッ・・・凄いッ!」
友里も女穴を深々と穿たれ、すでに忘我の域にある。ただ浅ましく腰を振り、本能だけで
快楽を貪っているのだ。湯煙の中に、女教師の嬌声と少年たちのざわめきがこだまする。
「すごくエロいな」
「まあ、俺たち専用の性欲処理女だからな・・・エロくなきゃ困るし、やっていけないよ」
生徒たちは友里と奈津美、それぞれを見比べながらその姿をせせら笑った。仮にも教師
が生徒たちと混浴、その上乱交とくれば、呆れるのも無理はない。しかし、これは学院公認
の事であった。
「何かと煩わしい寮生活にも、華が無ければいけない」
J学院の学院長はそう言って、各寮ごとに二人の若い女教師を配置した。そして、多額の
給金を積み、彼女たちに自ら生徒たちの性欲を処理するよう、命じたのである。もちろん、
中には反対する者もいたが、目もくらむような大金を積まれた女教師たちは、幾人もその
申し出を受け入れた。教師にも寮生活を強いるのは、そう言った経緯がある。そうしていつ
しかJ学院では、それ専用の女教師が何人も採用される事となった。
「ああ!」
友里の目にアヌスばかりを犯される奈津美の姿が映った。数人の生徒が代わる代わる
彼女の尻にへばりつき、身勝手な欲望を爆ぜさせている。もちろん、次は友里の番だ。
深夜十二時を回ると、寮内が少しだけ賑やかになる。各寮でそれぞれ、女教師と生徒
たちのご乱行が始まるからだった。
「先生を捕まえろ!」
椎名友里、林奈津美の両名が任されている、一年生の寮内は特に騒がしかった。真っ
暗な廊下を、素っ裸の友里と奈津美が駆け、その後を生徒たちが追いかけている。
「椎名先生はともかく、あたしに追いつけるかしら?」
奈津美はさすがに体育教師というだけあって、力強いストライドで廊下を駆け抜けていく。
そのはるか後方では、生徒数人に群がられる友里の姿があった。
「いやあん!」
冷たい廊下の床に押さえ込まれ、友里は犯されていた。もう、浴室でいい加減、犯された
というのに、いまだに生徒たちから辱めを受けているのだ。
「林先生も捕まえろ。逃がしたら、今日のお遊びはお終いになるぞ」
「捕まらないって。あたしを誰だと思ってるの」
逃げる奈津美の内股には、生徒たちが放った男液が垂れていた。それを撒き散らしながら、
女教師は走る。もし逃げ切れば、今日の性欲処理は終わりになるのだ。そういうルールが、
寮生たちとの間に交わされている。
「椎名先生はどうするの?」
奈津美は廊下の曲がり角まで来て、生徒たちに襲われている友里に問う。すると、
「あたしはもうちょっと、この子たちに付き合います」
誰彼かまわずに圧し掛かられ、それらとひとつの肉塊のようになった女教師は答えた。
「好きにしたらいいわ」
奈津美はそう言って闇の中に姿を消す。その言葉を、友里は野太い生徒の男に女穴を
貫かれながら、楽しそうに聞いていた。
おちまい