―「くはぅ…!ぁあぁ…!」
「ほら、もっと脚を開きなさい」
草野の要求にこづえはグイと開脚すると、半透明になったパンティが現れる。
草野の愛撫でぐっしょりと濡れたそこは、こづえの意志とは別に新しい刺激を待ち望んでいた。
「ぁぁ…!んくぅ…っあ!」
(こんなの嫌なのに…どんどん濡れてきちゃう…)
あの日から二日が過ぎた。
今日が約束の日。
これが終わればこんな恥ずかしい思いをすることはない。
――『あはぁっ!はぁん!…うぅぅ!』
『ほらぁ、我慢しなきゃあイっちゃうよ?』
『んくぅぅ…!』
『もうおしっこは漏らしちゃったんだからぁ…これで耐えなきゃ昨日と同じよ?』
『あぁぁ…!うぁっ…ぅ…!だめ、もう…イっち、ゃう…!ぁあぁああ…!!』――
昨日の光景がこづえの脳裏によみがえる。
(今日我慢すれば…我慢しなきゃ…)
必死に耐えるこづえの姿を見て、草野は笑みを浮かべてこづえを責め立てる。
「こづえちゃん、今日は最後だから思いっきり楽しませてあげるわぁ」
草野はカバンからボトルを取り出した。半透明でどろどろした液体がタプン、と揺れた。
(な、何これ…?)
怯えた表情でボトルの中身を見つめる。
「わからないって顔ね…ローションよ」
草野はこづえのパンティをグイと引っ張り、ローションを一気に流し込んだ。
「はわぁ…!うぅぅん…!!」
どろどろとした感触がこづえのパンティの中で暴れ回る。
「こうやってお尻の方にも…」
ローションを掬い取り、こづえの尻肉の辺りまで塗りたくっていく。
小さく奥まった秘穴にもたっぷりとローションはまぶされていった。
「ぁぁあ…!そんなとこ…ひぁぁあ…!」
本来ならば全身に塗りたくるだけはある量のローションは、こづえのパンティの中で存在を強調するように暴れ回った。
こづえが身を捩れば、尻肉の間に入り込み、さらに快感をもたらす。
「あとはこれを使うんだけど…こづえちゃん、今日はちょっとキツいから頑張ってねぇ」
(これだけでもう…これ以上やられたら…)
草野はコードのついたローターをとりだし、ローションでぐちゃぐちゃになったアナルへ指を少しづつ沈めていく。
「ひっ…!あ、あぁあ…!うぁああ!」
(入ってくる…指が…!)
「さすがこづえちゃん、受け入れるのが早いのねぇ〜」
草野はこづえのアナルへローターを埋め込む、すると内壁を刺激したのか、キュッと指が締め付けられた。
「ふふふ…ホントにエッチな身体ねぇ」
草野は悦んだ表情でこづえを見つめる。「さぁ始めましょ、脚を前にしてね…」
言われた通りに脚を差し出すこづえ。
脚の脇を抱えられ、草野の脚がこづえの恥部にクイッと食い込んだ。
「ひ…っ」
中でうごめくローションの感触に、こづえは身を捩らせる。
「ローションが効いてるみたいね…じゃ、こづえちゃん最後の電気あんま…」
(楽しんでね…)
草野が脚を震わせ始めた。
「やだ、やだ…やだぁぁああ!!」
こづえの叫びも虚しく、電気あんまが始まってしまった。
「うっぐ…!!ぅぁぁあっ…!!」
パンティの中のローションが、振動でこづえの体を刺激する。
疼きに似たその感覚は、こづえの理性を少しづつ削り取っていく。
「ぅあぅ…!!いやぁぁぁ!!」
(ぬるぬるが気持ちよすぎるよぉ…)
「こづえちゃんのパンツ、ぐちゃぐちゃね…イヤらしいなぁ」
「〜〜っ!!」
草野がより一層振動を強くした。
グチュグチュというローションとパンティの擦れる音が辺りに響く。
「くはっぁ…!!もう、だめ…!!ぁぁあぅ!!」
「何言ってるのぉ〜、今からもっと気持ちよくさせてあげるんだから」
草野がこづえのパンティから伸びるコードに手をかけた。
「お尻も気持ちよくしてあげるからねぇ」
「お…しり…?」
(も、もしかしてさっき入れられた…)
「せ、先輩…お尻って…」
半ば頭の中で想像はできていたが、こづえはそれを打ち消すように尋ねる。
「そう、さっきこづえちゃんの中に入れたやつを使うの。大丈夫、すぐに気持ちよくなるからね〜」
草野はローターのスイッチに手をかける。
身動きがとれず、ただ未知の感触に底知れぬ不安と恐怖を、そしてもたらされるであろう快感を期待している自分。
もはやこづえの理性は崩壊寸前だった。
(怖い…わたし…変になっちゃう…!)
「じゃあいくわよぉ」
草野の指が、スイッチに触れた。
「ぅあ…!?ぁあ…!ぁああ…!!」
とつぜん尻の中を、ほじくられるような感覚が襲う。
耐えがたい異物感にこづえは身を捩るが、この感覚に間違いなく悦びを感じていた。
「くは…ぁ…ぅ!んぁぁ…!ぉ尻が…!!んくぅぅぅ!!」
腸壁をローターが擦れる度に、排泄感にも似た快感がこづえを襲う。
そして無意識に身体は快感を追いかけて身をくねらせていた。
「ぁあっ!!ぁぁあ…!!んぅぅっ!!」
(お尻が気持ちよくなってきた…)
ローションがローターの振動で、尻のまわりに耐えがたい疼きをもたらす。
「こづえちゃんてホントにエッチな身体…もうお尻が気に入っちゃったのね」
「!?えっ…!!」
快感に溺れかけていたこづえの表情がこわばる。
黒いソックスを穿いた草野の脚がこづえの股間―媚肉に近い場所をしっかりと捉えていた。
「さぁこづえちゃん、準備はいいかしら?」
「あ…ぁ…!!」
(だめ…!両方気持ちよくなったら…)
しかし抵抗はしない。
できなかった。
思考が抵抗しても、火照った身体は早く新しい快感が欲しいと激しく要求してくる。
アナルへの刺激だけでは足りない、新たな刺激を。
思考と身体が引き裂かれ、この狂った感覚にこづえは呑み込まれていく。
(…身体が疼いて…壊れちゃう…)
理性が見えない蜘蛛の糸に絡め取られ、本能が火を吹いて暴れ出す。
もはや理性は完全に無くなり、本能が一人歩きしていた。
「さぁこづえちゃん、始めるわよ」
火照った身体で捩ることしかできないこづえの下半身に、甘い楔が打ち込まれる。
「ぁやっ…ぁあ…!!ぁああぁぁ!!」
緩急を加えた振動はこづえを包み込み、確実に高みへと導いていく。
ローターの振動は内から、電気あんまの振動は外側からこづえを責め立てていく。
「あっぅ…ふっ…ん!!ゃ…はぁぁああぁ!!」
パンティは完全に食い込み、ローションはその隙間から溢れ出ている。
水分で密着した半透明のパンティは、こづえの幼さを残す無毛の恥部をくっきりと写しだしていた。
「ひぃ…っ…ぁああぁ!!くぁぁ…!!」
「うふふ…こづえちゃん気持ちいい?」
草野の言葉など耳には入らなかった。
ただもたらされる快感に身を委ねているだけ。
もはやこづえの頭の中には抵抗心も羞恥心もない、ただ絶頂の瞬間を追い求めているだけだった。
「はぁ…はぁ…んぁ!!…ぅぅん…!!」
突然全身が急に重くなる。
身体の芯からじわじわと熱が広がっていく。
頭が真っ白になり、今の光景が走馬燈のようにぼやけて滲んだ。
「ぁ…ぁあっ!!あっ、ぁっ!!ぁああぁぁぁああぁ…!!」
絶頂にたどり着いたこづえは、昨日と同じなま暖かい感触を下半身で感じていた。
「クス…こづえちゃんおもらし癖なのかしらね…」
草野の声が遠くで聞こえた。
「ぁぁ…ん…っ…!」
辺りに雌の匂いと生理的な匂いが漂っていた。
絶頂の余韻で身体が動かない。
芯に残った熱がこづえの身体を支配し、冷たい地面に繋ぎ止めていた。
「んっ…!!くぅ…!!」
そして残った熱、まだこづえと繋がっているローターの振動が火照りを冷ますことを許さなかった。
汗と愛液とローション、そして尿でグチャグチャになったパンティは、どこからかのすきま風でこづえの股間をヒンヤリと撫でていく。
「こづえちゃん、気持ちよかった?」
汚れたソックスを脱ぎ、まだ動くことができないこづえの側に寄ってくる。
カチャリと音がして、腕が自由になった。
「せんぱ…ぁ…!!っく…!!」
「あ、お尻のを抜くの忘れてたわ」
草野はこづえと繋がっているローターを抜き取った。
菊座を指で広げて、コードを引っ張る。
「っん…!!」
ジュプと音がして、ローションでヌメヌメとしたモノがこづえの身体から出てくる。
同時に身体中を支配していた熱が小さくなっていくのをこづえは感じていた。
「あの…先輩」
「なぁに?」
「これでもう…終わりですよね…?」
こづえの少しだけ、ほんの少しだけ不満そうな…本人とは別の意志を宿した瞳に草野は気づいていた。
「そうね」
(こづえちゃん…欲求不満かしら?)
こづえの問いかけに、草野は素っ気なく答えた。
「こづえちゃんは三日間よく耐えたわ。私はもうあなたには手を出さない」
こづえはあまりのあっけなさに目を丸くする。
上体を起こし、もう一度草野に問いかけた。
「ほんとに…もうやらないんですか…?」
「だからぁ、もうこづえちゃんのこと苛めないから大丈夫よ」
草野はカラカラと笑いながら、こづえの頭を撫でる。
(まだこの子で遊べそうね…)
「私は約束は守る主義なのよ」
そう言うと早くも下校の支度をして、出口に向かっていた。
「おつかれ、こづえちゃん」
「あ…お疲れ様…です」
草野は手をひらひらさせて部室を後にした。
(こづえちゃん…あなたって本当にエッチね…)
草野はこづえの欲求不満な瞳を思い出していた。
(あなたは絶対に私を求めてくるわ…)
草野の脳裏に、よがり狂いながら快感を求めるこづえの淫らな姿が浮かんだ。
誘うように太股を擦りながら、じっとこっちを見つめて…
「やだ、私ったら…濡れてきちゃった…ふふっ」
股間に広がる熱いモノを感じながら、草野は学校を後にした。
(もう大丈夫なのかな…?恥ずかしいことされないでいいの?)
ユニフォームを脱ぎながらこづえは今さっきの出来事を思い返していた。
あまりにもあっけなさすぎる草野の態度に、こづえは本当に解放されたのか疑問に思っていた。
濡れたパンティを脱ぎ、念のため用意ておいた新しいパンティを穿く。
白いブラウスとチェックのスカートが鮮やかな制服に着替え、帰りの準備を整えた。
汚れた床はもうきれいにふき取り、部室はいつもの姿に戻っている。
(終わったんだよね…きっと)
ただ、カバンの中の汚れたユニフォームとパンティだけがこの三日間の出来事を物語っていた。
身を捩り、失禁して絶頂を迎える自らの痴態に、頬を赤らめながらこづえは部室を後にした。
(明日から練習頑張らなきゃ…!)
こづえは知らない。
もはや自分は快感の虜になっていることを。
こづえは知らない。
自分ではどうすることもできない闇の中へ墜ちていることを。