「あっ…ぁ…!んっ…くぅ!」
―シュ…ズ…
「ん…ふぅぅ…!んぅぅ…!」
切ない喘ぎ声の合間に響く布と布の擦れる音が部屋に響く。
遠くで聞こえる車の走行音が自分のいる空間だけが切り取られたかのような錯覚に陥らせる。
「ふっ…ぁ!んっ…ぁう…!」
疼きを伴う甘い快感に身を任せるように、股に通したタオルを上下にスライドさせていく。
―シュッ…シュ…チュ…チュク…
下着越しに秘肉が撫でられるたびに疼きは増していき、湿り気を帯びたそこはさらなる快感を求め熱い蜜を零れさせた。
「ぁ…っ!ぁあぅ…!…っちゃぅ…!」
快楽に比例するようにタオルの動きは激しく、より擦り付けるように彼女の股間を行き来する。
(こんなの…だめなのに…いやなのに…)
相反する心と身体。羞恥を感じる自分、今の行為を不浄なものと感じる自分。
自己嫌悪。
(でも…気持ちいいよぉ…!)
それでも火照った身体は刺激を求めてさらに彼女を自慰に耽こませていく。
「あっ…!ぁ…っちゃぅ…!ぃ…ちゃぅ…いっ…ちゃぅ…!」
突然、快感を伴う尿意のような波が彼女の下半身を襲った。
目の前がとろけて、身体を支える膝に力が入らなくなる。それでもタオルを動かす手と、自然とそれに合わせる腰の動きだけは無意識に激しさを増していく。
「あっ…やっ…!ゃ…っ!…ぁあぁああっ!!」
身体の芯から何かが突き抜けていくような感覚、次の瞬間糸の切れた操り人形のようにシーツに身体が沈んでいく。
「…ぁ……や…だ……」
股間にじんわりと暖かい感覚。弛緩したそこから流れ出たものは彼女の純白の下着から溢れ、さらにシーツをゆっくりと色づけながら辺りを汚していく。
(ああ…もうあれから癖になってる…)
絶頂を迎えたあとの余韻に浸りながら彼女―こずえは桜色に頬を染め、情事の後の汚れた下着に目をやる。
(最後に漏らしちゃうのも…コレを毎晩やるのも…癖になってる…)
草野によって受けた辱め、たった三日間のあの行為はこずえの姓に未熟な幼い身体に強烈な、そしてとてつもなく甘い傷痕を残してしまった。
最後に受けた日から、あの甘い刺激を求めてこずえの身体に強い疼きをもたらしていた。
決して押さえられない強烈な欲求にこずえは最初のうちは下着越しに軽く擦ったりしてごまかしていたが、中途半端な刺激はかえってさらなる欲望を生み出すだけとなってしまう。
はじめは擦るだけ、次に机の角や椅子などに自らを押しつけたりしていたが、より強い快感を求めてエスカレートしていった結果―三日前から今のようにタオルを使って自らの欲求を満たしている状態だ。
ゴワゴワとした目の粗いタオルが下着越しに秘部を擦るたびにむず痒くて甘く痺れるような、何ともいえない快感が下半身を包み込んでいく。
しかし草野の電気あんまに比べて余りにも弱い刺激に、こずえは再び疼きはじめた下半身の感覚に戸惑いを隠せなかった。三日前初めて行なったときはしばらく起き上がることもできなかったのに、今夜は下半身が熱をもったように熱く疼いている。
(どうして…あんな気持ちよかったのに…)
自分の汚水にまみれた下着に指を這わせる。『くちゅっ』という水音、そのまま上下になぞり上げながら水分によって蒸れた秘肉を指先で下着越しに押しつけるように愛撫する。
(ああ…もっと…これじゃ全然…たりないよぉ…!)
部屋に響く淫猥な音、気付けば再びタオルを挟み込んで今までよりも強く、抉るようにして自らを責めはじめていた。
―シュズ…シュ…シュ…ズッ…―
「ぁっ…!…っ…とぉ…もっ…とお…!」
(もう気持ちいいのが…止まらないよぉ!)
冷たく光る月に照らされながら、こずえは夢中に秘部を弄んでいた…
『ピッ、ピッ、ピッ、ピッ』
後ろの方から聞こえるのは規則正しい笛の音。それを追い掛けるように靴が大地を蹴る音が聞こえる。
「はっ、はっ…」
呼吸音にリンクするように短いスカート丈のテニスウェアが初夏の風のなかをひらひらと舞う。
今は女子テニス部のロードワーク、校外をぐるりと一周するだけで距離は大したことはない。練習を始める前の軽い運動なので、みんな固まって走りながら冗談を言ったりふざけ合いながら走り続けているのだ。
「はっ…はぁ…はぁ…っぁ…」
しかしこずえは、そんな集団からはるか後ろ―自転車に乗って笛を吹く顧問の先生にあおられながら走っていた。
「ほらほら、遅れてるわよ。レギュラー確定したあなたがこんなでどうするの!」
「は…はい…ごめん…なさぃ…」
本来なら先頭の集団にまじって走っているはずのこずえだが、今日はそうはいかない状況にあった。
(どうしよう…アンスコが…)
下着のうえから穿いているアンダースコート―タイトな作りになっているのは仕方が無いのだが、昨日から性の欲求に身体を蝕まれているこずえにとってこんなものを穿いて運動をするのは拷問に近い事だった。
(食い込みがキツくて…おかしくなる…)
そのせいで昼間のうちからくすぶっていた性衝動が呼び起こされてしまい、練習どころではなくなってしまったのだ。
集中力も切れ、頭がぼーっとした状態で走っていると突然ホイッスルが高く鳴った。
「ちょっと!もう校門よ?もう一周するつもり?」
「あ…」
「あなたスロースターターなのかしら…ともかくコートに入りなさい。私は先に行ってるからね」
先生に呼び止められゆっくりとコートに足を向ける。(ダメ…頭がクラクラする…)
コートへの道から少し外れた場所にある樹に寄り掛かり、こずえはぐったりと身を預けた。木陰のせいか温度の低いそこは、こずえの鈍った思考を少し冷静にさせてくれる。
「とりあえず…直さなきゃ…」
一人つぶやくと人目につかないようにアンスコのお尻の食い込みを指で直す。
指を入れてアンスコのラインをなぞる用にして食い込んだお尻を解放した。
「あっ…ん…!」
微弱な快感に小さく声が漏れてしまい、頬を赤らめる。
(やだ…早く…練習おわったら…いつものやつしなくちゃ…)
「なぁ〜に?今のえっちな声〜」
聞き覚えのある声に一瞬身体が硬直した。熱かった汗が冷たくなり、膝が小さく震えてしまう。
「くさ…の…せんぱ…」
震えた声をだしながら、声の方角に目をやる。自分より頭一つ大きな身長、髪からはほんのり妖しくて甘い匂い…夢なら覚めてほしいくらいだった。
「ぱんちゅの食い込み直してたんでちゅか〜?」
「あ…その…ちが…やっ…ぁ!」
赤ちゃん言葉で迫りながら、こずえのむき出しの太ももを擦ってくる。
「でもぉ、それくらいでえっちな声出してたら…」
「これは…その…」
「もしかして…この前のが癖になっちゃったぁ?」
図星な質問にこずえは凍り付いた。
(うそ…この人…なん…で…)
「……ちが…い…ます…」
「ふぅ〜ん…ま、普通違うわよねぇ」
「!…ですよね…ぁ…!」
突然背後から包み込まれるように覆い被らされ、そのまま太ももに置いた手を徐々に付け根の方にスライドさせられてしまう。
「いくら気持ち良かったからってぇ…あれで欲情するのはありえないわよねぇ?」
「は…はぃ…っん!…んぅ…」
(そんな事言っちゃって…)
動揺を隠せないこずえを見ながら、草野はスカートをめくり付け根とお尻を交互に撫で回す。
「あんなので変になっちゃう女の子なんてね…ドMの変態だと思わないぃ?」
「はい…っんぁ!わた…し…ぁ…へん…には…っ…なってない…です…から…!」
(わたし…が…へん…たい…?)
「そーよねぇ♪」
「ひゃっ!」
言うと同時に草野の指がこずえの秘肉に触れた。
余りに突然の刺激に甲高い声が漏れてしまった。
「だから普通の女の子のこずえちゃんはぁ…」
そのまま草野は突き出した方膝にこずえの股間を乗せて小さく抵抗する細い腕を掴み上げて、こずえの身体を膝一つで支える形に持っていく。
(うそっ…!こんなとこで…やだぁっ)
「こんなことされても平気よねぇ?」
「ぁっ…!ぁぅぁぁああっ…!」
小さく振動する膝の衝撃が、こずえの全体重を支えている股間にダイレクトに響いてくる。甘い快感に身捩いだところで自らの秘肉を膝に擦り付けてしまう事になってしまう。
「なぁに?またえっちな声でちゅよ?」
「ちがっ…!ぁあ…!わたしっ…!変じゃない…!ぅぅぁ…っ!」
解放されないことを知りつつも、涙目になりながら必死に訴えるこずえ。すると突然、解放され拘束されていた身体が自由になる。
「わかってるわよぉ」
「え…」
「ちょっとからかっただけ、早く練習に行かないとぉ」
予想外の答えにこずえは目を丸くしながら草野を見つめる。
「言ったでしょ、もう手はださないって…さ、戻って戻ってぇ」
「あ…は、はい…」
少しふらつきながらコートの方に歩を向けるこずえ。草野はその後ろ姿を見つめていた。
「変じゃないって言ってもねぇ…」
そういいながらこずえを乗せていた方膝に手をやる。
「こんなに濡れてるじゃない」
べったりした液体が膝の上を汚していた。
(もう限界なんでしょ…?こずえちゃん…)
(ああ…いまのでまた身体が…熱くなってる…)
こずえはすっかり火照った身体を引きずりながら、テニスコートへ向かっていった…
『お疲れさまでーす』
練習も終わり、部員全員でのコートの片付けも終わった。
「…今日も…だよね…」
コートの外へとホームランしたボールを拾いながら、こずえの同級生―マイはまだ夕日の落ちない空を見上げた。
(今日こそは…ちゃんといわなきゃ…)
ほんの一週間前ならばこの後何もなく、バイトに行ったり、こずえちゃんと遊びに行ったり…
何も変わり無い部活終わりの時間…のはずなのに。
「マ・イ・ちゃ〜ん」
同時に声の主がマイの背中に体重を預けてくる。
「!!…せんぱ…あの…きょう…は…」
「いつもの時間でちゅよ〜」
マイの言葉を遮るように、甘くて妖しい匂いと絡み付くような指がマイの身体を包み込み―身体の奥から熱いものが込み上げてきた。
「…っ!私…わた、し…!もう…!許して…」
「またまたぁ…昨日もあんなに気持ち良さそうだったのにぃ」
「ちがう…もう、いや…です…ぁあっ!」
身体を擦っていた手が突然テニスウェアのなかへ侵入し、マイの未成熟な胸へと伸びていく。
(だ、だめっ…!)
「ぅあぅ…っん!」
ねっとりとマイの肌を愉しむように指を進め、やがて赤く小さなそれを捜し当てると、爪先で軽く刺激する。
「やっ…!んぁ…!」
「こんなに硬くなっちゃってるのに…当然下も…ねぇ?」
「ぁ…あうぅ…」
(もう、やだ…これじゃあもう…)
昨日の二の舞だ。そう思って身体を捩らせても、胸を軽くいじられるだけで全身の力が抜けてしまう。
「ね?堪忍しまちたか?」
(だめ…今日も…)
すっかり抵抗する意志をなくしたマイに草野はさらに続ける。
「今日はマイたん一人じゃ淋しいと思ってね、お友達を一人呼んでるのよぉ」
「おとも…だち…?」
(え…?わたし…いがいに…こんなこと…)
涙目になったマイは少しきょとんとした顔で草野を見つめる。
「ちょっと恥ずかしがり屋なんだけどね、マイちゃんと同じでえっちなことがすごい大好きで…ちょっと呼んでくるねぇ」
「え…?それって…」
「それまではこの二人に少し遊んでもらっててねぇ〜」
「やっ…!」
四本の手が伸びてマイの腕を掴み上げ、そのまま部室へと引きずっていった。
いつもの取り巻き二人にマイをあずげると、草野は体育倉庫へと消えていった。
「はぁ…!ぁぅ…!」
(もう…ダメ…我慢できない…!)
いつもなら短く感じる練習時間も今日のこずえにとってはいつまで続くのかと思えるくらいに長いものだった。
おまけに草野からは中途半端な刺激を与えられてしまい、下半身ははしたない液体がとめどなく零れてきてしまっている。
(ここなら…誰もいない…よね…)
屋外体育倉庫、スポーツに力を入れているこの学校は、それぞれの部活に専用の部室と用具庫があるためここは体育祭でしか使われない器具しか置いてない。
つまり人が入る可能性はまったくといってないのだ。
(早く…はやく…きもちよく…なりたいよぉ…!)
何か使える道具はないか…辺りを見回すと隅の方に転がっている赤い三角コーンが目に入った。
「ぁ…!」
すがるような思いでそれに近づき、先端に自らの皮肉を押しつけた。
―くちゅっ…
「んぁぅ…」
大量に分泌された愛液は下着を濡らし、その上のアンスコまでもを湿らせていたようで、淫らな水音がかび臭い体育倉庫に響き渡った。
「はぁっ…!ぁあはぁっ…!ぅぁうん…!」
(もう…止まらないよ…!)
一度花開いてしまった性衝動はこずえの理性を焼き切り、ただひたすらに自慰へと彼女を没頭させる。
「ぁっ…!ぁあっ!んはぁ…!」
―ちゅくっ…くちゅ…ちゅく…
三角コーンに皮肉を押しつける動きはエスカレートしていき、全身を桜色に染めながらこずえは涎を垂らして快楽に身を溺れさせていく。
(あと…もう少しで…!)
そう思い、今までよりも強く先端に擦り付けようとした瞬間だった。
「こずえちゃぁ〜ん」
「!!」
声と同時に扉が開かれ、かび臭い空間にに外の空気が入ってくる。
(うそ…こんな…!見つかっちゃった…!)
三角コーンに股間を押しつけたまま茫然としているこずえの頬に、草野はゆっくりと手を伸ばした。
「っひ…」
自慰に夢中で火照り切った身体を冷たい手が撫でまわしてくる。
「…我慢できなかったんだ?」
「ちが…ちがい…ます…」
「えっちなおつゆが出てきちゃったんだ?」
耳元でねっとりと恥ずかしい言葉をかけられ、こずえは恥辱とこれからされるであろう行為への恐怖に震えだした。
「これ…あせ…汗…かいちゃって…せんばい…なにいって…」
「……それでこんなとこで…オナニーしちゃったんだ?」
「ちがい…わたし…だって…はぁっ…!」
草野の手のひらがアンスコ越しに股間全体を包み込む。
「やっぱりマゾでえっちだったんだぁ…こずえちゃん、変態だったんだぁ…!」
「やっ!ち、ちがう…!わたし…わたしっ!」
マッサージするように蠢く手のひらにこずえは抵抗できずに、ただ草野のなすがままになっている。それでも唯一、言葉だけに拒絶の意志を乗せて震える声を上げている。
「しばらくしないうちにまた生意気になっちゃって…気持ちいいの手伝ってあげるから…ねぇ?」
「ほぉら、入って入って」
草野に連れてこられるまま、こずえは部室へと足を運んでいた。カチャリと鍵を掛ける音が響き、前と同じようにベンチの方へと連れていかれる。
「さ・て・と…これで前みたいに…」
草野は部屋の隅で怯え切った表情のこずえに目をやると、下をむいたま草野と目をあわせようとしない。
「なんでちゅか?その態度は?さっきまでの元気はどうしたんでちゅか?」
「もう…ゆる…して…いやです…」
「やっぱりえっちなのが一人じゃはずかしいでちゅか?」
そういう事じゃなくて…こずえは切り返そうとしたが、一人という言葉に妙に引っ掛かった。
「あの…一人…って…」
「そうよぉ、この部活にはもう一人えっちな娘がいてね…出てきていいわよぉ〜」
その声と同時に、奥のミーティングルームのドアが開いた。
「!!う、そ…」
自分より少し背が高く、ツインテールで…その容姿はいつも見慣れているから間違えるはずもなく…
「マイちゃん…」
「こずえちゃん…」
「どう…して…マイちゃんが…」
両脇から腕を取られ、つま先だけで力なく身体を支えるマイ。すでに二人に何かされたのであろう、桜色に染まった頬にはいく筋かの涙の跡がある。
「こずえちゃ…おねがい…見ないで…みな…いで…!」
今にも消え入りそうな声に、こずえはマイがどんな仕打ちをされたのかが容易に想像できた。
それに先程からマイのテニスウェアのスカートの端から、チラチラと白いものが見え隠れしている。アンスコのような素材ではなく、何か繊維的でゴワゴワとしているような…
(なに…あれ…)
「ねぇ?もう一人いるって言ったでしょ?」
藻掻くこともできずにただ力ない言葉を繰り返すマイを見ながら、草野は嬉しそうに続ける。
「しかもこずえちゃんと同じ困った娘でね…」
草野が合図すると、両脇の二人の手がまいの太ももをがっしりと掴んだ。
瞬間、マイの顔に怯えと羞恥の色が浮かび上がる。
「や、やめっ…!お願い、おねがいですっ!やだ、やだよ…!ゆるして、ゆるし…おねがいです!」
そのまま脚を上に引き上げながら空中で外側へと強制的に両足を広げさせていく。
「いやっ!いや!やめて…放して!許してぇぇっ!」
空中で不安定な状態のままマイは脚を閉じようとするができるわけもなく、徐々に脚にも力が入らなくなる。
「あっぁ…!ぃや…おねがい…こずえちゃん…みな…いで…みな…い…で…」
やがて瞳から流れる涙と、目の前の親友への哀願は、草野の加虐心をそそる極上のスパイスへと変貌した。
「こずえちゃんに見せちゃいなちゃい♪」
その一言で両脇の力が一気に強くなった。
「マイちゃ…!」
「ゃ…やああぁぁぁっ!」
悲鳴とともに曝け出されたそれは―マイの白い太ももよりも白く、テニスウェアには不釣り合いで、しかしマイの未熟な身体に妙になじんでいる…
(おむ…つ…)
幼児用の紙おむつだった。
「…ひっく…こずえちゃ…ぅう…ぅぁぁあぁ…!」
「お漏らしっ娘でちた〜♪」
衝撃で声の出ないこずえと羞恥に声を上げて泣きだしてしまったマイ…対照的な二人の合間を縫うように草野は続ける。
「マイちゃんもお漏らしだいちゅきでね〜、この前からこの赤ちゃん用おむつをね…」
「ひっ…く…ぅぁあぁん…」
「ちょっと小さいと思ったんだけど…穿かせてみたらこんなふうにね」
草野は指先でマイの秘部をおむつ越しにこねくり回す。カサリ、と紙の乾いた音とともにマイが小さく体を震わせた。
「下にぱんちゅを穿いててもマイちゃん、おむちゅがだいちゅきみたいでちゅね〜」
「くはっ…ぅうん…はぁ…!」
紙のくすぐったいような感覚が、下に穿いているパンツを通して更にもどかしい感覚となってマイを襲う。
羞恥を押し殺しても漏れてしまうマイの喘ぎ声は、こずえの耳にから離れてくれなかった。
(マイちゃん…ひどい…ひど…すぎるよ…)
幼児用の紙おむつ、いくらマイの身体が小さいといってもゆったりと余裕があるわけもなく、ピンと張り詰めたようにマイの股間を覆っているだけでもし失禁してしまったら本来の機能なぞ全く期待できるはずもない。
まだ液体に濡れたような様子がないのが、せめてもの救いのようにこずえは感じた。
「それでね、こずえちゃん」
二人がすっかり晒し者になっているマイを床に押さえ付けると、草野は放り出された両足をがっちりと掴み掛かる。
「ひっ…!や、やだ…ゆるして…!」
(ま、まさか…!そんな…マイちゃんが…)
「電気あんましたら…どうなっちゃうと思う?」
「それ…は…」
「同じお漏らしっ娘だからわかりまちゅよね?」
その言葉に頬を赤らめるこずえ。と同時に彼女には想像できてしまった。
嬌声を上げながら身体を捩らせ最後、果てると同時に着衣だろうと関係なく失禁してしまう親友の破廉恥な姿を…
「ゃ…やぁ…だ…!おね…がい…!ゆる…して…」
マイに目をやると、その表情にはすっかり絶望色に染まり…既に逃れられないことは悟っているのだろう、膝をふるふると震わせながら瞳に涙を滲ませている。
「そぉよねぇ…」
草野は脚をゆっくりと伸ばし―おむつに包まれたマイの秘肉へとあてがった。
「!!ひぃ…ぁ…!」
「見てみないとわからないわよねぇ」
「ちがっ…!」
最後の言葉と共に無慈悲にマイの身体に振動がもたらされる。
「っは…ぁぁあああ!くふぅ…ぅぁあぁん!」
突如もたらされた強烈な快感にマイは身体を仰け反らす。しかし二人に身体を押さえられているためにただわずかに動く腰をビクビクとさせるだけに終わる。
「マイちゃん…マイちゃん…!」
「はぁあぁぁ…!っゃぁあぁああん!」
こずえの声は届いているのか、マイはただ体中を朱に染めながら喘ぎ声を漏らすだけだ。
(おねがい…もうやめて…やめてあげて…!)
「マイちゃんはねぇ」
脚の振動を止める事無く、突然草野は話しはじめる。
「…?」
「こずえちゃんの代わりなのよぉ」
「かわ…り…!?」
驚いたように草野を見つめるこずえ、それに応えるかのように妖しい笑みを浮かべる。
「一週間前にこずえちゃんに電気あんまするのやめてからね、誰か他にいじめて楽しそうな娘いないかなぁって…」
その言葉に嫌な予感がこずえの頭のなかを駆け巡っていく。
(それじゃマイちゃんは…私の代わりに…!うそ…!)
「そしたらマイちゃんが偶然こずえちゃんが電気あんまされてるところ見ちゃったらしくてぇ…口封じもこめていじめちゃいまちた♪」
「う…そ…」
最後の一言を聞いた瞬間、こずえは愕然となった。
マイの喘ぎ声は聞こえていたが、どこかそれは現実味がない感じで、自分一人が世界中から切り取られてしまったように感じる。
(うそ…私のせいで…わたし…の…せい…マイちゃんが…)
突然目の前が滲み、ぱたぱたと涙が膝へと落ちていった。
「ごめん…ひっく…マイちゃ…ぐす…ひっく…!」
「あらぁ、泣いてないで…そろそろマイちゃんも限界みたいよぉ」
「んぁ…ぁあぁぅ…!ぁあぁあぁあ!!」
一際高い喘ぎ声にこずえは一気に現実へと引き戻された。
マイは汗を滲ませ、腰を左右に振りながら必死の抵抗をしていたが、もはや身も心も陥落寸前だった。
「ほらぁ…最後にいつもの、やってあげて」
両脇の二人がマイのテニスウェアの上を捲り上げた。
汗ばんだ未発達の胸が小さく揺れながら露になる。同時にピチャリ、と濡れた音と共に赤く色付いた双蕾が舌に巻き込まれていく。
「〜〜っ!!!っぁああ!」
「マイちゃん!」
身体の奥から絞りだすような声にこずえは声を上げた。
「ほらぁ…もう限界ね♪」
「ぁっ…とめ…!ぁあ…!ダメ…とめな…いで…!い…ちゃう…!いっ…ちゃう…から…!」
先ほどまでとは明らかにマイの反応が変わった。
目は虚ろに天を見たまま、腰を草野の脚の動きに合わせて擦り寄せるように動かしている。
「あっ…!ぁっあ…!ぁあぅ…!!」
言葉にならない声を上げ、性の感覚を甘受して未成熟な身体をくねらせるマイ…きれいにまとめていたツインテールは乱れ、何とも艶めかしい姿となっている。
16歳の純粋な少女が堕ちた瞬間だった。
「あぁ…!ぁ…ぁあぁあああん!!」
身体をビクンと痙攣させ、マイの動きが止まった。
―プシュッ、シャァァァァ…
水音が響き渡る。
「マ、マイちゃ…」
数秒後、おむつの吸収量を超えた汚水が、マイの尻元に水溜まりを形成していく。
「…っく…ぅあ…ぅぁぁあぁん…!」
一時的に本能に犯されていた理性が戻ったのか、マイは涙を流しながら失禁していた…
「い〜っぱいでまちたね〜」
床に倒れこんだマイの姿を見て、草野は満足そうにしていた。
マイのまわりにはおむつの許容量を超えた液体が水溜まりを作り、白いテニスウェアのスカートにも黄色い染みを残している。
「ひっく…ぅぁぁ…」
その水溜まりのなかで声を震わせながら泣いている、自分の身代わりとなって辱めを受け続けた親友…
(こんなこと…ひどすぎるよ…!)
目の前で起こった出来事に何もできなかった自分。そしてマイを好きなだけ蹂躙していた草野…
「どうして…どうして先輩…!」
「なぁに?あ、マイちゃんはあっちに繋いでおいてね」
草野が指示を出すと、マイの両腕に手錠がかけられた。
抵抗する様子もなく、後ろに手を回された状態で柱に繋ぎ止められてしまった。
「で、どぉしたの?」
ケロっとした様子でこずえに視線を送る草野に、こずえは反射的に草野に掴み掛かっていた。
「なんで…マイちゃんが…マイちゃんにあんなことっ…!うわぁぁああっ…!」
襟を掴みながら泣き崩れるこずえ。草野は一瞬驚いたようだが、すぐに舌なめずりをしながらあの妖しい笑みを浮かべる。
「あらあら…こずえちゃんやさしいのねぇ…」
「…ぅうっ!なんで…ゆるせません…!」
まだ胸元で抵抗するこずえ、その眼はマイのように堕ちた様子はなく、瞳は光を失っていない。
「…でもね、そういうことされるとね」
「!!きゃっ!」
瞬間、こずえの身体は宙に浮き後ろにひっぱられた。
「ぁっ!!」
地面に投げ出され尻餅をついてしまう。
(痛っ…)
まさに、一瞬だった。後ろからはがい締めにされて身動きがとれなくなってしまった。
「あっ…」
「ますますいじめたくなっちゃうじゃない…」
草野の手がこずえの足首を掴んだ。
「や、やだっ…!はなして…はなしてぇ!」
急に身体を暴れさせ、こずえは抵抗する。先の光景を見ているせいでこれからされるであろう事は見当がついている。
(だめっ…!これいじょうは…!)
電気あんま…こずえは必死に太ももを擦り合わせるようにして脚の侵入を食い止めようとる。
しかしそこに入ってきたのは脚ではなく―草野の手だった。
「先にこずえちゃんも…おむちゅ穿きましょうね〜」
「!!えっ…!?」