全身が甘い感覚におおわれた。ふるふると小さく震える身体は、これからもたらされる快感を待ちわびているようだった。  
(恥ずかしいのがぁ…気持ち…いい…!)  
自らの言葉に再び溺れる。先程のいやらしい台詞を頭の中で反芻するたびに、熱い蜜がおむつの中を潤していく。  
「ふふ…ちゃんと…おねだりできたわねぇ」  
草野はゆっくりと脚をこずえの股間へと差し入れる。―…ヂュ…ッ  
土ふまずが股間に密着し、湿った…おむつとショーツの僅かな隙間を液体が駆け巡る音を奏でる。  
「ゃぁ…ん…っ」  
自分の女の部分に、二枚の繊維越しで温かいものが密着している。たまらずこずえは切ない声を漏らす。  
(ぱんつの中…くちゅくちゅ…気持ちいぃ…!)  
僅かに起こる対流、はしたない液体に撫で上げられるだけで絶頂に導かれそうになる。身体は今まで焦らされた分だけとろけるように熱く、快感を逃すまいと感覚は鋭敏に…全身を性感帯へと変えていた。  
「それじゃあ…いやらしい身体…いじめてあげる…!」  
クッと脚に力が入り…待ちわびていた振動がもたらされた。  
 
「っ…!あぁ、あ、あっ!!…ふぁあぁあああっ!!!」  
今までにない強烈な快感に、こずえは一際高く、艶の入った声で鳴き叫ぶ。  
「ぁあぁぁぁぅぅっ!!…っふぅ…!ぁぁぁあんっっ!」  
いつもの振動に加えて、脚が股間を擦り上げるような動作…それはこずえの発情した陰核を刺激し、強烈な快感をもたらす。  
(す、れるぅ…!スリスリしてぇ…!気持ちいぃ…!)  
さらに脚は擦り上げることによりおむつの中の水分をかき乱し…半分腰を浮かした状態のこずえのお尻の間に入り込み、電気あんまの振動でアナルに柔い水流の刺激を与えてくる。  
「ふぁ…や、ゃぁんっ!ひゃうぅぅぅっ!!ぁああぁんっ!!」  
頬を、腕を、太ももを…全身さくら色に染めながら、こずえは甘い喘ぎ声を上げ続ける。汗が肌を湿らせ、生理的に流れ出た涙が頬を濡らす。  
いつのまにか解かれた拘束で自由になった身体をくねらせ、口からは涎を零し、指をくわえながら羞恥と快感に満ちた表情を浮かべてみせる。  
壊れそうなほど繊細、しかし同性すら魅了してしまう程の魅力をもつこずえの痴態…彼女の意志にかかわらず、これは天から授けられたあまりにも危険な贈り物としか言いようがなかった。  
 
「ほらぁ…いやらしい、えっちなこずえちゃん…!今自分がどんな風になってるのか…言ってごらんなさい…」  
「はぁ、ぁあんっ!ぁぁあぅっ!」  
(いや、らしぃ…わたしぃ…!)  
草野の卑猥な要求に、身も心も堕ちきったこずえは従順だった。今の言葉で快感を得るために歪んだ思考が頭を駆け巡る。  
どんな言葉を口にすれば、草野が悦んで快感をもたらしてくれるのか…どんなそそる言葉を口にすれば…  
「からだがぁ…ぁっ!ぜ、んぶぅ…えっちになってるのぉ…!お○んこ…くちゅくちゅしてぇ…!おし、りがぁ…えっちなおつゆで…にゅるにゅる…きもちいいのぉ…!」  
いやらしい言葉を口にするほど、自虐的な性が快感へと昇華された。  
同時にその言葉が草野の欲望を煽ると感じ、それがさらにエスカレートしていく。  
「だから…だからぁ…!もっと、もっとぉ…!いじめてくださぃ…えっちなわたし…いじめてくださいぃ…!ぉねがぃ…おねえさまぁ…!」  
 
それは服従の証だった。それと同時に草野の脚の動きに合わせるように、こずえは腰を動かしはじめる。  
「はぁっ!はぁぁあんっ!ぁぁぁあんっ!」  
(こずえちゃん…あなた…最高ね…!)  
たまたま見つけただけだった。誰でもよかった…しかし気紛れで悪戯し続けたこの娘は草野の想像を超えた素質を秘めていた。  
今や淫乱なマゾの本性を曝け出し、強烈な色香を出しながら自分に求めてくる。そして自分はこの淫靡な少女の魅力に、完全に虜になっている。  
これ以上にいじめたい、恥ずかしい姿をさせたい、自分なしでは生きられぬ程…調教したい。ゆがんだ欲望に火が点いた。  
「よぉく…言えたわね…ごほうびに…してあげる…!」  
「ぁ…っ!や、ゃああぁああっ!!」  
今までにない強烈な振動がこずえを襲う。圧迫感をともなう電気あんま。  
身体を左右に捩りながらこずえは胸元でテニスウェアを握り締める。  
「は、はぁぅっ!あぁあぁぅ!い、イっちゃうぅ!!」  
容赦のない刺激に、一気に絶頂まで上り詰める。激しい快感に体中に甘い痺れが奔った。  
「イきなさい、えっちに全部…身体中いやらしくしながら…ほら、ほらぁ…!」  
草野はこずえの脚を強く掴み、一気に振動を送り込んだ。  
「あ、あっ、ぅあぁんっ!ひぁ…あぁあぁああっっ!!」  
身体の力が抜けた。次の瞬間、秘部から凄まじい快感が奔り…何かが突き抜けるような感覚がこずえを襲った。  
いつものオナニーなどでは得られない身体から自分が抜け出てしまいそうな、極上の快感がもたらされる。  
「ぁ…ぁあぁあん…!」 おむつの中の下着を、新たな小水が汚している。じんわりと広がる温かい感触を確かめていると、世界がとろけた。  
「……ぁ……ん……」  
糸の切れた人形のように、こずえは意識を闇に沈めた。  
それでも身体は絶頂の余韻に全身をヒクつかせていた…  
 

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