☆卓上実験       toga-neko 
 
 素粒子物理学者。 
 雲の上の人。役立たず。よくわかんないけど偉い人。 
 世間一般では、そんな風に思われてるようだ。 
 
 いやいや、そりゃ間違いじゃない。 
 僕も、自分の研究対象が、こんなに魅力的な発見につながるとは思わなかったし。 
 まあ、魅力的かどうかは意見が分かれるだろうね。 
 
◇1.始まり 
 
 僕の名前は朝霧涼。物理学者、ってことになるかね。 
 専門は、素粒子と真空の相互構造。 
 手っとり早く言えば、何にも無い所はどんな風に出来てるのかを探る学問、かな。 
 
 ある日、僕は質量測定実験の時に、間違えて近くに磁石をおいてしまった。 
 あとで指摘されてやっと気がついたんだけど、その時とったデータを見て、僕は真っ青になってしまった。微妙だけど、放射X線の波長がずれている。 
 
 電荷を加えていないから、磁力による影響があるはず無かった。にもかかわらずX線の波長が測定誤差の範囲を越えていた。あわてて何回も実験したけど、磁力線によって違いが出る。計算してみると、そのような誤差が出る原因が一つしかなかった。 
 万物の根元の大きさを決めているプランク定数(h=6.62*10の-34乗)という数が、約オーダー10の0乗から10の-3乗の範囲で変動しているんだ。 
 これは大変な発見だった! 
 
 それから何回も実験した結果、次の事がわかった。 
 かいつまんで言うと、ある波長の電磁波(核子と同程度の波長)に磁力線をぶつけて微妙に軌道を変化させる事で、重力の方にも影響を与える事が出来、その結果として電磁波の通った原子のプランク定数を変え、縮小することが可能なのである。 
 
 しかし僕は、この発見をすぐには発表しなかった。その代わりに、もっとおもしろい事をする事にしたのだ。 
 
◇2.採取 
 
 前述の理論を使って、僕は一つの装置をつくった。 
 ある波長の電磁波を物体に当てる事によって、その物体を縮小する装置だ。 
 手始めに自分の家のあちこちにあるものを縮小してみた。 
 スイッチをいれて電磁波を照射させると、なめらかに縮み始め、五秒ほどで目的の大きさになる。注意しなければならないのは照射範囲を間違えない事。見えないから間違え易いが、有効範囲等を間違えるととんでもない縮小の仕方をしてしまうからだ。 
 10分の1のサイズのボールペンや、100分の1のサイズのラジオなど。 
 面白かったのは、小さくしても音がちゃんとなるってこと。 
 どうも空間の境界面で振動数が変化せずに移っている様だ。光も同じ。 
  
 そんな実験を終えてから、次の実験に移った。 
 今度は隣の家のメメ。猫だ。 
 玄関を出て、そっと扉を開ける。誰もいないな。 
 庭でのこのこ歩いているメメを見つけ、電磁波をあてた。 
 ダイヤルを10分の1に調整したら、ちゃんと縮んでくれた。 
 いきなり風景が大きくなっていったので、びっくりしているようだ。むやみやたらと鳴いている。 
 小さくなったが、鳴く声は代わらない。ただし音量は半分ぐらい。音のエネルギーが下がってるからだろう。手で撫でてみたが、問題なかった。手触りがさらっとしていたが、毛が細かくなっているからだろう。 
 猫はダイヤルを変更し、元の大きさに戻した。何の問題もなく動いている。OK。 
 
 さて、次は、人間だ。 
 実は既に目標は決まっていた。 
 隣の家のケイ姉さん。姉さんといっても25歳だっただろうか。僕より4歳年上だから、そんなもんだろう。 
 小さい頃はたまに遊んだけど、僕が小学校に入った頃、突然引っ越したのだろうか、とにかく隣の家からいなくなってしまった。そして、僕がその事を忘れようとしていた頃(高校の終わり頃だっけか)、突然帰ってきたのだ。 
 ケイさんは、昔見たときと全然違っていた。いかにも大人の女性という感じで、誰も寄せつけない雰囲気があった。 
 そして、僕の事を覚えていなかった。道であっても、挨拶された事がない。 
 あるいは、あえて思い出していないのかもしれない。それともわからないのかな? 
 
 まあ、いい。 
 今日こそ、ケイ姉さんともう一度「遊び」たい。 
 今度はもうちょっと違った趣向がいいな。 
 
 ケイ姉さんが帰ってくるのは夜10時過ぎ。毎日窓から見ていたので知っている。 
 僕は9時50分頃に家を出て、そっと隠れていた。やがて、ケイ姉さんが小刻みに歩いてきた。赤いバッグを持っている。僕をちらっと見て、また元のように歩いていく。 
 僕はその後ろ姿めがけて例の装置から電磁波をあてた。 
 ケイ姉さんの体がみるみる縮んでいく。ダイヤルは25分の1。 
 僕はここでとんでもない事に気づいた。 
 身長170cmのケイ姉さんを25分の1にすると、およそ7cm程度だ。暗闇のなかで7cmの人間を見つけるのは至難の技だ。 
 だが、ケイ姉さんは突然の事に呆然として立ち尽くしているようだった。僕はすばやくケイ姉さんに用意していた袋をかぶせた。 
 
 やった、捕まえた! 
  「いやぁあー!」 
 とつぜん、ケイ姉さんが悲鳴をあげた。 
 小さくなっているとはいえ、声の大きさはそれほど変わらない。しかも静かな夜である。僕は慌てて袋を二重三重にして、急いで部屋に戻った。 
 
◇3.観察 
 
 部屋に戻った僕は、急いで扉を閉めると、机のスタンドをつけて、用意しておいた1リットルビーカーに袋の口をあて、ケイ姉さんを中に放り込んだ。多少乱暴だが、空気抵抗が大きいから、怪我はしないはず…だった。 
  「痛い!」 
  「大丈夫、怪我しなかった?」 
 僕の声は、多少大きかったようで、ケイ姉さんは思わず耳を塞いでいた。 
  「何!どこなのよ、ここは!…」 
  「ここは、僕の部屋。厳密には姉さんは僕の机の上のビーカーの中だけど」 
  「え、何?誰?どういうことよ…どうなってるのよ!」 
  「姉さん、僕の事覚えてる?」 
  「だから!…あ!あなた、あなたが喋ってるのね…」 
 姉さんは、やっと僕の事に気づいたようだ(無理もないか。僕の顔が20cmだとしたら、現在の姉さんの3倍はあるってことになるもんな。巨人どころじゃないな…)。 
  「誰よ、あなた!」 
  「僕だよ、リョウだ。朝霧涼」 
  「涼…?」 
 やっぱり僕の事を覚えていないのだろうか? 
  「ひょっとして…リョウ?カザナの?…」 
 思い出してくれたみたいだ。カザナと言うのは昔遊んだ公園の名前。 
  「なに、どうなってるのよ!リョウ!…説明して!」 
  「説明っていわれても…ようするに、僕は物体を小さくする機械を発明したんだけど…それで姉さんを捕まえたってわけ」 
  「物体を小さく…それであたしが…えっ?」 
 まだ混乱しているみたいだ。 
 
  「今日は、姉さんと久しぶりに遊ぼうと思ってさ」 
  「遊ぶ…?…だめ、駄目よ。今日はもう帰って寝たいの。出してちょうだい」 
  「じゃ、まず、服、脱いでよ」 
 唐突に切り出してみる。 
  「え…な…なにバカな事言ってるのよ!」 
  「僕さ、姉さんの裸、まだちゃんと見た事無いんだよ」 
  「何、何言ってるの?…自分の言ってる事分かってるの?」 
  「さっと脱いでくれないかな。じっくり見たいんだよ」 
  「だ、駄目駄目!駄目だったら!いいから出して」 
  「しょうがないな…」 
 僕は傍らにあったポットに手を延ばした。 
 
  「これ見える?姉さん。ポットなんだけど」 
  「え?上?」 
  「そう。これ、ちゃんと沸かしたばっかの奴がまだ入ってるからね。これを上からかけて、姉さんをゆでダコにするって事も可能なんだけど」 
  「ちょっと…それって…脅してるの?リョウ」 
  「姉さんをいじめるのは本意じゃないんだけどさ。でもどうしてもしてくれないって言うならさ…」 
 そう言って、僕は笑ってポットを持ち上げてみた。 
 どう笑えば効果があるのか分からなかったけど。 
 でも、効果があったみたいだ。 
  「ま、待って!…わかった…わかったわよ…服を…脱ぐんだっけ」 
  「そうだよ」 
  「どれくらい…脱げばいいのよ」 
 なんって質問だろう。 
  「全部だよ。ぜーんぶ」 
  「うそ!」 
  「うそついたってしょうがないじゃないか。それともさ、やっぱりゆでられてみる?」 
  「わ、わかったわよ…」 
 そういうと、ケイ姉さんはスーツを脱ぎ始めた。 
 
 スーツをはずし、ブラウスの上のボタンに手をかけると、姉さんはいったん立ち止まった。 
  「あの…やっぱり止めない?…女の人を無理矢理閉じ込めて、脅して服を脱がせるなんて、とんでもない犯罪よ?」 
  「誰にそれを話すのさ。警察に?誰も信じるわけないよ。縮小されたなんてね。…それとも」 
  「う…」 
 姉さんは黙ってブラウスのボタンをはずし、ブラウスを脱いだ。 
 僕は無言でじっとのぞき込む。 
 ブラジャーをかけた大きな胸。昔公園の噴水で見たときとはえらい違いだ。 
 大人の女の色香が出てる。 
  「あんまり…見ないで」 
  「いやだよ。僕は見るって言ったんだし。全部見るんだよ」 
  「わかった…それじゃあ、代わりに…私の裸、見せたら帰してちょうだい。あんまり遅いと親が心配するし」 
  「それはつまんないなあ。もう25なんだから、大丈夫でしょ」 
  「だ、駄目。親、厳しいから…」 
  「そういえばさ、ケイ姉さん、今何の仕事してるの?」 
  「医学部出て…医者の修行よ」 
  「えらいなぁ…あ、ちゃんと脱いでね。スカートから」 
 ケイ姉さんはビクっと動いた。 
  「ねぇ…やめてって…もう…」 
  「いやだってば。早く脱いでよ。なるべく色っぽく」 
 僕は鉛筆たての中の虫眼鏡を取った。 
  「さ、早く。そうだ、こっち向いて…足をだよ」 
  「う…あ…」 
  「駄目だって、そんなに動いちゃ」 
 ケイ姉さんはゆっくりしゃがむと、スカートのボタンに手をかけた。 
 僕は虫眼鏡を近づけ、じっと姉さんのスカートの奥を覗く。白いレースのパンティの様だ。大人の女の人のパンティが覗ける機会なんて、最近じゃ滅多にないだろう。思わず食い入るように見つめる。 
  「あんまり…見ないでよ…」 
 3cm程のすらりとした足がゆっくりと動き、スカートがはずれた。 
  「レースのパンティなんだね」 
  「…まだ…脱ぐの」 
  「わかった、一旦ストップ」 
 ケイ姉さんは、ほっとしたように、ぺたんとビーカーの底に座り込んだ。 
 
 下着姿のケイ姉さんが放心したように座っている。 
 これから、どうしようか。 
 
◇4.観察2 
 
 くたびれた様子のケイ姉さんを虫眼鏡で覗きながら、僕は鉛筆たてから、今度はピンセットを取りだした。そしてピンセットをビーカーにそっと入れた。 
  「やっ!なにするの!」 
  「大丈夫、何もしないよ」 
 僕は虫眼鏡で見ながら、ピンセットで注意深くスーツを取りだした。 
  「服…返して」 
  「大丈夫、後で返すってば…バッグつけてたよね」 
  「あなたにかぶせられた…袋の中だと思う」 
  「わかった…探しとくよ」 
 続いて僕はブラウスとスカートを取りだし、全部机の上に置いた。 
  「さて…と」 
  「今度は…何?」 
  「とぼけないでったら」 
 僕はポットに手をかけた。 
  「や!やめてよ!」 
  「違うよ。これは僕のお茶」 
 言いながら、急須にお茶をつぎ足す。 
  「紅茶?」 
  「あっ、わかる?」 
  「匂いがしないけど…そうかなって」 
 香りの分子は縮小化されないかもしれない。 
  「まぁ、これはいいんだ。後で」 
  「?」 
  「さてと、次は…ブラジャーから」 
  「やっぱり、脱ぐの?」 
  「色っぽく」 
  「バカ…」 
 ケイ姉さんは腕を後ろに回している。 
 僕は体を乗り出して姉さんの後ろを見てみた。 
 女の人が下着を脱ぐ格好。 
 始めてみるな。 
  「じろじろ見ないでったら…」 
  「体少し動かしてくれる?」 
  「ヤ…わかった。やるわよ…」 
 顔を真っ赤にしながら、少し体を揺らしてブラジャーをはずすケイ姉さん。 
 身長7cmだって、やっぱり美人だ。 
 虫眼鏡をとって、前から胸をじっと見る。 
 ふたつの膨らみにちょこっとついた赤い乳首。 
 思わずじっと見てしまう。 
  「も…もうやめて!」 
 ケイ姉さんは我慢できなくなったように胸を隠す。 
  「わかった…じゃあ次は…いよいよパンティを、お願いします」 
  「や、やっぱりイヤ!それは…やめて!」 
 顔を赤くして必死に首をふるケイ姉さん。 
  「なんでだよ、ここまできて隠す事はないじゃないか」 
  「駄目!やっぱり駄目!」 
  「いいじゃないかよ」 
  「駄目、駄目ぇ!」 
 いままでこらえていたものを吐き出すように、ケイ姉さんは叫ぶと、泣き出してしまった。 
  「ワァッ!…ウッ…アッ…なんで、なんで!」 
 突然泣き出した姉さんに、僕は思わずびっくりしてしまった。 
  「わかったよ…これが終わったら、休みを入れるから…」 
  「グスッ…休み、って何よ…」 
  「いいから、その時は…何もしないから…頼むよ…」 
  「…ウウッ…わ、かった…けど…」 
  「僕だって脅したくないんだから」 
  「…わかった…」 
 ケイ姉さんは、意を決したように立ち上がると、すっとパンティを脱いだ。 
 思わず生唾を飲んでしまう。 
 股の付け根にあるこんもりとした黒い繁み。 
 女の人の一番大事な部分。 
  「こ…これが…」 
  「もう、もういいでしょ…」 
  「うん…ちょっと待って」 
 僕は立ち上がると、そばに置いてあった紅茶を持ち上げ、指を突っ込んだ。 
  「大丈夫だ。それじゃ」 
  「ちょっと、何!?」 
  「大丈夫、熱くないよ。…お風呂だよ」 
  「えっ…」 
 ビーカーにしずしずと紅茶をそそぎ込む。 
 
 ケイ姉さんの腰のあたりまで流し、止める。 
  「これくらいで、いいんじゃないかな」 
  「これが…休みなの?」 
  「まぁ…紅茶風呂なんてそんなにないし…」 
  「ミルクの方がいいっていうけど…」 
 無表情のケイ姉さんが、ゆっくりと座り込む。 
  「まあ…しばらく風呂に入ってて…石鹸は無理だと思うけど」 
  「うん…」 
 
 湯の中で静かに体を動かしながら、ケイ姉さんはまただんだん落ちついてきたようだった。 
  「気持ちいい?」 
  「まあ…ね…ちょっと水がいつもよりねばつく感じがするけど」 
  「たぶん、表面張力だろうね」 
 僕は言いながら、じっとケイ姉さんの風呂を覗き見る。 
 ケイ姉さんは無意識のうちに肩を揉んでいる。力をいれて押す度に左の胸がゆらゆらと揺れる。そのまま目を下に転じると、軽く開いた股の奥に… 
  「ヤメテッ」 
 ケイ姉さんは股を閉じた。僕はため息をつき、言ってみた。 
  「なんだよ…僕はたださ、ケイ姉さんがどれだけ綺麗か見ようと思ってるだけなのに…」 
  「いい加減にしてよっ!」 
  「本当なんだよ。また、帰ってきたのを見たときから、僕は、ケイ姉さんの事が忘れられないんだ。本当に、好きになっちゃんたんだよ」 
  「何を…」 
 僕は一息つくと、続けた。 
  「だから、僕は自分の手の中で綺麗なケイ姉さんが見たかったんだよ。ケイ姉さんのオッパイやアソコはすごく綺麗なんだよ。僕のあこがれになってるんだ」 
  「…そんな」 
  「だからもっとよく見せてよ」 
  「………」 
 ケイ姉さんはしばらく沈黙したあと、おもむろに切り出した。 
  「…私の、事が、好きだって?」 
  「そうだよ」 
  「…本当…?」 
  「本当だよ」 
  「…じゃあ、好きにしなさいよ…」 
 そう言うと、ケイ姉さんは再び足を広げ、大きく背を伸ばした。 
 
 僕は思わずじっと目を凝らした。 
 ケイ姉さんの両足のつま先、そこから延びる足の付け根のアソコ(ピンク色の割れ目まで見えそうだ)。ふっくらとしたお尻。そして、盛り上がったふたつのオッパイ。 
 そのすべてが一望できたのだ。 
  「すごい!綺麗だ!最高だよ!…ありがとう」 
  「バカ…」 
  「ねえ…ケイ姉さん」 
 僕は胸にある欲を秘め、切り出した。 
  「もっと…よく見せてくれるかな」 
 
◇5.試料再精製 
 
 ビーカーから注意深くスポイトで紅茶を取りだし、コップに戻した。 
  「もっと…って、もう見るものなんてないわよ」 
 ケイ姉さんが不審そうに言う。 
  「甘いよ…姉さんには…もっともっと見るべき素晴らしい所があるんだから」 
 僕はそう言いながら、ビーカーに手を伸ばした。 
  「これからビーカーを傾けるから…あんまり言いたくないけど、この机からは逃げられないからね」 
  「ねぇ…」 
 突然姉さんが喋りだした。 
  「寒いし…なんか体が重い…」 
 そうか、よく考えたら、姉さんの体にはかなりの水がくっついているはずだ。 
 僕は急いで引き出しを開け、ハンカチを取りだした。 
  「ちょっと待って…いま拭いてあげるよ」 
  「え!いや、結構よ」 
  「遠慮しないでって…動かないで!僕の力だと、骨折するかもしれない…」 
 骨折という言葉で、ビクンと反応したケイ姉さんは、いっぺんに体をこわばらせる。 
  「緊張しないで…大丈夫…」 
 僕は頭をそっとハンカチで包む。 
  「んっ…」 
 髪の毛と顔をそっと撫でるように拭いていく。 
  「あっ…やっぱり…自分で…」 
  「なに言ってるの。姉さんにあうタオルなんてないって」 
 縮小すれば作れるかも知れないが、それは言わないでおく。 
  「だけど……やっ!…そんなとこ触らないで…」 
  「でも、濡れてたら気持ち悪いでしょ?」 
 僕はそう言うと、ケイ姉さんの豆のような乳房をゆっくりと揉むように拭く。 
  「…んっ…んん…やぁ…やめっ…」 
 ケイ姉さんの顔がだんだんとまた赤くなっていく。 
 気のせいか、人差し指にちょっとしたひっかかりを感じる。 
  「大丈夫…?ひょっとして…感じてる?」 
  「…ばっ、馬鹿ぁ!そんなわけ」 
  「動かないでったら!力をいれたら折れちゃうんだから!」 
 ケイ姉さんはその言葉でまた動きを止める。 
 僕はそのままお腹の方にゆっくりと下がりながら、こするように拭いていく。 
  「ん…ぅ…あ…ん…」 
 顔を真っ赤に染めながら、必死に耐えるケイ姉さんのすがたは、どんなアダルトビデオでも見られないほど、エッチで、欲情的だと思う。思わず、ささやいてしまう。 
  「姉さん…かわいい…」 
  「…バカ!ちゃんと…拭いて!……ヒッ!」 
 僕の手が下腹部に届く。 
  「そこは…駄目ぇ!」 
  「だって、ここもちゃんと拭かなきゃ、あとで大きくなったとき大変だよ?」 
  「そうかしら?…ンッ!…」 
 そんなことは無いと思う。むしろ逆だろうが。 
 気にせず、爪先で軽く叩くように拭く。 
  「イッ!…ヒッ!…ちょっ!ちょっと!…真面目にやりなさいよ!」 
  「僕は真面目だよ。姉さんが勝手に赤くなったり悶えたりしてるだけさ」 
  「悶え…アッ…そんなこと…アアッ!…ないわよ!」 
  「そういうのを悶えてるっていうのさ。エッチなんだから」 
  「エッチじゃ…アッ!…ないわよ!…ウゥ…ン…」 
  「エッチなケイ姉さんも好きだよ。僕は」 
  「ば…ヒッ!…アッ!…アアッ!」 
 僕はそれぐらいで拭くのを止め、足を念入りに拭き取り始めた。 
 ケイ姉さんは真っ赤になって、喘いでいる。 
  「ハァ…ハァ…早く…もう終わりにしてよ」 
  「もう、すぐだよ」 
 僕は姉さんの足のうらとつま先にハンカチをかぶせ、念入りにこすった。 
  「キャッ!…アハ、アハハッ!…やめなさい!…やめて!」 
  「終わったよ」 
  「ア…はぁ…」 
 
 ぼうっとして疲れているケイ姉さんを机の上に静かに寝かせると、僕はまた例の装置を取り出し、ダイヤルを10分の1に設定してケイ姉さんに電磁波をあてた。 
 ケイ姉さんの体がまた少しずつ大きくなり始めた。 
  「何…戻して…くれるの?」 
  「いや、ちょっと大きくしてさ…やっぱり、ちっちゃすぎたんだ」 
 ケイ姉さんの身長がほぼ17cmになったところで、拡大は止まった。 
  「これから…どうするのよ」 
  「これで…ちょっとね」 
 僕はセロハンテープを取り出した。 
 
◇6.観察と実験 
 
  「な…なに、それで…どうするの」 
  「ん〜。ちょっとケイ姉さんの手足をくっつけて」 
  「イヤよ!」 
 ケイ姉さんはまた真っ赤になって怒り出す。 
  「違うって…これから虫眼鏡でみるとき、動かれるとまずいんだよ…それにセロハンテープだから、大したことないって」 
  「そ、…そうか…な…」 
  「取るときは、痛くないようにするから…お湯につければ大丈夫だし」 
  「そう…どうせ…そうするしかないしね…」 
 ケイ姉さんはそう言うと、ごろんと横になった。 
 
  「机って…ちょっとひんやりしてる…」 
  「寒い?」 
  「大丈夫…」 
  「じゃあ、ちょっと足を広げて…手は横に伸ばして…OK…それじゃ、動かないで。動くと、例によって折れちゃうかもしれないし…」 
  ケイ姉さんは何も言わず手を広げている。 
  僕は姉さんの二の腕あたりをセロハンテープで机にくくりつけた。 
  次に両足のすねのあたりを貼り付ける。 
 
  「大丈夫だよ」 
  「ねぇ…こんなこというのもなんだけど…そんなにあたしの裸が見たいの?」 
  「そう…だね」 
  「こんなことまでしたって…しょうがないじゃない…それより、もっとほかの方法は無かったの?」 
  「他の方法じゃいやだよ。姉さんのすべてをこうやって、カメラに納めておきたいし」 
 そう言って、僕は机の棚の上のビデオカメラを手に取って、蓋を開けた。 
  「えっ!イヤ!まさか!」 
  「大丈夫。これで脅そうなんて考えてないよ。姉さんの今の姿を永遠に残しておきたいんだ…」 
  そう言うと、僕は呆然としている姉さんめがけてカメラを録画し始めた。 
 
  「それじゃあ、いよいよ、枝崎圭さんの調査を始めます!」 
  「ちょ、調査?」 
 僕は再び虫眼鏡を手に取り、ケイ姉さんの顔に近づける。 
  「はい、これが圭さんのお顔です。綺麗ですね。思わず笑みがこぼれそうです」 
 ケイ姉さんは僕の行動にびっくりした顔をしている。 
  「髪の毛は綺麗な黒髪です。つややかですね。お手入れがきちんとしている証拠です」 
 ケイ姉さんは少し笑ったようだった。 
 僕は次に虫眼鏡を下に移した。 
  「さて、次は…これは肩です。撫で型ではありませんが、鎖骨は綺麗です」 
 なに馬鹿なこといってるのよ、とケイ姉さんが呟く。 
  「そして…次は…おおっ!これは、胸です!枝崎圭さんのオッパイです」 
 思わず顔を赤くするケイ姉さん。 
  「綺麗な胸です。女性モデルと比べても引けを取りません」 
  「ちょっと…やめてよもう…」 
  「こんな綺麗な胸が、果たして刺激に対しどんな反応をするか!」 
  「えっ?」 
 僕は鉛筆たてから、筆を取りだした。 
  「ちょっと!まさかそれで…」 
  「さぁっ!それではこすってみましょう!いい女性ならきっと艶やかな声をあげてくれるはずです!」 
 即興でせりふを喋りながら、ケイ姉さんの胸を筆で軽く撫でてみる。 
  「えっ…ひゃぁっ!…やめてって!」 
  「おっと反応がありました!それではもっとやってみましょう!」 
  「ちょ…キャアッ!…アッ!…ヒャッ!…くすぐったい!」 
  「おっと声がでております。しかしまだまだ足りないようです」 
 僕は続けざまに姉さんの胸を筆の毛先でつんつんとつつく。 
 たまらず姉さんが悶え始めた。 
  「やめっ、やめ…ヤアッ!…アッ!…アッツ!…ヒィン!」 
  「おっと効いている、効いています。さらにこれではどうでしょう」 
 筆を胸元で回してみる。 
  「キャハアッ!…もう…アッ!…ヒイッ!」 
  「かなり効いてきたようです。それでは新たな道具を使ってみましょう」 
 そういうと、僕は自分の人差し指と親指で2cmほどのオッパイをつかみ、こねてみた。 
  「こらっ!…アッ!…ク…ヤ…フ…ア…アァン」 
  「おっと艶っぽいせりふが出た!さすがは美の結晶ケイ姉さん。喘ぎ声も一流だ!」 
  「ク…あ…アゥン……誰が…ク…喘いで…ンンン…」 
 ケイ姉さんは目を閉じながら必死に顔を左右に振っている。 
  「先ほどから必死に堪えていますが、かなり感じてきたようです!さあっ!これからどこまでエッチになれるでしょうか!」 
  「…エッチなのは…あなた…ク…アフ…ン…」 
  「それではここで、火照った体に、一旦休みをいれましょう!」 
  「なに…キャアッ!イヤァァッ!」 
 僕は姉さんの体に、そばにおいてあったロックアイスを砕いて振りかけた。 
  「駄目ェ!そんなものかけないでッ!」 
  「おおっとますます興奮しています!それではこれはどうだっ!」 
 僕はお姉さんの股の間に顔をいれると、下からおもいっきり吹いた。 
  「ヒイッ!やめてえ!アッ!」 
  「ただ今の実況中継はケイ姉さんのすらりとした足の間からお送りしています。私の目の前にいるケイ姉さんはおよそ17cmです。その姉さんは今、私の放送する声に合わせて全身で感じております」 
  「なによっ!馬鹿っ!…アッ!ウッ!」 
  「ビクビクと小刻みにふるえるケイ姉さんはまるで羽をもがれた大型の蝶のようです!そしてここ、股間からはその姉さんのアソコが割れ目の奥まで見えます!おっと、少し濡れているのか?」 
  「ヤメテッ!そんなこと言わないでえっ!」 
  「お尻の穴も見えるのかっ!」 
  「ダメェ…見ないでっ!」 
  「残念ながら、少々見にくいようです。それではこれを使いましょう」 
 僕は机の上の定規を取りだし、姉さんのお尻の下から背中に差し込んで、少し浮かせてみた。 
  「ヒッ!冷たいぃ!」 
  「おっと、お尻がきれいに割れております!さすがは目に見えないところにも美人は気を使いますね!」 
  「ヤメ…ッツ…ヤメテッ…」 
  「それでは少し中に入ります」 
 僕はそう言うと、目をケイ姉さんのへその下あたりまで持ってきた。 
  「ここからは、ケイ姉さんのおへそと腰が見えます。きれいにくびれた腰です」 
  「も…もういいでしょ…っつ…」 
  「その下には、きれいな陰毛が見えます。おっと黒く光っている!先ほどの胸への刺激が効いたのでしょうか!」 
  「ち…違うっ!」 
  「さあっ!ここからどこまでケイ姉さんはエッチになれるのでしょうか!」 
  「ヤメ…もうやめてって!」 
  「エッチでさらに綺麗なお姉さんが見たい!それではここからは私の舌を使うことにします!」 
 言いながら、僕は口を開け、舌をそっとケイ姉さんのアソコに延ばした。 
  「ヤッ!ダメよ!ダメッ!ダメダメッ!ヤ…ヒイイィィィッ!」 
 ケイ姉さんの甲高い悲鳴が耳もとで聞こえ、僕は舌にざらりとした陰毛の感覚を味わった。 
  「おおっと、綺麗なよがり声です。今までで一番美しい声ですね!」 
  「ヤァァァッ!ヤメテエェェッ!ヤメテエッ!」 
  「チクチクと陰毛が舌に当たっています。それではケイ姉さんのお肌の味を味わってみましょう!」 
 言いながら、舌を胸までおもいっきり刷り上げる。 
  「ヤアアアアアアアッ!」 
  「感じてくれているようです…さて、それではただ今のご意見を聞いてみましょう。ケイ姉さん、気分はいかがですか?」 
  「ハァッ!…ハァッ!…もうヤメテッ!」 
  「おっと、あまり気に入らない様子です。それではもう一度嘗めてみましょう!」 
  「ヤ、ヤァ…ヒイイッツ!キモチワルイっ!」 
  「気持ち悪いんだけど、気持ちいいんだろ、姉さん。正直に言いなよ。『私は感じてしまいました』ってさ」 
  「だ…誰が…そんなこと言うもんですかっ…」 
  「じゃぁ、もう一回嘗めよっか?それとも今度は噛んじゃおうか?」 
  「わ…わかったよ…私は…ちょっとは…感じました…」 
  「気持ち良かったんだね!じゃあ、もう一回やってあげるよ!」 
  「ちょっ…キャアアアッ!」 
  僕はベロベロと姉さんの体を嘗め回す。 
  「も…もうやめてって!」 
  「わかりました。どうやらあまり気に入らなかったようです…それでは、今度は優しくエステをしてあげましょう!」 
  「え…」 
 僕はいったん机を離れ、部屋を出た。 
 
◇6.実験 
 
  「なに…それ…」 
 僕が手にしたものを見て、姉さんは不安そうに言う。 
  「石鹸だよ、石鹸。さっき持ってくるの忘れてたしさ」 
  「い…いいわよ…」 
  「よくないって…気持ち良くなったら、遠慮なく声をあげていいから…」 
  「そんなこと…絶対しないわよ!」 
  「だから…僕は姉さんの全てが見たいんだって…エッチなところも遠慮なくね」 
 言いながら、僕は洗面器の水に石鹸をつけ、泡立てる。 
  「あたしは…エッチじゃない!」 
  「じゃあ、これからエッチになってもらうよ…その方が気持ちいいでしょ」 
  「ちが…うあっ…」 
 僕は両手に泡をたっぷりつけると、姉さんの体を優しく揉み始めた。 
  「こんな…んじゃ…感じない…」 
  「やっぱり、感じたい?」 
  「違う!ぅっ…」 
  「じゃあ、こうしちゃおうか」 
 僕は、いきなり股間に手をおいて、人差し指でゴシゴシと上下にこすった。 
  「イッヒイッ!いきなり…アアッ!アアッ!」 
  「どう、気持ちいいでしょ」 
  「そ…ン…ヤメテったら…もう」 
  「気持ち良かったら、遠慮なく叫んでいいから」 
  「ハ…アッ!…いつまで続くの…アアッ!」 
  「そうだなぁ…姉さんが、『リョウ君の揉み方が気持ち良くって、すっかり感じちゃいました』って言ってくれたら」 
  「そ、そんな…アン…恥ずかしいこと…ウ…言えるわけ…ない…」 
  「それじゃ、ずっとこのままだよ」 
 僕は言いながら、姉さんのオッパイをグリグリと回す。姉さんの乳首はもうすっかり立っていて、本人が言わなくても十分感じているのがわかる。 
  「ヤアッ!…ハァッ!…アアアン!…」 
 
 そうやって、5分くらい経ってから… 
  「…アアッ…わかったわ…もう、降参よ…」 
  「じゃあ、言ってくれる?」 
  「う…えっと…リョウの揉み方が気持ち良くって、すっかり…感じちゃいました…」 
  「嬉しいな。じゃあ、これからは僕の言うことに全部従ってくれる?」 
  「え…ど…どんな…」 
  「『リョウ君になら、もっとエッチな事をして遊んで欲しいです』って言ってみてよ…いやなら…」 
 そう言って、僕は鉛筆たてから鉛筆を取り出した。 
  「これでぐさっと…」 
  「わかった!もう…リョウ君になら、もっとエッチな事をして遊んで欲しい…」 
  「『なぜなら、ケイはもうリョウ君のエッチなペットだからです』」 
  「…な…なぜなら…ケイはもう…リョウ君の…エッチな…ペットだからです…」 
  「偉いなぁ…じゃあ『いままで我慢してきたけど、もう我慢できません。ケイはエッチな女です。リョウ君に揉まれながらはしたなく感じてしまう淫乱です』」 
  「いままで…が…我慢してきたけど…もう…ケイはエッチな女です。リョウに揉まれて感じてしまう淫乱です!」 
  「あれ?」 
 ケイ姉さんの反応が変わった。 
  「もう…もう好きにしてよ!このままあたしをおもちゃにして気持ち良くなりなさいよ!…もう…早く…」 
  「姉さん…」 
  「が…我慢できないわよっ!あたしだって女なんだから…気持ち良くなるわよっ!感じたっていいじゃない…早く…早くあたしをエッチにしてみなさいよ!」 
  「わ…わかった」 
 僕は両手を当てると、ケイ姉さんの体全体を激しく揉みしだいた。 
  「アッ!アッ!気持ちいいッ!…アン…ハアァン!」 
  「ケイ姉さん…ホントに…エッチだね」 
  「アン!…そうよ!もうエッチなんだから!…アアッ!…アアァン!…気持ち良すぎて…感じちゃって…アアアッ!」 
  「ね…姉さん!…あのう」 
  「アアッ!なによ!」 
  「僕…姉さんと…してもいい?」 
 
◇7.最終実験 
 
 僕は覚悟を決めると、机の上にまたがって縮小機のボタンを押した。 
 見る見るうちに体が10分の1の大きさになってゆく。 
  「やっぱり…我慢できないんだ…姉さんがそんなにエッチになっていくのを一人で見てるなんてさ」 
  「そう…そうやってあたしを監禁して…犯すってわけね…やるんなら、やりなさいよ!あたしを心ゆくまで自分の思い通りになるおもちゃだと思って好き放題つかいなさいよ!」 
  「僕は…姉さんをおもちゃだとおもってなんかいないよ」 
  「いいのよ…もう。あたしはリョウのエッチなオモチャでいいわよ。リョウがしたいんなら、好きにすればいいじゃない」 
  「姉さん…僕は本当に…」 
  「わかってるわよ」 
  「えっ?」 
  ケイ姉さんは横になったまま顔を起こしてこちらを向く。 
  「だから、あたしのことが好きなんでしょう?」 
  「う…うん」 
  「ホント言うとね。結構嬉しいのよ。そんなふうに…ここまで興味を持って私に接してくれた人、いなかったから」 
  「姉さん…」 
  「だから…今日は姉さん…リョウの物になってあげるの…」 
  「姉さん…ありがとう…」 
  「リョウの喜ぶことなら…なんでもしてあげるわよ…ペット…そうね…ペットでもいいわ」 
  「姉さん…いいんだね…」 
 僕はゆっくりと姉さんに近づいた。 
 頭上にはカメラのレンズがスタンドの光に照らされて光っている。 
 
  「念のため…聞くけど…処女じゃないよね」 
  「馬鹿な質問するんじゃないの…それより、ちゃんと観察続けるのよ…」 
  「えっ?あ、うん…」 
 僕はまた大声を張り上げた。 
  「ええ、ただいまから…ケイ姉さんのアソコに、私の…ペニスを差し込んで…どうなるかを観察してみたいと思います。それでは…姉さん」 
  「来て…アアァ…」 
  「姉さん…ここ…かな?」 
  「そうよ…一気について…アッ!」 
 僕は姉さんの割れ目の位置を確かめると、一気に自分の物をそこに突きいれた。 
  「アアアッ!アン!アアン!」 
 そのまま腰を上下に振る。 
  「アアッ!そうよ、そう!そこ!ヤッ、アッ!…観察も…続けて…アアッ!」 
  「姉さんの…アソコには…」 
  「ハアンッ!もっと、もっと突いて!ああっ!」 
 姉さんは歓喜の表情を浮かべながら、必死に首を振っている。 
  「ただいま…僕のペニスが…上下運動を…続けており…」 
  「アアアン!そう…そこっ!アッ!アッ!」 
  「姉さんはそれに答えて…淫らな声で…喘いでいます…」 
  「イヤアッ!もっと、もっと言って!」 
 姉さんの要望に応え、僕は必死になって腰を振りながらせりふを考える。 
  「…ケイ姉さんは…いまや…」 
  「ンッ!アッ!ハアアッ…アアッ!」 
  「僕の腰の運動に対し…反応するだけの…」 
  「ヒイイッ!アッツ!もっと!もっとぉ!」 
  「ただの雌犬と…化しております…」 
  「ちょうだい!もっと…もっと早く!…アッ!」 
 僕は一旦腰を止め、姉さんの体からペニスを引き抜いた。 
 
  「アア…なんで…なんでやめちゃうのよぉ…」 
  「それでは、ここで姉さんの今の心境を…どうぞ…姉さん」 
  「えっつ…?」 
  「おもいっきり、思ったことぶちまけていいから」 
  「わかった…えっと、ただ今私は、リョウくんに小さくされて、犯されて…とっても良い気持ちです」 
  「もっと…もっと淫乱に…すけべったらしく!」 
  「わ、わかったわよ…私、ケイはリョウ君に体のあちこちをじろじろ見られて、いじくりまわされておもわずアソコがぬれちゃいました」 
  「もっと…もっと言って!」 
  「リョウにいじりまわされると感じちゃって…あたしやっぱり恥ずかしくて…でもやっぱりしてほしくて、リョウにあたしのこといじめて欲しくて…」 
  「もっと!」 
  「ケイはエッチでスケベなんだって…リョウのこと考えると今は…もう体が…もう…だめぇ…リョウ…はやくぅ…ちょうだいったらぁ…オチンチン…」 
  「もっとだ!」 
  「ああ〜ん…はやくぅ…ケイ、もう少しでいっちゃうんだから…リョウ…」 
  「もっと!」 
  「駄目よぉ…我慢できないの…はやく…はやくケイをもういっかい気持ちよくして…ああ〜ん」 
  「わかった!何をされてもいいんだな!」 
  「もう何でもしてよぉ…ケイのアソコ、もう駄目なのぉ…」 
  「よし、合格!」 
 僕は再びケイ姉さんに跨ると、一気にアソコを突きまくった。 
 
  「ン…アアッ!」 
  「好きだっ!姉さん!」 
  「リョウ!リョウ!好きよ!アアッ!あたしも好きよ!アアアアッツ!」 
  「姉さん!一緒に行こう!」 
  「アアアッ!あたし!駄目!もう駄目!イッちゃうっ!イク!」 
  「姉さん!姉さん!」 
  「アアッツ!イク!イク!ケイ、イッちゃうのっ!アッ、アアアアアアッツ!」 
  「っつ…姉さんっ!」 
  「ウッ、アアアアアアアアアアアアアアアッツ!」 
 …僕とケイ姉さんは同時に行った。 
 
◇8.後片付け 
 
 気がつくと、もう窓から朝日が射していた。 
 ケイ姉さんはまだぐっすり眠っている。 
 僕は立ち上がると、縮小機の方へ向かう。 
 
 …スイッチが押せないかも 
 瞬間、僕は背筋が寒くなった。 
 一生懸命、手を伸ばしてみる。 
 よかった、なんとか届いた。 
 
 体が大きくなってゆく。 
 僕は上手くバランスを取りながら、なんとか机から椅子に飛び乗った。 
 
 その後、小さいままのケイ姉さんを僕のベッドの上に静かに置き、縮小機の光を当て元に戻した。とりあえず布団をかけて置いた。ぐっすり眠って欲しいと思う。 
 
 ケイ姉さんの服やバッグを元通りの大きさにし、ベッドのそばに置いた。 
 そして、机の下のノートパソコンを取りだした。 
 これに、今日の事を書いてみようと思う。資料もあるし。 
 
 …観察記録は、つけないと… 

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