「あー、もぅ!こっちくんな!熱いだろ~がエロガキ!」
「OH!ニホンの男は優しくありませんネ~」
(新学期がもうすぐ始まるのに、宿題が一向に終わらない!)
幸太郎は、髪をガシガシとかき回しながらも、必死に現代国語のレポートを仕上げよ
うとする。
しかし、集中力はすぐにテーブルの向かいに座る、隣のアメリケーンなマセガキによっ
て、邪魔されてしまうのだ。
金色の髪の、長いポニーテールがぶんぶん揺れる。
ケイトは、まだ小5のくせに、いやにマセた話し方と仕草で、幸太郎をドギマギさ
せる。
「AH~。ワタシたいくつデスヨ。早くオワラセナサ~イ。」
テーブルに乗り出している為、小学生とは思えないマスクメロンのような巨乳が目
の前に突き出される。
大きく前に出ているためか、ノースリーブのポロシャツのわきの部分から、横チチ
がはみだしそうだ。
うっすらとそばかすが浮いた真っ白な肌に、吊上がった猫のような大きなブルーの
目に、尖ったように高い鼻の、整った小さな顔が、幸太郎を睨み付ける。
「エッチな目でケイトをミマシタネ!」
「お前みたいな、口の達者なガキは、おっぱいが大きくてもゴメンだっちゅう…」
「―ヤスミ時間とったほうがイイデスヨ。」
ケイトがポロシャツのボタンをひとつ、ふたつと外していく。
胸の深い谷間が少しずつ露になるごとに、幸太郎の目は釘付けになり、ごくりと唾
を飲み込んだ。
「BABY~。ミルクの時間デスヨ~。」
口調はからかっている様だが、男を誘い込むように潤んだ目でまばたきもしない。
すっかり前の開いたポロシャツから現れた、光沢のあるどぎついピンクのブラと
巨大な白い胸が鮮やかなコントラストだった。
「Come On」
ゆっくりと小さな両手で、ブラから巨乳を出して幸太郎に見せ付ける。
そのままグイッと持ち上げると、まるで自分のピンク色の乳首を舐めるように、舌
を胸にはわせた。
喉がひどく渇いたようで、何度も唾を飲み込む。
(そうだ!今のおれに必要なのは、ミルクタイムなんだよ。)
エロガキ、マセガキと罵倒したのも忘れ、ふらふらとケイトに近づこうとした。
その途端、
「幸太郎!あんた洗濯物取り込みなさいって言ったのに、何やってんの!!」
「―…っ!ごめーん!!宿題集中してたから!」
はっと、目が覚めたように幸太郎が、足を止め部屋を出て行った。
一人置いていかれたケイトは、悔しげに歯噛みしながら、服をただす。
(今度コソ、モノにできるとオモッタノニ!)
隣に引っ越してきた日に、挨拶に訪れたケイト一家の前であわてた様子で、風呂上り
の為か、タオル一丁でウロウロしていた幸太郎の股間に、ケイトの目は釘付けになった。
(あれは、マウント富士!ウタマロ~!でした)
アメリケーンでも、この大きな胸で小学生ながらも、男達をメロメロにさせ、快楽を
貪ってきた。
欲望に貪欲なケイトは、日本ではどんな出会いがあるのか楽しみにしてたのだ。
一目見た瞬間、幸太郎のモノは勃起時には、どんな具合になるものか、ケイトは大き
な胸をときめかせたのだ。
あの日から、いつかはあんな事やら、こんな事やらしてやろうとモンモンと思ってい
たのに!
「夏休みまでに、ナントカシマス!」
ビシリと、人差し指を扉の向こうの幸太郎に向け、ケイトは心の中で宣言した。
(おしまい)
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