ACT8  
私は大切な幼馴染の野村里奈と理奈の恋人候補な土生翔平の二人に対してリリアムの言っても差支えない事を話している  
「それで私がリリアムに入団して暫くたった時かな…元々私の志望はキャッチャーだったわけだけどその頃はキャプテンの沙織がキャッチャーをやってて…」  
と私が話している最中土生から手が上がり、私の話をいったん止めさせてから話してくる。  
 
「ちょっと待った石引。確か神楽坂さんって…6年じゃなかったか? 呼び捨てにするもんだから確認したいだが…」  
と割となんでって顔で土生が聞いてくる。  
 
私はふぅっと息をついたあと改めて土生と理奈に対してそのことも話す  
「そう土生の言ったとおり私の言っている沙織は東小6年生の神楽坂沙織。  
私も最初神楽坂キャプテンって呼んでたけど…色々あってプライベートの時では沙織で呼んでくれって言われてね  
ああもちろん他の先輩とかちゃんと‘先輩’とか付けているけどね」  
と簡単に説明する。  
 
私は二人を見まわして見たが特に異論はなかったので話を進める。  
「それでしばらく別のポジションとか転々としてたわけだけど、やっぱりキャッチャーを志望しますって沙織や鷲沢副キャプテン・それとエースピッチャーの久美に頼んでみたら  
久美が怒りだしちゃって結構大変だった…キャッチャーはお姉さまのポジションなのになんで高望みするんだってね。  
でも沙織も鷲沢副キャプテンもそこまで貴女がキャッチャーをしたいんだったら、いつもの奴で決着をって話になって…ここまでで何か聞きたい事ある?」  
といったん私は話を切り、お茶をぐびっと飲んで落ち付く。  
 
そうしているとまた土生の方から  
「一応クラスメートだから俺も知ってるけど大泉ってすっごく我が強く扱いずらいんだよ、でも神楽坂さんが言うと大泉は大抵二つ返事で聞くからな。  
あの二人の仲がいいって言うのは結構有名だぜ理奈  
それと石引の忍耐強さとくそ度胸も大したもんだよ、ソフトボールの強豪サークルのしかもその上級生のキャプテン相手にポジションを奪おうなんてその強心臓っぷりは大泉かユキみたいだな…」  
感心したという様子で話しかけられる、一応久美とも知り合いみたいなので私からフォローの為  
 
「確かに最初は私もきつい娘だって思ったけど、仲良くなれば結構話せるし…言われるほど悪い娘じゃないよ久美って  
それよりも土生……光陵の事は後で聞くって言ったけど一つだけ……ユキって誰?光陵のメンバー?」  
と久美をかばい立てしながら、ユキという新しい単語に対して土生に聞いてみる。  
 
土生も理奈もそういえばまだ話してなかったなと言わんばかりに顔を見合せながら、理奈の方から口が開き  
「ああユキの事?まだ優子に話してなかったね…色々あってウチに入る事になった娘だよ…念のために言うと小4の女の子!」  
と簡単にユキという少女のさわりを教えてもらう…まあ彼女の事や他のメンバーについてはあとで教えてもらえばいいか…気を取り直してリリアムの話に戻し  
 
「で最初に勝負の内容についてだけどリリアムでは話が纏まらなかったり、どうしてもそこのポジションを取りたい場合は守備か打撃のどちらかで勝負って取り決めがあってね  
私は打撃で沙織と勝負する事になったの、五球投げてどちらがより安打が打てるかって勝負を……あっ一応言っておくと投手の場合は三振を多く奪うかより正確なコースに投げられるかって勝負になるよ」  
 
私の話に理奈も土生も興味深々で聞いているのを確認しながら私も話をすすめ。  
「そしてその勝負を務めるピッチャーは久美が務めることになったの。勿論公平に投げるって前提でね  
まず先に沙織から勝負って形になって彼女の記録は5球中三安打…自慢じゃないけど沙織も凄い強打者だよ!」  
 
私はその記憶がよみがえってきたのか負けたらキャッチャーを諦めてた勝負だったにもかかわらず、沙織をほめたたえる。  
誉めたたえながらも話を進めるのだ。  
「そして私の番になった訳だけど久美の球って打つの大変でさ…何とか2球ヒットに持ってっいったけど二球は空振りになってね…最後の一球って土壇場  
あの時つい身贔屓しちゃったんだな……久美が沙織には投げなかったすっごいキレのいい変化球を投げちゃったの!」  
 
興奮しながら話をする私に二人とも頭を突き出しながら顛末を聞こうとしてさらに私は拳に力がこもりながらも  
「でびっくりしたけど必死で久美の球をジャストミートして…なんとホームラン!  
久美もだけど流石に私や沙織に他のリリアムメンバーもその展開には驚いたな〜まさかエースの久美からホームランを打てるとは思ってなかったわけだし…  
あまりの展開にもう一度だけって久美は言ってきたわけだけど  
沙織の方がね‘優子さん貴女の勝ちです。キャッチャーの座は貴女に譲りますね’って負けを認めて晴れて私は正式にリリアムのキャッチャーになったんだけど  
暫く久美と蟠りみたいなもんが出来ちゃってここまででまた聞きたい事ある?」  
 
とまた私は話を切りお茶を飲むのだったが理奈からおずおずと話しかけてくる  
「そんな変わった決まりがあったんだリリアムって…でも…そのぉ…優子と久美って娘って最初仲悪かったって話なのにどうして…」  
私と久美と交際している事は理奈も風呂場で私が話したため、どうして今カップルなのか分からずどぎまぎしている  
 
土生はその顛末を知らない為かどうしたんだろうと言わんばかりに理奈を見ていたが  
「何かやっぱ大泉ってとんでもないじゃじゃ馬なような気がするんだが…どうやって石引は大泉を飼いならしたんだ?」  
と土生もなんでバッテリーを組んだのか聞いてくる。  
 
まあそれはそうだろう…私だって上手くやれるかどうか不安だったし…でも私も  
「まあ聞いてればわかるよ…でね…私と久美がバッテリーを組むことになった訳なんだけど、久美のモチベーションがどこか低くてね…痺れを切らして私は聞いてみたのよ…  
‘そんなに大泉さんは神楽坂キャプテンとバッテリーが組みたいのか’ってね、勿論久美は即答でそうだって言ってきたのよ……でも意外だったのはその後だったな」  
 
と私は理奈の方を見つめる…理奈は何だろうと思いながら見ているがたぶん理奈からしたら辛い話になると思った、でも私はたぶんこの話だけは理奈と向き合わなきゃいけないって思ったんだろうな……  
そう覚悟して私は理奈の目を見ながら話す  
「‘石引さんは私じゃなくて誰か別の人を見ながら私の球を取ってる’ってね…それを言われた時ドキってきたよ……久美はエースピッチャーだけあって球速や球威も良いし変化球だって投げられる  
だけど私…これに関しては私が悪いんだけど……私は理奈を思い浮かべながら久美のボールを取ってたって見抜かれちゃったんだ……」  
 
突然の話に理奈は顔を曇らせてしまう…勿論理奈には全く責任はない、でも結果論として私と久美の不和の原因になってしまったと思ったのか…辛そうだった。  
私は辛そうな理奈と突然の話に表情をゆがめる土生を見ながら  
「理奈…あんたが気にする事じゃないしもう…終わったことだから  
でもねあの時正直な気持ちではストレートに関して理奈は超小学生級だから…どうしてもどこか物足りないって顔になってたのかもね、それで久美は真顔で私に  
‘やっぱりあなたとはバッテリーを組みたくない…私は私と私の球を誰よりも見てくれる沙織お姉さまとずっとバッテリーを組みたい’ってハッキリ言ってきてね  
でも私もハイそうですかなんて認められないから押し問答になって、チームみんな困っちゃって…それで沙織が練習を早めに終わらせて、私と久美に対して話があるって残るようひきとめて……」  
 
ここまでだ……そう思いながらお茶をごくって飲む、そんな様子の私に対して土生から話しかけてくる  
「で…神楽坂さんはどうやってお前さんと大泉を仲直りさせたんだ?今は普通にバッテリーなんだろ?」  
とまあここまでの話でなんで和解できたのかって表情で顛末を聞いてくる…でも流石にこれは土生に言えることじゃないし……  
 
仕方なく私は  
「まあここで沙織が私と久美を仲直りさせてくれて…その次の日から仲良く私たちはバッテリーを組むことになって  
まあこれ以上こっぱずかしいから聞かないで♪  
それよりも私は土生や理奈それとユキちゃんって娘とか光陵の事を知りたいな♪♪」  
強引に話を切り替えるのだった。  
 
理奈はそこで何かあったんだなと感づいて、少し頬を赤くしながらも  
「翔♪まあこれ以上は優子も話したがらないだろうからさ…私たちの話とか……あっ!そうだ!!今思い出したけど優子やリリアムで被害にあった人いない?」  
と唐突に変な事を言い出す、土生の方も最初どうしたんだろうって表情だったが直に思い出したようで  
 
「あれか〜理奈?この間付属小近くで練習試合したときブラジャー盗まれたって…お前たちは大丈夫か?みんな女だし…」  
と誰が盗んだか分からないが、私は理奈のブラジャーを盗んだ下着泥棒が出たと聞きビックリするも、理奈ほど胸が大きければとち狂って欲情する奴もいるんだろうなと妙に納得してしまう。  
それと理奈の性格を考えて警察とかにはこの事は言っていないのだろう、でも犯人は一体誰? とりあえず私は犯人が分かったら理奈の前で引きずり出してやろうと思った。  
また下着泥棒に関してはリリアム自体セキュリティがかなりしっかりしているため。外部の人が入ったりすることはまずないが心配をしてくれた返礼に  
 
「ああリリアムでそんな事はまず起きないから心配しないで土生…でも沙織とかには一応気を付けるように言っとくから」  
と土生に対してお礼を言い話を戻し  
 
「それじゃあ差し障りないところだけでいいから光陵の事私に聞かせて?」  
と再び光陵の活動などを教えてもらうのだった。  
 
ACT9  
私はひとり部屋で宿題などを終わらせ、ベットで横になっていた。  
理奈と土生は色々な事を教えてくれた…光陵のチーム事情や理奈が入ってから先ほど教えてくれた。4年生でユキこと瑞原勇気、そして6年生の緒方かな子さんと言う具合に  
綺麗な女の子がチームメイトだという事や引き抜き云々など巨神との因縁など……光陵は色々な意味で前途多難だが今年は理奈がいる…正直どこまでやれるか分からないが応援しよう。  
 
それが私が思いつく限りで一番有効な理奈の支え方だと思った…理奈の家の方角を見ながら、今頃理奈は土生と一緒で添い寝や少しディープな事をしているのだろうなと思うと顔が赤くなるが  
猛練習の疲れが襲ってくるのか…私はいつの間にか眠っていたのだった。そして夢を見た…あの日の夢。  
 
ACT10  
「困りましたね」  
私は久美と二人で座りながら、正面には困り顔の沙織がいた。  
 
「沙織お姉様。石引さんが優秀なキャッチャーだって事は私も認めます…でも……これだけはお姉様でもそうそう譲れません  
私の球を受けられるのはお姉さましかいないんです」  
久美は私の事を認めながらもはっきりと私を拒絶する意志を示し、沙織に熱く見つめるような視線をする。  
 
私も久美の言い分は薄々と分かっていたが、せっかくルールにのっとってキャッチャーになったのだ…私の方も沙織を見つめながら。  
「神楽坂キャプテン…大泉さんには悪いですけど、私はキャッチャーをやめる気もキャプテンにポジションを返上する意思もありません」  
と私もはっきりと久美とのバッテリーを降りる気はないと言い切る。  
 
お互い主張を全く譲らず…先ほども同級生なり先輩なり集まり一悶着になった事は私も久美も分かっていた…分かっていたのだが  
譲歩などお互い認めなかったため練習どころでは無くなり、こうして三人だけで話をすることになったのだがやはり一向に進展しない。  
そんな私と久美を見かねながらも沙織はペットボトルのドリンクを私と久美に手渡しつつ  
「ひとまずこういうときは落ち着いて飲み物を飲むのです…少しは落ち着きますよ」  
と優しく声をかけてくれる。  
 
「すいません神楽坂キャプテン…」  
「お姉様…頂きます」  
私達は沙織にお礼を言いながら、そのドリンクをゆっくりと飲みほし…しばらく三人無言で部屋にいたが、意を決したように沙織から  
「ではひとまずお二人とも落ち着いたと思うのでひとまずシャワーにまいりませんか?久美・優子さん。お互い裸で話してみるのも手というやつですよ」  
 
と三人一緒にシャワールームに行こうと声をかけられる。  
私も久美も何もこんな時にという表情になったのだが、同時に裸同士腹を割って話してみるというのも悪くない。  
その為私も久美も頷きシャワールームへと向かい、私や久美、沙織の三人とも一糸まとわぬ姿となってシャワーを浴びながら沙織から  
 
「優子さん、リリアムの縁結び伝説って知ってますか?」  
と突然言われる。私は何が言いたいか分からなかったが、久美は目を輝かせ沙織の言葉を待ちながら沙織に近寄り。  
 
「その反応ではご存知無いみたいですので説明しますわね。リリアムはピッチャーとキャッチャー同士のバッテリーは永遠に結ばれるという伝説があるのです。  
久美はその事を私から聞き、それからずっと私とバッテリーを組みたいと努力し、リリアムに入団して私とバッテリーを組んだのです。だから……」  
 
沙織は久美を抱きよせキスをしながら私に告げる  
続いて久美からきつく沙織に抱かれながら、沙織にこだわる理由がわかったでしょと言わんばかりに  
 
「石引さん。これで分かったでしょ私が選手としてだけじゃなくてお姉さまを選んだ理由。  
私は誰よりもお姉さまを愛してる♪だから一番大事お姉さまといつまでも結ばれたいの…  
それとさっきも言ったけど石引さんは私以外のだれかを想定していつも球を受けているから…貴女が凄いキャッチャーなのは異論無いけど  
石引さんだったら別ポジションでも十分通用するからキャッチャーだけはあきらめて。私とお姉さまの間に…入らないで」  
 
と本気で自分は沙織を愛していること、だからこそいつまでもバッテリーを組みたい事、そして実際久美と沙織は姉妹以上に仲が良い事はリリアムメンバー全員知っていたが  
沙織は決して身贔屓する人物ではなく、実際情実縁故一切関係なく久美は精一杯努力を重ね、エースとなったのは私も知っていた。  
確かに昔から親密な関係である二人の間に入る事は私も無理だろうし…どうしても久美の球を理奈の球を比べてしまう限り心からの信頼を勝ち取るのは難しい。  
 
くっどうすれば…久美の気持ちや思いも十分私には理解できるし…私だって理奈の事は大事な幼馴染の親友…そして昔から理奈の事……。  
キャッチャーを降りたくないけどこれじゃあ久美を説得できない。  
手詰まりかと正直私は思った…だけど突然立っていられないほどの衝撃が私の体を走った。  
 
「うぁっ…ぁぁっぁ…体…どうしたの?何か…変……はぁぁ」  
そのまま私は腰が抜けおちた様に座り込んでしまう、だけど体中思いっきりオナニーした後のあそこ見たいにジンジン感じちゃう。  
誰も触ってもいないのに乳首もしっかり勃起して、あそこのからおしっこみたいに愛液が溢れて自分の体じゃない位にHになっていく。  
 
少し動くだけでも体が溶けるような快楽が私を襲うが、よくよく見てみると久美も沙織によりかかって辛そう…違うな。  
たぶん私同様にいきなり盛りがついたように体が壊れそうなほどの快楽が襲いかかりフラフラになっている……いったいなんで?  
強制的に浴びせかけ続けられる快楽に耐えながらも私は理由を探っていたが、意外なところから答えが現れる。  
 
「ふふふ。優子さん、久美…ごめんなさいね。  
実はさっき飲み物を渡した時媚薬を混ぜときました…凄く強力なものですのでしばらく走ったりはできないと思いますよ」  
と悪びれる様子もなく微笑みながらあの時のドリンクかと私も久美も確信した。  
 
「お姉さまいったい…どういうおつもりなのですか?」  
されど沙織の思惑が分からず頬を赤くし、私同様久美も小粒で可愛らしい乳首を勃起させあそこもお漏らししたようにドロドロになっている。  
十分媚薬でHになったからだで、切なげな吐息のまま沙織に問いただす。  
 
苦しそうだがそれ以上にHに体をくねらせた久美を抱きしめながら沙織も  
「久美…確かに貴女が優子さんに言った事は事実…それは優子さんも認めてますわ。ただ久美の言葉はそのままあなたにも跳ね返ってますよ」  
と優しく答える。  
 
「どういう…事ですか? ああっん♪お姉さまぁぁ」  
久美は嬌声混じりの吐息で沙織に聞き返すも…今度は久美の胸を揉みながら答える。  
 
「私を慕いリリアムやプライベートでも努力してきたのは知ってます。  
ただプレイ中いつも私ばかりを見て他のチームメイトからすると少し浮いている気がしました。  
そういう意味では久美も優子さん同様に“違う人を見ながらプレイをしている”という事になってますよ♪」  
 
思わぬ展開に私は必死でよがり声を抑えつつも、目の前で見る久美と沙織の絡みに目が離せなくなっていく。  
そんな私の視線を気に留めず沙織は久美のあそこに右手指を突き刺し、左手は乳房を揉み  
「はぅぅ!!石引さんの前でこんな事ぉ♪別にお姉さましか見てないわけではぁ♪」  
 
甘ったるい嬌声を上げながらよがる久美…それでも今度はクリトリスを右手の親指と人差し指で思いっきりつねって  
「ぎにゃぁぁぁ!!クリトリスただでさえ敏感なのにもっと凄いことにぃ…お姉さまぁ……」  
と久美の激しい叫びと沙織の凄く激しい攻め、そんな激しい行為をしながら沙織は私にも聞こえるようにはっきり言う  
 
「嘘…とまでいかなくてもソフトボールの試合で私を最優先にしすぎるのはあまり好ましいとは思えませんし。  
それと私がリリアムをやめたら久美もリリアムを辞めるのですか? それではただのなれ合いになってしまいます。  
リリアムのキャッチャーは私に勝った優子さんのもの、だから貴女方を騙しても結ばれるべきだと思いました」  
 
あまりに突然の展開に私は面食らうが久美は沙織に対し  
「お姉さま…まさかもう私はいらないという事…ですか?  
私は……お姉さまといつまでも一緒にいたいのです…石引さんではわたしを……」  
困惑と不必要という事なのかという不安…そして自分の想いを否定するのかと思って涙を流しながら、どうしても沙織と組みたいと言う。  
 
そんな泣いている久美を沙織は抱きしめながら  
「私は貴女をいらないなんて事はたとえ天地が裂けてもあり得ません。  
少し言い方が悪かったので言い直しますね久美…あなたはずっと私のもの…でも私以上の逸材でしかも同級生の優子さんならずっとバッテリーを組めると思ったから  
それに…久美は女性に関してもう少し私以外の子も知っていた方がいいです、私が保証します…優子さんと久美のバッテリーなら選手としても恋人としてもうまくいくと」  
 
と私を認めてくれるのだ…でも私は…理奈と本当はこういう関係に……  
少し私は迷いを見せるが、沙織から久美と体を抱きあうような態勢を取らせながら。  
「貴女が別の人…それも同性の方が好きだっていうのは何となくですがわかります。  
ですけど今は久美を抱いてあげてくださいな…久美は本当にいい子ですよ。それとこういうときはしっかりと自分の思いを相手に刻みつけることが肝心です。  
単に体の相性がとか、そういった不純のない愛…それこそが美しいのです。貴女が抱えている事情は今後貴女自身で解消していけばいいのですから」  
 
と沙織は私に久美を抱くように促し、私の手を久美の手を握らせる。  
私は正直不安だったが勇気を出して、久美に口付けをする。  
「キスはお姉さまと…あぁっ…石引さんの唇……甘い」  
当初は久美も困惑しながらだったが、私の唇を拒むことなく久美もキスをしてくれた。  
 
私は理奈の事や媚薬で本当は好きでもないのに体が勝手に求めているのではとかというネガティブな思いを持っていたが、正直言うと久美は可愛く。  
久美の唇もとても甘く耽美的なものだった。  
「私も…大泉さんの唇……好き。じゃあ今度は舌入れていい大泉さん?」  
 
もっと久美の事を知りたい…体を強制的に発情させられたとはいえ、本心で私は久美の事が愛おしくなってきた。  
そう思ったがいったん久美から「待って」といわれる…それ以上はだめなのか?それとも…私は憂いを帯びた瞳で久美を見つめ彼女の答えを待つ。  
 
「石引さん。私の事…大泉さんじゃなくて……“久美”って呼んでほしいな  
いくらなんでもこんなことしながら名字で呼び合うのも他人行儀もいいところだし」  
と私の思いが通じたのかと感動を覚える…私も心から久美の事を…  
 
私は久美を熱い視線で射ぬきながらも  
「分かった久美。私も石引さんじゃなくて“優子”って呼んで」  
と私も久美から名前で呼んでもらう事を望む。  
 
久美は手を固く握り返しながらも、優しい目線で  
「ありがとう優子…沙織お姉さまと比べちゃうかもしれないけど…今は一緒に…私から行くね」  
と二人で登りつめることを選ぶのだった……その証として情熱的なまでに久美は私の唇に舌を激しく絡ませ、唾液を掬っていき。  
 
激しい唾液のからみがシャワールームに反響していくのだ。  
私も久美を受け入れ、必死で舌を絡ませ舌相撲のような格好でからめ合う。  
 
それをほほえましく見つめながら沙織は眺めていた。  
でも今は沙織の事は…いや理奈や他のリリアムメンバーの事などどうでもよくなった…私と久美はお互い激しく舌を絡み合いながら固く抱き合い  
私から久美のお尻を優しく撫でれば、久美は私の肛門を強めに指で刺激し  
久美から乳首を私の乳房で擦られれば、私も自分の乳首を久美の乳房に押し当て獣のように快楽を欲する。  
 
いつしか握り合った手は片手から両手になり、お互いよたよたとしながらも必死でお互い強く抱き合い。  
Hに濡れた私と久美の媚肉がキスをした瞬間  
「「あぁぁっ!」」  
二人同時に嬌声を上げながら倒れこみ、お互いあらゆる意味で相性が最高だと悟りながら気絶しかけるが  
今度は沙織が私と久美の媚貝肉から出るジュースをおいしそうに飲みながら微笑み。  
 
「良かった…貴女方が結ばれて私も嬉しいですわ。  
でも次は私の肉をしっかり刻んでさし上げます…覚悟してくださいね。久美…そして優子も……」  
と私を呼び捨てにしながら徐々に媚肉へと指を入れていき私と久美を同時に相手をする。  
 
「ああっ…今度は神楽坂キャプテンまでぇぇ  
凄い…キャプテンの手で触られるだけで…私ぃ…わたしぃぃ」  
媚薬の効力が残っていたとはいえ、沙織に指を挿入されるだけで天に昇りそうなほどの快楽が私の頭  
いや私と同様に恍惚を笑みを浮かべている久美も同じように感じていたのだった。  
 
そしてそんな私のしっかり大粒に勃起したクリトリスを沙織はつまみながら私に対して  
「プライベートの時は名前で呼んでくださいな…優子  
私もこれから個人としては貴女を優子と呼びたいのです…さあ言ってください」  
くりくりっと痛くないようにクリトリスを愛撫され、私は否応抜きで  
 
「ふぁあああ!ふぁい!わかりましたぁ。さ…さおり…さおりぃぃ」  
と沙織に対して無意識ですがるような声をあげ、沙織の愛撫に身を任せようとするが久美も私の胸に近寄って  
 
「お姉さまの愛撫は本当に体が溶けちゃいそうになるよ優子…そして私はお姉さまと連携を組むのが得意!  
今度は私と沙織お姉さまで優子をとことん…イカせてあげるんだから」  
と久美も相変わらずよれよれしながらも、私のおっぱいの愛撫を始め二人で一気に責められる事となった…  
 
ACT11  
「夢…か」  
夢…それはカーテンから光が差し込み初夏の暖かいい光があたった事で確信した。  
私はそっとパンティの割れ目を触ってみるとやっぱりぬるっとしたような感触を感じた…夢でも私沙織と久美にいっぱい凄い事されたんだな。  
 
現実でもあのあと何回イカされたか分からかったが…次の日から久美の呼吸とかきっちり把握ができるようになり、久美も私の言う事をちゃんと聞いていい球を投げてくれる様になった。  
そして私・沙織・久美の三人は大抵居残り練習をするのでその時いつも三人で激しく愛し合うのが日課となった。  
 
もちろんオーバーワークにならないよう少しは投球や打撃はするも、たいてい基礎トレーニングで体の芯をいつも鍛えているのだ。  
幸いなことにリリアムは大きいジムとかも併設されているので、雨天時でも普通の鉄アレイから最新の加圧トレーニングとかを受けることが出来  
苦しいけど実際やればやるほど体力の向上が実感でき、もっと強くなれると思えるのだった。  
 
そしてずっと忘れないあの日の思い出があるからそこ特に憂いも無く私はソフトボールが出来るんだ。  
そう思いながら学校の準備の支度をし、これからもリリアムで頑張ろうと思えるのだった。 終  
 

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